104.近年の邦画の中で上位の傑作の部類に入るのではないかと思う。しかし終盤の過剰かつ冗長な独白の場面さえなければ・・・もしかしたら最高級傑作にもなり得たのに、、、本当に真面目に残念。この作品での中井貴一の演技は邦画の歴史に残るものではないかと思わせるほどだった。久しぶりの爆泣で10点満点つけたい気持もあるが、「あの場面」でマイナス2点。 【ぱたぱた】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-02-13 18:07:50) |
103.佐藤浩市かっこいいねぇ!そして中谷美紀は綺麗ですね! 【Dr.Tea】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-01-23 20:16:58) |
102.《ネタバレ》 軽く歴史の勉強になったかな?と言う感じだ。ただストーリーがダルくて現実での語りにはうんざりする。自分的には難しい内容よりも単純なチャンバラ映画の方が好き。ラストも時間を延ばしすぎて嫌気がさした。 【マーク・ハント】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2008-01-07 04:59:47) |
101.《ネタバレ》 義士伝という名の通り義を貫く侍の物語、のはずだが義の話が出てくるのは後半になってから。 それよりも全体を通じて感じるのは主人公吉村寛一朗の家族に対する強い思い。 家族を守るためには脱藩という藩、藩主に対する不義もいとわなかった。 いやだからこそもうこれ以上不義はすまいと一途に突っ走ったのか。 しかし最後はどうだろう。 結局死に切れずに藩に助けを求めた。 その思いはやはり家族への想いからだろう。 すると何をもってして義というのか。 何に対する義なのか。 どうもすっきりとしない展開であった。 しかしストーリーは面白い。 出演者もみな良い。 特に主人公の中井貴一。 CG特撮の使い方もうまかった。 切腹前の長台詞はたしかに、長かった、いや長すぎた。 あそこまで全部心情を吐露しなくても観客にその思いは伝わったはずだ。 だが切腹後のシーンは余分とはいえない。 確かにあそこまで描かずとも映画として終わらせることは可能だったろう。 しかし最後の最後まできっちり描ききる、という手法も十分ありだ。 悪くなかった。 すっきりと映画を見終わることが出来たように思う。 【称えよ鉄兜】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-12-13 13:44:04) |
100.新撰組の隊士には一人一人にそれぞれのドラマがあります。武士、侍である彼らが持ち合わせた「義」とか「道」とかの日本人的プライドと、「自己愛」「家族愛」とかの西洋的、言ってしまえば極めて動物的感情が交差し始めた時代。吉村は家族を重んじるが実は「義」の人間。斉藤は冷めたところが際立つものの、実は人を愛する心を秘めている。吉村と斉籐は当時の武士感情を語る上で大変興味深い人物像です。が、この物語のバックボーンであり、この時代の変遷に付いていかなかった時代遅れ集団「新撰組」を語りきれていないところが致命傷。新撰組知ってる人用に作ってるから仕方ないのかなとは思いますが、主要人物、せめて局長副長はもう少し出してもらわないと、狂気と怒涛の時代が伝わってきません。中井貴一と佐藤浩市の演技は今さらどうこう言うまでもなく日本ではトップ間違い無いんですから、二人の演技頼みの作品作りに終始してほしくない題材でした。 【ちゃか】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2007-09-12 23:04:42) |
99.《ネタバレ》 多くの方に指摘されているように死に際のだらだらと無駄に長い独白。感動を誘う目的のシーンなのでしょうが、観客に「いいから早く腹斬れよ」と思わせてしまってはどうしようもありません。最後の戦闘シーンに随分スローモーションを使いたがったり、各所にセンスの悪さばかり感じます。 【MARK25】さん [DVD(邦画)] 2点(2007-08-30 22:02:58) |
98.《ネタバレ》 吉村側の視点と斉藤側の視点が交互に入る独特の構成は、最初は分かり難いが、分かってしまえば面白いなと思った。 しかし、吉村の切腹前の独白シーンがこの映画の価値を大幅に下げてしまった。 それまでは、疾走感もあり、ずっとテンポ良く観ることが出来たのに…。 内容的には、この映画版は吉村貫一郎という人物の生き方に全ての焦点を絞った作りになっている。 だから、幕末や新選組のことを知らなかったら、この映画だけだと説明不足かもしれない。 吉村や斎藤は好きになれたけれど、新選組やその活躍振りは良く分からないや、みたいな。 TV版に勝っているなと思ったのは、しづが夏川結衣、斎藤が佐藤浩一、沖田が堺雅人と配役の点と、予算の違いからくる殺陣や戦争の迫力、吉村家の貧乏っぷり、といったところでしょうか。 【なおてぃー】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-19 20:56:42) |
