2.《ネタバレ》 この作品のキモって、女性のエイズ発症者がやって来て、そのことを知ったロンが次のシーンで「やっちゃって」るとこ、スーパーでのシーンの最後でレイヨンの眼が訴えてるとこに集約されてます。わたしはそう感じました。前者は、ストレートのエイズ発症者が「デキ」る環境ってそれしかないわけだし、そう、相手にとってもね。後者はロンを愛してしまう瞬間を見事にとらえたってことで。おめかしするシーンの台詞にそれが顕れてるよね。マーク・ボランの使いかたが美しいし、一発屋 Animotion の “Obsession” をうまくはめこんだとこも音楽的には賛辞。そうそう、渋谷見せるシーンだけは勘弁、右の角に“TSUTAYA”あっちゃダメでしょ、80年代ってことになってるんだから。 減点1はそこ、ということはほとんど満点ということ。