283.感動するとか、駄作とかいう具体的な批評は無意味です。この映画を観て、良くも悪くも感激しない人、何の感想もない人はいないでしょう?そういう意味では私はかなりすごい映画だと思いました。 【てる】さん 9点(2002-08-22 17:53:47) |
282.母の愛は、何処の世界でも変わらず、愚直でありながらも深い。それが只のファンタジーなのだと社会が幅を利かすのならば、こんな不幸な事はない。幼児虐待が、日々報じられるこの世の中、子を持つ母親には観てほしい一作。是非にでも。 【aksweet】さん 10点(2002-08-21 20:55:11) |
281.≪ネタバレあります≫見終わってから気分が悪かった。イライラした。どうして、息子を自分の命を犠牲にしていい程愛しているのに、裁判の時に何も言わなかったのか。本当の事を言わなかったのか。そこで死刑になったら、息子がこれから目は見えるようになっても大変だろうって事を考えなかったのか。妄想癖にもイライラ。真剣に仕事しろよ!親友だって心配してるじゃないか。どうしてその気持ちを汲んでやれないんだ!と言うのが見終わった直後の感想。でも、暫くして冷静に考えてセルマが「愚かだけど息子を愛している」人なんだろうと思えてきて気分が少し回復。勧善懲悪なハリウッド映画を見過ぎていたのかもしれない。(勧善懲悪の方が見ていて気分がスカッとするのは事実なんですが。)また、『判決が下された後に無実(自己防衛?)だと分かっても弁護士を雇う金がなければ判決はひっくりかえせない』という法の落とし穴を目の当たりにさせてもらえたのは良かった。色々考えさせられた。現実に起こりうる悲劇だから。でも、やるせない気持ちが残る『火垂るの墓』的気分なのでこの点数にしました。 【Nor】さん 5点(2002-08-20 22:27:09) |
【はるまき】さん 5点(2002-08-18 20:59:50) |
279.分かりやすいハッピーエンドを自然に望んでいたが、これは、これで良いか。 【ジョン】さん 7点(2002-08-18 18:24:09) |
278.すごくショックを受けて映画が終わったあと10分ぐらい動けなかった。セルマの壮絶ともいえる愛、死ぬ前の恐怖との戦い、重い映画というのを通り越して恐怖さえ覚えた。こわい。あんな愛を赤裸々にかたっていいのだろうか?自分だったらあそこまで生きられない気がする。セルマが自分は強い人間じゃない、処刑を耐えられるなら見に来てと頼むシーンは泣いてしまった。処刑のシーンはもうみたくない。耐えられそうにない。 【わいん】さん 8点(2002-08-17 23:43:00) |
277.最後の処刑されるシーンは唐突であり、あってはならない予期の結実であった。一人で線路を歩くシーン。ジェフが後ろから走りより声をかけるが、そのときの笑顔の屈託のなさ。その後の、お金が盗まれているシーンが予想できていただけになおさら心に残る。「もうこの世に見なければいけないものはない」母親として子供に必要とされると考えることもできるが、失われてゆく視力とともにセルマの「生きる」は徐々に虚構化されていったのだ。重々しい人間の愚かさと、それとの対比で鮮やかに描き写された愛の力強さ。音楽性よりも、その精神性に多くの語るべき点があったと感じた。 【たかしまくん】さん 8点(2002-08-17 19:41:42) |
276.すっごい悔しい!!あんな金に目が眩んだバカ夫婦のせいで死刑にまでなってしまって…。でもセルマは最後まで自分の命よりも子供の目のために、というか産んでしまった責任のために、頑固に頑張って、とてもとても素晴らしかった…大尊敬★☆ラストは悲しすぎたけど一番楽しい妄想を浮かべながら逝けたので八ッピィーエンドなんだと思います。だからこの映画は満点です。 【紫】さん 10点(2002-08-02 01:18:47) |
275.母親側から見れば、一途で寛大な母親の愛に感動できる。息子側から見れば、目が見えることなんかよりも母親がいてくれる方が大事なんだ、という当たり前の考えに気が付き、感動できない。この監督のすごいのは、下手な映画と違って、その両方の視点をしっかり描いていた事。だから、どちら側から観るかで評価は正反対になる。主人公が裁判に勝って、息子も無事全盲を回避するのがハリウッド映画。でも、そんな映画では母親の寛大な愛や息子との強い絆を表現する事は出来ない。観客に、批判されるのを承知でそれを伝えにきているからこそ、この映画はスゴイのではないでしょうか? 【バング】さん 5点(2002-07-29 21:08:39) |
274.見終わった後、はがゆい思いと暗い気持ちで、重苦しく、つらく、胸が痛くなった。でも、実際にこれとまったく同じような人生を生きた人はけっこういると思う。本筋の悲劇がミュージカル部分の喜劇的スパイスで味付けされ、許されないほどの重苦しさになるのをなんとかしのいでいるところがいい。セルマの矛盾だらけの心、弱い心の警官...冤罪ではないが限りなく冤罪に近いセルマを結局誰も助けることができない...まるで映画でしかありえないような設定...そう思う。でも、ひょっとしたら現実はこの映画のほうにあるのではないかと、ふと思った。 【映画は現実】さん 8点(2002-07-28 02:44:16) |
|
