43.さまざまな手段で婦長に反抗するマクマーフィ。彼の取る行動で 無気力だった他の患者達が変わって行く姿は、観ていて爽快だった。 1番変わったのはチーフ。自分の意思で動くようになってい行く 姿は感動的だった。そして、ラストは、チーフからマクマーフィへの 想いが全面に出ていて、胸が苦しくなった。涙 ニコルソンの演技 が光っている作品だった。 【ボビー】さん 8点(2004-04-02 09:52:12) |
42.秩序と無秩序、自由と束縛、権利と義務といった、人間社会を構成する上で必要な概念の縮図としての精神病院が舞台。そこで繰り広げられるドラマはまさに現実世界のドラスティックなパロディそのもの。秩序を守り、秩序に埋没するがゆえの安定と、秩序を破壊し、異端として排斥され、不自由を享受するがゆえの自由。安易な二元論では語れないテーマ。 【FSS】さん 8点(2004-03-06 11:39:53) |
【オビワンケノンコ】さん 8点(2004-02-27 21:53:46) (良:1票)(笑:1票) |
40.こういう役をやらせたらジャック・ニコルソンの右に出る者はいないでしょうね~。内容も深く秀逸な映画です。 【患部】さん 8点(2004-01-30 13:44:28) |
39.《ネタバレ》 マクマーフィのような人が一般社会にいて、泥棒や暴力や強姦ばかりしていられたら、当然迷惑だし捕まえられてほしい。そして、あの病院の婦長があの立場で患者のまとまりのない行動やドンチャン騒ぎ等をいつも優しく許すような人でも、困る。でも…。いろんな欲望を持ち、それを満たすためにイキイキと生きる人間でありたいと、私は素直に思う。マクマーフィは極端すぎるけど、人間らしくて一生懸命生きていて、周りの人にも喜びを与えようとする温かいところは、好きだ。それを全て無くして(思考する能力も無くして)生きるなら死んだ方がましと、マクマーフィが生きていたなら言ったに違いないという友情からであろうチーフの行動にも、衝撃は受けたが納得できた。テーマはとても多く、重く、考えさせられるものだけど、ストーリーと演技に感動しました。 【ちいぼう】さん 8点(2004-01-28 10:01:20) |
38.《ネタバレ》 マックマーフィは最初は野蛮な人間だと思われる人がいると思うが私はそうは思わない。彼は院長に言った「100%で協力する」を彼なりに実行した。規律を無視して患者に勇気と喜びを与えた。彼は迫害されながらもチーフと青年を救おうとした。もしも野暮で野蛮な人間ならば、人の嘆きさえも感じることはできないであろう。青年の自殺のシーンは私にとって耐え難いものになっている。自制できないまま恐ろしい空間へ迷ったとき、それが深ければ深いほど精を維持することは困難である。 【ぼん】さん 8点(2004-01-13 10:28:50) |
37.おもしろい。一応歴史的名作扱いですが、今となっては話の展開はオーソドックスといえるでしょう。ジャックニコルソンが生き生きしてていいですね。 【MASH】さん 8点(2004-01-03 09:21:26) |
36.マクマーフィがもっと早く病院から出ていれば・・・って言ってしまったら元も子もないのですが、彼と他の患者達にしだいに友情(でしょうね)が芽生えてしまった。でもそれは人間として当たり前の感情であるのに、あそこではそれすらも許されなかった。 人間の尊厳・人権とは何だろうと考えさせられる映画です。 最後にチーフの行動は、通常では許されない行為なのだけれど、彼にはそれしか手段が無かったのだと思います。 【あずき】さん 8点(2003-12-10 15:18:23) |
35.《ネタバレ》 お気に入りの、ジャック・ニコルソン主演の、超名作映画なんですが、この作品って、色々な意味に取れます。(フルメタル・ジャケット)もそうですが、この作品も、設定は精神病院ですが、現代社会にも置き換えられるシリアス作です。今いちわからない場面は、インディアンです。3回も泣きましたが、終わってみると全て、インディアンがらみのシーンなんです。バスケット・シーン、挙手シーン、水飲み機を持ち上げるシーン、この3つに感動し、ニコルソンと同じように思いました。自分の意思だ!って。ところが、ラスト、あれはないんじゃあないの??4度目の意思は、あれなの?ここが後味悪く、理解に苦しみます。婦長役?の女優うまかった。(ネットワーク)思い出した。なんだかんだ文句言って、ここに帰ってくる患者、管理社会を批判しながら、管理されるのを待ってる・・この作品は、りっぱな社会派ドラマでもあります。 【アルメイダ】さん 8点(2003-12-07 11:57:55) |