97.主人公の考えにすごく共感が持てた!!彼こそ本当の武士じゃないかなって思う。 【ゆきむら】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-05-05 17:14:27) |
96. 12チャンネルのドラマで先に見た作品でした。ドラマが内容盛りだくさんだったので2時間でやりきれるのか不安でしたが、悪くない作品でした。吉村貫一郎が若い隊士を励ます場面等、ところどころ泣かせるシーンがありました。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 7点(2007-02-10 19:47:56) |
95.近年の邦画ではベスト10に入る作品だと思います。中井貴一はこれまであまり好きではありませんでしたが、この吉村役は最高ですね。また周りの役者さんも皆すばらしかったです。特に中谷美紀の美しくもはかない演技が強く印象に残りました 【ジム】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-05 09:00:46) |
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94.《ネタバレ》 <原作未読・映画版のみの評価> 「梟の城」以来、偏見を持っていた中井貴一演ずる吉村貫一郎が思いのほか良かった。田舎侍の朴訥とした雰囲気が彼の茫洋とした顔と合っている。ただ残念ながら、この作品で評価できたのは彼くらい。 はっきり言えば、激動の幕末や滅び行く新撰組をネタにすれば、それなりに面白くなるのは当然。ならないとしたらよほどキャスティングや演出が悪いとしか言いようが無い。 今作も数ある新撰組もののひとつではあるが、長くてクドい割には、時代の趨勢よりも武士として義を貫くのか、それとも個として生き延びることを選ぶのかという吉村貫一郎の生き様の描き方が中途半端で、彼の葛藤が伝わりにくい。 また、他の方の指摘にもあるように、ラスト30分は完全に蛇足。監督の感性を疑いたくなるくらい恐ろしく下手クソな演出。とにかく無駄に冗長すぎる。死ぬ間際の人間にいつまでもクドクドとしゃべらせるなよ!ああ言うシーンは長引けば長引くほど感動が押し付けがましくなるだけで逆効果。 【FSS】さん [地上波(邦画)] 4点(2007-02-04 03:22:45) (良:1票) |
93.佐藤浩市の演じた斉藤一が非常に素晴らしかった。新撰組を少し違った切り口で見せてくれた。しかし、もっとドライに描いていれば良かっただろうに。 【ジャッカルの目】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-02-02 00:47:59) |
92.《ネタバレ》 ラスト30分は全然なくてもいいじゃん、得るものが何一つないしかえって興醒めだよ、蛇足としか言いようがない、新境地開拓?中井貴一の演技にプラス1点。 【眼力王】さん [地上波(邦画)] 5点(2007-02-01 23:36:28) |
91.《ネタバレ》 斉藤一と吉村貫一郎が魅力的かつ対照的に描かれており楽しめた。しかし前半のテンポ良くスリリングな展開に比べ、後半は無駄に悠長な感がある。佐藤浩市演じる大胆不敵な斉藤一に特に大きな魅力を感じていただけに、後半も吉村と大野次郎右衛門の友情ではなく、斉藤と吉村の友情を軸に描いてほしかった。 【こまごま】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-02-01 21:00:29) |
90.《ネタバレ》 新撰組が好きなので小説読んだり資料調べたりしていて、私の中で勝手なイメージが出来あがっているわけでして、ですから沖田より年下で二十歳ほどの斎藤一が佐藤浩市さんというのは失礼ながら年齢が高いのではないかと(実年齢との相違は時代劇の常かもしれませんが)鑑賞前から思っていたのですが・・・観終わる頃にはしっかり斎藤一でした。 いやぁ~それにしても貫一朗は強い人ですね。いわば二度と戻れぬ単身赴任状態なのにいつも笑顔絶やさず、斎藤の凍った心も溶かしてしまうほど周囲に目が届き、守銭奴と罵られても初志貫徹。人間の真の強さというのは、なにも胆が据わっているとかじゃなく過酷な状況下で貫一朗のように振舞えることだと思います。当時お国のために戦った幕末志士たちとは一線を画し、ただただ家族を想い戦い続けた貫一朗は会社との関係が希薄になった現代人にとって共感し易いキャラクターではないでしょうか。・・・ただやはり既に多数の意見が出ておりますが、貫一朗のモノローグは冗長でお涙頂戴的な感じがして興ざめです。しかも聞き取りづらい;。 ちなみに堺さんは大河ドラマの山南の役もピッタリでしたが、この狂気の秘めた沖田の方が似合っていると思います。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-14 23:45:06) |
