35.《ネタバレ》 二つ分の原作小説を読んでしまったのがいけなかったか。シーズンが終わった後にクリーニングし忘れたコートから五百円出てきた様な爽やかさは得られなかった。でも何となく良い話になったな、と思えるのはもう片方の話がグッドエンドしたからだろう。 もちろんあの終末を味わい深く見つめるのだって心地よさがあったのだけれど、こんな風に大風呂敷を広げて、たたんでみせるのも悪くない。 あと、多部未華子って良い名前だなぁ。見た目はすんごく普通なのに、それと相まって古風な良い名前に感じられる。不思議。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-09 20:34:18) |
34.《ネタバレ》 原作は未読です。ストーリー自体に特筆する面白さは感じなかったのですが、日常的な人の営みが連鎖してどこかへ繋がって行くという考え方はとても大きなことを示唆していると思いました。明確な意思を持って何かを為そうとしなくても、人は世界に深く関わっていること。反対に、過去に意味を持った事象には、無関係と思える人が関わっていることが意識されました。それはこの映画のように良いことばかりでも無い。誰かがくしゃみをしたから交通事故で人が死ぬような可能性だってある訳です。ただ、人生とか生の意義を前向きに捉えるには十分な内容だと思いました。 自分のやることが何かの役に立つと考えるなら、多くの人と接触し、人の目に触れるものを残す方が貢献できる可能性も高い。このサイトに残しているレビューが100年後に人類を救うかも知れません。そんなことを考えると愉快な気分にもなります。 本編に戻って、キャストの良し悪しがハッキリ分かれる作品でした。多部ちゃんと森山クンはとても良かったです。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-25 17:41:32) (良:2票) |
33.ストーリー展開に特に「巧い!」という感じもなかったですし、「やられた!」という意外さもなかったです。 いい役者が揃っていただけに、この程度ではちょっと物足りない。 B級臭もけっこうありましたし・・・ 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2013-04-05 23:03:36) |
32.《ネタバレ》 タバコを吸う伊藤君、すごい違和感あった。キャスティングを一部間違えてる気がするが、まぁそこは置いておこう。ただ、フィッシュストーリーって音楽は名曲といかないまでもなかなか良かったよ。ベタでキャッチーな音楽だとしても、70年代の作品と考えるとなかなか。歌ってるフリだけのBECKに比べると断然印象はいい。答え合わせが唐突に始まるラストも嫌いではない、強引だけどもフィッシュ・ストーリーだしね。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-04-03 12:22:57) |
31.《ネタバレ》 まあ、邦画お得意の不条理モノだね。この手のストーリー展開って劇団でもやりがちなんだよな。よっぽどヒマな人が見るんだったら多少役に立つかもね。まともな人にはおススメしない映画です。 【イサオマン】さん [地上波(邦画)] 3点(2013-03-14 23:34:58) |
30.《ネタバレ》 フィッシュストーリー=ホラ話。雑学が増えました。 【黒ネコ】さん [地上波(邦画)] 5点(2013-02-24 18:40:59) |
29.フィッシュストーリーという楽曲の歌詞とフレーズがずっと耳に残り 頭に残る・・・ もうそれだけでいいじゃないか 安っぽい映像の入り方にドン引きしたとかいちいち言わん。 石丸謙二郎の民放のドラマ並の芝居に気が滅入ってしまったとかいちいち言わん。 ちびノリダーの台詞の臭さにうなだれてしまったしまったとかいちいち言わん。 言わんと言ったら 言わんの。だからこの話はもうおしまい。 【3737】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-01-03 21:30:16) |
28.原作の良い部分はそのまま生きていると思います。正義の味方のイメージは違いましたが・・複線があって繋がるタイプではないので驚きはないですが悪くないですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-12-12 17:07:41) |
27.意味不明にバラバラだった物語が最後に繋がるという構成だけど、あまりにも強引過ぎてすっきりしない。 それがフィッシュストーリーと言われてしまうとどうしようもないけど、面白いとは思えなかった。 今日世界が終わるというのに危機感がまったく感じられないのは狙った演出なのかよくわからないけど、いまいち盛り上がりに欠ける。 あと、やっぱりラストの総集編は野暮過ぎる。 あれがないと理解してもらえない程度の作品ということを認めてしまってるような気がする。 この手の作品の良さは、見終わった後にもう1度最初から見直して、ああ、こんな風に繋がってたのかぁって感心したりできるところだと思うんだけど、この作品に関しては最初から見直そうという気にはならなかった。 まあ、多部ちゃんが可愛かったことだけが唯一の救いでした。 【もとや】さん [DVD(邦画)] 4点(2012-11-29 14:33:45) |
26.伊坂原作・中村監督3部作の中ではこれが一番好きです。唯一、原作の面白さを超えていると思います。バカバカしくて格好良くて、鑑賞後に「あー面白かった」と言える映画でした。中村監督には是非とも「オーデュボンの祈り」も映画化して欲しいです。 【ひなりょん】さん [DVD(邦画)] 9点(2012-03-14 13:23:11) |
