335.とにかく徹底的なまでに破綻した世界観に圧倒される。1/2階、ハリウッドスターマルコヴィッチの脳への侵入と怖ろしいまでに奇抜なコメディでありながら、核となるテーマは非常に濃密な哲学性である。映画を観ていて今作ほど脚本に驚愕した覚えはない。笑い、衝撃を通りこしてまさに「圧巻」の一言だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-20 10:24:26) |
334.《ネタバレ》 脚本のアイデアは奇抜で映像もそれなりに凝っていて、悪くはないが、惜しいかな、練りこみが足りない。 人形遣いであることだけが、大きな伏線で生きてるだけで、それ以外の天井の低いフロアや動物を飼っていることなどが、シナリオとうまく絡んでこない。 全体のトーンも暗めでサイコ風なのだが、もっとホラー風にしてもよさそうだし、逆にコメディーにもできそうだし、とにかく中途半端。 ストーリーは非常に斬新でよい素材であるだけに、細かい脚本と演出が残念である。かといって、同じストーリーで作り直そうにも、アイデアが光りすぎていて、もういいやって感じ。 決して駄作ではないのだが、もったいない作品である。 【nobo7】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-21 01:39:51) |
333.すさまじいオリジナリティ。カウフマンのセンスは本当に並じゃないです。そこにスパイクジョーンズ的な映像がジャストフィットで、いいもん観た~って感じ。 【HAMEO】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-02-11 16:50:54) |
332.いや~おもしろかった。ジョン・マルコヴィッチっていうチョイスも絶妙。 キャサリン・キーナー綺麗すぎ。 ただオチがちょっと弱かったかな~。なので-1点。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-11 13:14:14) |
331.ここまで下らない奇天烈な設定でも、ちゃんと映画として成り立っているのが凄い。というかむしろとても面白く観賞できた。前半はほとんど意味の無いシュールな世界、このままいくのかと思いきや後半は少しシリアスな空気もあり、オチもちゃんとある。ジョン・キューザックをはじめ、俳優陣の演技も見事。ストーリーだけ思い返すとまるでアニメのようなお話だが、人間が大真面目にやってしまうからこそここまで笑えるし、引き込まれるのだと思う。この映画を観終えた後の気分は他の映画ではなかなか味わえない。良いです。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-26 21:43:47) |
330.《ネタバレ》 これはこれで、うん。 着想とか滑り出しはかなりスムースに異次元に運んでくれるんだけど、異次元に行った後。そこからが辛い。ついてけないんだ。尻すぼみにすら感じてしまう。 もうね、マルコビッチすぎんの。もうお腹いっぱい。マルコビッチ味すぎてマルコビッチ食、そんなに食えないんです。でもね、マルコビッチをこんなにいやって言うほど食えるのもこの映画だけだし、無理して食っといた。そんな気持ち。 このね、マルコビッチなとこが良い訳ですよ。マルコビッチなとこ。これがチャーリー・シーンで、友情出演のジョンだったらダメ。それはただのコメディ。そうじゃない、チャック・ノリスでもコメディ。フォレスト・ウィッテカーだと可哀想になっちゃうし、ゲイリー・オールドマンだと黒すぎる。この、マルコビッチが良いんだマルコビッチが。 しかし思う。果たしてついて行かれることでどこか考えもしなかった遠いところまで行かれるんだろか。そういうところもマルコビッチだよなあ、なんか怪優マルコビッチに失礼じゃないかって気がしてきた。 マルコビッチと連呼したかった、今は反省している。 【黒猫クック】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-12-07 22:54:53) (笑:1票) |
329.映画館で観て、わけのわからなさ加減が、とても良かった記憶がある。また、マルコビッチって誰のことなんだ…と考えてよいのか、考えなくてよいのかと悩んだ記憶もある。 >>>>10年後見直しました。「わけがわからなかった」自分が不思議。しかも、10年前は、マルコヴィッチを知らなかったんですねえ。10年というのは、早いようで、ずいぶん人間は変化するものです。しかし、7点評価は変わりません。最初の展開の良さで、最後までひきつけてほしかった。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-12-02 19:38:49) |
328.《ネタバレ》 ○生と死を暗示するオープニングから出てくるエピソードたちを集約しながらマルコヴィッチの穴へと進んでいくプロットは面白い。○ちょっとした思いつきなのかもしれないが、マルコヴィッチ本人が穴に入った時のマルコヴィッチだらけのレストランはわろた。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-11-29 16:50:25) |
