104.同じお話で今リメイクしても十分観れるぐらい、シナリオが良く出来ている。 序盤、中盤、終盤と、お話の流れに無駄がなく、ほぼ完璧に近い仕上がり。 クラーク・ゲーブルはスマートでカッコよく、役どころもバッチリ決まっていたのだが、 残念だったのは相手方の女優さん。印象が薄いというか、今では顔もまったく思い出せない。 ラストはこの映画の一番の見所。どっかで観たことがあるなぁと思っていたら、 あの名作「××」の元ネタだそうだ。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-28 08:07:39) |
103.1934年っていったら「キング・コング」の次の年ですよ~スゴイ! キャプラ初期のヒット作はお金も時間もかかってなさそうだけど、十分オモシロイ。 かわいくないエリーがだんだんかわいく見えてくる。 エリーの衣装はローブ、イブニング、ウェディングとある中で、ずっと着ていた質素な服が一番似合っていたし、巨額の大金をふりまわすわりに金勘定が細かいのが庶民的。 新聞記者ピーター(「風共」のレットより感じイイかもね)の特ダネ交渉は20年後の「ローマの休日」がソックリいただいてる。 エリーのパパは名の知れたパイロットよりホネのある貧乏記者がお眼鏡にかなったよう。 エリーの結婚式の後は2人が画面に登場しないのも粋な演出に見えるんだけど、すでにスターで短期間しか参加しなかったコルベールの都合ってことはないよね? 重要視していなかった作品でオスカーをもらった彼女は壇上でキャプラに謝辞をのべ、彼女もエリーのように改心したってこと。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-10 07:05:51) |
102.これだけ昔の作品でも現在のラブコメと遜色ないとは素晴らしい。 【akila】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-03-10 03:14:57) |
101.《ネタバレ》 今観ると既視感の強い内容は、流れが読める故に、ある意味で安定してるんだが、言い換えれば驚きが少なく若干退屈に感じてしまった。 女優の美しさも感じられなかったし、主人公役の俳優の演技もあまり好きでは無かった。 ただ、道中の和気あいあいな感じは楽しめた。 【タックスマン4】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-03-04 16:30:04) |
100.ラブコメの原型ここにあり…か… 偉大な作品だ。古臭いと感じることは無く、気がつけば二人の恋のゆくえに一喜一憂してた。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-01 19:38:21) |
99.《ネタバレ》 これは今時の恋愛ものとは違う品の良さを感じさせる。フランク・キャプラ監督の良きアメリカ的なタッチが良い具合に現れている。例のヒッチハイクでのシーンでのクローデット・コルベールの可愛さ、部屋の真ん中でお互いの壁のシーンも面白い。二人が境に寝ている途中で、毛布が取れるオチもユニークです。恋愛映画というよりはコメディ映画的な感じが強いけど、下品な笑いというようなそういう笑いでないのが良い。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-22 21:18:35) |
98.《ネタバレ》 ありきたりのただのラブコメかと思って鑑賞していたが、山アリ谷アリと意外と盛りだくさんに描かれており、今観ても十分楽しめた。 わがままな富豪の娘をきちんと教育していくクラーク・ゲイブル演じる新聞記者の姿が印象的だ。 「(金もないのに)チョコレートに金を使うな」「ヒッチハイカーにメシをたかるな」と無計画さや他人に依存する姿勢を正していく辺りはどこか父親的であり、人間的な厳しさを感じ取れる。 そのような人間的な教育によって野生のニンジンをかじる姿から、彼女の成長が見て取れる。 また、「バスの中で彼女が目を覚ますまでずっと待っており、かつ自分の衣類をかけてやる」「ジェリコの壁を作って、一線を守る続ける」「人妻には手を出さない」という辺りはとても紳士的な態度が感じ取れる。 さらに、「夫婦の演技によって他人を欺く」「ヒッチハイクのやり方を講習する」辺りにはユーモアかつ頭の良さが感じ取れ、太平洋辺りの島に暮らしたいと語る姿からは今までのイメージを覆すような夢や愛も感じられる。 このようにクラーク・ゲイブルが非常に魅力溢れる男性に描かれており、彼女が彼に惹かれていく理由は、十分すぎるほど本作からきちんと読み取れるようになっている。 懸賞金は要らないが、旅費はきちんと貰うという、筋は通す態度から、彼女の父親もそのような人間的な資質を容易に見抜いたのだろう。 逆に、ゲイブルがわがままな富豪の娘である人妻に惚れる理由は深く感じられないが、魅力的な相手からの素直な告白を受ければ、男として応じざるを得ないか。 ヒッチハイクが出来ずに困っていたときに自分の足をみせて止める辺りには彼女の魅力も垣間見られる。 「ドーナツ」や「肩車」などで二人の距離が徐々に縮まっていくこと感じられるので十分といえば十分か。 また、娘の本当の幸せを祈っている彼女の父親や、ゲイブルの本気を見抜き、恋が上手くいかなかったことを悟る新聞記者の上司もいい味を発揮しており、非常に人間味の溢れる作品に仕上がっている。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-14 15:34:11) |
