196.映像はいいんだけどドラマ性が薄く、 感覚的にはパニック映画と言うよりアクション映画に近い。 ストーリーのほうは竜巻が進路を変えたり、成長したりする展開が唯一の盛り上がり所で、 ラストも何となくショボかった。自然の脅威を映像で堪能しながら突っ込み所で笑う、 という点ではそれなりに楽しめる作品だと思う。 【MAHITO】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2011-08-22 07:08:35) |
195.《ネタバレ》 映画館で観たので、竜巻のシーンは迫力ありましたが・・・それだけの映画でした。牛が飛んでいるシーン以外、ほとんど印象に残っていません。 【ramo】さん [映画館(字幕)] 3点(2011-07-16 00:56:06) |
194.《ネタバレ》 何とか女から逃げようとする天才科学者と、何がなんでもその男をモノにしようとする女。女は男の人生をシッチャカメッチャカにかき回す。そんなふたりの間を結果的にとりもつことになるのが、かたや「大怪獣」で、こちらは「大竜巻」なのだった、という次第。 ・・・ローランド・エメリッヒ監督のアメリカ版『ゴジラ』は、当初ヤン・デ・ボンが監督にオファーされていたことを知る者にとって、この『ツイスター』という映画は示唆的だ。エメリッヒがどこまでヤン・デ・ボン監督の構想していた『ゴジラ』を踏襲したかは不明だが、この2本の作品、実はほとんど“同じ構造”によって成り立っている。そう、これらは往年のハリウッド映画の十八番だった「スクリューボール・コメディ」を再現したものだ。というか、その体裁[パターン]を「モンスター映画」としてしつらえたものなのである。 監督デビュー作『スピード』の大成功以来、その後どうもパッとしないといわれるヤン・デ・ボン監督の作品。だが、『スピード2』や『ホーンティング』(『トゥームレイダー2』は未見)でも、そこには古き良き「ハリウッド映画」への思い入れと、それをよりスペキュタクラーに“再現”しようとする意志を感じられないか。実際これらの監督作品にある「ソフィスティケーション」(とは、ひとりの男と女を“くっつける”展開の妙、といったくらいの意味だが)に、時代錯誤的な魅力をぼくは感じる者だ。 モンダイはそれが、観客が期待するものとは別の映画で成立させようとしてしまう、そういう意味での「(商業的な)センスのなさ」だろう。・・・たぶんこの監督は、現代的なアクション映画やSF映画なんぞより、アナクロニックなミュージカル映画あたりを撮るべきなのだと思う。 けれどこの『ツイスター』は、ヤン・デ・ボンが撮りたい映画と、観客が見たい映画との“ずれ”が少ないものといえるかもしれない。劇中に『オズの魔法使い』のヒロイン名“ドロシー”を持ち出したり、ハワード・ホークスの名作コメディ『赤ちゃん教育』あたりへの強烈な愛着を感じさせつつ、大災害スペクタクル映画としても成立している。まあ、このあたりは、確かに「スピルバーグ製作」の功績だという気がしないでもないけれど。 【やましんの巻】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-26 18:04:23) |
193.《ネタバレ》 この作品好きなんです。日本ではさほどなじみがないけれど、米国では被害が甚大なのに未解明の部分が多い竜巻という自然の脅威に、文字通り体を張って挑む若き研究者軍団が大変に魅力的です。ジョーはあの仲間達で相当救われてるんだろうな。イイ奴らばかりでみな微笑ましい。 それにしても竜巻をデジタル解析するための準備のアナログなこと。全身ドロだらけで生傷絶えず、文字通り命がけです。対比が面白い。でも黎明期に自分達が携わってる輝かしさを自覚してればこそ、パッションでもってパワフルに動けるんでしょう。スタートダッシュ及び手際の良さ、フットワークの軽さに感動します。あれだけよく動けば腹も減るわな~。メグおばさんの飼い犬マックスのアタマをなでながら、次の地に向かうシーンがいい。 【りゅうちゃくん】さん [地上波(吹替)] 10点(2011-04-14 05:56:16) |
192.《ネタバレ》 これは上手くまとまっている。この頃のヤン・デ・ボンには、まだ「スピード」を撮った時の勢いがありました。スペクタクルとロマンスのバランスが良い具合です。振り返ってみると、たった1日のお話だけど、ストーリーも竜巻みたいにぐるぐると目まぐるしく進む。離婚届を取りに来た男とその婚約者を前に、マイルドな態度を保とうとする彼女にキュンとしました(っていうか、その用件で婚約者と一緒に来る男がデリカシーなさ過ぎ)。でも、いざ竜巻がやってくると本性をむき出しにする彼女。周囲の男どもも含めて、まさに竜巻バカです。そのバカたちに釣られてバカを思い出す男。そして、婚約者に愛想を尽かされる。ざまあみろ。後々に思ったことだけど、あの竜巻バカたちは、計算して婚約者にバカぶりを発揮していたとも思えますね。バカに巻き込んで婚約者を翻意させる。奴ららしい後押しでした。不謹慎発言だけど、竜巻が生き物のようにのたうつ様は視覚的な見応えに溢れている。とても魅力的な自然災害で、竜巻バカの気持ちも少し分る。竜巻をナマで見たことはないけど、それを間近で見せてもらえた気分で嬉しかったです。野外劇場に映る「シャイニング」がイチバンの見せどころを選んでいたことも嬉しかったです。 【アンドレ・タカシ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-01-24 10:21:25) |