327.成立しない不条理会話。意識を他人に移すSF。性の倒錯。不死。自我の保存装置としての穴…。凄いスピードでストーリーが転がって、一気に最後まで突っ走る。まとめる自信が無いので、この際、面白かったで済ませよう。意識や体を乗っ取られて存在が希薄なジョン・マルコビッチ氏ではあるが、終わってみれば主演は紛れもなく彼である。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-28 01:40:28) |
【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-30 01:21:36) |
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325.誰もが自分以外の誰かになってみたいと思ったことはあるはず。そんな変身願望をもったちょっと変態なやつらの映画。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-29 11:00:38) |
324.アイディアはとっても面白くて(他の誰でもなくマルコビッチっていうのが効いてますね。メジャー作品に主演してるような有名スターじゃ面白味皆無になりそうですし)、そこから見えてくる象徴も面白いのですが、物語がラストに向ってまとまろうとするあたりから、非常に理屈っぽく感じられて退屈になってしまいました。基本が不条理な世界に何故、こんなにも観念的な結論が必要なんでしょ?って思ってしまって。その結論のために物語が逆に強引になってしまって付いてゆけなくなっちゃいますし。この映画でいちばん魅力的だったのは、つるピカなチャーリー・シーン。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 5点(2009-03-28 00:54:01) |
323.《ネタバレ》 超印象に残るパッケージのとおり、この映画には異様な雰囲気がありました。マルコヴィッチだらけのシーンが特にウケた。ただ、途中から訳がわかんなくなり、それほど面白いとは感じませんでした。 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-06 23:35:00) |
322.《ネタバレ》 まったくわけがわかりませんでした。 【osamurai】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-03-01 14:51:45) |
【フラミンゴ】さん [地上波(吹替)] 3点(2009-02-25 18:56:23) |
320.とにかく奇想天外って言葉がよく似合う。この監督と脚本がまた組まないかなぁ。キャメロン・ディアスにしばらく気がつかなかったのが印象的。 【色鉛筆】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-11-15 21:27:02) |
319.《ネタバレ》 本当の自分とはなんでしょう? あなたは、いつも「誰か」を演じてはいませんか? あなたの恋人の、本当の姿とは何でしょう? あなたが愛しているのは、ほんとうにその人の中身ですか? といったテーマを、奇想天外な設定で描いた意欲作。人形師、俳優という職業に、それを象徴させているので、わかりやすくできています。全体的にまとまりにかけるのが欠点。 【コウモリ】さん [地上波(字幕)] 6点(2008-08-15 16:54:03) |
318.《ネタバレ》 すっごくおもしろかったわ! って言っても結局意味とかなーんにもわかんないんだけど、なんか理屈じゃなくただひたすら惹きつけられたというか。 いいのよ、こういう映画は感性で味わえればわけわかんなくっても。 ただちょっと後半失速気味なのが難点かしらねー。 でもクセのある俳優陣てんこ盛りでほんと豪華!よね。 それにしても…一人の俳優をモチーフにこんな映画ができちゃうってのもスゴイわね。 ジョン・マルコヴィッチの演技の七変化っぷりに構想を得たのかしら?? ま、なんにしろアタシ好みの映画だったわ。 【梅桃】さん [地上波(字幕)] 8点(2008-08-04 21:44:32) |
317.マルコヴィッチ?マルコヴィッチ、マルコヴィッチ。マルコヴィッチ 【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-05-12 04:59:56) |
316.えらいもん見てしまった、というのが素直な感想。話のキモであろう「マルコヴィッチ自身が穴に入ったら」のオチの解釈、主人公の末路が暗示しているもの、その他いろいろなことを試聴後からずっと考え続けていますが答えは出ません。はたして答えが用意されているのかもわかりません。私はこの映画を観るには真面目すぎたのでしょか。わかりません。まあこの映画が崇高な哲学映画だろうがただのインパクト映画だろうが、いろいろなことを考えるきっかけをくれたので良しとします。 【デルモゾールG軟膏】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2008-04-21 13:08:55) |