30.あのクリームケーキが食べたくなった。ジュゼッペクリスティアーノが少年らしくてかっこいい。 【Vanilla】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-11-25 00:10:54) |
29.みなさんと同じような感想です。こんな話だとは全く想像もせずに、冒頭から判断して妻を誘って一緒に見たらちょっとすごいことになりました。予備知識なしに見た方が絶対楽しめます。レビューを読むのをやめてとにかく見てみてください。「スタンド・バイ・ミー」的なこどもの間の友情のストーリーを期待してみると裏切られますが、そのぶん別の発見があります。 【小原一馬】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-11-21 23:26:39) |
28.子供の視点のみで描かれていた作品だったので大人の汚さがよく伝わってきました。大人って本当に身勝手ですよね、子供の純粋な想いや行動が胸に突き刺さる良い作品でした。 【MINI1000】さん [地上波(字幕)] 7点(2006-07-09 00:26:20) |
27.それほど有名な作品じゃないし、派手さも無く地味だけど・・・なのに物凄く深い余韻が残る映画でした。原作がベストセラー小説なだけあって物凄く完成度が高く、全編に渡って緊迫感が続くのは凄すぎる。ハリウッドとかの下手クソなサスペンスやホラーよりもよっぽどドキドキすること間違いナシですね。それと主人公の少年の汚れなき清純さにヤラれましたし(昔は俺もいい子だったなあ)、誘拐された子のひたむきな姿に涙が出ちゃいましたよ。子供とはいえ演技力はズバぬけてる2人でした。それに比べ大人は汚すぎーーーーー!ありゃマズイ。あんだけいるのにマトモな親、なんで1人もいないの?むろん自分に子供が要るのによく誘拐をするよなあという気持ちにもなった。事情とはいえ絶対にしてはならないね。自分の子があんな真っ暗な穴に閉じ込められたら嫌でしょ?俺なら想像しただけで身震いする・・・撃たれて泣き崩れた主人公の親父ならなおさらでしょ。他人を思いやる心、これに関しては大人は子供を見習うべきである。『ぼくは怖くない』、躊躇無く名作に認定。いやはや素晴らしかったなぁ! 【ピルグリム】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-12-17 18:54:57) |
26.《ネタバレ》 親達の秘密を知ってしまった少年の、友情と勇気の物語(このタイトルは主人公だけでなく、ラストのフィリッポのことも指している)。話自体は比較的オーソドックスながら、映像の力は圧倒的。どこまでも続く黄金色の大地と紺碧の大空。埋もれてしまうほどに実った広大な麦畑の中を、少年達の目線で、彼らが駆け回るのと同じスピードで追い続けるカメラ。これが本作の魅力の80%は占めてると思う。私的には大人の消えた村でのガキ大将の一言、「これを待ってたんだ」に一番共感しました。人の子供は誘拐しても、自分の息子が殴られたと知れば半狂乱になる母。自分の息子を傷つけてしまうと、おたおたと泣きわめく父。主犯格の男の最大の失敗は、子を持つ親を仲間にしてしまったことですね、6点献上。 【sayzin】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-17 00:04:50) |
25.割と軽いノリで観始めたのですが心に残る力作でしたね。まずあのイタリアの田舎の雰囲気が好きで美しい映像美にあっと言う間に引き込まれました。あのような場所で育った覚えも無いのに何だか懐かしい気持ちになってしまいましたよ。子供の視点から描かれているのも好印象。特に良いのは象徴的な空想の犬のシーンで、ミケーレの成長を何気ない子ども遊びの一つで描いているのが素晴らしいです。そしてこの映画を観ると大人になったつまらなさを感じてしまいますね。成長する、大人になるというのは身に付いていく事ばかりでなく、経験する事によって逆に失われてしまうものがあるのだと思います。犬に象徴されたもののように。犬が見えていた事がどんなにか素晴らしかったか。また犬を見たいなぁ~と、少し寂しい気持ちにもなってしまった作品でした。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-12-06 16:50:14) (良:1票) |
