92.《ネタバレ》 おお! すげぇ! バッドエンド映画なんて大ッ嫌いなんだけど、こりゃあ面白かった。 凄惨でグロくて全く救いのないサイコサスペンスなのに、濃密感にぐぐーっと引き込まれていく。 サマセットとミルズの老若コンビが、チャーミングなトレーシーの計らいで打ち解けていくとこが凄くいいんだけど、どんどん2人の掛け合いが楽しくなって絆も深まっていくのに、なんでいつまでもこんなにトーンが暗いんだろうと思っていたら。。。 衝撃的なラストの「嫌悪感」を盛り上げる為の伏線に使われているというイヤラシサ(←もちろん賞賛)。 ただ、今一つジョンの動機に実感が伴わないの と 住処がかなりあっさりと割れてしまうところが惜しい。 まあ、あんまり気にしなくていいか。 なんとも拭い落とし難い喪失感(絶望感?)を食らわせてくれたこの作品に、拍手を送っておきます。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-07-16 03:45:25) |
91.《ネタバレ》 最後、犯人が最後の犯罪を完成させる所までは、結構駄作的なイメージがあり残り2人も大したオチでは無いと思っていたのだが、最後に生首が来て最終的に7つの大罪が完成するというあたり脚本的によく出来ていると思います。他の複線もよく出来てる。 【ソウリ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-03 22:41:34) |
【十人】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-24 03:21:36) |
【STEVE-O】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-04-17 07:46:51) |
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87.《ネタバレ》 どうなるのか最後までわからない展開にはワクワクしたし、 犯人の考えていることがなんなのか知りたい気持ちが強くなってきたけど、最後の悲劇には参りましたよ。 濃密な映画です。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-04 05:11:34) |
86.《ネタバレ》 観る前は怖い映画だとばかり思ってたんですが、実際観てみたらそんなに怖くもなかったです。死体が多少エグイかなってぐらいで。 しかしラストは衝撃的でした。「そんな終わらせ方していいの!?」ってぐらいショック受けましたね。えげつない・・・。中身がわかる前からなんとなく予想はついてただけに、すごい緊張感でした。その上その予想通りの展開になってしまってもう見てるこっちもなにがなんだか。こっちは見てるだけで軽く錯乱しちゃってるのに、作中のミルス(=ブラッド・ピット)がどんな心境かなんて想像もつきません。そんな状態でしかもそれを行った犯人が目の前にいるのに「撃つな」って言われても多分オレでも絶対無理でしょうね。日本でも、自分の家族が残酷な殺され方をされたらその遺族は決まって、「この手で殺してやりたいです」って堂々とテレビで言うんですから。その遺族の人たちをこの映画のラストと全く同じ状況に立たせたらミルスと全く同じ結果になっただろうし、ある意味一番現実的な結果なんでしょうね。そしてその一番現実的な反応を実行したミルスがその後殺人の現行犯で逮捕なんて、、、皮肉ですよね。 さも世間的に復讐が認められてるかのようにテレビで「息子を奪ったやつを殺してやりたい」とか堂々と報道するくせに、いざそうやって人を殺した人が捕まったら<息子を殺された仕返しに殺人>とか言うふうに新聞の見出しにするんですから。自分のスタンスすら持てない、話題に飛びつくしか能のないマスコミメディアもそうですが、そんな風潮を作ってる世間にも少し憤りを感じるきっかけになった映画でした。 全然ホラー映画のレビューじゃないなこれ(笑) 【追記】 約10年ぶりにBRで鑑賞。あらすじは覚えてたのですが、改めて観るととにかく作りこみ方が半端ないですね。シリアルキラーのサイコ的な描写や、一方でベテラン&若手の刑事コンビが些細なヒントから謎を追っていく展開にもドキドキしてしまいます。さすがにラストはバッチリ覚えていましたが、そこまでのドウの持っていき方はもう完全にサイコな人間のそれ。こんな人間に嫁さん(しかも妊婦の)を殺されたとあってはもうドウを銃殺したミルス刑事を非難できません・・・。 再鑑賞で10年前の自分のレビューも見て、あの頃はこれに6点だったんだなーとか、こんな風に見てたんだなーと、当時を俯瞰して見れたのも面白かったです。 【TANTO】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-02 00:34:40) |
85.良く出来ている。脚本もしっかりしているし、本当完成度高い。このときグウィネス・パルトロウは20代前半だったんだ。若い! 【さら】さん 8点(2005-03-18 17:04:59) |