191.《ネタバレ》 イマジナリーフォーセズのオープニングも良いんだけども、とにかく竜巻に巻き込まれんと身体を縛り付けて耐えているラストシーンで、竜巻の目を通った刹那に一瞬だけ青空と太陽が見えるシーン!ここに相当ぐっときました。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-12 20:17:33) |
190.《ネタバレ》 「人間ドラマが薄い」という意見はあろうが、「明るいオタク」を全面に押し出したキャラクター造形は秀逸で、今までにない趣向。映画の主役はCG竜巻なのだから、いかに大迫力の映像を見せるか、というのが作品の肝であり、正直そこさえ楽しめればこの映画は成功だろう。ぐだぐだと人間ドラマに時間を割き、肝心の災害映像はちょっとだけ、という腰砕け映画に比べれば、この潔いまでの見世物根性は賞賛に価する。ヤン・デ・ボンはここで才能を使い果たしてしまったようだ。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-03-29 23:54:12) |
189.竜巻のシーンはなかなか迫力がありましたよ。でもね何度も何度も同じようなシーンで途中で飽きてしまいました。 【doctor T】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-01-19 02:14:45) |
188.このころ流行った災害もの。映画が物語りに寄りすぎてしまった歴史を反省し、スタート時の見世物の力を取戻そうと、原点に帰ろうとする姿勢はいいのだけれど、でも見世物だけで一本の映画の時間を埋めるってのは非常に難かしかろう。こっちも列車の到着で驚く百年前のナイーブな観客ではなくなっている。やっぱり一本の作品としての時間のうねりがなくてはならず、見せ場をつなげばいいってもんじゃない。それに竜巻ってのは、ただ大きさの大小があるだけで違いを作れないしなあ。けっきょく見せ場をつなぐためにはデキアイの人間ドラマをはめるしかなく、全体がいくつかのボソボソとした塊になってしまった。SFX作る楽しみにのめり込んで、気配で楽しませる努力がおろそかになった。逃げ込んだ納屋に刃物がずらりある、みたいな場をもっと欲しい。渦の真ん中から青空がほの見える、ああいうのアメリカ人好きなのね、音楽もコーラスになって宗教がかる。好きというより、まとめやすいんだろうな、「そうか、神のようなものか」でたいていは納得できてしまう。アメリカ映画では中年女性が活躍するのが多いのは偉いと思うんだけど、あれは何か深い意図があるのかな。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-07 11:59:52) |
187.気象や天文に関わるお仕事にはロマンを感じます。これも価値のある作品だと思いますし、キャスリーン・ケネディやデニス・ミューレンが携わっているのも嬉しいことです。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-07-02 02:01:45) |
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186.話題作で結構興味があったのだが、結局最近になって観た。そのため竜巻CGにそれほど圧倒されなかったこともあるのだろうが、どうもいまいちだった。なにしろ竜巻を追っかけるヒロインに全く感情移入できないのが痛い。幼時のトラウマが逆に竜巻を追っかけさせる、という設定そのものは悪くないんだが…大体、本当に予報に役に立つのか見せてないのに、あのセンサーが巻き立つシーンのどこに感動しろと?パクストンも好きな役者なんだけど、なんか精彩ないし…。ただ、ケイリー・エルウィズ、フィリップ・S・ホフマン、ロイス・スミスと脇役陣は味が出てて意外とよかった(ラジー受賞ノミネートの女優さんだって、役がヘンなだけでしょう)けどね。視覚的にもどうだろ、竜巻はそれなりに迫力あるんだけどだんだん飽きてくるし、牛が飛ぶシーンが見所くらいかなあ。 【あっかっか】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 4点(2009-05-27 16:37:18) |
185.竜巻をおいかける人達の「竜巻発生!ヤッホーレッツゴー!!」みたいなハイテンションで竜巻ラブな(?)姿勢というか生き方は観ていて面白かったです。が、あとは特に登場人物の設定もたいして見どころもなく、まあ、強いて言えば映画館でみたら迫力あっただろうなーーぐらいですかね 【Kaname】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2009-01-12 17:16:33) |
184.《ネタバレ》 最後の竜巻はややドキドキがあったけど、ずっと竜巻で引っ張るには、もっと工夫が必要かと思う。あの新しい彼女さん、可哀そうだよなー。 【noji】さん [地上波(吹替)] 4点(2009-01-10 16:12:48) |
