8.細かい説明、描写がない分観ている方の想像力をかき立てられる作品。過去との決別の方法が、父親を施設に入れたり、夫の指輪を売ったりと、ともすれば冷たすぎると感じさせるほどのやり方だが、それ程の事をしないと前に進めないと考えると納得する。演技はどの役者も素晴らしいが、出番の少ないヒース・レジャーが最高だと思う。ハッピーエンドとは言えないまでも、未来を感じさせるラストにほっとさせられた。 【よっさん】さん 7点(2003-05-15 10:00:16) |
7.こんなにラブシーンが効果的な作品って初めて観た。身近な者を亡くした者が味わう孤独感って、確かにまったくベクトルの違うカラダの感情が誤魔化してくれたりする。主役の俳優の最初と最後の様子の違いもすごい。女優が本当に美しく演技も上手かった。 【丸子】さん 7点(2003-04-28 06:55:15) |
6.ハナシ自体は凄く良い。でも、ソートンがハル・ベリーを、黒人達をすんなり受け入れ過ぎやしないか!父親もアッサリ捨て過ぎ!葛藤をもっと見せて欲しかったな。ラブシーンの色気のなさが、逆に興奮しますね。 【y/z】さん 7点(2003-03-14 19:58:43) |
5.ハル・ベリーがよかった。余韻の残るラストは秀逸でしょう。 【ぜんいち】さん 7点(2003-03-09 02:05:07) |
4.深く、余韻の残るラストに、差別や性・家族・人種など本当に沢山の事を考えさせられました。とても良く出来た映画だと思います・・・ただ、息子を失った深い悲しみの中で惹かれあったはずの2人が、あんなにも簡単に、老いた父親を追いやれるは、何故でしょうか?それからレティシアの夫は何故、服役し、死刑になったのでしょう?細かい部分が十分に描けていないように思いました。 【sami】さん 7点(2003-02-25 17:37:29) |
3.感情をコントロールしつつ冷静に生きていく後半の主人公が良かった。落ち付いた感じの音楽がいい効果を出していた。争いを求めず自分を求める映画。蛇足ですが、濡れ場はすごい。ちょうどその時に女房が見に来たので、なにも聞かれてないのに「こういう映画ではないよ」と言い訳してしまった。 【チューン】さん 7点(2003-02-25 16:05:27) |
2.自殺に追い遣ってしまうほど息子を嫌い、自分の幸せの為には父親を施設に放り込んでしまう事も厭わないという、かなり身勝手な人種差別主義の男。その彼が事もあろうに、これまた不幸を絵に描いたような黒人女性を愛してしまう。それはまるで心の空洞を埋め合わせするかのように。果たして彼は本当に彼女の事を愛しているのだろうか。映画はそのあたりの様々な“何故?”の描き込みが不足している為か、なにか釈然としない印象で感動するまでには至らない。しかしその作品的欠陥を主役の二人の熱演が補っているのがなによりの救いだ。男の素性を知ってしまったた彼女が、彼の差し出すスプーンを黙ってそっと口にする幕切れは、静かな余韻を残して秀逸。 【ドラえもん】さん 7点(2002-09-23 18:18:22) |
1.普通、邦題について何かしら違っていて「オイ」となるのが定番。原題にも色々含みがあるようだけど、この邦題にもなかなか上手さを感じる。久々に上手い邦題だなと感心した。この映画、人種差別を絡めているが人種差別以外にも小さな差別がチラホラ含まれているようでならない。その差別がまた気がつかれていないようで何だか悲しさを覚える。とにかくこの映画に漂うテーマは「悲しさ」だろう。親が子に与える影響は限りなく大きい。そこら辺は「アメリカン・ヒストリーX」と似た感覚を覚えた。ただ、ありきたりかもしれないが、やはり「愛」が人間を変える。最後のハル・ベリーの表情が全てだろう。最後に一つだけ、非常に気になるのがこの映画は果たして何年なのかという事。電気椅子って事は相当前だとは思うが、ハンクが「’89年型ピックアップ」というセリフがあるので非常に気になる。 【mmm】さん 7点(2002-09-19 23:05:45) |