19.ショートショートストーリーの連続。見続けているうちに口の端をまげてニヤリとしてしまいました。留守録していたので途中で止めて珈琲をいれて飲みながら見ていました。映画そのものに入り込む訳でないけれど、こういう映画をのんびりと見ている時間が好きです。 【omut】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-09 08:41:29) |
18.人と会って話をする時、大きく分類すると三つのシチュエーションがある。〝立ち話〟〝お茶する〟〝食事する〟だ。その中で〝お茶する〟というのは〝食事する〟ほど込み入った話をする訳でなかったり、相手の名前すらあやふやな関係だったりするが、〝立ち話〟ではなんだという時に折衷案のように存在している微妙にしてどこか心地良いシチュエーションである。本作にもそんな心地良さがある。そして煙草やコーヒーが癖になって、もう一本もう一杯とおかわりするように話が続いていくが、同じ話の続きは見せてくれない。一つの話をあれ以上引っ張ってしまうと〝食事〟になってしまうからだ。コーヒーと煙草はそんな〝お茶する〟時間の代表であり、話の一つが英国らしく紅茶とビスケットだったようにそれ自体に深い意味がある訳ではないのだと思う。さしずめ日本の場合、らしさを出せば日本茶&煎餅か梅干といったところだろう。…何だかにわかにお年寄りっぽくなってしまうのだが。何にしてもゆっくりとした時の流れの中で観たい作品だ。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-26 17:26:42) |
17.《ネタバレ》 見ているだけで、コーヒーとタバコが欲しくなる作品でした。喫茶店で、他の客の会話を聞いているような感覚で見ることのできる作品です。で、白黒の画面とコーヒーがすごくマッチしてとても洒落てます。(本当に美味しそうです。) で、それだけだったら、別にDVDで見なくても喫茶店に行けばいいじゃん・・・ということになるんですが、この作品は出演者がまた、魅力的なんです。隣にイギー・ポップとトム・ウェイツが座って取り留めのない話をしてたり、ビル・マーレイがウェイターをしていたりしてるんですから・・・。ケイト・ブランシェットの1人芝居も良かったです。 この作品は、コーヒーとタバコを用意して、自分もその店に居るという感覚で見るととてもリラックスした時間をすごせます。 【TM】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-13 18:46:02) |
16.この映画は楽しもと思ってみたら肩透かしを食らうと思う。暇な時コーヒーでも飲みながら気楽に見るぐらいが丁度いい。 【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-13 01:30:00) |
15.うん、たしかに面白くない。でも面白い。どっちやねん!と言われても困る。 この映画に登場する人たちにドラマチックな現象は襲ってこない。ただひたすらに人と人が織り成す日常が流れるだけ。それはいつものジャームッシュなんだけど、この作品の日常は究極に単調。その中で人間のおかしさや愛しさ、心情の些細な変化を露にしてゆくこの作品はジャームッシュの真骨頂といえる。ストーリーは面白くない。だってストーリーは無いんだから当然だ。面白いのはストーリー不在の中から日常的に揺れ動く感情の波がぞくぞくと伝わってくること。さらに画面がやっぱりかっこいい。でも、個人的に11篇は多すぎた。なぜ多いと感じたかは、たぶん私自身の問題だ。心に余裕があればもっと楽しめるはず。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2006-05-09 18:04:00) |
14.オムニバスですが、びっくりするくらいひとつも面白くないです。どこかで見たというか、ありがちなベタな展開。笑えるというわけでもなく、死ぬほど退屈なだけでした。ケイト・ブランシェットが上手いなぁと感心したので+2点。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 2点(2006-04-24 21:03:17) |
13.高評価の中気が引けますが、僕にはこの作品のよさがサッパリ理解できませんでした。それぞれの短編はタイトルのとおりコーヒーと煙草を小道具として使っているという共通点はあるが、これといって何かキーになったり触媒になるわけでもなく、かといって、全く無意味かというとそうでもない(ような気がする)。おそらく最後まで観ればなにがしか全編を貫く韻のようなもの、または感慨があるのかと思っていましたが、それが僕の感受性の弱さか、キャッチすることが出来ませんでした。昔現代美術の展覧会に行って、部屋の中央にポツリと置かれたオブジェを見て、友人は「鳥肌が立った」と感動しているのに、僕は全く何も感じることが出来なかった孤独感を思い出しました。 【ロイ・ニアリー】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-04-21 08:45:12) |
12.ぼんやりコーヒーを啜っていると、向こうの席でのやりとりが少しばかり気に掛かり、いつしか聞き耳を立てたり、横目で見たり…。そんなどこにでもありそうな風景を描いたこの作品。"特別な何か"じゃないところがいいんですよ。 【マイケル・エリス】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-04-21 01:57:58) |
【k】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-22 21:32:25) |
