168.《ネタバレ》 うわぁぁぁ・・。容赦なく残酷な映画の古典。本来、この手の映画は観ないのだが、有名なトビーフーパー監督が亡くなられたので、鑑賞。この監督作品は「ポルターガイスト」が結構、好きだったけど、出演者に不幸が続いたりして、以後気持ち悪くなり、この手の映画はあまり観なくなった。ニューシネマらしく、観終わった後に、「あぁクソみたいな現実だけど、こんな映画よりまだましだ」と別の意味で元気(?)になる映画ではある。自分の中では「時計じかけのオレンジ」がトラウマになっていたのだが、この映画よりましだった。もし、この映画を若いころに観ていたなら、今頃は犯罪者予備軍だったかもしれない。あぁ恐ろしい。本当に映倫はしっかりしてくれよ。こんな映画、子どもに観せたら、いかんでしょうが!アメリカがベトナム戦争で、いかに国内が激しくのたうちまわっていたか、まさに心に錆びたナイフでキリキリ切りつけられるように刻まれる一本。悪夢ってこんなんだろうなぁ。 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2017-09-02 01:39:47) |
167.《ネタバレ》 夏なんで納涼気分で鑑賞。 チェーンソーを用いたレジェンド的なスプラッターシンボルだとは思うが怖くないし面白くもない。 レザーフェイスと長々鬼ごっこして女がギャーギャー騒いでるだけ。エンターテイメント性で言えば絶対13日の金曜日だと思う。ありそうでなさそうなエロシーンは結局無かった。大きなマイナスポイント個人的に。 |
166.『エクソシスト』のトラウマが残っていた時期なので同時代では観ていないけど、たぶん観なかったのは正解だったと思います。確かに低予算のなせる業で思ったよりスプラッター的な描写は少ないんですけど、映像とBGMと効果音がこれほど狂気にシンクロした映画は滅多に観れるもんじゃございません。たぶん公開時に観た人達は、これは実験映画なんだろうな、と思ったに違いありません。こんな凄い映画を撮ったトビーフーパーという人は天才かと当時は思われたかもしれませんが、その後のフィルモグラフィを観れば本作がいろんな要素が重なり合った幸運な偶然だったということが判ります(笑)。撮影直後に権利を買いたたかれて、可哀想にもフーパ―自身はこの歴史に残る金字塔からほとんど利益をもらっていないそうです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-03-29 22:50:00) |
165.《ネタバレ》 怖いか怖くないかでいうと間違いなく怖い。ただ、映画として面白いか面白くないかというと面白くない。多くを語らず、ただ狂気のみを見せる。とにもかくにも爺さんが生きていることが一番の驚愕。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-11-12 02:55:23) |
164.《ネタバレ》 超怖ぇ! 噂には聞きつつも、なーぜか見そびれていた本作、ようやっとこさ観賞。 前半はまさに不条理。 不条理追いかけっこ。 後半はトンでも家族のファミリービジネスっちゅーか儀式。 家族構成はグーニーズのフラテリー家と似てますが、 あのファミリーの2億倍コワイです。 とにもかくにも大満足の怖さでしたが、 兄が弟を『レザーフェイス』と呼んだこと 父が警察への露見をビビったこと この2点がなければもっとよかったかなぁ。 【ろにまさ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-11-02 07:00:36) |
163.《ネタバレ》 訳のわからない怖さが延々と続くが昔の作品なだけあって迫力はあまりない。それでもゾッとできるから凄い。ただ枝をかき分けて逃げるサリーと枝を律儀に切って追いかけるレザーフェイスには笑ってしまった。じい様もある意味衝撃だった。 【ぷるとっぷ】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-09-22 17:48:49) |
162.《ネタバレ》 ようやく観るチャンスが出来た噂の恐怖作品。胸くそ感と鼻で笑ってしまう馬鹿らしさは『時計じかけのオレンジ』と似た後味でした、個人的に。冒頭から嫌な雰囲気と暑さを演出しつつ始まり、出てくる奴出てくる奴なんか気持ち悪く怪しい奴ばかり。仲間の車椅子の奴もなんだか気持ち悪いし、牛の解体の話も気持ち悪い。そして最初の一撃!痙攣!これが一番怖かった。これ以降は思ってた以上に狂気の世界を作り上げ過ぎていて笑えてしまったので点は低めで。もっと違う角度の怖さかと勘違いしていました。ただ追っかけてくる速さにはビビった。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-08-16 22:10:28) |
