5.ノーラン監督の映画はその才能は勿論、物語・世界観を共に創り上げるハンス・ジマー、ウォーリー・フィスター、エマ・トーマス、リー・スミスからなら製作チームワークの賜物だなとつくづく思わせる作品でした。キャスティングも役にフィットして違和感の無くスッと入っていけるような俳優を上手く割り振ったなと思います。次回作が楽しみで仕方ありません。 【ひろ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-27 03:42:23) |
4.《ネタバレ》 知的好奇心を刺激する複雑な構成ながら、緊迫のアクションシーンを交えることで映画的なカタルシスや娯楽性をも兼ね備えており、扱う題材は神秘的ですらある。そこに過去の過ちに苦悩する男の葛藤が絡みつき、哲学的な問題提起やメッセージをズドンと突きつける。「インセプション」は素晴らしい映画だ。そしてそれはアイデアに尽きる。「何パターンかの夢」を「夢の階層化」、「耳は起きている」を「音楽の合図」、「夢の中にいても現実世界での影響を受ける」を「影響が重なるため深層に行くほど不安定」といった具合に、誰もが経験したであろう夢についての不可思議な感覚を独自のルールで見事にまとめ上げた。オリジナル脚本を手掛けたノーランの頭は一体どうなっているんだと思わされるほどの緻密な世界観だ。彼の頭の中にふと芽生えた夢についてのアイデアが、ジワジワと長い時間をかけて脳内に感染していき、この世界を構築していったのだろうか。演技も音楽もアクションも視覚効果も特筆モノだが、それにも増してドラマ部分とラストがまた素晴らしい。観ているものには賛否の分かれるものかもしれないが、夢に囚われた妻を救おうと試みたインセプションで家族を失い、自責の念に苛まれる男にとってあのラストはハッピーエンドではないだろうか。愛する妻に別れを告げることで彼は待ち焦がれた夢(=ゴール)の夢を見ることが出来たのではないのだろうか。「夢なら覚めないで」というが精神世界での幸福は真実のモノなのか考えさせられる幕切れの後も友人との話題に事欠かない、そして鑑賞の度にこの作品の深部が見えてくる。これこそ一級のエンターテイメントだ。 【サムサッカー・サム】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-26 04:53:36) |
3.死ぬほど面白かった ■2回目観ました。2回観ても面白いと言う評価も多いが、自分はそんな事は無く残念な感じだ。そして観終えて食事して外出るとどしゃ降り。確かにワインは飲んだが、これは夢じゃ無かった。 【nazu】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-25 22:29:56) |
2.かなり練られた作品。脚本,世界観,キャラ作りがよく出来てる。良作ですね。 【honeydew】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-20 00:28:08) |
1.《ネタバレ》 夢の中の映像が中心なのですが、 これが結構、凝っていて、観ていて面白い。 後半は、同時進行で話が進むので、マジ、疲れます。 したがって、カップルよりも、一人でじっくりと鑑賞することをお薦めします。 落ちが淡白なので、二作目を期待するしかありません。 【オドリー南の島】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-07-17 20:41:08) |