183.風の強さのギャップが一番いたいたげないでした。あんなに風が強く吹いてんのに… あるいっちゃたり。自然ってそんなに甘くないっておもっちゃうけども、 なんだか、竜巻が発生して出発する雰囲気なんかわ海賊が出航するようなワクワク感がたまらなかったです。ラピュタの海賊が行く前の雰囲気といっしょで楽しいです。 竜巻に一直線のようなあんな生き方、見習わないとなぁと思い知らされました。 【杉下右京】さん [地上波(吹替)] 5点(2009-01-08 12:22:28) |
182.《ネタバレ》 うおー!!!これは劇場で観なかったことを猛烈に後悔させる程のド迫力。タンクローリーが飛んでくるシーンのテンションの高さといったらありません。 人間関係もなかなか面白い構図で主役二人の掛け合いが良かった。特にヘレン・ハントの素直になれない感じ、嫌いじゃないです。この頃のヤン・デ・ボン、好きだったなぁ。。。 |
181.迫力あるツイスター、フライング牛、ヘレンの波打つ乳。目で楽しむ映画ですね。 【オニール大佐】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-07 12:30:40) |
180.ヤン・デ・ボン版「ゴジラ」みたいな感覚で見ていたので、ストーリーの起伏の乏しさに少々落胆。最初から最後まで同じことの繰り返しなのが間延びの原因では。竜巻の恐ろしさを表現するといった意味でも、大都市を容赦無く襲う竜巻の描写が見たかった。吹き飛ぶ牛や、竜巻の恐怖におののく人々などの描写など、センスの良いシーンもたくさんあるんだから、実に勿体無い。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-04-16 03:16:49) |
179.《ネタバレ》 いや。この映画けっこう好きですねえ。ハナシはもうあほみたいなもんだけど、 いいねえ。”ジュラシックパーク”なんかは、さっぱりなんだけどねえ。でもこの映画に限っていえば、やっぱり”有楽座”なんかでみないとだめだね。これは名作です。(テレビでみても良し!) 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-06-16 20:48:28) |
178.《ネタバレ》 『秒速5センチメートル』を観てて、いまだ未見だった本作の空気の表現を観たくなった。 元々ハリウッドゴジラの没シナリオ(つまんないんじゃなく制作費がかかりすぎるので、という理由らしい)だったのをクライトンが拾い上げた…というエピソードも以前から気にかかっていた。 まさに怪獣映画だった。 演技は物足りない。ヘレン・ハントとビル・パクストンの掛け合いは、もう少しテレビドラマっぽさが欲しくなったが…いやストレートに行くならジェームズ・ウッズとデミ・ムーア呼んできてトルネードな怪演させるとかした方がよかったかもしれない。ともかく台本の狙いは《過激なスクリューボール・アクションコメディ》。頭の中で補完してやる事で、何とかこの路線の完全版を観れるようになる。男の愛情の、あの《急激な進路の変え方》はニヤニヤものだ。 映像面では、90年代に大活躍だった3Dソフト・プリズム(現在はフーディニだっけ?)がSGI機の上で所狭しと暴れる、フラッグシップ的な作品。この技術が後に『タイタニック』を生む礎石となるワケね。ジェームズ・クラークありがとう。この文もいま Mozilla で書いてるよ(意味不明)! ちょっと力不足の役者陣に比べ、雲の演技はナカナカ。『秒速5センチメートル』以降、空を観なければ気が済まなくなったオイラですが、大気の織り成す様々なドラマが鑑賞できて本当に楽しかった(実際のオクラホマの空がどうなのかはまた別だけど…行ってみたいねー)。 この二つの平面、天界と地上を繋ぐ橋として作用する竜巻ですが、そういう宗教的でシンボリックな面も「生死」「運命」などの面でしっかり織り込まれていて、物語がシンボライズするスケールは非常にデカい(つまり主人公から観れば個人的な愛の物語だが、ヒロイン側から観ると人類愛の物語に早変わり)。 そしてそれが、つまり竜巻の実体がゴジラだと思うと…怪獣映画最強の規模じゃないですか! ゴジラ、大天使級だよ! 東宝褒めすぎてるよ(笑)。エメリッヒ版くらいでちょうどいいって(再笑)。 【エスねこ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-05-08 17:14:35) |
177.ディザスターパニック映画として見ると駄作。とは言え、竜巻を追う研究者たちのドラマとして見ても、彼らの「情熱」や「狂気」が中途半端なので、いまいち感情移入し切れない。 竜巻はCGとは思えないほどの迫力で、現実に撮ることが難しいシーンの映像化には成功している。でも、残念ながら見所はそれだけ。ストーリー展開上のドラマ性が薄いので、見続けさせるだけの訴求力に欠けている。「パーフェクトストーム」と同じ欠点を踏襲してしまっている。竜巻の凄さを見るだけなら、ドキュメンタリー番組で十分。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-05-04 01:06:23) |