《改行表示》47.ストーリーや設定、世界観も独創的で素晴らしいが、こちらに分かるようにやってもらわないとちょっときついね。 なんとなく監督の一人よがりになってないかなという気がする。 色々なことがやりたくて、全てが置き去りになってしまっていると思われる。 冒頭の連続殺人から始まり、記憶を失った者の「自分は何者なのか?」という自分探しや人間の個性とは、思い出とは何か?という人間性を描きたいのかと思いきや超能力対決になってしまうし、最後も太陽とか海とかなあ、しまいにはラヴストーリーだし。 舞台は面白いからもっと絞って描けば、なかなかの傑作になり得た可能性もあったんだが。 【六本木ソルジャー】さん 6点(2004-09-06 00:30:41) (良:1票) |
46.世界観はビジュアル重視でよいかもしれないがただ暗いですな。ええ。 【とま】さん 3点(2004-07-27 21:19:34) |
45.思った通り評価は低いですね。最後の対決シーンはすべりぎみでしたが、破綻しかかってるのにギリで踏みとどまってるみたいな展開は、スリリングでした(笑)映像も好みだし、「ホントの自分はまったくの別人かもしれない」っていうアイデアは面白かったです。「最初はよかったのに」みたいなレビューがありましたが、話が進むほどこの世界に引き込まれていきました。世界が明らかになったときは、びっくりというよりゾッとしました。 【カフカ】さん 7点(2004-06-21 00:29:39) |
《改行表示》44.《ネタバレ》 SF+サスペンス+アクション=中途半端、の典型的な作品。「自分達の信じていた世界が作り物かも知れない」という、ありがちな世界観に加え、なんと導入で「異星人が人間の記憶やら何やらを改変している」というオチをバラしてしまうという太っ腹(笑)。そのため「記憶喪失」とか「死体」という、せっかくのミステリアスな伏線が無意味になっている。 そもそもこの異星人は何がやりたいのか分からない。「人間にはそれぞれに魂があるが、我々はひとつの魂を共有している」という、無理やりな心身二元論が当然のように前提になっているのも疑問。 人間を理解するのにあんな大掛かりで手間隙のかかる作業をする必要があるのだろうか。仮に理解したとして、どうするつもりだったのか?ラストで主人公の魂とひとつになる、みたいな部分も、「記憶」と「魂」をごっちゃにしていて実にいい加減(第一、それまでは主人公を殺そうとしてたんじゃなかったっけ?)。 それに突っ込み所として、「記憶」を薬で他者に移植することは原理的に無理。ひとりひとり、脳の神経回路の構造が違うんだから、ある人の記憶を物理的に取り出せたとしても、移植先の人間がまったく同じ構成の脳内神経回路を持たない限り、その記憶はまったく意味を成さない。 超能力の設定も空を飛んだり人を眠らせたり、好きな所に「どこでもドア」を作れたりと、何でもありなので、逆につまらない。この手の設定は、ある程度制約があるからこそ、色々と工夫や駆け引きが生まれて面白くなるもの。何でも出来たら、それはご都合主義ってだけでしょ。 人間達の普段の生活サイクルや、記憶改竄の必然性、宇宙空間との仕切がただのコンクリートの壁一枚だけとか(主人公も飛んでった刑事を超能力で助けてやれよ!)、世界観の細部が練りこまれておらず、突っ込み出したらキリが無い。 ラストの超能力バトルもアクション演出にセンスが無い上に、今までの世界観にまるで合っていないし、この手のバトルは実写にすると途端に安っぽくなる。 全体の作り自体は丁寧で好感が持てるが、とにかく設定が悪い意味でB級で中途半端過ぎる。 【FSS】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2004-06-19 16:54:40) (良:1票) |
《改行表示》43.けっこう前にテレビでみたんだけど、なんか途中から理解できなくなって、ちょっと悔いが残ったのを覚えています。まあでもそんな世界観にはいりこめなかったし、なんか ストーリーも安っぽく感じて、眠くなっちゃったね。まあでも完全に理解するためにもう一回だけ観てみようかなあってのはあります。 【rainbow】さん 4点(2004-06-13 18:01:09) |