34.ストーリー的な評価は価値観の違いによって左右すると思うが、ジャック・ニコルソンの演技は凄かったと思う。彼の俳優としての根底の素晴らしさを見た気がする。ラストシーンには安易に感動できない問題の根深さが感じられ、映画として非常に味わい深い作品であることは間違いない。 【鉄腕麗人】さん 8点(2003-11-30 14:13:35) |
|
33.管理社会に対する痛烈な風刺映画、などと良く批評されているが、いろいろ考えさせられた。これほど後味が悪かった映画はない。ニコルソンも婦長も脇役も、みんないい演技していると思う。 |
32.精神を病んでいる(らしい)人間として言わせて貰うと,偏見はものすごくきつい。無理な要求かも知れないが「あんたにも『普通』に接しているよ」という,病んでいない(であろう)人々の「同情」っぽい眼差し… 何でもないフリしてるけど実はかなりツライ。病院の職員には猫なで声で子ども扱いされるしね。ラストでチーフの取った行動は果たして友情なのか。(逆説的に)むしろ冷徹な婦長の方が真っ当かも(?)という見方もあるのではないかと思う。 【ロウル】さん 8点(2003-11-18 23:07:07) |
|
【虎尾】さん 8点(2003-10-19 17:47:45) |
29.《ネタバレ》 ラストはロボトミーでしたか。納得。いいラストシーンだと思います。画面もストーリーも暗くて重いのに、ニコルソンの演技のよさと、1つ1つのエピソードがよくできていて面白いので興味を持って見ることができました。でも婦長の言っていることもよくわかる。この映画を見ていると婦長は悪人のように思えてしまうけれど、実際には婦長のような立場の人が正しいことも多いですよね。 【るいるい】さん 8点(2003-10-04 17:07:20) |
28.マイケル・ダグラス製作なので、古いな~と思いつつ観たけど、やっぱり損はなかった。マイケルの手腕に今更ながら感心。やりたい放題のジャックに楽しく観てたけど、ラストはほんとに衝撃!そんなぁ・・・。 【桃子】さん 8点(2003-10-03 18:22:27) |
27.ジャック・ニコルソンの怪演が光る。常人であり狂人であり、その見方によってどちらにも取れる見事な演技は素晴らしい。見ているうちに次第に、婦長を始めとする病院の人間の方が異常な様に見えて来る。みんな一様な治療しかしない事や、異端児は廃人にすることもいとわないような世界のどこが病院であるのか。服従と自由。様々な問題を訴えかけてくるよう。タイトルはカッコーの習性からも来てるんだろうけど、カッコーと言う言葉にある「ばかな」や「気の狂った」と言う意味もかけているんだと思う。気の狂った巣・・・それは精神病院と言う舞台において、果たして患者の事を指しているのだろうか?それとも・・・ 【智】さん 8点(2003-09-26 10:02:04) |
26.インディアンが最後に示した人間としての友情にはマジでやられたなー 【たましろ】さん 8点(2003-09-24 23:23:58) |
25.あの当時観てたらもっとハイスコアだったと思うでつ。今観て思うのは、これだけ賛美されてる自由も実はそんな良いものじゃないんじゃないかってこと。ついつい『自由』のなかの反社会的・無責任な側面を感じてしまったのでした。そもそも自由って社会に対して責任を負った上で許可されてるものでしょ。堅いこというと。管理の都合だけで束縛するのも大間違いなんだけどね。要はバランスなんだけど、この映画だと束縛反対・自由万歳だけな感じがしたの。年取るとこんな見方になっちゃう。や~ね~。 【ごりちんです】さん 8点(2003-07-30 00:37:10) |
24.いろいろ考えさせられる映画だし、素直に面白かった。とくにラストシーンは印象的。 【ある】さん 8点(2003-07-14 08:35:16) |