3.観る前から予想してたことですが、落語が絡む話ということで数珠が似合う方々が沢山いらっしゃるのではないか?
沢山いらっしゃいました。線香の香り漂う劇場は異様な雰囲気です。
個人的に公共の場所における昨今のご老人方のマナーには疑問を覚えます。
某ハワイアンをテーマにした映画では鼻唄混じりで靴の踵鳴らし、時代劇映画では人の観てる前で平気で立ち往生。
そして今回は煎餅バリバリ。寄席かなんかと勘違いしてませんかね?
それはともかく映画ですが。
原作は作者が大好きなので概読です。
原作を知る作品というのは必ず原作と比べてしまうものですが、(そして必ず幻滅してしまう)
これはなかなか安心して見れました。
個人的に去年邦画がかなり頑張ってくれて、今年に入って去年の勢いは何処へ行ったのやらと思ってましたが、
半年経ってようやく面白いのが来たって感じでした。
結構淡々と進む話なので中だるみを心配してましたが、中々に飽きさせないです。
登場人物も一人一人が魅力的でちゃんと見所を抑えてあってグッド。
落語を知らない自分のようなのにも無駄に長々とした説明なんかで白けてしまったりせず楽しめる感じでグッド。
何より力抜いて観れるので肩が凝らないのでグッド。