19.どうも感ずることが出来なかった。しっくりこなかった。二回見たら新しい発見があるのかもしれんが・・・。主題歌は大好き。 【K・T】さん 6点(2004-07-30 07:39:49) |
18.数々の解説や監督本人の弁によると、本作は未来に対するポジティヴなイメージを描いているらしいのですが、私も本作から「明るい未来」を感じることはとても出来ませんでした。逃げ込める先(=わがままの通る場所)が「夢の中か刑務所の中だけ」の「生きてるのか死んでるのかも分からない」クラゲ達。そんなクラゲが大量発生する未来が明るい筈が無い。彼らは社会人として生きる覚悟もヤクザになる根性も無く、唯々ぼんやりと光りながら上澄みの中を漂うだけ。「目的意識を持って努力すること」が美徳だとはとても思えないですけど、彼らよりはマシかもしれません、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2004-06-17 23:01:10) |
17.うーん、後半の高校生たちのエピソードがちょっと唐突だったかな。登場人物たちの「ダメ」っぷりを肯定も否定もしない描き方には好感が持てましたが。藤竜也とオダギリジョーの演技が印象に残ってますが、映画のメッセージはイマイチ伝わらなかったかも。 【ころりさん】さん 6点(2004-03-12 12:17:54) |
《改行表示》16.一体何が「アカルイミライ」なんでしょーか? 黒澤清は「CURE」以降、わからない映画ばかりで…こまったもんだ。 【ふくちゃん】さん 4点(2004-03-02 23:25:02) |
15.《ネタバレ》 「浮遊するポストモダン」この映画に解説をつけるのならば、さしずめこんなタイトルにするだろう。日本のポスト近代への移行が、共同体の解体に伴い、規範を壊し続けているとしたら、そこに生み出されるものは何であろう?その答えが、真水に生きるクラゲと、街を闊歩する少年達だ。フワフワと漂うクラゲ、そして、フワフワと生きる少年達は、一見してただ流されるだけの存在でしかない。社会から外れ確固とした意思を持つわけでもなく、気分だけで生きる彼ら。それが日本のミライだと言われれば、多くの人は戸惑うに違いない。海でしか生きられないはずのクラゲは、水槽という閉じた系から、あるとき外界へ流れ出す。それはこれまで淘汰さてきたはずの存在が社会に溢れだしたこの10年を模している。宮崎勤、宅間守、数多くの不可解な事件が世を騒がせた。オタク、トラウマ、家族崩壊、、、メディアは理由を探し社会は憎むべき者を探して彷徨った。「責任能力を有する」つまり「正常」な彼らがなぜ平然と「異常」な犯罪を犯したのか。そのパラドキシカルな問いに向かい合えない我々は、「不可解」の一言で片付けてきた。しかしクラゲの毒に理由があるだろうか?クラゲの心がわかるだろうか?それは、完璧なる断絶である。守のように社会の規範や価値観から離れたアウトロー(宮台真司は『脱社会的存在』と呼ぶ)は、我々の言葉では語ることができない。これは村上龍の示すような、楽観的アウトローの姿ではない。真水の東京で生きる力を獲得しても、クラゲ(=アウトロー)は危険で駆除されるべき存在でしかない。しかし未来を予言する仁村は確信を持って答える。「彼等はきっと帰ってくる」と。アウトローと共生することのできる唯一の存在である少年達の胸には、戦いの中で死んだゲバラがイコンとして刻まれている。彼らは「アカルイミライ」を支え歩き続ける。(それがエンディングで示されたようにフィクションだったとしても!)黒沢清の提示したミライ。それは日本のポストモダン像に他ならない。過去を生きる者達は傷つきながらも「許す」のだろうか。それとも、徹底的な駆除を試みるのだろうか。この映画のタイトル「アカルイミライ」は近代批判、または、ニヒリズムではない。我々はそれを受け入れるしかない。黒沢は淡々とそれを描いている。 【fero】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-02-29 06:12:52) (良:1票) |
14.閉塞感に覆われた世界の中で少しも望みを掴めないでいる若者。明るい未来なんて個人個人で異なるものであり、一定の型なんてない。オダジョーにとってはあの場が「アカルイミライ」なのである。他の人にとってはそこに希望を見出せなくても……。監督の云わんとしていることは感じたつもりだし、描かれていることにも関心がある。しかし、駄目だ。受けつけない。この監督とはフィーリングが合わないのだろう。コアなファンに囲まれた中でオタク的な映画を作るのもいいが、この監督がドップリと大衆に迎合した映画を観てみたい気がする。 (ビデオ) 【komati】さん 4点(2004-02-21 23:49:27) |
