21.黒人の殺し屋に武士道を語らせるという設定は実に鮮烈でインパクトの強いものだったけど、そのインパクトを生かせるだけの盛り上がりが映画自体に欠けたように感じた。ジム・ジャームッシュの作風的にエンターテイメント性に足らない部分は仕方ないのかもしれないが、設定自体は相当にエンターテイメント性に溢れるものだけに、ローテンションに終始してしまったことは残念だ。 【鉄腕麗人】さん 6点(2004-01-13 15:37:50) |
20.黒人に日本の武士道を合わせるという面白い設定にもかかわらず インパクトがイマイチ、アクションシーンが弱いからそう感じる。 主人公があんなにデブなのに闇夜に潜み俊敏に人殺すことができて いるのがおかしい、もっと痩せた俳優のほうがよかった。 しかもなんで日本の武士道に目覚めたのかがうまく描かれていない 命を助けてもらった恩を返すのはよくわかるのだが、どこでに 武士道に目覚めたんだ?小説読んでか?そんなんで人殺しの技術が 手に入るのか? 【ZVo】さん 6点(2003-12-29 16:28:04) |
19.監督の意図がどうも分からない。主人公の貫く「武士道」が実際のそれとかなりズレているのは狙いなのか、本当に勘違いしているのか、それが微妙。日本文化の精神性をきちんと正確に把握できるアメリカ人などいやしないし、語られても当惑する。この映画の印象は「アメリカのフィルターを通って適当にアレンジ解釈された武士道」という感じ。でもだからこそ映画自体から、何とも言えず微妙で、おそらく熱烈なファンの方の心をくすぐるような、ジャームッシュ流の空気を醸し出していることは確かなのだけれど。 【ひのと】さん 6点(2003-12-23 21:13:19) |
18.それなりに面白い。先を読ませないのはジャームッシュさすがといった所だが、他の作品に比べるとちょっとおちるかな。でもフォレストはいい感じだ。あんなにアクションできるとは思わなかった。サムライに魅力を感じるガイジンって多いんだろうなと思いましたね。 【ブチャラティ】さん 7点(2003-12-20 03:42:25) |
17. 彼は「武士道」を勘違いしてるような気がする・・・わざとか? 【ロイ・ニアリー】さん 5点(2003-12-12 12:07:24) |
16.深い味わいのある映画でした。ジャームッシュらしさも良く出ていたし、普通にカッコイイって思えましたね。デッドマンでのノーバディ役、ゲーリー・ファーマーが出ていたのに驚愕、そして全て熟知。 【Floyd】さん 8点(2003-11-29 05:28:37) |
15.久しぶりに見たジャームッシュらしい映画だったと思う。映画全体のヒップホップ調のリズム感が心地よい。勿論ゴースト・ドッグは日本のサムライとは全然違うが彼の中では完璧に分かっている。「すべて熟知」なのだ。 【黒猫クロマティ】さん 8点(2003-11-11 11:28:48) |
14.まさに全編通して武士道。フォレスト・ウィテカーの演技が実にシブイ。浸れます。 【tantan】さん 8点(2003-06-24 00:26:11) |
13.全編に溢れるセンスの良さはとても好きだし映画の質を高めているのだけれど、題材が題材だけにもう少しエンターテイメント性が欲しかった気もする。盛り上がりに欠けたのが残念。 【スマイル・ペコ】さん 6点(2003-06-07 16:18:19) |
12.日本のかっこよさみたいなのって、当の日本人はあまり感じてなくて外人のほうが敏感だったりする。ヒップホップ好きだから普通にかっこいい場面がめちゃくちゃかっこよく見えた。 【d-baby】さん 8点(2003-05-10 21:09:23) |
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11.淡々とした流れの中にさりげなく運ばれるストーリーに独特の世界観を感じ取りました。主役がこんなに喋らない作品も珍しい。排水溝からの狙撃はなかなかカッチョよかった 【RB】さん 6点(2003-04-20 19:09:40) |
10.黒人文化&武士道の組合せがなんともク―ルだ。が、ちょい地味すぎたか? 【猫パンチ!】さん 6点(2003-04-05 18:34:00) |