《改行表示》42.《ネタバレ》 オールタイム・ベスト格の映画なので、これは譲れません。って、評価低いですね。奇抜な世界観、怒涛の展開、超能力バトル、そして世界の創造と、これが100分足らずで起こったことかと思えるSF映画史上の奇跡。これって「マトリックス」が3部作かけてやった内容ですからね。 そして愛は記憶を超えうるのかという裏テーマもナイス。ジェニファー・コネリーは究極の奥さん女優であることは「ビューティフル・マインド」で世界が認めましたけど、この映画で私はずっと前から知ってましたよ。ルーファス・シーウェルが超能力でガラスを割り、ジェニファー・コネリーとキスするシーンは映画史上もっとも美しいシーンです。そしてキーファー・サザーランド演じるドクター・シュレイバーにも男泣き。この映画でもっとも感情移入してしまうのがドクター・シュレイバーです。人間でありながらストレンジャーに加担する彼は、冒頭での登場以来どう見ても狂気の科学者なのですが、実はストレンジャーから自分の記憶を消すことを強要された悲劇の男だったんです。支配の側で身の安全を図る現状と、一方で同胞を裏切っているというジレンマに悩む彼は、ラストで突然変異のマードックを救世主に変えます。そのほか、何もしないのにかっこいいウィリアム・ハートもナイス!考えてみれば、この映画ってのはマードック以外の誰が主役でも話が成立するし、そうすればそれぞれに印象の違う作品になりそうです。それほど構成がしっかりしているということ。ミステリーから幕をあけしだいにテンポをあげていき、世界の果てが露になるにつけ怒涛の展開に。そしてラスト、マードックはダークシティに光をもたらし、住民の記憶にだけ存在した海を作り上げます。そして神にさえなれた彼は、ただのひとりの男として再び妻との出会いから始めます。愛は記憶を超えたんです。そういえば、冒頭のナレーションは謎の半分をしゃべってるんで不要だとよく言われるけど(DVDの解説では、監督自身もあのシーンは無駄だと言っていました)、いま見返せば映画の雰囲気をよく伝えており、あながち悪いとも言えません。ちなみにDVDの吹き替えは出来がすごくいいので、ドラマがさらに盛り上がります。 【ザ・チャンバラ】さん 10点(2004-06-12 10:33:58) (良:3票) |
41.暗い街、ゴシック調、そしてジェニファー・コネリー、ロケッティアよりハマりますね。しかし、キーファー・サザーランドは、最近じゃ24なんかでイイんですが、どうにもドンくさいイメージがずっとあるんですよね、なんででしょうね。 【★ピカリン★】さん 7点(2004-06-07 23:52:27) |
40.よく出来た作品。宇宙人達がヘルレイザーのキャラと似てるような気もしますが??(^^;) 【gyu_yan】さん 9点(2004-04-13 22:17:45) (笑:1票) |
《改行表示》39.これ作った監督さん夜が好きなんですかね。クロウもたしか夜のシーンばかりでしたっけ。 この映画息が詰まります。夜ばかりで見ているこっちが陽の光が欲しくなる。随所随所の海の記憶は息抜きポイントとでも言うべきでしょうか。 映像美は素晴らしいものがあると思います。CGの使い方も好きですね。リアルに対するアンチテーゼが見えかくれするような気がします。この映画の好きな所は、主人公が最後に立て直したものは所詮はささやかな故郷の姿と陽の光だったってことでしょうか。人間らしいじゃないですか、世界を作り返るような大仰な事ではないく個人が求めうるささやかな望み。だけどささやかなハズの望みが間違い無く世界を塗り替えてる所です。最後太陽に街が照らされるシーン好きですね。絵はありがちだけど。 【マンダム】さん 6点(2004-03-29 11:00:21) (良:1票) |
38.この映画を観たのがかなり前。しかもビデオ。そんとき一緒にトゥルーマンショーも借りてん。だから、どっちかゆうたらマトリックスより、こっちの方と比較してまう。ダークなトゥルーマンショー。だからトゥルーマンショーが全然ダメやったぶん、めちゃおもろいっておもてもうた。映像も中々カッコイー。ジェニファーの登場の仕方とか特に好きやで。漫画チックやけど、バビル二世が好きなら最後の展開もおもろいと思うはず。こんな世界観好きやわ。 【なにわ君】さん 10点(2004-03-02 17:42:32) |
