386.《ネタバレ》 シチュエーションが良かったと思う。
孤島を舞台としたコロシアム、、、サバイバル、なんだか面白い。
漂流教室みたいなものを連想した。
生徒の名簿みたいのが設定されているのもリアルな感じが出て良いし、死んだらカウントされてゆくのも良い。
「管理されている恐怖」が好きなので。
キタノの存在感が怖かった。
柴崎コウの笑顔も怖い。イヤだ役ね。
「柴崎コウ」も「栗原ちあき」もそのオカルティックで妖艶な美しさが大好きだが、、、
とくに柴崎コウは嫌だった。
なんか生々しかったです。テーマが身近なところにあるものなので凄まじかったです。
でも序盤は興奮した。ビデオの案内のお姉さんは全然ダメですね(ワザとらしいんです!)。
始めのほうで軍隊が生徒に大声を張り上げたり、バッグを投げつけるように渡すのに恐怖感を覚えた。
キタノの電話で「おじさん、、、」って、とても冷たい感じですね。
キタノが傘を差し出す場面は強く印象に残っています。
キタノの描いた絵には「ヘンリー・ダーガー」のような稚拙な描写力に気違いじみた狂気な感じがあってヤバい(上手い絵よりもぜんぜん説得力があるんです)。
「ビートたけし」ってなんかヤバいですよね。
キタノの「人を嫌いになるって、、、」みたいな台詞には「ビクッ」とさせられる。
キタノの「もうヤダくなっちゃった」って感じが良かった。
最後のほうで北野がラジオ体操をしている場面で、その晴れた青空、山に囲まれた旧校舎の風景がやけに奇麗だった。
でも、もう観たくないんだよね。面白かったけど!
ジャンルを見たら一応「青春もの」なんだ、、、分かる気がする。