34.当たり前すぎのコメントになりますが、ラストシーンは最高です。すべての人に見てもらいたい。サイレントを見ると、想いを伝えるには言葉ではなく行動なんだと考えさせられます。 【shoukan】さん [地上波(字幕)] 10点(2004-02-01 00:05:01) |
33.遅れ馳せながらチャップリン初体験です。 正直70年以上前の映画とあって、いったいどうなんでしょーと恐る恐る伝説の地に足を踏み入れたが、そこはありとあらゆる映画の源泉で、驚くべきことに今もなお暖かなお湯がこんこんと湧き出していた。 70年前の人達と、こんなにも豊かな感情を共有出来るなんて相当ミラクルな事だ。 当時の人たちの賑やかな笑い声がスクリーンの向こうから聞こえてきた。 感動なんて言葉は使いたくないが、胸が震える思いだ。 ボクシングのシーンの完璧なタイミング、花売り娘との恋愛の豊かな感情の描写など、時の流れとともに色あせない先人達の確固たる映画制作の姿勢と業績に敬意を示し、それを自由に享受できる幸せをも噛みしめたい。 私ごとながらうちには2歳になったばかりのひとり息子が居るのだが、明日起きたらさり気なく見せてみよう。 どんな反応を見せるか楽しみだ。 映画デビューがチャップリンだなんて粋なやつだ。 【Beretta】さん 10点(2004-01-11 02:26:06) (良:2票)(笑:1票) |
32.《ネタバレ》 とても綺麗なラストシーンが活き活きと描かれているのは、「綺麗ごと」じゃないから。チャーリーも少女も、人間誰もが持つ愚かさや滑稽さをちゃんと持っていて、でもすごくまっとうに生きている。大富豪とお友達になったり、ボクシング選手になってしまったり、「ありえない」のに、とても親しみを感じる。チャップリンを超える映画人は、もう二度と出現しないんじゃないかと危惧してしまうほど、私を笑わせ泣かせてくれたこの映画には、賛辞すらネタ切れです。素晴らしい! 【ともとも】さん 10点(2004-01-08 22:49:14) (良:1票) |
31.《ネタバレ》 正直言うと、それまで私にはチャップリンの映画の良さが分からなかった。おそらくチャップリンの映画のメッセージ性の強さを理由にしていたのかもしれない。だったらキートンを観よう。何も考えずに(キートンに失礼だが)観られるから。そう考えていたのかもしれない。それはある意味で正しいのかもしれないが、実は彼の映画はそんなに単純ではなかったのだ。この映画には、メッセージ性以上に注目すべき点がある。それは、この映画で出てくる登場人物のキャラクター描写である。チャップリン扮する主人公は、浮浪者でありながらも好きな女性のためにあれこれ努力するのだが、その彼の行動をよく見てみると、実によくそのキャラクターが分かる。例えば、人が捨てた葉巻を、他の浮浪者を突き飛ばしてまで拾って吸ったかと思えば、強そうなボクシングの相手に媚を売ってみたりする。彼の中には、「卑しさ」が内在しているのだ。しかし、彼女の前ではそれを出さないように必死である。それと対照的なのが、彼の釈放後のシーンである。そこには、卑しい自分自身を取り繕う以前の彼の姿はかけらもなく、子供のいたずらに対しても本気で怒ってしまう。もうこれは絶望的である。この映画が、というかチャップリンがすごいのは、こういうシーンをちゃんと用意しているところだろう。絶望を見せておきながら、最後には彼女と再会をする。しかも、彼女が盲目だったので、手で確かめるあたりが心にくい。これを「良い映画」と呼ばずして、何を良い映画と呼べよう?観終わった後、私がそう思ったのは言うまでもない。 【おっさんさんさん】さん 10点(2004-01-06 01:24:08) (良:4票) |
30.ベタなんだけど、ラストシーンがいい!愛があふれている作品だと思う。 【ゆきいち】さん 10点(2003-12-18 01:47:55) |
29.最近は少し涙もろくなりましたが、滅多に泣かなかった少年時代に初めて涙を流した映画です。 |
28.きわめつけのラストシーン!!何故か、何度観ても、息をのみ、胸にジーンと迫り、目頭が熱くなってしまいます。 【チャターBOX】さん 10点(2003-10-30 11:53:10) |
【マイアミバイス】さん [映画館(字幕)] 10点(2003-09-12 13:13:43) |
26.映画の設定を、セリフに頼らずに観客に伝え切ってしまう、恐るべき手腕に舌を巻きます。で、途中のドタバタギャグが最高。最後はホロリ。全身で笑わせて、表情で泣かせる、サイレント喜劇の究極と言っていい映画でしょう。 【鱗歌】さん 10点(2003-07-26 20:42:26) (良:1票) |
25.ラストの素晴らしさは言葉ではあらわせません! 【笠竺原】さん 10点(2003-06-28 14:10:46) |
|
24.初めて出会ったのが10代前半の頃。30歳を過ぎた今でも色褪せることなく愛し続けている最高の作品。優しくなれます。 【mongo】さん 10点(2003-06-06 00:22:12) |
