1.《ネタバレ》 前作の芸術的で洗練された映像美が嘘の様に、アングラな雰囲気、インモラルな描写、汚くて卑猥な言葉と映像のオンパレード。前作を観てて、今作の出来には中々満足です。監督、良くやってくれたよ!まず、どこで見つけてきたのか知らないが、今回の主役のマーティン、悪いけどキモ過ぎ!(顔も体も) そして何気に演技上手いし(笑) すんげぇ逸材発掘です。で、その彼が自分の妄想の実現の為、片っ端から活きの良い「材料」を躊躇する事なく集め、まるでガキがプラモでも組み立てるみたいに楽しそうに作業する生々しい工程は、モノクロながら強烈に痛々しく、おぞましい限り。監督、ホント良くやったよ!内容はほんとマーティンの妄想の実現化、っていうだけでそれ以上も以下もない様なストーリーですが、倉庫での作業までの構成に演出は手堅く、上手い。「材料」が素っ裸で横たわっていて、彼女の後ろなら連結されてもまだイイなぁ、なんてアホな事考えながら観てましたが、どうせ18禁になるんだったらもう少しエロ要素があっても良かったとは思いました。本国イギリスでは上映禁止、DVD販売禁止の憂き目にあった本作ですが、僕は実際「何で?」って感じでした。なので想像以上に期待するのは禁物かもしれないですよ。でもこの調子なら3作目も何を見せてくれるのか、非常に期待出来ます。そして勝手ながらアシュリン・イェニーも続投の可能性大じゃないですかね?良く見ると中々キレイな女優さんじゃないですか。彼女がトム・シックス以外の監督、プロデューサーの目に留まり、このシリーズ以外で日の目を浴びる日が来る事を切に願うまでです。(じゃないと彼女も、あぁ、「ムカデ人間」のあの女優ね?で終わっちゃうよー。)