97.《ネタバレ》 トーキー初期の作品ながら、トーキーである意義を最大限に発揮した傑作。 ケンカばっかりしながらも惹かれあっていくラブコメとしても、ロードムービーとしても先駆的作品でしょう。マシンガントークのクラーク・ゲーブルは、トーキーのために生まれてきたかのよう。 花嫁をさらわれた新郎はかわいそうですが。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2010-07-21 22:34:22) |
96.コメディとしてはいまいち。箱入り娘のエリーは、今ならもっと天然キャラにするのでしょうが、さすがに昔だからそれほどでもない。そのためにインパクトが弱くなったかも。世間知らずなのに車の停め方は知っているというのも、なんだかなぁ。終盤すれ違い以降は、必要な手順なのでしょうが、ほとんど蛇足に思えました。早く終わってくれないかと思いながら見ていたのかもしれません。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-06-01 21:09:43) |
95.《ネタバレ》 フランク・キャプラ監督の作品は、ほんと面白く、素敵です。今の所ハズレ無しです。ピーターのモテオーラ、凄いですね。しかも人間的に良い人なので、憎めないし。男優、女優共に演技も良かったです。角笛を鳴らして壁が壊れるラストシーン、憎い終わり方だな~。粋ですね! 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-05-29 00:09:23) |
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94.《ネタバレ》 安心して観ていられるラブコメだった。今となっては真新しさは感じないけど、当時のアカデミーの主要部門を総なめにした作品らしく、要所は上手く締めている。1万ドルとか10万ドルとか、威勢の良い数字が飛び交うたびに、実感を得るため1ドル=360円で日本円に換算し、60年以上前の貨幣価値でさらに桁を増やすような計算をしていたんだけど、オチに使われた金額は39ドル60セント。 あれも一種のどんでん返しで、その額面で多くの問題を一気に解決する。男は金目当てじゃなかったこと。女に男の真意が伝わったこと。頑固親父に男を認めさせたこと。そして、この映画をブルジョア限定のお話ではなく、庶民の恋物語にしてくれました。何度も出てくる具体的な金額は伏線だったってことね。余談だけど、今作のヒロインの眠そうなタレ目とふっくらした頬は大昔の化粧品のポスターのようでした。今となっては個性的な顔ですが、あれが流行だった、ってことなんですね。今から60年後は、ニコール・キッドマンもそんなふうに言われるのかな。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2010-04-08 22:31:47) |
93.もももしや、クローデット・コルベールが生足で車を止めるシーンは・・・いやー、この映画やったんやねぇ。イケメンなクラーク・ゲイブルのコミカルさもいい具合に合ってて面白かった。ヒッチハイクで車が全く止まらんメンツの丸つぶれさはかなり笑っちゃいました(笑)フランク・キャプラの映画らしい良心あふれる時代を表現したストーリーは見ててほんとに心が落ち着くんですわ。個人的に同じスクリューボールコメディの「赤ちゃん教育」よりこっちのほうが好きですね。 |
92.ベタだけど好きです。こういうラブコメは遡ってもおんなじなんですね。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-09-06 12:50:00) |
91.突然最後で物分りが良く成り過ぎる富豪の父親とか、二人の絶妙なタイミングのすれ違いとか、アメリカ映画、いやアメリカ文化特有のご都合主義は、当アメリカ映画でも健在。 だが、話的には楽しめたので、まあ、そこそこということで。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2009-04-28 02:14:26) |
