58.イーストウッドの映画は冗長である、そんなことを思い出させられた一作でした。『クィーン』『フロスト×ニクソン』でアカデミー賞にノミネートされた経験を持つピーター・モーガンによる脚本は悪くないのですが、なんせ演出が冗長で眠くなります。『ミスティック・リバー』から『グラン・トリノ』までの6作がいかに奇跡的な完成度だったかを思い知らされました。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2012-09-05 23:31:34) |
57.《ネタバレ》 地味だけど面白かったです、セシルって可愛らしい人ですね。 【ないとれいん】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2012-09-02 20:15:34) |
56.さすがにイーストウッドも年を取ってしまったのか、死を変に神秘主義的に描き出したどちらかというと退屈な作品。これまでのイーストウッド作品は、その重厚なテーマをなるだけ宗教色を排除して描くところが魅力だったのだけど、これはちょっと宗教色が濃すぎてげんなりしてしまう。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-26 16:12:01) |
55.超現実を、きわめて普通に違和感なく取りいれており、演技もオーバーではなく好感が持てます。私的には、イーストウッドのベストの作品に思います。確かに、誰かにこの作品を声高におすすめするかと言えば、微妙ですが・・・。展開が全く読めず、最後どうなるのか?前半の女性が出てくるのか?落としどころとしてはまっとうなところだったんではないかと・・・。 【たかちゃん】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-06-08 07:29:27) |
54.この映画の意図することが、最後まで理解できなかった。理解できたとしてもおもしろいかは別だが・・・ 前半のちりばめられたエピソードは良かったかな。 【ラグ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-05-17 22:23:49) |
53.《ネタバレ》 何を言いたいか、伝えたいかはともかく、面白みは薄かった。ピリッとしない。ジェイソンとの交信やマリーとの出会いも引っ張ったわりに盛り上がりに欠けた。でも、クリント・イーストウッドの丁寧な仕事ぶりからは、相変わらずの映画愛を感じる。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-04-27 21:00:18) |
52.《ネタバレ》 ○終盤に交錯する三者それぞれが課題を解決していくのが良い。○ジョージが少年に嘘をついて霊能ではなく、自分の導き出した答えで少年を助けることで自分も救われる。○ラストにかけてちょっと急だが、雰囲気が素晴らしい。手に触れても彼女の暖かさだけを感じたであろう。○手に触れただけで相手のことがわかるという設定にて、料理教室で目隠しして味を当てるシーンは良いセンス。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-03-17 16:32:38) |
51.期待し過ぎてしまった。 主人公に全く感情移入できず、 最後まで消化不良となってしまった。 【ナラタージュ】さん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2012-02-22 19:59:07) |
50.《ネタバレ》 タイトルを直訳すると「来世」で、そのことに執着して物語がどうだったか考えてしまうと、この物語に登場する人物たちはみな共通して「過去のできごと、過去となってしまった人物たち」に捕われている存在なので、なかなか「来世」との結びつきが困難でした。死を身近に感じる出来事に遭遇した主要三人がメインのストーリーになるわけですが、それぞれ抱えている重みや種類は違う訳です。まず、マットデイモン演じる主人公は死者と会話ができてしまいます。つまり、過去となってしまった人々と今この瞬間に向き合える力を持った人間です。自分ではない過去を生きた人間の存在によって、前進する事ができなくなっているのです。また、少年は瓜二つの双子の兄弟を失った事で、二人で一人だった意識に捕われて前進する事ができなくなっています。そして、彼女は臨死を経験したことによって、死のあまりの身近さに取り憑かれ、それ以外のことが考えられなくなっているのです。三人に共通するのは、今を生きているのにまるで生きていないかのように先に進めない硬直感です。この構成が巧みではありますが、やっぱり当然のように三人はいずれ会う事が予想できますし(あえてそういう作りにしたのだと思いますが)、心待ちにし、どういう流れで三人が巡り会うのかを期待します。そして、紆余曲折あって会う。凄い運命的な偶然を大団円的な華やさで描く事なく、穏やかにさも当然といわんばかりの落ち着いた雰囲気で会うのです。そこで行われることは、それぞれがそれぞれのHEREAFTERと向き合うという行為です。つまり、この先を三人が歩み始めたその瞬間が描かれている訳です。「来世」で考えてしまうと、グラントリノで死んだイーストウッドの神的目線物語?あるいはそろそろお迎えを感じ取った彼の遺書?とか深みにはまってしまうのですが、「この後、この先」で考えるととてもスマートな物語構成であることが納得できます。だからこそラストで見えたあれが、過去ではなくこの後であることに納得がいき、また抑制された状況からの解放によるカタルシスに酔いしれることができたのだと思います。80歳を過ぎ、多くの別れと出会いを繰り返し、そしてまもなく必然的に訪れるそれの実感があるからこそできる作品なんだと思いました。ただ、実感として高めすぎた期待値からするとその大きな落差は否めないほどのシンプルな作品であることも確かです。 【ボビー】さん [映画館(字幕)] 8点(2012-01-14 12:12:35) |
【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-12-27 22:48:03) |
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48.良い作品だったんだけど、3人の人生が交差するであろう場面にもう少しドラマ性が欲しかった。3名個々ののエピソード自体はとても興味深く丁寧に作られている。ラストは余韻のあるつくりだったんだけど、説明も不足していてちょっと唐突だったかな。本編とは別に、お料理教室の場面は秀逸でしたね。あれで1本ラブストーリー物が作れそうなくらい。 【タッチッチ】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2011-12-14 17:45:12) |