9.ヒップホップ好きという点でかなり点が甘くなってます。「パニック・ルーム」では出し切れていないフォレスト・ウィテカーの巧さが出ていると思う(この人、演技巧いと思うんだけどなァ・・・)設定から想像する職人的な暗殺シーンは「COLD LAMPIN' FLAVOR」というPUBLIC ENEMYの曲が流れる洗面所の場面くらいで、あとは「レオン」より大人しいです。デブの巨漢が屋上でポン刀振り回して陶酔し、合間合間に葉隠れの一説(読んだ事無いから本当にそういう文面なのかわからん)が入るという、やはり観る人を選ぶ映画。このサイトにはクレジットされてないジャームッシュの処女作「パーマネント・バケーション」の時からの免疫が無けりゃもっと低い点数つけてただろうな。まぁ、時代がああいう映画を流行で見させてくれたってのもあるけど。(この監督の作風ってジャズとヒップホップに共通する、ベースラインに音をノセていく方法を映像構築に使ってるんじゃないかな。漠然と緩急乏しい表現に思えるのはそのせいのような気が・・・)オレがドンパチ、お色気、お涙頂戴に飽きるといつも助けてくれる映画のひとつ。 |
8.「葉隠れ」を愛読する黒人の殺し屋、アニメばっかり見ているマフィアは爺さんばかり、なんちゅう設定なんだ~(爆笑)「人気のあるのはバニラだが、本当に旨いのはチョコレートだ」というフランス語しかわからないのに、殺し屋と心が通じるアイスクリーム屋の黒人にいちゃん、サムライスピリッツを受け継ぐ?少女、相変わらず我が道を行くスタイル、ズレてます。ただ、このズレを受け入れられるかどうかで、ジャームッシュ作品の評価は違ってくるのだと思います。どこかで見たな~というシーンも多く、鈴木清順監督へのオマージュもいくつか見られました。ジャームッシュ氏も、頑固オヤジの域に達してきたのかな?と感じました。 【クロマス】さん 8点(2003-01-23 23:54:33) |
7.ウィテカーがかなりかっこいい映画。鳩も飛ぶ。一見つまらなさそうな映画だが最後まで見てしまう。同じ感じで邦画できないかなあ。時代劇でもよし(ん?必殺仕事人か?) 【蝉丸】さん 6点(2002-12-18 19:47:03) |
6.真っ先に「武士道とは死ぬことと見つけたり」って語られちゃあ、後のストーリーはミエミエじゃん。おまけにスケールは極小(ちんけでお目出たい田舎マフィアの内部抗争)。とりあえず観てる間は「レオン」よりずっとカッコ良いけど、観終わってしまえば「だから何?」という様な映画。食わず嫌いでジャームッシュの作品は初めてでしたけど、これは割と普通のインディーズ・ムービーでした。ということで、武士道に殉ずること、すなわち犬死になり、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2002-11-23 18:39:05) |
5.目が点になった箇所が。ボス(おなつかしヘンリー・シルバ)の娘が車の中で見てるアニメ(2度ある)、「イッチー&スクラッチー」なんですな。このタイトルで、どんな作品か分かる人は、「アクション仮面」や「カンタム・ロボ」をカラオケで歌うタイプ。ちなみに両方とも「クレ新」の劇中アニメ。「イッチー&スクラッチー」は、シンプソンズの「それ」です。冒頭近くに車を盗むシーンがあって、電子化されているが、あきらかにアラン・ドロンの「サムライ」へのオマージュ。 なのに何で「鶴瓶師匠」が主役なの?「葉隠れ」って、鍋島藩おたく、武士道おたく、の奇人・山本常長が書いたレアリズム皆無の天下の奇書。まあ、そんな本読んでるのが主人公だから、奇妙奇天烈なところ、案外いい線ついてるのかも?でもこんな好き勝手出来て、監督業っていいな。 【ちょうじ】さん 6点(2002-04-22 14:12:10) |
4.主人公と対立する組織が弱すぎるから、主人公の強さ(または格好良さ)が薄れてしまっている。 【スペシャルラブ】さん 3点(2002-04-13 01:41:14) |
3.ひさびさにジャームッシュ節を見せてもらった感じ。葉隠を愛読し、日本刀を自在に操る巨漢のF・ウィテカーの姿が何とも珍妙。バックに流れるヒップホップサウンドもオフビートな感じで大変良かった。 【モーリス】さん 8点(2001-05-28 08:43:07) |
2.最初に救ってもらった人物に忠誠を尽くす、ちゅうのがサムライの道。言いたいことはわかる(ような気がする)んだけど、あの眠そうな目のフォレストを「サムライ」と呼ぶには、潔さとか渋さとかに欠ける(ような気がする)。ジャームッシュの描く人物って、結局「何考えてんのかわからん」、「~ような気がする」ヒトになってしまう。ま、これがエエという人もおろう。 【ぶんばぐん】さん 6点(2001-03-25 10:02:33) |