5.《ネタバレ》 雪で埋もれた閉鎖空間というと「シャイニング」とか「遊星からの物体X」を思わせ、それだけで期待感がふくらむというもの。しかもこちらの舞台は30日間太陽も昇らないというから舞台設定としてはこれ以上ないほど盛り上がるというもの。その割には、期待過剰だったという点を差し引いても、盛り上がらず。導入部分はいいんですけどね。何かが起ころうとしている、しかしそれは何なんだ?という疑問と不安。それが早々にネタばらし。ヴァンパイアの軍団がしょっぱなから派手に大暴れしてしまうんだから、それじゃ30日もたないでしょ。斧でざくざく首切るシーンとか、ところどころホラー映画として評価すべき点はあるものの、何よりもこの絶好の舞台設定を生かし切れていないのが残念でした。 【カエル本舗】さん [DVD(字幕)] 4点(2010-10-17 20:14:57) |
4.《ネタバレ》 (その日、うちら2人以外誰も居ない劇場でした(笑)周りに気兼ねなく笑ったり驚いたり、且つ音響の整った環境での鑑賞がお薦め)特筆すべきは音楽、と言うよりはもはや効果音に近い。まるで息遣い、極夜に蠢く者の気配を体感させるあの「音」が良い。不安や恐怖、緊張感を煽る。(が、映像演出からは力不足か)とにかくここでのヴァンパイアはパワフル&超スピーディー。一瞬で人一人が消える、所謂「瞬き禁止」のシーンあり。「存在を幻と思わせる」「無駄に仲間を増やすな」彼らの言葉から伺える、闇に生きる為のルールがしっかり設定にあり、現実と共感できて面白い。サバイバーの中に必ず現れる、輪を乱し災厄を呼び込む彼、囮になって自爆した(割には戦果薄)彼の件はお腹いっぱい。あっという間過ぎるの30日間には疑問が残った。しかしそれら以上に、ラストは本当に×。アメリカ人ライクかヒーロー過ぎ。正直、あと10分でも辛抱すればみな生き残れたのでは???最後の穴をしっかりと詰めたストーリーであったら…惜しい作品。 【乳時雨】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-15 17:34:06) |
3.《ネタバレ》 実はすごーーく苦手なカテゴリーのホラーもの うわ===すっげ===これって無敵じゃね??うえぇぇぇーー、血なまぐさいシーンの連続に…頑張って最後まで観ましたが、もう限界です、ゴメンナサイ 【Kaname】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-09-11 23:55:22) |
2.《ネタバレ》 一日千秋の思いで公開を待ち焦がれていた本作をようやく観れた。同じ極夜を舞台にしたスウェーデン・ヴァンパイア「フロストバイト」は妙にシニカルな所があったが、こちらはとことん直球勝負。すごくシリアスな展開。極寒の地の厳しさも画面からひしひしと伝わってくるし、小さな町故に極夜を迎える準備など主人公保安官の仕事も幅広いのだろう。そして肝心のヴァンパイアだが、とにかく残虐かつ凶暴。表情も眼のあたりがすごく怖い。「我々を幻と思わせるのにどれほど掛かったか」と古くからの貴重な狩場を守る意味でも下手に仲間を増やさないなど貪欲な彼らが浮き彫りとなっている。最後の主人公が力を得てヴァンパイアのリーダーを倒すのはちょっといただけなかった。また、真っ暗闇に立ち向かう怖さ、極夜という舞台をもっと生かして欲しかったと思う。 【シネマブルク】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-09-02 19:43:32) |
1.《ネタバレ》 タイトルにあるように30日間のサバイバルなんですが、緊迫感は全くないしとても30日も過ごしてるようには見えなかったな。終盤、完全に包囲された主人公がとった行動にはグッときましたが、ヴァンパイア同士の戦いにしてはショボ過ぎ。 30日間太陽が沈んでいる、氷と雪に閉ざされた街は「遊星からの物体X」を思わせ雰囲気はあったし、それを見下ろしているヴァンパイアのシルエットはカッコよかった。でもヴァンパイアらしいのは、強さと血を吸うってとこだけでボス以外はただの暴徒。人間とヴァンパイアの攻防も行き当たりばったりだし、やたらアップを多用していて観づらくシーンの全景が分かりづらい、その上ぶつ切りと全く印象に残らない音楽がダメでしたね。無駄に長い上映時間もマイナス。 サム・ライミが製作で彼の設立したホラー専門の会社「ゴースト・ハウス・ピクチャーズ」の作品ですが、同じくホラー専門の会社であるロバート・ゼメキスの「ダーク・キャッスル・エンタテインメント」に比べるとセンスと質がかなり落ちますね。ライミはもうホラーを撮る気はないのかな? 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 3点(2009-08-24 20:31:30) |