CURE キュアのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。2ページ目

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CURE キュア

[キュア]
CURE
1997年上映時間:111分
平均点:6.68 / 10(Review 107人) (点数分布表示)
公開開始日(1997-12-27)
ホラーサスペンス犯罪ものミステリー刑事もの
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タイトル情報更新(2024-02-27)【イニシャルK】さん
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監督黒沢清
キャスト役所広司(男優)高部賢一
萩原聖人(男優)間宮邦彦
うじきつよし(男優)佐久間真
中川安奈(女優)高部文江
洞口依子(女優)宮島明子
でんでん(男優)大井田(警官)
大杉漣(男優)藤本本部長
螢雪次朗(男優)桑野一郎
鈴木省吾(男優)田村
谷本一(男優)高部の上司
諏訪太朗(男優)アパートの管理人
春木みさよ(女優)花岡とも子
戸田昌宏(男優)花岡徹
田村泰二郎(男優)クリーニング店の中年男
脚本黒沢清
音楽ゲイリー芦屋
撮影喜久村徳章
製作大映
配給松竹富士
美術丸尾知行
須坂文昭(装飾)
丹治匠(美術助手)
安宅紀史(美術応援)
松井祐一(特殊造形)
赤松陽構造(タイトルデザイン)
録音郡弘道
照明金沢正夫
金子康博(照明助手)
その他東京現像所(現像)
あらすじ
不可解な連続殺人事件が起こった。胸をクロスに切り裂くという手口は共通しているものの、それぞれの事件の犯人は、すべて別の人間だったのだ。何の共通点も接点もないように見えた犯人たち。しかし、捜査を続けるうち、彼らが共通して接触していた、ある一人の人物が浮かび上がる。
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87.《ネタバレ》 「本部長の藤原、あんたは誰だ?」国籍・人種・信仰・職業・家族・名前・住所・電話番号…等々、個人を規定するありとあらゆる肩書きを取り払った上で自分が何者であるかを弁明できるだろうか?大なり小なり社会や組織にアイデンティティを埋没させながら生きている現代人にとっては答えを出すのになかなか骨の折れる質問である。間宮(萩原聖人)はのらりくらりとその人を食った様な問答を通して、相手の固定観念や存在意義を揺さぶりながら催眠による“CURE”を施していく。どんなに温厚な人物でも日常の中でうっすらとしたストレスを抱えながら生きている訳で、それを暗示によって一点に濃縮・増幅させれば殺人だって犯し得るかもしれない。そうしてわだかまっていた憎悪や悪意を表出させて精神的安定を目指す事こそが“CURE”の目的であり、葛藤しながら間宮と対峙し続けた高部(役所広司)もその本質に触れて最終的にはその役目を引き継ぐ事になる。何とも突飛な皮肉に満ちた話ではあるが、これを一概に荒唐無稽と断ずる事もできまい。現に周囲を見回せば至る所で主義主張の名の下に憎悪や悪意が垂れ流されている。敵対する国家・敵対するイデオロギー・敵対する男女 、あらゆる差別やそれに対するカウンターとても例外ではない。理想のため?平和のため?愛国のため?純粋にそれだけの動機だと本心から言い切れるか?今日も我々は押し寄せる情勢不安をひたすら誰かのせいにしながら互いに憎しみをぶつけ合うのである。ほんの僅かな“CURE”を得るその一瞬のために。
オルタナ野郎さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-09-30 12:52:41)
86. わかりません。
海牛大夫さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2013-05-27 22:39:40)(良:1票)
85.《ネタバレ》 面白かったです。究極の癒しを与える催眠療法は、ストレスの対象となる人を殺すことだったとういことでしょうか。奥さん殺したのは高部だったのでしょうか。高部は間宮の能力を引き継いだってことでしょうか。いろいろ謎を残したまま方が観賞する人の想像力を刺激するし、不気味さが残るのでホラーやサスペンスでは結構多いですが、私もまんまと罠にはまって色々考えてしまった。ラストのファミレスの店員はどうなったんでしょうか。
ぽじっこさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2013-03-09 18:42:17)
84.《ネタバレ》 Youtubeで日本語音声で鑑賞。なんの映画かまったく予備知識なしに観たので、イラついて萩原聖人をぶん殴りたくなった。暗くてよくわからない描写、BGM無しで間延びしたカット、さまざまなノイズ、すべてげんなりさせられる。洗濯機の音は実際に夜中にやられるとイライラするんだよね。寝ていても目が覚めてしまうし、そのあと眠れなくなるから(わかるか?隣人!)。
で、これってホラーだったんだね? う~ん、ぜんぜん怖さを感じなかったな。最初はサスペンスとして観ていたが、だんだんオカルトっぽい展開になって途中から「自分が望んでいたものと違う」と思うようになった。それもあって、さらに退屈さが増し、100分程度の映画が2時間以上経ったように感じられた。