23.ラストシーンが最高!故・淀川長治氏の本で言っていた事だが、最後のラストシーンは実は二つのパターンをチャップリンは撮っており、一つは本編と同じラストであり、もう一つのラストでは目が見えるようになった女性に出会った瞬間にそのまま走りさって終わってしまうという悲しいラストなのだ。もし、このラストシーンを使っていたら、全然ちがう映画になっていただろう。ハッピーエンドで本当によかった。最後のチャップリンのあの表情はセリフがなくても十分観客に伝わる素晴らしい演技である。あの演技に10点! 【弘前のタジオ】さん 10点(2003-06-01 14:26:31) (良:1票) |
22.俺の記憶違いか??皆さん大大大絶賛のラストシーン(もちろん俺も)、2通りありゃせんか?誰か~助太刀を~ 【RB】さん 10点(2003-05-28 19:33:16) |
【代打、八木!!】さん 10点(2003-05-18 11:31:30) (良:1票) |
20.いったいオレは何回見たんだろう、この映画を。 【キャリオカ】さん 10点(2003-05-15 17:24:10) |
19.数十年に一本の最高の映画なんて、そうあったものじゃない。効果音・音楽・最小限の字幕をもってするサイレント&モノクロのスタイルを崩さず、視覚効果を通して伝わる心の温かさ…。街の放浪者と、目の不自由な花売り娘の出会いからうまれる純粋な想いが、胸に響いてならない。社会風刺に重点を置くチャップリン映画の中では、恋慕の情に視点を合わせた所がこの映画を至高作品にさせている。可笑しさと哀しさのコントラストも映える。ボクシングシーンが良く、更に言わずとも美しいラストは本当に素晴らしい。観れば誰もが優しく、そして温かい気持ちになれる…そんな映画です。 【_】さん 10点(2003-05-14 15:24:05) (良:1票) |
18.チャップリンのはどれもほとんど名作で甲乙つけがたい。これはそのなかでも特に素晴らしい。お金持ちの二重人格ぶりやボクシングシーンで笑わせておいて、ラストはやさしい感動の涙、涙、、ほんの短い字幕と演技、表情だけで何百ページの台本にも優る感動を見る人に伝えてくる素晴らしさ。 ラストの感動、「You?」 照れたようにはにかんで「見えるんだね・・」 このチャップリンの表情! 大洪水のごとくドバァーっと涙、涙、、、 もう言葉がないです。たまりません・・・ 【キリコ】さん 10点(2003-04-11 21:49:33) (良:1票) |
17.まさしく名作!チャップリン最高です。天才としか言いようがない…。彼を超えられる映画人はいないのでは…と思わされる作品です。 【saku】さん 10点(2003-04-05 19:52:05) |
16.《ネタバレ》 もう、放浪者と花売りが出会うシーンだけで切なくなってしまう。このシーンのカメラの見事さにも驚く。冒頭の、スピーチ~像のお披露目シーン、それからボクシングのシーンは、チャップリンのコントの中でも一、二を争うおかしさ。そしてラスト近く、花を差し出す少女とためらいがちに手を差し伸べるチャーリー、あまりに離れてしまった二人を暗示するようで、悲しい。珠玉の笑いと見事な脚本が組合わさった、最高の映画。「10点」でも足りない、「★★!10点!★★」くらいの映画。 【アイカワ】さん 10点(2003-04-03 12:25:54) (良:2票) |
15.人間の優しさ、美しさ、残酷さ、いい加減さ、やりきれなさ、冷酷さ、全てがあのラストに凝縮されている。しかも、それを爆笑の中で描いてることが凄い。目が見えるようになった娘の花屋のウィンドウのガラスの使い方がさり気ないが絶妙。人間の心の機微を知り尽くした者でないと創れない映画だ。けどあのラスト・・・・。何て優しくて美しくて酷いラストか。言葉を失くします。娘が金持ちの紳士だと思ってた人が目の前の浮浪者だとわかった時の、あの表情。彼女の顔に浮かぶ感謝と幻滅の入り混じったような複雑な表情。でも、チャップリンは、「いいんだよ。人間はそういうものさ」と、自分に献身してくれた人への薄情すら、優しく、ほとんど諦観ギリギリのところで許しているんだなと思う。どん底を生き、人間の裏も表も見尽くした人でないと、あんなふうには描けない。甘いなんてとんでもない。チャップリンで、すっごく優しくて、すっごく怖い人なんだと思ったと爆笑問題の太田さんがコメントしてたけど全く同感。甘いなんて・・・・・とんでもない。怖いくらい酷いラストだよ。それを、こんなに優しく美しく描けるなんて。 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の中の「デクノボウ」って、この映画の中のチャーリーみたいな人間なのかなって思いました。 【ひろみつ】さん 10点(2003-03-01 15:52:16) (良:2票) |