《改行表示》9.《ネタバレ》 ジェット・リー本人が「最後のマーシャル・アーツ映画」と言っているだけのことはあって、まさしくジェット・リー、いやリー・リンチェイの集大成的作品と言っていいし、間違いなく彼の代表作の1本となるでしょう。 本当は10点満点と行きたい所なのだが、出来ることならベストコンディションの霍元甲と田中安野の素手対決が見たかったということでこの点数です。 とにかくこのレベルの本格的カンフー映画はこの先そうそう出てこないでしょうよ。 【カズゥー柔術】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-24 00:26:15) (良:2票) |
8.実在の人物を描いた作品という事で、その人物の人生が短い時間の中で実に無駄なく描かれていたと思います。でも、一人の人間の一生をわずか1時間半くらいで全部見せようってんだから、もう全てがハイライトみたいなもんで、テンポよく話もどんどん進むので全く飽きさせません。どうやって修行して強くなったのかとか、細かい所は省いてとにかく戦い、戦い、戦い、そしてドラマ、また戦い、みたいな。とにかく壮絶な生き様だなぁと思いました。ジェット・リーの演技も素晴らしかったです。 【ヴレア】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-23 22:22:23) |
《改行表示》7.志のある人物を描いたコンセプトに好感が持てました。 役の上とは言え、軽く明るいジェット・リーさんも良かったです。 もちろん、シリアスな部分もしっかり作ってあって満足。 この人のバランス感覚の良さには惚れ惚れします。 ワイヤー使っていても、着地は10点!動きの美しさと決めの確かさは一級品です。 最後なんて言わないで、脇役でも良いので頑張って欲しい。 【たんぽぽ】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-03-22 22:44:28) |
《改行表示》6.《ネタバレ》 エンドロールに好感が持てた。途中でラストサムライとかぶってしまってストーリーが希薄に感じてしまったわけです。でもやっぱジェット最高 【mason】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-03-22 10:29:17) |
5.この映画は欲張り!!私みたいな人にピッタリでした。アクション、ラブストーリー(?)泣かせ所、みんな揃ってる!「HERO」でワイヤーアクションはちょっと・・・って思ってたけどそんなのもすっかり忘れてしまいました。ジェット・リー最高!(笑) 【愛しのエリザ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-21 16:55:05) |
4.正直言って話的には少年漫画によくあるパターン。強さを求めて天狗になるが、大事なものを失って真の強さに目覚め・・・みたいな。でもこれがきっちり真面目に作られてるのと、リーリンチェイの流石のアクションで良作になってます。獅童がアクション?な部分が一番不安でしたが、動きはそんなに違和感なかったです。専門的なことは分かりませんが、立ち居振る舞いが武道家らしかったと。描き方も中国=善、他の国全部=悪みたいな単純な感じではなくて、そこも大人で良かったかな。最近トンデモな中国映画ばっかりで辟易してたんですが、これは見るに値する・・・と思ったら香港映画だったのね。(笑) 【なみこ】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-21 10:58:13) (良:1票) |
3.「武」とは「戈を止める」と書く。よく武道を学ぶにあたり「礼に始まって礼に終わる」だとか「本当の敵は自分自身」とか、実力よりも優先した言葉が説かれるが、この映画は本当の意味での武道というものを、ベスト・キッド同様に極めて的確に描いている。まず第一に強くなければ意味が無く、鍛錬を積み「他人の戈を止める」力を極める上で「自らの戈を止める(抑制しコントロールする)」力も養われていく。その強さの探求を通じて、それを基軸に豊かな人生を築いて行くという「道」という人生観。「全ての武道に優劣はなく、使う人間の実力による。互いに技を競い、真の敵である自分自身と向き合う」強さを極め復讐の連鎖に陥り、その誤った末路を見た霍元甲だからこそ、彼の説くひとつひとつの言葉に重みが感じられる。‥‥‥ラストサムライにも描かれていたが、西洋の物質主義に染まる前に、西洋文明にはないこの精神(スピリット)主義を、日本を含むアジアは教育に重んじ、もっと誇るべきだった。この映画の「SPIRIT」というタイトルはまさに的を得ている。単なるアクションエンターテインメントというだけではなく、世の中が物質的に飽和し求める行き場を失った欲望がドス黒く噴出した事件が起こっている今日の日本に、この映画は「物質を求めるのではなく、自分という人間の肉体的・精神的な完成を求める生き方」を痛烈に示している気がする。私個人も格闘技は細々続けて12年、無論実力は伝説の達人霍元甲や黄飛鴻、李書文ら先人達のツメのアカにも及ぶはずもないが、武道の末席に学ぶハシクレとして、この映画の発するメッセージには共感でき、諭されるものが多かった。‥‥‥中村獅童の身体は薄いものの、動きは思ったより素人臭くなかったのが嬉しかった。日本人の立ち居振る舞いの品格という点で、歌舞伎役者である彼のキャスティングは決して間違っていないと思う。ジェット・リーのアクションの冴えは相変わらず、この先もスクリーンで観ることができるのを期待したい。 【six-coin】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-19 12:44:24) (良:5票) |
2.《ネタバレ》 ヤバい・・・ヤバいっすよ~これは~!!不覚にも涙がポロッポロ出てきて止まんなくなっちゃいました。アクション映画でこんなに泣けたの久しぶり、いや自分にとっちゃ初めてかもしれないです。予告編がやけに面白そうだったんで初日観に行ったんですが、予想を遥かに超える内容の充実度。随所に「キル・ビル」や「ラストサムライ」の影響を感じさせる部分も確かに有るけど、単なる模倣の域を凌駕した意気込みが伺える気合の入ったロニー・ユーの演出、ジェット・リー渾身の体を張った熱演には打たれました。日本を含む列強四国の脅威に晒されていた時代の、中華民族のプライドと「SPIRIT」がクライマックスシーンに集約されていたと思います。日本代表中村獅童、面構えはそれらしくて全く文句ナシ、但し突き出した「拳」が明らかに格闘家のそれとは違う「歌舞伎役者」のものだったのが残念、これはCGか演出で何とかフォローすべき箇所だったかもしれません。とにかくこれは「たかが」ジェット・リー主演のアクション映画かと侮らないで観てもらいたい秀作っす! 【放浪紳士チャーリー】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-03-19 10:27:38) |
1.中村獅童がなかなかよかった。リー・リン・チェイとのバトルシーンでも負けてなかったし、外国映画定番の変な日本人でもなかった。逆にりーは最近おとなしい、言い換えれば悟りきった役が続いて物足りない。以前のような、痛快なカンフー映画を観たいと思う。 【リニア】さん [映画館(字幕)] 7点(2006-03-19 02:21:30) |