とにかくイラつくから、二度と観ることはないだろう。

鑑賞者にこう↑思わせるのが狙いだったりしてね。萩原聖人の演技力と製作者の演出にはめられたとも言える(笑)。
オオカミさん [インターネット(字幕)] 5点(2012-10-29 13:13:16)
83.《ネタバレ》 「黒沢清」という監督の名前を強烈に俺に印象付けた作品。コンクリートの手触りのような…、ひんやりとしてザラザラとした感触…。今まで俺が見てきたホラー(サスペンス)映画とは、まったく異質の“怖さ”を感じたから。俺はタバコは吸わないけど、ラストシーンでの主人公の食後の一服は「ココロの底から」うまそうに見えた。そう思う俺自身が、すでに暗示にかかっているのかもね…(笑)。
幻覚@蛇プニョさん [DVD(邦画)] 8点(2012-06-27 10:19:02)
82.《ネタバレ》 ネタバレします。印象が強いのはでんでんが交番で部下を普通に撃つ所と役所さんの「妻がお荷物」発言。で、しばらくするとこの2点の印象が強過ぎてラストを忘れ、再鑑賞の繰り返し。でも何回観てもちゃんと観ちゃう。そんな映画。良くできた邦画サスペンスだと思う。
movie海馬さん [地上波(邦画)] 7点(2012-04-25 23:38:55)
81.《ネタバレ》 【間宮は何者か?】心理学の勉強をしているうちに偶然Cureの真髄を悟ったのだろう。そしてCureの伝道師となった。催眠術を使って心を空っぽにし、本当の自分を見つけだす手法。心を空っぽにするとは、倫理観を無くす事。本当の自分を見つけるとは、欲望のままに生きる事。簡単に言えば殺したい奴がいれば殺してさっぱりしろという事。死体にⅩ印を切り刻むのは儀式。間宮は記録喪失で、かつ記憶ができない。これはCureをやりすぎると記憶と意識が蝕まれてゆくからなのだろう。
【刑事に起きた事】特殊な人間はCureを受けると伝道師になれる。つまり他人をCureできるようになる。刑事はこの特殊な人間だった。Cureにより心が開放され、妻を殺した。間宮を病院から逃がしたのは殺すため?刑事は大きな古い木の廃屋で間宮を殺した。この廃屋は教授も訪れている。この廃屋(とバス)は現実ではなく、集合的潜在意識の象徴だろう。深いところでは人の意識はつながっている。だとすれば刑事は現実では間宮を殺していないことになる。間宮は刑事をCureしたが、刑事が殺したいのは間宮だというジレンマがある。刑事は意識せずに他人をCureする手法に長けている。ウエイトレスはあっという間にCureされ、刃物を手にした。
【教授に起きた事】専門家であり、十分に気をつけていたにも関わらずCureされた。それを察して、自分の手を手錠でパイプにつなげておき、最終的に自殺したと考えられるが、何故自らⅩ印を刻んだのかは疑問。Cureされると自殺に走る場合もあるのか?教授をCureしたのは間宮か刑事か?教授は廃屋を訪れているので間宮だろう。
【疑問点】①妻殺しの小学校教師と間宮は高いところから飛び降りた。何故か?②刑事が間宮を殺すとき、「すべてを思い出したか、よし」と納得するが、どういう意味か?③間宮が病院を脱出する前、椅子で暖房器具を断続的に叩いていた。叩く音で病院内の人をCureしたのだろうか?地震のような現象が起きていたが、おおげさすぎないか。タイミングよく刑事がやってきたのは偶然?
【感想】発想は単なる催眠術の応用としか思えず、チープ。健全な精神を持った人間がCureにはまり、壊れてゆく様子が最大の恐怖。刑事の壊れてゆく様子が十分に描かれていない。
よしのぶさん [DVD(邦画)] 6点(2011-09-04 14:49:14)(良:1票)
80.《ネタバレ》 精神を病んでいる女房を「人生のお荷物」とぶちまける役所に戦慄しました。最も印象に残ったのがあれです。あれを言わせるための映画だったと思えるくらいです。
アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2011-08-24 22:02:23)
79.《ネタバレ》 うーん・・・黒沢清監督が役所広司主演で映画を撮ると、どうしてこうなるのか・・・。
CUREにしろ、ドッペルゲンガーにしろ、何かすっきりしない。

