【ダルコダヒルコ】さん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-10 01:47:06) |
134.現実のオニール父娘よりイメージはずっとよく、ほどよく乾いた紙のお月さまはパリパリとした感触。ボグダノヴィッチの代表作2本ともモノクロなのはちょっとズルイぞって気もしますが。このマデリーン・カーンといい、ボグダノ監督はクセのある女優を好みますよね。オニール父娘がお好きな方は「ニッケルオデオン」もどうぞ。 【レイン】さん [地上波(吹替)] 7点(2010-05-04 06:00:18) |
133.《ネタバレ》 何度も観ているんだけど、観るたびに新しい発見や楽しさを与えてくれる。これはもうテイタム・オニール演じるアディのキャラクターに尽きる。幼くして母を亡くした寂しさを決して口にせず、詐欺を学んでモーゼと共犯することでコミュニケーションを深めて行く。その姿には湿ったところが微塵もない。自らの意思で、自らの幸せを模索する前向きな姿勢を強く感じます。でも、他者との絆を希求する心情がタイトルでもある「ペーパームーン」に表れる。機転が利き、憎まれ口もたたく気丈夫の裏側にある歳相応の心細さが、笑いを交えながらもしっかりと描かれる。エンディングで、バックミラーの中を駆けて来るアディ。映像的には可愛いカットだけど、時間の飛ばし方は一種のどんでん返しで、引っ張った不安を安堵へ、さらに大きな情感へと開放する名シーンでしょう。坂道を転がり始めた車に先に飛び乗ったモーゼがアディに手を差し伸べるところが大好きです。もうこの際、本当の父娘かどうかは問題ではない。遠く地平線まで続くでこぼこ道が、分かりやすく二人の行く末を暗示します。ベタベタした表現や台詞を一切使わずに、歳の離れた男女のユニークな親愛を描いた傑作。結論を台詞で言いたがる映画は今作を参考にして欲しい。 【アンドレ・タカシ】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-04-25 17:17:53) (良:2票) |
132.ハートウォーミングな話なんですけど、ベタベタ・メソメソしたところがないのがいいです。2人の距離がだんだんと縮まっていったあげく、最後はああいう風になるのもいい。それもこれも、頭の回転が速くてこましゃくれたアディを演じきった、テイタム・オニールがいればこそ。彼女にとっても一期一会の作品であり、ベストの芝居になったようですね。それがよかったのか悪かったのか。なんにせよ、笑えてホロリとさせられ、最後にはニヤリとさせられる、おしゃれでステキな映画です。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-04-07 19:21:34) (良:1票) |
131.「キッド」のクーガン君にせまる名子役!!甘ったるいだけのお涙頂戴演技をする子役より、むしろ可愛げ無いキャラクターを愛おしく魅せる子役に惹かれます。タイトルといい、エンディングといい、子どもがらみの映画なのにこの粋さはちょっと別格。終わった瞬間に、やっぱり映画って、本当にいいものですね。とつぶやきたくなる名画。 【lady wolf】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2010-03-05 23:07:56) |
130.《ネタバレ》 ちょっと期待値が高すぎたか。終わってからはじめてジワジワと来る程度で、自分にはそれほどグッとくるものはなかった。というか10年以上ぶりに再見したのに、細かいストーリーを殆ど忘れていたという悲しさ。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-01-19 23:35:12) |
129.《ネタバレ》 古典的であるということを意識的につくられた感じがして、ストーリーもすごく予想できるし、よくあるっちゃあるって手法なのだけど、子役が素晴らしいという点がすべてをぶち破ってしまったという感じの映画。「ペーパームーン」というタイトルだけで僕はもうぐっとくる感じになってしまうのだけど、それは、あの写真があまりにもせつなかったからで、そしてそれは、僕が子役の女の子に感情移入しまくってしまったということであり、それはもう完全に僕の負けです。最後も「200ドル返してもらってないわよ」って言うんじゃないかなーと思っていて、予想通りやっぱり言うんだけど、それはそれでばんざーいみたいな。オチがわかっていても笑える古典落語のレベル。やっぱり、ものすごくよくできた古典のような映画だったのです。それはこの映画が今後人類がどれだけ進化しようともおそらく価値が共有できるレベルのものだということだとおもいます。 【コダマ】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-11-15 00:11:02) |
《改行表示》128.同監督の『ラスト・ショー』に比べると随分軽くコメディー・タッチに描かれて何も考えずに気楽に楽しく見れて良かったです。気をつけないと、こういった映画ばかり見てると真面目に暮らすのがバカらしくなりそうです。 【白い男】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2009-09-12 22:27:18) |