161.《ネタバレ》 笑えない。ずーっと怖かった。不条理ホラーの極みだと思う。すべての登場人物に明確な根拠がない。殺人一家はジジイに何をさせたいのか、若者たちはなぜ旧家を尋ねるのか。理由のない悪意を向けられた時ほど怖いものはない。立川談志が毒蝮三太夫に駅のホームから突き落とされそうになったという逸話があるが、この時、談志は相当な恐怖を感じたに違いない。毒蝮は洒落で談志を突き落とそうとしたからだ。「洒落のわからないやつだ」と談志をあざ笑った毒蝮には覚悟もなにもないのだ。レザーフェイスは理由なく4人を殺すし、狂った兄弟は楽しいからという理由でジジイにハンマーを持たせる。理由がわからないからつまらないというのは恐怖を回避する思考停止なのかもしれない。科学が発達する前の時代の人たちは自然の脅威に震えたはずだ。平凡な日常を意味もなく破壊するから。ある意味、この映画の恐怖は非人間的なものかもしれない。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 8点(2016-02-22 09:50:58) |
160.トビー・フーパーのただ単純な衝動で撮ったようなものだから、崇高な講釈なんていらない。おぞましい殺人鬼一家の装飾も獣性も、ヒロインの生き抜く本能も計算通りでなくて、全て偶然の産物だろう。それでも、(予算の関係上)下手なゴア描写がほとんどないからこそ、"ピュアな狂気"という美しさが際立つのは気のせいだろうか。 |
159.この手の映画にさほど思い入れもなく、「悪魔の」とか「死霊の」とかいったタイトルの映画がたくさんあることを知っているくらい。なので、ギトギトしたシーンがてんこ盛りなんだろうと想像しながら観たのですが、意外と大したことなかったです。それ以外に価値がないジャンルだと思うので、低い点数とせざるを得ません。 【マー君】さん [DVD(字幕)] 4点(2015-12-26 12:42:59) |
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158.《ネタバレ》 この傑作はどのジャンルに当て嵌まるのだろうか。基本はホラー映画だけど、殺人鬼に襲われる犯罪映画でもあるし、ところどころシュールな破壊力を味わえるギャグ映画でもあるし。 いずれにせよありきたりの材料をあそこまで上手く利用して1本の映画に仕上げる・・・その恐ろしい手腕が光る映画だ。 本編の内容も凄いぜ。 行って→襲われ→叫んで→逃げて→叫んで→逃げる。 大量の流血も、余計なスプラッタも一切無い。 あるのは血にまみれたチェーンソーの唸りと、無機質な扉の中に消えていく「いけにえ」たちの叫びだけ。 それが「テキサス・チェーンソー」という映画であり、実際に起きた猟奇殺人事件を下敷きにしているそうだ。 冒頭の不気味な“オブジェ”もまた、実際の猟奇事件の一部を“再現”したものらしい。 それだけに現実味もあるが、話が余りにぶっ飛んでいるのでそれも忘れてしまいそう。 不用意に近づいた者をあっと言う間に捕縛し、処刑台に連れ去りドアを閉じる。金切り声を挙げる悲痛な叫びを聴く者は誰もいない。今まで感じた退屈な空気を一気に吹き払う衝撃。 芸術的とも言えるこのシーンだが、その後のかなり突飛な展開や全力疾走で叫び続けるヒロインを見た後では、腹筋崩壊を禁じえない人も多い筈。もはやギャグ映画の領域。 それだけ俺が恐怖に慄いたからなのか、逆にギャグとして楽しむ方向に心境が変化してしまったのか。 俺がおかしいのか、世の中がおかしいのか。そんな事すら考え出してしまいそうになる。 ラストシーンのアレを見たのなら・・・もはや何も言うまい。 トラックの運転手とのやり取りで笑うなという方が無理だ。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2015-06-12 11:16:21) |
157.残虐シーン、騒ぎまくる女性、事件の中心となるダーク・ヒーローの存在と、このあと数多く制作されるスプラッター映画の必要要素が高い完成度で表現されている。 グロテスクなシーンは現代の視点からみると抑えめだが、殺人一家の狂気を見せつける演出には真に迫る恐怖を感じた。 また、有名な夕日のラスト・シーンに象徴されるように、トビー・フーバーの視覚的美的センスも随所に投影されている。 襲われて逃げるだけ、とストーリー運びは恐ろしく単純ではあるが、スプラッター映画の原点として評価が高いのも納得の名作だ。 ただ、歴史的意義を除けば後継の作品の方に、より面白いものがあるということは事実だろう。 【ポン酢太郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-22 00:35:49) |