13.こういう作品について語れるようでないとダメなんでしょう。理解力に乏しい私にとっては今一でした。前半は良かったけど後半はダルかったです。ラストも何となく終わってしまいました。 【じふぶき】さん 5点(2004-02-21 19:15:55) |
12.クラゲが川でいっぱい光って流れてくるとこよかった 【のりまき】さん 8点(2004-02-03 10:11:53) |
11.オダギリジョーがなかなかな演技をしていた。わかりやすーくまとめればもう少し伝わってきたと思うけど、なんか全体が曖昧だった。 |
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10.黒沢清作品は非常に気になるのだけれど、実際観てみると自分の趣向に合わない。今作も例に漏れず、衣装や映像による秀逸な映画世界そのものには引き付けられたが、肝心のストーリーと人物描写に魅力を感じることができなかった。どうもそれぞれの登場人物の描き方が中途半端に思えてならない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 4点(2004-01-30 14:29:15) |
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8.黒澤作品は毎回出るたびにチェックするのだが、もしかしたら今までで一番自分にしっくりくる作品だったかも知れない。あ、でもそれは面白いとか楽しめたとか怖いとか、そういうのとは違うんですけど。相変わらず浅野忠信の自然過ぎる演技は良かったし、静かな狂気性も出てて良かったなァ。で、以外にオダギリジョーも良かったので今後に期待。でも、浅野やオダギリ、藤竜也のファッションが悪いとは思わんが観ている間、気になって仕方なかった。 【カズゥー柔術】さん 6点(2003-11-30 23:26:44) |
《改行表示》7.《ネタバレ》 今年のアカデミー助演男優賞は藤竜也しかいない…間違いない… (個人的にはこの作品よりも三池『許されざる者』での怪演がインパクト大だった)。ラストシーンのクソガキどもが池袋の西口公園に流れついて…どうなるんだろ。わかりますん。 【ナクサライト】さん 7点(2003-11-29 20:40:12) |
6.浅野忠信の長い足がエクセレント。オダギリジョー、ものすごくかっこいい。最後のシーンは好き。淡々とした映画だったので嫌いではないけど点数がつけにくい。オダギリジョーのしていたデコラティブなファッションはまったく無意味に感じた。 |
5.大人から見れば、今の若者は何を考えているのか分からない不気味な存在なのかもしれない。が、黒沢清監督が一番何を考えているのか分からず不気味。 【紅蓮天国】さん 6点(2003-10-12 22:02:41) |
4.ストーリーのテーマや主要キャスト陣の衣装、クラゲをはじめとする小道具などには非常に映画的に味わい深いものがあったけど、いまひとつ盛り上がりに欠ける印象を受けた。それぞれが苦悩する様はよく描かれていたけど、そこからの変化の様子の描き方が弱かった。 【スマイル・ペコ】さん 5点(2003-08-24 20:10:44) |
3.おじいちゃまになった藤竜也サマはちょっとショックだけど、やっぱりチャーミング。ファッションがなにげに凝ってるけど、それだけのことで、映画の魅力アップってわけではないようーに思った。話は今いち薄っぺらい。貧乏とか無目的とか殺人とかが監督にとってそれほどリアルなものじゃないから説得力がないんじゃないかな。邪推だけど。 【さんた】さん 6点(2003-08-22 19:03:11) |
2.東京にはフリーターのようなクラゲばかりが大量発生し、近づき干渉する人々を傷つける。社会や他人と上手く付き合えないクラゲ達にアカルイミライがあるとは思えないし、人からGOのサインが出るのを待ってるクラゲに未来などないでしょう。 【亜流派 十五郎】さん 3点(2003-08-09 09:40:30) |
【ジョン】さん 9点(2003-05-06 23:13:19) |