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10.みているこっちがコーヒーブレイクしている気分になり、ほっと一息つくことができました。ただ、僕はタバコを吸わないので、煙は嫌だったな。 |
9.ガムが入っていたり、砂糖をものすごい量入れたり、こぼしたり、飲みきってないのにお代わりを注いだり(ぬるくなる!!!)・・・。これほどコーヒーがまずそうに見える映画も珍しいと思います(映画中でもまずい、って言っちゃってるしね)。会話も本当下らないんだけど、終始くすくす笑えます。一番最初の話なんて、二人が同じ画面にいるだけでおかしい(多分あの爆発頭のせい)。ジム・ジャームッシュのスマートなウイットが満載で、きっとすごく賢い人なんだろうと思いました。こういうの大好きだあ 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-15 02:53:42) |
8.おもしろい。最初は期待してたほどじゃないかな、と思ったけどだんだん面白くなってきました。リラックスしてクスクス笑いながら見るのに丁度いい映画だ。しかしトム・ウェイツが演技が上手なのは知ってたけど、イギーがあんなにいい味を出すなんて。ドラマーの話をしたときのあの居心地の悪そうな感じがすっごい笑えるなあ。 【GO】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-07 22:00:08) |
7.自分的には苦手系の映画ですね。でも、ケイト・ブランシェットの二役の所と、美女とウエイターの所は、よかった。 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 4点(2006-01-05 14:41:43) |
6.《ネタバレ》 さっぱり意味がわかりませんでした… これってタバコ吸う人が見たら、あーわかるぅーみたいなことになるんですかねー。雰囲気理解するために途中でコーヒー飲んでみたんですけど、やっぱりわかりませんでした… そんな中でも『いとこ同志?』の話は楽しめました。豪華なキャストでしたが、ケイト・ブランシェットさんが2役とは全然気付かず驚かされました。DVDで見たのでジム・ジャームッシュ監督さんのインタビューも見たのですが、『何かを得られるような作品じゃないけど』っていうのを聞いて、あー私はいつも何かを得ようとして映画を見てるんだ、だからこの作品を楽しめなかったのだとわかりました。 【mako】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-05 12:42:20) |
5.自分が、コーヒーと煙草を好んでいないことが悔しくなる映画だ。苦々しい口当たりを表すような各シチュエーションの会話と、だからこそこみ上げてくる奥深い味わいがモノトーンの映像世界に溢れる。 シニカルなうわべだけのどうでもいいような会話が、なぜにこうも深みをもってくるか。たぶん、それがコーヒーと煙草の魅力なのだろう。 ケイト・ブランシェットの自演&一人二役をはじめ、ビル・マーレーのヌけた演技と出演者たちの存在感が、独特な世界観に拍車をかける。 コーヒー&煙草同様、まさに空いた時間に、何気なく、リラックスしてみるための作品だ。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-28 12:54:41) |
4.初ジム・ジャームッシュ。あからさまに監督のセンスの良さが画面からダイレクトに伝わってくる、こだわり色の強い短編集。一貫性・バランス、こういうの大好き。素直に8点。 【SAEKO】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-10-24 23:28:45) |
3.近年めっきり肩身が狭くなってる愛煙家が堂々と胸を張って観に行く事が出来る映画。昼飯食った後に濃い目のブラックコーヒー飲みながら吸う一本のタバコはサイコーに美味いんだよなァ~、でももう一つタバコやコーヒーの香りが漂ってこなかった気がする。 【亜流派 十五郎】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-09-24 19:17:07) |
2.《ネタバレ》 普段とちょっと違う回路を使って映画を観た気がする。なんというか、映画にひたるのではなく、映画の中の人と時間を共有した感じ。イギー・ポップ意外に若いなあとか、明日集るのはあそこでいいんだよなとか、とりとめもないことを考えながら、時々くすっと笑わされたり。楽しめたけど、映画的に楽しんだ感じではないので他人に薦めるのはどうかなあ。ということで7点ではなく8点に。 【馬飼庄蔵】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-08-25 14:08:32) |
1.ジム・ジャームッシュといえばロードムービー。でもこの映画はオムニバス、ロードムービーではない。ホントに?・・・腑とそう思って観てしまった。確かにいつもどおりの小粋でどうということもないエピソードが11も綴られている。しかし、ロードムービーにおける、場所・時間・人物の「移動」が、主人公たちを主体とせず、観客を主体としたならば、この映画でも確かに、場所・時間・人物の「移動」が、我々にとって行われている。本質的な違いは、物語の進行に連続性が無いだけだ。我々は常に、新たな場所、人々との出会いに遭遇するのだ。これは、不連続のロードムービーなのだ・・・などと、妙な屁理屈を捏ねてみたりして・・・。でも、そんな印象を受けたのは本当です。粋なルーツミュージックと市松模様、滑稽な会話、そして褪せることの無い構図に10点です。 【トムトム】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-11 05:26:07) |