8.ミス・スポックさんがお書きの通り、あの夜のシーンはよかったですね。イギリスのインド支配というのが、一方的な武力による侵略ですから、問答無用なのは当然で、それが描かれているのではないでしょうか。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-18 16:20:26) |
7.もともとデビッド・リーンの映画は好きになれないんだけど、これを見た時は、あまりの衰退ぶりにやはり感慨を禁じ得なかったな。ヒロインの錯乱と、それによって窮地に立つ誠実なインド人の法廷劇をまがりなりにも成立させるためには、インドの風土の”何”が彼女を狂わせたのかをもっと丁重に描くべきじゃないのか。おそらく体力的にインドロケを割愛したせいか、何だか舞台の中継でも見ているかのような「色気」のなさに、リーンも終わったな…と思ったものだった。そして案の定、これが遺作となってしまった。いまさらながら、合掌。 【やましんの巻】さん 4点(2003-10-09 16:42:59) |
6.アジズ医師とミセス・モアが、夜のイスラム寺院で出会う場面が、醜い西洋至上主義と熱砂のインドの背景の中で、一服の清涼剤のように感じられた。インド人のゴドボリ教授がただ者ではないと思っていたら、アレック・ギネスだったのね... 【ミス・スポック】さん 8点(2003-06-15 13:02:59) |
5.公開当時は確か辛口批評が多かった・・・というか、大酷評の嵐だったですね。確かに「アラビアのロレンス」の頃のパワーは感じられなくなってましたが、官能的なのは変りありませんでした。男が岩場を登る女に手を貸す、その手と手がアップになる、というそのシーンがヘタなベッドシーンよりよほど色っぽく見えました。 【コウ】さん 8点(2003-03-16 02:45:51) |
4.映像は美しい。が、ストーリーはなんてことない。 【ケララの狸】さん 6点(2002-12-19 12:29:37) |
3.先に翻訳を読んだので、入りやすかった。本から抜け出てきたようにぴったりの配役。西洋至上主義の醜さに、ヨーロッパ嫌い/怖いになります。なぜかマラバー洞窟のシーンで眠たくなる私。それでも、何度も見直してます。 【イボンヌ】さん 9点(2002-06-19 14:57:50) |
2.なんと言ってもモーリス・ジャールの音楽がインドの壮大な景色にマッチしていて本当にすばらしい映像となっています。ストーリーうんぬんより先にインドのスケールのでかさに圧倒されて、まずインドという国に魅せられてしまいます。そしてミセス・モアとアジズの、恋愛感情とか愛情とかを越えた深い信頼関係や、ゴドボリの、未来をなにもかも見通したような不思議な言動などあとになってとても印象に残る要素がいっぱいです。とにかくインド好きになることはまちがいないです。 【やすこ】さん 9点(2002-05-19 11:00:24) |
1.強姦したことにされた男性、強姦されたことになった女性。一応、それがテーマみたいだが別にそんなことは重要ではないらしい。全編に広がるインドの風景が素晴らしく、こちらの方に力を入れたようだ。こう言う風景画を作らせたら、デビット・リーンの右に出る者はいないだろう。 【イマジン】さん 8点(2001-01-27 00:45:29) |