18.《ネタバレ》 いい映画でした。長い小説を読んだ後のような後味です。
この監督の映画は見るのは2作目です。
映像が記憶に残り、物語を思い出せる映画。でも最初はたいくつで、
忍耐のいる話でした。やはりフランス映画=フランス語が苦手でして、
それなのに英語にせず(DVDでは選べます)身内話か・・と
時間の過ぎるのを待っていましたが、待ってよかったです!
最初のビンタのシーンでつかみはよく、それからの中だるみ(人物が多い)
そして面白いと見だしたのが、ビゼット女子が出てきたあたり。
どうやらフランス語の苦手なようで、親近感みたいなもの(苦笑)を
覚えました。・・トリュフォーが、未知との遭遇に出てたときもそう思った。
ようやくフランス語の音に慣れてきたくらいには、
前半に苦痛と思っていた登場人物の名前や背景も思い出す。
すごいリアルな映像特典を見たような感じ(よくついてるやつ)なのに、
そのほとんどが映画のための演技なのかどうなのか・・
映画を撮ってる映画を見る不思議・・大げさに言えば宇宙の外も宇宙(爆)
邦画で、小田和正が同じような映画を作りましたが、
見終わったあと面白くはなかった。アメリカの夜は、余韻がなんともいえない。
ちっちゃいレオ様ですか、気にいったので他の作品も見たい。
大人はわかってくれないを見てないので。たぶん2回見ればもっと面白いと思う映画。
この映画を見てて(わっアレに似てる)と思ったのは、
○車の墜落シーン=たてに落ちる車の撮り方=激突!・・こちらは72年作・・
○写真をめくるように見るシーン=ウ~ララ?とか言いながら・・
=バック・トゥ・ザ・フューチャー2・・マイケルJがフランス雑誌を見ながら、
年鑑と違うのにあきれてたアレです。
○階段にいる男を後ろから撃つシーン=雪降ってたところ=フレンチコネクション
なんというか、そういうのを探すのがいつもすきなんですが、映画っていいです。
この監督さんは本当に誠実に映画が好きなんでしょうね。