156.《ネタバレ》 なにが怖いと言っても なにもかもが徹底的な狂い振りなのがコワイ レザーフェイス一家だけじゃなくヒッチハイクの弟やら、冒頭に出てくる事件の野次馬から事件に巻込まれたヒロインまで、徹底的な狂い振りで観客の不快感を限界まで引き出すためだけの演出に特化している なのであえてストーリーなどは無い ヒロインはスラプスティックなまでに不愉快な絶叫をあげながらひたすら逃げまくる ラストの夕日の中で狂いまくるレザーフェイスまで耳鳴りを感じるほどの不快感 一転して完全無音のエンドロール たしかにエポックメイキングな作品だがほんとに疲れた 【にょろぞう】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-03 23:10:51) |
155.《ネタバレ》 リメイク版をみたうえでの鑑賞。 立て続けに3人が死に、思ったよりあっけない。 ポップスで例えれば、Aメロから(Bメロが無くて)いきなりサビに行くような慌てっぷりだ。気付いたら狂気の晩餐となっている。 狂気を描けばこちらのオリジナルに軍配があがるが、ひたすら怖さに徹したリメイクの方が清々しくて好きだな。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 5点(2014-02-16 23:57:14) |
154.この緊迫感はすごい。83分間気を休める場面がない。観ている最中は登場人物のだれ一人にも感情移入を許さず徹底的にその出来事を客観的に素早い展開で見せ付けられるので、観ている側はそれをただ受動することしかできない。そしてラストの脱走での緊迫感からの開放、夕日の中チェーンソーを振り回すレザーフェイス。その画からは高い芸術性を感じました。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-12-23 21:49:57) |
153.《ネタバレ》 ≪鑑賞環境: 昔、汚い中古ビデオ 今回、画像劣化が激しかった中古DVD≫ いいんです もちろんいいんです 最初見たとき面白くて腹抱えて笑ってた記憶が残っています しっかりと。 でも、改めて観直してみると あまり笑えなくなってしまってたかな 彼も人の子、おそらく人間なんだろうとは思います。 でも、あの姿でチェーンソー持って ぶわばばばあ~って追ってこられりゃそりゃこわいでしょうよ わたしゃアレは オバケなんだと解釈しています。 よってコレ オバケ映画の棚に分類したくおもいます。 【3737】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2013-09-17 23:55:07) (笑:1票) |
152.《ネタバレ》 冒頭から怪しげな人物が次々に出てくるので、どこから何が始まるのかという不気味さがあったが、なかなか始まらなくて少しじらされる。 ストーリー性をあえて無視しているようで、とにかくイカれた一家にわけもわからず襲われているシーンが続く。 チェーンソーを振り回すレザーフェイスだけではなく、他の二人も不気味なキャラが立っていて、三人揃った食卓のシーンは不快指数が跳ね上がる。 理不尽な恐怖がまとわりついてリアルだが、ストーリー性のあるものが好みなので、名作と評価の高い本作にそれほど惹かれなかった。 【飛鳥】さん [インターネット(字幕)] 5点(2013-06-14 00:13:54) |
151.《ネタバレ》 スプラッター・ホラー・ムービーの基礎を作り上げた記念碑的カルト作品。なんだけど、その後の同様の作品など色褪せてしまうくらいに、なかなかぶっ壊れた登場人物たちと訳の分からないストーリー展開、そして最後は気が狂っているとしか思えない女の絶叫を心底悔しがってチェーンソーを振り回すレザーフェイス……。常人には到底考え付けない、さすが〝伝説〟の名にふさわしい唯一無二のカルト映画です。自分は、とても常識をわきまえた礼儀礼節を常に大切にするいつでも子供の見本となれるような、そんな自称・立派な社会人の方には、とうていお薦めできません。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-04-24 19:48:19) |
150.《ネタバレ》 これはアカン・・怖すぎる。絶体絶命カップルが惨すぎ・・見逃せないのはレザーフェイスの舞!! 【ライトニングボルト】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-01-16 16:01:19) |
149.偶然なのか狙いすました結果なのかはよく分からないが、結果としてよく出来た雰囲気の映画。「野暮でない」ということの重要さがよく分かる。モダンホラーの歴史を変えた一作だから、好む好まないに関わらず観ておいた方が色々な作品を楽しめるかもしれない。 【肛門亭そよ風】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-12-29 07:23:21) |