127.とても楽しめる映画なのであるが、なんとなく、こういう映画は、もう少し「マイナー」的な要素がほしいような気がする。たとえば、トリクシーとの絡みをもう少し深めると、ストレンジャーザンパラダイスみたいなテイストになったりしないかな。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 09:24:49) |
《改行表示》126.鑑賞後の爽快感がとくにいい。 キャラをたたせた出演者の演技と脚本に脱帽。 【翼ネコ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-02-01 20:36:47) |
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125.《ネタバレ》 ただ優しくするだけじゃ駄目。正面から相手を見てあげないと。特にアディみたいなオマセな子にはね。ラストで遠くの方から荷物を抱えながらこっちへボテボテ走ってくるアディが、何だか好きです。最初は全然人見知りしてたのにね。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-27 20:54:59) |
【デフォルトモード】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-23 18:23:22) |
123.《ネタバレ》 既に語りつくされていますがやはりテイタム・オニールが見事でした。全編通して実の父であるライアンとのシーンが大部分を占めるのですが、テイタムのこの名演技は父ライアンの貢献度が非常に大きかったと思います。まだ小さな女の子にとって共演相手がパパという安心感。口喧嘩のシーンも多いですが、だからこそ遠慮なく思い切って仲良くケンカもできる。テイタムがオスカーを受賞しましたが、本作の陰のMVPはライアンなのではないでしょうか。で、お話の方はモーゼとアディが本当に親子なのか最後まで明らかにはされませんが、ラストシーンで追いかけて来たアディを結局は受け入れたモーゼ。このラストで「紙の月でも信じていれば本物のお月様」「作り物でも信じてくれたら本物になる」というオープニングの歌を思い出したと同時にこの作品には「ペーパー・ムーン」というタイトルが一番似合ってるな、と納得させられたのでした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-09 20:27:32) |
122.《ネタバレ》 全体の構成は主人公モーゼの人生と同じく行き当たりばったりなものだけど、主役二人の絶妙な掛け合いで最後まで自分を引っ張ってくれました。最後の最後まで父親である事を認めないモーゼ。そんなろくでなし男でも娘(かもしれない)への愛情が生まれて、黙っている事で彼なりの愛情表現をしているんだろうなぁ~と、そんな事を考えながら爽快なラストを幸せな気分で見ていた自分でした。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-12-31 18:38:22) |
121.《ネタバレ》 こんなに魅せる子役がいたのか…。とにかく俳優陣が全て適役で神がかってます。そして、ラストは涙を流しながら駆け寄り抱き合うというベタなものではなくて、いいかげんにしろ!じゃあ200ドル返せ!という、最初のレストランでのやり取りと同じで、しかも走り出す車を追いかけて飛び乗るというのは圧巻。拍手。 |
120.とても良い映画。この時代らしく、穏やかながらも軽妙なストーリーで飽きは来ない。主人公もガキもただの悪党なんだが、感情移入してしまう。また観たい。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-08-21 18:26:12) |
119.確かにあの表情はずるい。あとどうでもいいですが、コニーアイランドって初めて聞きました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-02 10:52:58) |
118.2年位前に見たが正直そこまでいいとは思わなかった。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-06-25 15:17:32) |
117.《ネタバレ》 良い意味で期待を裏切ってくれた作品。制作年を考えると、ニューシネマの頃なので、ラストでモーゼは殺されるものだと思った。ところが、あのオチ。泣きはしなかったがバックミラーに映るアディの走る姿はせこい。「私の200ドル返して」の言葉に二人は笑顔もなく車に乗り込む。こちらは微笑ましく思ったが、これが良かった!そして、語る必要もないが、テイタム・オニールのお転婆振りが最高。また観てみたい作品。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-05-31 23:19:16) |
116.テイタム・オニールが素晴らしいの一言です。シンプルなだけに何年経っても楽しめるとても心温まる作品。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-03-25 23:42:34) |