トリック?も非科学的なものだし、ラスト前にドタバタと色んな出来事が起きて、結局その謎が解明されないまま終わるのはどうかと思う。

途中までは面白いのだが・・・。

Sugarbetterさん [DVD(邦画)] 5点(2011-01-21 20:59:53)
78. 時期的に「セヴン」とか「羊たちの沈黙」などのサイコスリラーが出ていた頃ではなかろうか。邦画の水準としてはかなり上質というか、日本映画の良い意味での丹念さもあり、観ていて安心感があった。

 安心感とはいっても、決して居心地のいい映画ではない。萩原聖人演じる間宮は、観ていて苛々するほどだし(その意味では成功しているわけだが)、各俳優も大して存在感があるわけでもない。ある意味日本映画というのはこれほど存在感の薄い俳優達によって演じられてきたわけだ。

 黒沢清はそういうハンディを意識しつつ、それを逆手にとって映画の画面を構築しているように見える。職人的な監督さんだと思う。少なくともこの時期の、「CURE」のあたりが彼の最も充実した頃なのではなかろうか。

 たとえば遠景から間宮が最初に登場する浜辺のショットは俊逸なもので、このあたりで本作がただの思わせぶりなホラーではないということがわかった。つまり職人的な丁重さで作られているなということである。その意味で安心して映画に浸れるという気がした。

 しかし上述のアメリカ映画ほどには、残念ながら画面に華がない。ダイナミックさで、どうしても負けるのだ。それは終末部の、病院の廊下の一劃で高部の妻(だと思う)が縛られた異様な姿で映されるシーンなどで、やはり造作のチープさをカバーするためにいささか映す時間が短か過ぎたりとかしている。このような細部を、細かく観ればアラが判然としているあたりが邦画の貧しさとでも言おうか、黒沢清のレベルですらこうなのである。

 「CURE」はしかし邦画的水準では高いものだと思う。
タカちんさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-01-10 09:28:15)(良:1票)
77.なんだろなぁ・・・
全てが中途半端だった。