90.《ネタバレ》 エヴァンゲリオンのアスカはこの映画知ってたのかなぁ?と、しょうもないことを考えつつ観ましたが、初めて観た気がしないほど、後の映画に真似され続ける映画です。台詞が粋で、テンポも軽快、見せ場もたっぷり。クローデット・コルベール演じるエリーは、気が強くて、わがままで、美人じゃないけど、とてもエレガントでチャーミングです。途中からピーターをじっと見つめる姿が増えてきて、だんだん綺麗に見えてきます。バスを降りてから、川を渡って野宿する辺りは、背景までがきらめくように綺麗です。そして、文句言い放題だった彼女が人参をかじるシーンが秀逸でした。ゲーブル演じるピーターは機知に富んで、ユーモアがあって、紳士的です。正体を知る前から、なんとなく気にかけ、とんだ女に引っかかったと文句言いながら、エリーの世話を焼く姿が本当に上手いです。モーテルでのお芝居夫婦喧嘩(←上手かった)でブラウスのボタンを外したり留めたりしていたところで、実はもう深みにはまってたって感じがしますし、歯に挟まったワラを取ってあげてたところは、もうすでに実質的夫婦でしたね。エリーを迎えに車でモーテルへ向かいながら、浮かれて歌う姿が最高でした。ヒッチハイク等、有名すぎるシーンの数々は言うに及ばずですが、実は2人の間にキスシーン1つすらないのに(未遂あり)、ここまでロマンティックなコメディを作り上げたキャプラ監督もすごいです。実はとても粋でいい人だった(笑)編集長とエリーパパも良かったし、2人の姿を登場させずにハッピー・エンドを演出したのも憎い演出です。ジェリコの壁の上品でエロティックなオチには、思わずみんなにんまりしちゃうんじゃないでしょうか。最後にピーターに一言、♪曲芸の飛行機乗り♪に勝って、おめでとうございます♪あと、ドーナツの食べ方は私も実践してます。 【くなくな】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-12 23:09:39) (良:2票) |
89.《ネタバレ》 社会的なメッセージとか、その時代の人の営みとか、そういうのが全然ないただのラブコメなので正直、今これを真正面から見るのはツラいなぁ、と。ここからどれだけのラブコメが脈々と現代まで重ねられたことでしょう、という歴史的価値の観点から評価する事は可能なのですが、今の時代の目から見たら、これアカデミー賞どころかラジー賞レベルの世界だったりして。ヒロインの父ちゃんが飛行機乗りを毛嫌いしつつ、どこの馬の骨とも判らない新聞記者は無条件で肯定してしまうのが判らんし、ヒロインがそもそもあんなニヤけた横暴な、だけど「俺ってば気が利いてる男でしょ?」みたいなオーラをわざとらしく発しまくってる男にさっさと惚れる理由も判らん、って。今ならヒロインはさしずめパリス・ヒルトンってところですか・・・余計見たくねえ・・・。ゲーブルがズボン脱ごうとするところの編集、ミスってるしね・・・。残念ながら今回は当時の人の心にまで到達する事ができませんでした。クラシックを楽しみましょうって広い心構えがあってこそですかねぇ。ってこれじゃ控え目か? あにやん、キャプラをノーラ・エフロンのできそこない扱い、ってくらいのレビューの方が良かったですかね? 【あにやん🌈】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-03-27 22:03:36) (良:1票) |
88.金持ちの令嬢とチンピラ風新聞記者との珍道中&ラブストーリーで、話の筋はベタベタでそれほど面白いものではない。しかし、いちいち場面やらセリフやらのセンスが良くて面白いんです。ピーターかっこいい。こういう男がモテるんだよなぁ、としみじみ思いました。あらゆる登場人物に愛敬があります。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-27 12:16:15) |
87.《ネタバレ》 お嬢様は何にも知らんだろうと、クラーク・ゲーブルがさも得意げにヒッチハイクの講釈をたれるシーンが何ともおかしいです。実践してみればカーレースのようにビュンビュン通り過ぎて行く可笑しさ。柵の上で優雅に横たわり〝しょうがない私の出番ね〟となり、女がそのおみ足をチラッと見せれば車が急停車する。もう分かりきったコメディなんですけど、これこそがエロティックなのだと思います。しかも上品かつロマンティック。ジェリコの壁の使い方なんぞ、その極みですね。当時は倫理規定の問題で性描写ができなかったのかもしれませんが、そんなのは物語る上で何の障害でもないことを証明しています。壁の上に掛かる下着、揺れる壁、ラストにはその壁が崩壊に到りハッピーエンドとなるわけですが、たった毛布一枚でこういった表現ができてしまうのが凄いことです。現在では退屈と言われても仕方ないこういう演出こそが、本当の豊かさなんだと思います。 【ミスター・グレイ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-03 18:45:25) (良:3票) |
86.なんでも映画史上最初のスクリューボールコメディなのだそうだ。なんにしろ最初ってのは凄いことなのだが、それ以上に驚くのはトーキー映画が登場してまだ数年のこのときにこれほどまでにリズミカルな会話を映画の軸にして、尚且つ最大のウリになっているところ。話の筋は今でこそオーソドックスに感じはするが、若い男女のかわいい喧嘩のあとの恋の芽生えという大筋の普遍性もあいまって全く古さを感じさせない。古典というのは永遠に古びないものなのだ。 【R&A】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-12-19 14:41:49) |
85.コルベールはジャケ写が美しすぎる。実際映画を見るとあまり美人でないワガママなおばさんがいて残念。お話は好きなので、もうちょっとチャーミングな方に演じてもらいたかった。 【にう】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-10-13 22:19:48) |