24.いい映画でした。ここにある皆さんの長文コメントが、この映画がいろいろなことを考えさせらる深い映画であることを物語っていますね。 【カルーア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-22 21:36:29) |
23.《ネタバレ》 フィリッポの登場シーン怖すぎ。その辺のホラーよりよっぽど怖かった(涙)おかげで完全にミケーレの目線のまま映画に引き込まれ、そのままラストまで引っ張られてしまった。。フィリッポの正体はありきたりなものだったけど、ミケーレの目線にさせられているため感動は深いものになりました。。 【junneisan】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-26 21:28:30) |
22.目を疑うような黄金色の麦畑にまずやられた。まるでナウシカ。こんなところに住みたい、こういうところで子供を育てたい、そんなことを言う人がたくさんいそうだ。だけどこんな素晴らしい景色とうまそうな空気の場所でも社会の歪みは容赦なく子供に押し寄せるらしい。大人になっても、その歪みに対して僕は怖くないと言っていて欲しい。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-05-01 02:06:50) |
21.《ネタバレ》 始まって数分で思った、これはとっても好きな映画。私をぎゅーっと、幼い時代まで引き戻してくれる。自転車さえあれば、いくつものスリリングな冒険の舞台まで行くことができた。立ち入り禁止の場所にはすすんで入った。何かが起こるかもしれない、そんなドキドキがたまらなくて毎日、日が暮れるまで遊んだ。大人たちの秘密も、女の子の体も、青いミニカーも、僕をドキドキさせてくれるモノたち。同じ天秤の上に乗せられる、ただの無邪気な好奇心。恐いけど大好きな母さん、腕相撲を手加減してくれる優しい父さん、何があっても絶対に安全な場所だと思っていた、疑うことなんて知らなかった。美しくて無垢な子供の世界と、醜く現実的な大人の世界を対比させた、ピリリと辛い素敵な映画です。 【337】さん 10点(2005-02-09 14:42:45) |
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20.《ネタバレ》 「スタンドバイミー」とは似て非なる作品。今作の方が深刻度は高いものの、その分、起こる事件が少し突飛で、「誰でも感情移入できる」という訳にはいかないが、少年の成長の物語としては相通ずるものがある。 子供たちを取り巻く広大な麦畑とよそよそしいまでの青空は、その広がりの中で自由に走り回る事を許容しながら、広漠とした世界の中で彼らを拘束もしている。そしてそのコントラストは、小さな片田舎の村と家庭に縛りつけられている子供たちの立場と心象をも象徴している。 自分たちの信じていた大人の世界の裏側を垣間見ることの恐怖は、子供が精神的に成長するためには避けては通れない儀式でもあるだろう。 ただ残念なのは、事件を通して活躍するのも、悩むのも、成長するのも、すべて主人公の少年だけで、せっかく他に友人たちがいるのに、まったく彼らに「出番」が無いという点。いいキャラが揃っていただけに、非常にもったいなく感じた。主人公と共に彼らの友情と成長を描くべき。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-01-17 20:42:43) |
19.《ネタバレ》 どこまでも続く青空。広大な麦畑。廃屋。子供達の秘密基地。こういうのはかなり好きです。あれだけ家族を愛する事を知る親父が誘拐犯…というのは何だか違和感ありましたが、ミラノの(つまり都会の)ゴロツキに純朴な村人がたぶらかされていた…という図式なんでしょう。最後に親父も以前の心を取り戻せて良かったという感じ。少年のピュアな勇気にも感動しましたが、ちょっと違う視点で、警察(公安?)はやはり頼りになるなぁというのも実感できます。特にこういう子供にとって警察はヒーローのようなものなんでしょうね。 音楽も「叙情的なスティーブライヒ」といった感のシンプルな音楽が、美しい情景にぴったりマッチしていてイイ。イタリアンニューウェーブとして注目されてるそうですね。 【番茶】さん 8点(2005-01-10 13:37:46) |