怖さも大したことはなく、サスペンスとしてもそれほど緊迫感もなく、人間ドラマにしてもそれほど深くなく・・・

役所広司の演技は素晴らしいが、萩原聖人がミスキャストかも。

ただ一方で、つまらないかと言ったらそういうわけでもなく、最後まで観る者を吸引する力を持った作品だった。
にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-28 01:02:34)
76.《ネタバレ》 ひょっとしてセブン? もしかしてセブン? どうしてもセブンで終わらせたいのか? 
なにがなんでもセブらせたいんですか? そう?セブりますか? わかりましたよ はい セブる?
でも後味悪いのは勘弁だから ちょっと待ってくれんか? ちょっと心の準備を十分にさせとくれ 的な。。 
そんな嫌な緊迫感の中進んでゆくその展開。 結末についてはどうもこうもアレなんだが、最も残念だったのは、高部賢一が間宮に漏らしてしまったあの言葉。
『オレはあの女の面倒を一生みていかなきゃならないんだぞ ちきしょーめ』的な‥。
うわあ、聞きたくなったですよね このセリフ。 あ、言っちゃった‥ 的な。(≧σ≦)... 
なのに、その後の生肉一枚攻撃が まるでその事のしっぺ返しみたくてウケてしまったぢぁないか(^w^)うぷぷぷぷ。
3737さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-12-18 23:03:55)(良:1票)(笑:1票)
75.《ネタバレ》 あれ? 「殺人は悪」という潜在意識を持ってる人なら「殺せ」と暗示をしても無駄だと言ってたのに、あのお巡りさん、ずいぶん簡単に同僚を殺しちゃったんだな・・・。なぜ妻を殺したのか分からない様子だった小学校教諭のケースは別だが、動機がある人らは今までは抑えてきたわけだし、それは催眠術では揺るがないのでは? 佐久間が間違ってたのかな? ちょっと難しい。
リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-11-30 22:39:44)
74.怖い。とくに中川杏奈が。
はるこりさん [地上波(邦画)] 8点(2009-10-16 22:26:38)
73.《ネタバレ》 催眠をかけられた警官が何のためらいもなく人を射殺するシーンがめっさ怖かった。
承太郎さん [DVD(邦画)] 5点(2009-05-09 08:08:14)
72.1人の人間の言葉が、他人の心を侵食してゆく恐ろしさを、あの手この手でじわじわと表現してゆくいやらしい作品。発表当時はどれだけ衝撃的だったのだろう...
j-hitchさん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-04 01:16:44)
71.いやあ、これはけっこう恐かったですね。夜中に若い学生さんと一緒に見たんですが、「こ、これ、きついっすよ」と絶句してました。エンディングのファミレスの場面も、画像が不鮮明な分、恐ろしかったです。妖怪とか出すよりも終始雰囲気だけで迫ってくこういう映画の方が怖さがよく表現できますね。そんなわけで超いんちき野郎のメスマーを題材にしたのには目をつぶることとします。
きのう来た人さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-28 06:24:28)
70.日常からの突然の狂気ほど怖いものはない、そんなことをこの映画で感じました。深夜に一人で観てたからかとんでもなく怖かった。萩原聖人は僕の中で麻雀がうまい人って印象だったので余計怖かった。
しっぽりさん [ビデオ(邦画)] 7点(2009-01-21 18:06:33)
69.《ネタバレ》 サスペンス映画として、とても良く出来ていた作品だと思います。
ですから終盤の難解な展開でも色々自分で解釈したり考えたりするのも悪く無かったです。(最悪なのは展開がつまらない上、訳が分からん映画です)
個人的に好きなのは二回あるファミレスのシーンでしょうか一回目に食事を残し覇気のない役所、二回目は妻の死の後のシーンにも関わらず憑き物が落ちたように心地よく食事している姿は滑稽な程です(これで妻の死は役所の仕業と暗示させる)
ラストシーンの投げっぷりはゾッとしますし・・
二回、三回見てその度に様々な解釈が出来て楽しめたりする映画でした(万人向けかどうかは微妙)
まりんさん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-15 19:04:17)(良:2票)
68.《ネタバレ》 心が解放されることにより、些細な憎しみはダイレクトに殺意へと変わる。しかし、あれだけ苦悩していた役所さんが、最後にはとても活き活きとステーキを平らげている。ライターの火や蛇口からしたたる水といった回りくどいやり方で他人を「キュア」してきた萩原だが、役所さんはもっと簡単な方法で「キュア」できる。憎しみが殺意へと変わるなら、愛や優しさはどうなるのだろう?「キュア」された人類はどこへ向かうのか?
フライボーイさん [DVD(邦画)] 7点(2008-07-07 07:29:55)
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【点数情報】

Review人数 107人
平均点数 6.68点
010.93%
121.87%
210.93%
321.87%
432.80%
51715.89%
61312.15%
73330.84%
82220.56%
976.54%
1065.61%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review2人
2 ストーリー評価 6.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 4.40点 Review5人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人
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