89.多くの方が思ってるようにラストのシーンが長かったし、聞きとりにくかったところが不満だった。まあ死に瀕している人間がはっきりしゃべれるわけもないのだが…。時代劇映画は主題に「義」を貫徹させているものが多いが、この作品ではそれは意外に浅薄なものだったりする。寧ろ様々な思いに駆られながらも戦うことをやめない一武士の生き様を見たような気がする。 【CPA】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-06-23 09:06:56) (良:1票) |
88.ちょっと知るのが遅すぎました。出稼ぎ侍と言われた吉村貫一郎が主役?佐藤浩市が斉藤一!どんな作品なんだ?ちょっと面白そう。程度のノリで見ましたが、期待の3倍以上だった。原作はどんなだろう?読みたい!!ベストセラー?そうなのか!あの美しい盛岡で吉村がどうやって殺人剣を身に付けたのか、とか書かれてるのかなぁ。あー読みたい。こんなに原作が読みたくなった映画は初めてだ!明日買いに行こ!「壬生義士伝 新選組でいちばん強かった男 」なに!そんな物もあるのか!吉村を渡辺謙!なに!それも見たい!! 【アキラ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-23 19:31:36) |
87.《ネタバレ》 中井貴一はやっぱりうまい俳優だなぁとあらためて感心。 最初は貧乏くさい役だとかなり違和感(なまりも役柄ひどい)があったのに、 ここまで完璧に演じられては逆に寺尾聡の演技のように見え苦笑・・ 言葉を理解するために字幕つきで邦画を観ました。 何を言っているのかわからない部分もありましたので・・ それほどなりきっていたのですが。 だから寂しいのです。 後半の見せ場をあんなふうにひつこくしなければよかったのに・・ 切腹をするまでが長い・・長すぎる。 満身に傷を負いもとの旧友邸に転がり込んだ行き場のない体。 あの時代なら切腹もいたしかたない(武士の情けです) しかしそこで観客にソレは違うと考える余裕を与えてくれず、 勝手に不幸の主人公の語り部と化してしまいます。 そしてそれからもひつこい説明的な演出・・ 観ている方はわかっているから考えたいのですが、 もしかしたら本を映画で読ませようとしているのか・・ う~ん「男たちの大和」で感じた思いと同じだった。 頭の中でそのメッセージを映像化したいのに朗読とかされると・・ こういった邦画の最近の演出を見ると、 過去の旧「砂の器」の素晴らしい演出が思い出されます。 時代の政治の犠牲になった人を美化しすぎなく、 観客に考える余裕を与えてくれるような作品を邦画に期待します。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-15 11:17:56) |
86.《ネタバレ》 ずいぶん前に原作を読んでいて、映画化、主演中井貴一と聞いて「だめだこりゃ」と今まで観ずにいました。ふと思い立って観てみると、意外に悪くない。いや、中盤まではかなりいい。久々に「観れる日本映画だな」と感心しました。 中井貴一の吉村貫一郎もぜんぜんイメージと違いましたが、これはこれでアリだなと思えましたし、沖田=堺の怪演はなかなかのもの。「新撰組!」の山南と同じといえば同じですが、こっちの方が似合ってます 佐藤浩市はあれしかできなんだなぁと、笑えましたが、役には合っていたのでヨシとします。しかし、最後の独白はなあ……。あの部分は原作に寄らず、映画としてしっかりとした独自表現をしてほしかった。あれのせいで全体の印象も怠くなったし、息子たちの「後日談」も蛇足の印象が強くなってしまいました。実に惜しい気がします。 【zinny07】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-23 22:51:33) |
85.大河ドラマ新撰組を見終わった後で見たのでそちらのイメージがかなり残っていました。それでも佐藤さんは抜群にうまいなと思いました。ひどかったのは堺さんです。山南さんとなんら変わってないじゃないですか。 【maemae】さん [ビデオ(吹替)] 4点(2005-11-21 13:50:25) |