【マミゴスチン】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-08-28 09:11:01) |
83.なかなか良く出来たサスペンス映画。ストーリーだけじゃなく演出や音楽の使い方も上手いね。 【くうふく】さん 8点(2004-07-30 12:45:09) |
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82.とても好きなタイプ。でも私にとって7つの大罪なんて興味ないテーマ。犯人がつぎつぎと人を殺していく理由がわからない。神になりたかったって事?踊らされたブラピと、知的なモーガン・フリーマンの存在が良かった。 【紅】さん 8点(2004-07-17 02:46:07) |
81.ラストは衝撃的なシーンでした。野外は常に雨が降っているし、サスペンスの雰囲気がひしひしと伝わります。“かぁー”となりやすい、ミルズ刑事と冷静に捜査をするサマセット刑事のコンビが絶妙にマッチしています。エンドロールが逆に流れる映画は初めてみました。 【みんてん】さん 8点(2004-07-03 10:11:13) |
80.自分はこの映画、かなり好きです。やっぱりラストは何回観てもいいですね。警察車両の後部座席、カメラ目線で去りゆくミルズ刑事の唇の開き具合に8点。 【金子淳】さん 8点(2004-06-29 12:11:30) |
79.陰惨なサスペンス映画。非常に見応えのある映画だと思う。禍々しい猟奇的な殺人現場、雨ばかり降っている陰鬱な街など、不安感や緊張感ばかりを駆り立てる演出もよい。キリスト教だかなんだかで言われる「人間の七つの大罪」をテーマした連続殺人事件が、あのような形で完遂されて絶望的に映画が終了するというのは、全く思い切った、見るものを沈痛な気持ちにさせる、見事なエンディングだと思う。公開当時、私はこの映画をそのときつき合っていた彼女と見に行ったのだが、この絶望的なエンディングで二人とも泣きそうなほどブルーな気分になってしまった。当時「ベイブ(かわいい豚のやつ)」も同時期に公開していたので、この「セブン」の後にハシゴして「ベイブ」を見て、かなり心が救われたのを覚えている。これは余談として、「セブン」はサイコサスペンスの傑作といってよいかと思う。強烈なサスペンス映画を見たい方で、精神的に安定している方にはお勧めします。 |
78.《ネタバレ》 ヤバいぐらいの面白さです。不満はやはりオチですね。最後にあの銃口を自分に向けて、自殺すれば… 【カフカ】さん 8点(2004-06-20 15:36:40) (良:1票) |
77.大食(いつも何か食ってる)、強欲(金遣いが荒いくせにケチ)、怠惰(明日できることは明日やる)、肉欲(暇さえあればエロビ)、高慢(能力ないくせにプライドだけは高い)、憤怒(すぐにムッと来る)、嫉妬(自分よりデキる人間をすぐ妬む)……全部俺に当てはまってるじゃねーか!!これから月のない夜に外を歩くときは背中に気をつけることにします。 ブラピの「撃つべきか、撃たざるべきか」の葛藤に苛まされる表情、モーガン・フリーマンの箱を開けた瞬間の驚愕の表情、そしてフィンチャー監督の作り出した緊迫した空気。この作品のラストシーンは後味の悪さと共に、あまりの戦慄から鳥肌が立つ。 【コバ香具師】さん 8点(2004-06-13 09:05:04) (良:1票)(笑:2票) |
76.《ネタバレ》 そして犯罪は完成する。こういう映画って自分なら、と考えずにはいられないけど自分は殺さなかったと思う(思いたい)。調子に乗った正義漢を付け上がらせるのがもっともキライなので。フィンチャーはルールと本能の関係にすごく敏感な監督ですね。友達の多い人だと思う、なんとなく。 【PLANET】さん 8点(2004-06-12 15:12:40) |
75.犯人はブラピが自分を殺すことでキリスト教の人間にある7つの大罪を証明して見せた。もし自分がブラピの立場だったとしても、目の前で愛する人の惨殺死体を見せ付けられて、私がやったと言われれば、やはり引き金を引いてしまうだろうと思わせられたのがとてもショックだった。しかしそれはこの映画のストーリーに無理がないということだろう。評価は高いですが、楽しむどころか打ちのめされてしまうという感覚です。 【マクドウェル】さん 8点(2004-06-07 02:02:27) |
74.《ネタバレ》 キリスト教の7つの大罪をモチーフにしたサイコ・サスペンス。犯人が“予定を変更する”と電話をかけてきた段階で以後の展開は何となく読めてしまったし、他の5件の殺人に比べると、残りの2件は取って付けたような感じはする。だけど、そこから本能で動く主人公に観る者の感情を移入させ、あのラストへと繋げて行く演出の妙には脱帽。怒りや葛藤に打ち震えながら拳銃を構えるブラピの姿は脳裏に焼きついて離れなくなる。 【Minato】さん 8点(2004-05-20 22:45:03) |
73.《ネタバレ》 最後が悲しい。自分がミルズだったらどうしたのだろう。 撃ったら犯人の思うツボだし、しかしこのやり切れない気持ちをどこにぶつければ良いのか。ミルズは刑事としての理性か、夫としての本能のどちらかを選ぶ時、彼は後者をとった。 私は彼の人間らしさを重く感じた。 |