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37.「ロスト・チルドレン」と類似するダーク・ファンタジー的な映像に「マトリックス」と同系列に位置するようなテーマ性。監督の妄想を具現化した世界観。私も似たようなことをよく考えていたパラノイアな子供だったので(てゆうか大人になった今でも)、うん、うん、そうかもねえ~この世は全て絵空事かもねえ~、などど同調したりはした。どこか病的なルーファス・シーウェルの眼差しと妄想迷宮的な物語、ゴシックな景観と野暮ったい美女という雰囲気のジェニファー・コネリーが何だか妙にマッチする。 【ひのと】さん 6点(2003-12-27 21:55:23) (良:1票) |
36.監督が描きたかった世界観はしっかりと伝わってくる。T・バートンの構築力に慣れてしまった身としては物足りなく感じるのは事実だが、それは致し方がないところだろう。人間の記憶の曖昧さを題材としているのも興味深いが、プロットが破綻してしまっているのが気になる。後半に説得力をもたせられるよう、序盤からもう少しうまくプロットを組み立ててほしかった。役者では、キーファー・サザーランドの使い方がもったいなかったように感じた。 【恭人】さん 5点(2003-12-03 22:50:23) |
【ピニョン】さん 2点(2003-11-25 00:44:26) |
《改行表示》34.なかなか面白かった。ストーリーにもひきつけられたし、ビジュアルも良かった。 ただ、惜しいのは終盤の展開が単調で少し緊迫感が欠けた所。特に対決シーン。あそこが一番の見どころのはずなのに・・・。 まあでも、そういった点を踏まえても、面白かったです。 【新井】さん 7点(2003-11-24 17:06:10) |
33.《ネタバレ》 かなり好きな映画だった。「駅はあるのに、その駅にたどり着けない」…というところが特に印象に残っている。世界観も好きだし話も好き。ただラストが…しかもあの超能力対決… 【マーキュリー】さん 9点(2003-11-18 22:34:04) |
32.暗いトゥルーマンショウみたいな映画なんですが、世界観とかあの雰囲気がなんともツボなんで惹きこまれてしまう。改めて見てみたらマトリックスの元ネタ的な部分結構あるじゃないですか、ちょっと見直した。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-16 11:01:29) |
31.映画を素直に観たい私、評論家ではない私、映画を作ろうと思った事の無い私には理解できない。暗すぎ。ストーリー意味不明。CGヘタクソ。変なコメントすると映画通に馬鹿にされそうなので・・ここまで。 【かまるひ】さん 1点(2003-11-13 21:39:39) (良:1票) |
30.バニラスカイ、マトリックス、13Fと同じ系列ですが、女の眉毛が太すぎるのが気になります。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 5点(2003-10-19 00:45:54) |
29.これ、封切り後2週間で終了だったんだった。偶然発見したという喜びもあるかもしれない。人間の記憶なんて案外こんなものかもという思いに駆られた。大事なことがこぼれおちている。そのあたり、ウィリアム・ハートの台詞、1人暮らしの老人の台詞で思い出すと切ない。この映画の根本を流れているのは理屈じゃなくて、「こうであってほしい」という夢のようなもの。誰かがこれは童話だなと言っていたけれど、言えてる。 【smitch】さん 8点(2003-07-27 10:03:54) |
28.監督は「子どもの頃の妄想を映像化した」みたいなコメントを残しているけど、確かにこれは真性のパラノイアですな。ほら、電波が俺をあやつっている! とか、あの家の表札が少し歪んでいるのはスパイの暗号に違いない! とか言うのと同じレベル。この街は宇宙人によって***てる! なんて具合ね。しかし、そういうアブナイ雰囲気を濃厚に漂わせつつ、しかしビジュアルセンスは相当なもの。フイルムノワールなタッチと、センス・オブ・ワンダーのミスマッチぶりに結構ハマってしまいました。 【やましんの巻】さん 7点(2003-06-27 19:03:09) |