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25.《ネタバレ》 文字通り馬鹿なほら話ではあるんだけれど、これだけ壮大なほら話、馬鹿話はかえって心地良かった。 だいたい、想像ができるエピソードの繋がりを最後に時系列を直してつなげて見せてくれるのも親切かと。 何かいままで味わったことのない新鮮味のある面白さ。 原作を読んで再見。う~ん、この監督は伊坂さんと相性いいはずなんだけど、どうなんだろう。もちろん、原作の面白さを殺すようなことはしてないんだけれど、アヒルと鴨や、ポテチまでの完成度は感じられなかった。どちらかというと、映画オリジナルの部分に不必要だったり、不必要に長かったりするものが感じられて。あと、最初に濱田君をいたぶるジャイアン男とか、あるいは石丸さん演じるかまってちゃん男とか、必ずしも必要性がないのに、あからさまに不愉快な登場人物をオリジナルで作り出す意図がわからない。ただ、意外なことに、多部みか子という女優を知ってから初めて、ほんの少しだけ魅力を感じたのは、自分でも意外だった。(どこか体調でも悪いんだろうかw) 【rhforever】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2011-08-29 15:22:12) (良:1票) |
24.《ネタバレ》 個人的に『オトナ帝国』と並ぶ“涙腺崩壊ムービー”でした。映画のラスト…“逆鱗”の『フィッシュストーリー』の演奏にシンクロしながら、映画が一直線につながった瞬間、俺の涙腺は完全崩壊しました。ホント、こうやって感想を書きながらでも、また涙腺がヤバくなってきてるんですから(笑)。そうですねえ…神様に「大丈夫だよ、おまえさんの人生だって無駄じゃあないんだよ」と言ってもらえたような気がしたンですよねぇ…。 ちなみに…伏線だった“レコードの間奏部分の無音の謎”も、その真相が明らかになった瞬間、想定していたのとは違う意味でトリハダが立ちました。「届けよ、誰かに…。」 そして… 多部ちゃん可愛いすぎワロスww 【幻覚@蛇プニョ】さん [DVD(邦画)] 10点(2011-08-26 12:34:03) (良:1票) |
23.《ネタバレ》 アイドルに疎い私としては「モーニング娘。も、初期は五人」という台詞が「へぇ、そうなんだ」的な台詞だったが、モノが「フィッシュストーリー」なので、この豆知識は信用していないままだ。 【aksweet】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-08-21 00:34:55) |
22.原作はもっとおもしろいんでしょうか?この原作者の映画はどれも発想勝負で中身が軽いです。まぁそれでもそこそこに面白いんで観てしまいます。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-23 01:05:14) |
21.《ネタバレ》 一握りの天才や偉大な指導者のおかげで、私たちの文化文明は発展を遂げてきたのだと考えます。その他大勢はその恩恵を受けてきただけ。何か申し訳ない気がする。人は“社会の歯車”と称されますが、自分の存在などちっぽけ過ぎて、小さなビスにも満たないと思えます。たった今、自分が消えたって何の支障もなく世の中は回っていく。それが現実。生きている意味を考えた途端に、自己の存在価値を見失う。だから、売れないロックバンド『逆鱗』のたった1曲の歌が世界を救うという筋書きに、強く勇気付けられました。自分も生きている意味がある、そう思えることが本当に嬉しい。『フィッシュストーリー』という楽曲にスポットが当たっていますが、見方を変えれば実に多くの人たちが世界を救う役割を担っていたことに気付きます。原作を日本語訳したハーフ顔の男、その本を家に持って帰ったおばさん、正義の味方をコックに雇った汽船会社の人事担当、多部ちゃんに数学の楽しさを教えた先生…。“友達の友達はみな友達だ”ではないけれど、世界中全ての人が何かの役に立っている。こじ付けかもしれない。でも、こんなホラ話なら大歓迎です。ただ、物語の構成自体はテクニカルだとは思いませんし、『アヒルと鴨~』もそうでしたが、ストーリーに中弛みを感じるのは中村監督の短所だと思います。でもキャスティングの的確さとメッセージを伝える技量の高さがマイナスを十分に補っていると感じます。今後も原作伊坂+監督中村のコンビに期待します! 【目隠シスト】さん [DVD(邦画)] 8点(2011-03-30 21:05:33) (良:5票) |
20.《ネタバレ》 世の中の事象すべてが、小さなパーツの積み重ねであり、それらのパーツのいくつかを読み解くと、どこかに共通のプラットフォームがある。なるほど。であれば、このサイトで名高い「死霊の盆踊り」を端に発した奇跡も、世の中にはあるかもね。(未見)ですので、ワタシ、その仲間になれないですけど。なお、伊藤淳史さんは割と好きです。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 5点(2011-03-13 15:44:51) (良:1票) |
19.《ネタバレ》 伊藤の演技って酷いよな。なにやっても同じ。パンクスやのに電車男にしか見えへんわ。 |
18.『フィッシュストーリー』って曲が世界をいや地球を救うそうだが、あんまり関係ないような。彗星が落下してきた時、逆鱗のメンバーはどこで何してんだか気になった。 |
17.《ネタバレ》 伊藤淳史は出ているだけで安っぽい作品に感じさせるオーラを持っている事を改めて認識させてくれました。そんな中で、TVで毎週楽しみにしているゴレンジャーが見れなくて静かに涙する子供が切なくていいです。それから主題歌Summer Daysもなかなか良い曲です。 【リニア】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-07-19 02:25:40) |
16.《ネタバレ》 潰れかかっている売れない桶屋に強風が吹いてするから儲かるようになるぞと言っても喜ぶまい。しかも<その理由を「たくさんの鼠が桶を噛りまくる、盲人が増えると三味線が多く使われる、猫が減ると鼠が増える、三味線が多く使われると猫が殺されて猫が減る、風が吹くと目にゴミが入って盲人が増える、桶が噛られると新しい桶が売れる」と説明されてもね。 時系列を変えて面白くなるのは、時系列を帰る前の話がそこそこに面白いか、話の展開が論理的に強固に繋がっている時。 もう少しタランティーノやリンチ、身近なところでは内田けんじ監督を見習ったらどうだろうか。 【ダルコダヒルコ】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-05-02 14:22:04) |