8.「戦争」が奪っていくのは、生命だけではない。人間の尊厳ってヤツをも、削り取っていくモノなのだ。如何に自分が「戦争」に対して画一的な嫌悪を示していたか、この作品を通して感じれた。が、説教臭さは微塵も無い。怪作。 【aksweet】さん 9点(2003-07-26 03:38:39) |
7.カラーの時代の白黒作品を立て続けに見ている。この映画はなぜ白黒だったのか。戦中の話だったからか?内臓をチャチに見せないためか?熊井h作品はクリスチャン作家の作品が目に付くが彼はクリスチャンか?嫌いではない。 【如月CUBE】さん 7点(2003-05-10 03:19:28) |
6.人の命の重さをどう比べるのか。重くなる映画ではありました。小説をさきに読んでいたので、手術のシーンがどういう形で表現されるかと思って見ました。この映画を見た人の評判が残虐だのスプラッターだのそんな話ばかりだったように思うので、そうではなかったとは感じました。 【みんみん】さん 5点(2003-02-11 22:12:24) |
5. 遠藤周作の曰く付きの同名原作を社会派・熊井啓監督が映画化。確かに手術(ってか人体実験)シーンの生々しさは原作には無いリアルさ且つ気色悪さ!!勝呂と戸田を演じた奥田瑛二と渡辺謙は力演。二人を尋問する岡田真澄は…何か変。外人っぽい喋り方はワザとなのか?あと、個人的に太鼓持ち風の医局員を演じた西田健の怪演も特筆しておきたい。よくいるんだよナァ、世の中にゃあんなヤツが!!と思わしめるイヤらしさが何とも絶品だった。ベルリン映画祭銀熊賞を受賞。80年代邦画では最高レベルの作品の一つ。 【へちょちょ】さん 8点(2003-01-28 03:21:57) |
4.成田三樹夫と根岸季衣の演じっぷりが印象的。彼らの演技があってこそ、作品全体に漂う陰鬱さが強まっている。 【からがも】さん 8点(2002-12-04 13:03:35) |
3.13歳の頃に深夜放送でやってた。エロい番組の裏番でやってたのにそのまま見入りました。モノクロだったから故障かな?と勘違いしたな。 【ハイスコア75】さん 4点(2002-05-18 23:06:55) |
2.人としての良心はどこにあるのか、しかし極限の状態になるとそういうことも考えられなくなるみたい、人間て怖い…。そして成田三喜夫は不気味かつ怖すぎ、彼の存在がこの映画を一段と暗い雰囲気にしてます。これ以後ちょっとネタばれ。映像面では「ガーゼ!」「ガーゼ!」と連呼する手術シーンは、かなりリアルです。これは映像ならではの迫力で、原作はここまでではなっかたです。 【ペリエ】さん 9点(2002-05-02 00:17:53) |
1.このキャストに脱帽!勝呂役の奥田瑛二、その同僚渡辺謙に看護婦には岸田今日子に根岸季衣、大学教授には田村高廣に成田三樹夫!奥田瑛二と渡辺謙は逆の方がしっくりきていたと思いますが、遠藤周作の原作の雰囲気を損なわない力作でした。原作では二人称から一人称へころころと変わるんですがそれも尋問という舞台を借りて巧く表現されていました。全体的に不気味な感じが良く出ていましたが、やはり人物描写濃いので原作を知らない方には個々の心情がわかりづらいかも...戦時中米軍の捕虜を人体実験した話なんですが、毎日たくさんの人たちが死んでいく中無気力になった人々の心理がジンジン伝わってきました。 【さかQ】さん 7点(2001-12-08 19:52:38) |