273.このやりきれない気持ちをどこに持っていったらいいのやら、残された人達(観客も含めて)はどうしたらいいの。彼女はあのようにしか生きられない、どうしようもないです。私は裁判のときに全部喋ってしまう類なので共感はできないけど、セルマを何とかしてあげたいと思いました。けど自分の近くにも彼女のような人がいても、私は気が付いてあげることもできないかもしれません、情けない話ですけど。ドキュメンタリータッチのカメラワークは批判も多いけど、セルマという一人の女性の人生を見せられている感じがして好きです、悲しさ、せつなさも倍増です。 【ペリエ】さん 9点(2002-07-15 06:28:46) |
272.ストーリーは賛否両論分かれるところでしょうが、ビョークの私は歌声をきくためだけに気付いたら四回も映画館まで足を運んでいました。ラストがひどいと言う人も多いですが、これでよかったと私は思います。人の幸せなんて本人にしかわからないわけだし。セルマは最後に現実の世界でミュージカルの主役になり、息子の手術は成功。死ぬことが不幸とはかぎらない。が、共感できるかといえばそうでもないのが微妙なところ。この映画はいい映画ではなく、好きな映画ですね。だから満点をつけたのは、私の好きな度合いかもしれません。 【かいこ】さん 10点(2002-07-10 00:57:49) |
271.怖い。とても重い映画・・・結構耐えられなかった・・・。でも確かに素晴らしい作品。あのミュージカルみたいなのはちといらない気がするが・・・。 【Naoto】さん 8点(2002-07-06 23:14:06) |
270.歌とか映像はよかったけど・・話がムリヤリ不幸っぽくなってるかんじがして・・最後も残酷だし。 【yuki☆】さん 0点(2002-07-06 20:09:32) |
269.ミュージカルってあまり好きではないんですけど、線路沿いや、工場やで突然歌い出しても違和感なく観られました。ただ、手ぶれがひどくて、最初ビデオテープの故障かと何度か巻き戻して確認したという・・^^;それと、不器用な行き方のセルマもビョークは好演してたと思います。なのに、自分が子供を助けると決めたくせに死にたくないみたいな態度が往生際が悪く、今まで好感持てたのに、ここで、セルマのキャラが一変してしまい、観ていてイライラしました。ホントに最後の最後で悟りを開いてたけど・・。私情的には死刑台に歩いていくときから、この境地で歌い踊ってくれてたら、気持ちよく終われたのにと残念です。 【span】さん 5点(2002-07-05 16:38:01) |
268.重い。心が割れそうになる。でも、またみてみたい。でも見るには勇気が必要。 【やんいー】さん 8点(2002-06-28 12:45:17) |
267.今は亡き自分の母とラップし、心苦しくなった。セルマのような親は少なくないはず。もう、見ることは出来ません。。。 【1児の父】さん 9点(2002-06-25 17:53:32) |
266.この映画を見た人で、セルマの馬鹿さ加減がムカつくと言う人がいる。じゃあ、その人に聞きたい。馬鹿で愚かな人間は主人公になる資格さえ無いのかと。聡明な人間しか主人公になれないのかと。失明すると分かっていて生むのは親のエゴだという人もいる。じゃあ、その人に聞きたい。目に障害を持つ人間は、この世に生まれてはいけないのかと。セルマみたく、あんたいったい何考えてんのさ、少しはなんか言えよ、といいたくなるような人って、この世の中にはたくさんいるじゃない。この映画は、そんな人達が辿ってしまうかも知れない末路を、刻々と描いた映画なんだ。そして、監督はそんなのいたいけな一人の女を、悲劇の中に放り込む。ここまでは全く、『奇跡の海』と変わっていない。しかし、決定的に違うのは、ラストにおいてなのだ。べスとは逆に、セルマは、自分で幸福までたどり着く。自らの心音を頼りに、死の恐怖を軽く飛び越え、あっという間にそこまでたどり着くさまを描いたこの映画は、奇跡だ。その奇跡こそが、それまでのあざとさを払拭している。これほどの映画は、これ以降、二度と現れないだろう。 【ククル】さん 10点(2002-06-24 16:15:24) (良:3票) |
265.賛否両論の激しい作品ですが、私は大好きです。セルマの生き方に反感を持つ人も多いようですが、同じ子を持つ母として、私はとても共感できます。私でも、我が子が自分と同じ苦しみを味わってこの先の人生を生きていかねばならないとしたら、やはり自分の命に代えてでも『目』を与えると思います。彼女を頭が悪いと批判する意見も多いですが、私は逆だと思います。お金を取り上げられることを恐れ、真実を話さない所、ジーンへの底知れない愛情がありながらも、監獄の中で一度もそれを表現しようとしない所、すべてジーンのために考えられた最高の母の愛情ではないでしょうか。 ミュージカルシーンも、圧感!感動しました。最高です!! ただし、あまりにもショッキングなラストには、恐怖さえ覚えました。あのシーンだけは映さないでほしかった・・・。そうすれば、いつまでも最高の余韻を味わえたのでは・・・と思います。 【子を持つ母】さん 10点(2002-06-11 12:10:22) |
264.みんな泣いた!しかし「泣くために観る映画」ではない。感動するために観る映画でもない。自慢するほど映画を観ている訳でもないが、感動できる映画って他にも一杯ある気がするが。恐らく、これを観て感動した人とは、観る視点が違うのでしょう。 【☆】さん 2点(2002-06-05 01:12:04) |