18.よいですね!「この映画は、誘拐事件の話です。」 と一言で言うことはできないような作品でした。どちらかというと、誘拐事件は複線で、本当のメッセージはやはり、少年の仲間意識だろうと思う。 いい作りでよかったです! 【Takuchi】さん 7点(2005-01-04 22:28:00) |
17.《ネタバレ》 物語の始まりは牧歌的な風景、楽しそうに遊ぶ子供たち、暖かい共同体としての小さな村。主人公のマケーレが穴をのぞいてしまってから舞台は大きくその様相を変える。その変化の表現が見事である。それまで安心できる広大な草原や村、家という存在が急に不安の象徴となる。それまでボーっと眺めていた観る側がハラハラ感、不安感を常に持ってのめりこむようになる、という仕組みである。もちろん飽きさせない装置(少年たちの交流、友人の裏切りなど)も満載である。本作は、誘拐事件を常とは異なる視点から切り込み、その中で少年の勇気、成長を描ききった快作といえる。 【コーヒー】さん 9点(2004-12-23 14:35:54) |
16.《ネタバレ》 (突然変な話をしますが)自分の曽祖父はプロテスタントの牧師で、戦時中は慈善活動をしていました。皇国主義一色の当時は当然キリスト教は疎まれていたわけで、よく石を投げられて家のガラスを割られたと聞きます。でも彼は頓着せずに自分を非国民と罵る人たちにも食べ物を分け与え続けたそうです。自分を取り巻く世界のすべてが間違っているときに正しい行いをするのは簡単なことじゃありません。この映画のミケーレの状況もそうです。子供にとっての大人の存在は大きく、とくに両親は絶対的なものです。ミケーレは心から愛している父親ですら犯罪者であることを知りながら、あくまでもまっすぐに正しい道を行こうとします(辛い現実に向き合えず、短絡に犯罪に逃げた大人たちとは対照的に)。それでも「ぼくは怖くない」といえたのだとしたら、並大抵の勇気ではありません。そういう意味で、この映画は何よりもまず勇気の物語なのだと思います。 【no one】さん 8点(2004-12-01 02:52:26) (良:2票) |
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14.冒頭の麦畑を駈けてるシーンで引き込まれました。子供にとってはミステリアスな出来事でも現実は。。。 たまたま泊まったホテルで観る機会を得ましたが、タイトルがわからず調べまくりました、その過程でポスターも見つけたのですが、ポスターからは想像できない内容ですね。 【ないとれいん】さん 8点(2004-11-17 00:13:12) |
13.《ネタバレ》 小さな作品なのだけれど、中身は濃い。内容についてはこれまでの皆さんが書かれているとおりなので何も言う必要は無いかと思います。「麦畑や青空の美しさと少年の入っている穴(=大人が子供を汚していく過程)の汚さ」、「大人達の金目当ての誘拐という最悪の行為と子供の純粋な正義感」、、、といった「対照」の使い方が本作をよりいっそう面白くしてくれていて、良作だと感じました。それにしてもイタリア映画の子役はなぜあんなに輝いて見えるんだろう・・? カメラの前なのに凄く自然体で演じていて、しかも非常に愛らしい。製作者側もしっかりと子供の目線で世界を捉えている。子供を美しく描かせるとイタリアの右に出る国は無いんじゃないかと、この作品で改めて実感しました。 【wood】さん 8点(2004-10-31 17:21:56) |
12.もっとささやかなお話だと思っていたので、みなさん同様ちょっとビックリ。確かに映像はポスターみたく美しいのですが、その何処かジュネを思い起こすような作り物っぽい加工具合が私の趣味ではないので、最期までなんとなく話に入れませんでした。主人公の少年にとっては大切で優しい大人が一方で残酷な事をする。言いたいことは分かるのですが私にはあまり実感として伝わって来ない映画でした。 【黒猫クロマティ】さん 5点(2004-10-25 14:42:36) |
11.DVDで鑑賞。映像・音楽は美しい。子供たちもかわいい。ストーリーには度肝を抜かれました。静かに物語は進行しますが、何か画面から力強さを感じさせます。主人公の少年の行動は一貫して正道で、好感が持てて、イラつくことはなかった。ラストは決してハッピーエンドとはいえませんが、映像の美しさもあり、爽やかささえ感じさせる。観て良かったー、と感じられた作品でした。 【いわぞー】さん 9点(2004-10-24 22:19:20) |