47.構成が飛んで観ててややめんどくさい。あと津波がリアルで本当に怖い。死後の世界とか霊能力者とかで一見、爺血迷ったか!と思ってしまうが、本質はそこではない。 |
46.《ネタバレ》 多くの人が指摘するように、この作品において来世はさほど重要なファクターではない。「何か人と違う」という点を持っていること、あるいは何か傷を持っていること、という誰にでも当てはまるポイントであるに過ぎない。全ての映像が安定しており、かつイーストウッド独特の暗さも見られるが、あまり「イーストウッド節」のようなものは感じられない、素直な映像になっている。とはいっても官能的な料理教室のシーンはこの映画の白眉だし、オープニングの津波映像も強烈だ。それぞればらばらに傷を持った登場人物たちが一箇所に集まり、それぞれの拠り所を見つけていくのは必然だとしても、その構成がやはりうまい。ラストシーン、マットデイモンの妄想はかなり実験的ではあるが、彼のイメージにおいて、手を握ったときにヒアアフター(来世)の映像が思い浮かんでいないところが重要だ。その前に彼は、彼女が本当に死後の世界を体験し、また辛い体験を抱えていることに気付き、それに惹きつけられている。二度目に遭うときの手のふれあいは、死後のイメージではなく、暖かい幸せであった。形容しがたいほどの心地よい幸せがあふれ出てくるラストシーンは感動的である。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-29 21:48:51) |
45.クリント・イーストウッド監督と言うことで期待しすぎた。 特に、僕が好まない(はっきり言えば嫌い)オカルト「来世」をテーマにしているので、低評価にせざるを得ない。 「来世がない」とは言えないが、科学的に証明されたことは一度もない物を題材にされても全く面白くない。ファンタジーだと割り切れる物ならともかくね。 ちなみに、出てくる霊能力者はコールドリーディングやショットガンニングなどのテクニックを使っているだけじゃないか・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 3点(2011-10-27 23:53:47) |
44.良くも悪くも、イーストウッド調の独特の淡々とした映画だった。私は嫌いではないが、ものすごく面白かったというわけでもなく、こういった、スピリチュアルな世界に、多少でも興味があればそこそこ面白く見れると思う。 もう、そういう霊能力的なのはくだらないと鼻で笑う人には、全く面白くないかもしれない。 私は、霊能力は全くないので信じているわけではないが、そこはイーストウッドの力量で、淡々と物語は進んでいくのだが、飽きさせない作りになっていて、最後までちゃんと見せる。 イーストウッド映画が好きな方にはオススメ。 【シネマファン55号】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-24 17:39:38) |
43.子どもの頃に観た新日本紀行の恐山イタコの回はこわかったな~。ホーキングは死後の世界は無いと断言してるけど…。実は自分も無いとおもってます。ただユングが提唱する深層心理が一番深い部分で繋がっているという説は信じてます。不思議な事が説明できるので。帽子のエピソード、能力を強調するために挿入されたとは思うんですが、ちょっとアザと過ぎたように思えます。死んだらどこへ行くのか?答えはそうそう簡単には出ない。そういうこと考える切っ掛けになる映画なのかな~これは。 【かれく】さん [DVD(吹替)] 5点(2011-10-23 06:36:53) |
42.盛り上がりには欠ける。しかし観客を確実に不思議な世界へと誘う。これぞイーストウッドマジック。 【akila】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2011-10-17 23:09:43) |
41.人間ドラマとして良かった。ショッキングなシーンでは今の日本の状況では涙なくしては観れませんが、スピリチュアルな展開の顛末で恋は盲目なのが意外で良かったのです。なんだか救われましたし、気持ちがほんわかしました。 【nazu】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-10-15 21:53:05) |
40.イマイチ、意味が分からなかった..特に、ラストが... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-12 12:59:34) |
39.《ネタバレ》 題材にしろ津波の映像にしろ、80歳を超えてもなお新しいものに挑み続けるイーストウッドの心意気に敬意を表さずにはいられません。あるジャンルがヒットしたからといって、それに固執せずに常にチャレンジし続ける姿勢。この姿勢があるからこそ、彼の作品は常に進化し続ける。ただ、本作は賛否両論があるのもまた事実で、双方の意見共々、よく理解出来ます。「ヒアアフター(来世)」を取り扱った内容ではありますが、実を言うとこの来世というファクターは、単なる構成要素の一つにすぎず、この作品のテーマは死んだらどうなるかなどということではなく、「共感」にあるわけですね。人間というのは社会的な生き物ですから、人から認められたり、理解してほしいという欲求が誰しもあるわけで。マザー・テレサの名言に「人間にとって最も不幸なことは、自分が誰からも必要とされていないと感じることだ」というのがありますが、この作品の登場人物である霊能者のジョージ、ジャーナリストのマリー、少年ジェイソンは、まさにそういう境遇にあるわけですね。誰からも理解されない、とっても孤独な存在。でも、人の縁というのは元来不思議なもので、心の底から共感してくれる人を求めていると、自然とそういう人に巡り会うんですよね。それは超能力うんぬんということでなく、実際にこの世に生きる人たちは多かれ少なかれそういう「縁」を感じることがあると思う。類は友を呼ぶじゃないけど、人の強い欲求が同じ人を引き寄せる。そういうのをストレートに描いた作品なんだろうなと思います。ただ個人的にはあのラストはやっぱり少々唐突に感じたのも事実なので、とりあえず6点ということで。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(吹替)] 6点(2011-10-11 20:43:59) |