81.この作品を初めて観たのはもう20年以上昔の事。 当時、映画を勉強していた傍らという理由もあるが、ヌーヴェル・ヴァーグくらいは知っておかないと駄目だよな程度で入門編として鑑賞。 落ち着きのないカメラワーク、ぶつ切りな場面転換、そっけないけど妙に洒落た台詞回しなどなど、当時としては斬新かつ実験的な手法に一定の評価を得られたのだろう。 そういう自分も、商業的な作品ではない寧ろ自己中的ともとれる作風に憧れていた。故に観葉植物的なまなざしで幾度となく見返したものです。「パットリシア~♪」などと口ずさんだり(笑)ジャン-ポール-ベルモントがアホ過ぎて好きだったり、街角の歩くシーンが素敵に見えたり、物語とは関係無いとこが一番見所だったり。曖昧さ加減が絶妙なバランスである。 他の映画ならきっと退屈してしまうかもしれないけど、この作品にはそういう魅力が詰まってるから惹きつけられるんだと思う。今時分改めて見直してみたが、普通に楽しく観れてしまう。これが私の性なのでしょうか。 自分の脳に大フィット。好きなものは好きです、やっぱり♪ 【シネマブルク】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-28 20:58:21) |
80.かっこよくて洒落ていて大好きな映画。主人公が唇を指でぬぐう仕草も何となく真似してしまいます。あのラストシーン、「なんじゃこりゃあ」って言わなくて良かった。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-06-27 22:47:50) |
79.自由なカメラワークが当時としては斬新だったのかもしれんが、内容がなーんもおもしろくねー。「何故20点満点基準なのよ」ってツッコミたいぐらいかなあ。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-04-20 12:34:59) |
78.すごい洒落た会話がほとんどでムダなく作られているように感じました。それが映画として好きかどうかが評価の別れるところでしょう。 僕はあまりはまれませんでした。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2008-03-25 13:11:18) |
77.この映画をシビレた!カッコイイ!というヤツは たくさんいるだろう。だが、、 オレはダメだった。 でも独り言を言いながらの展開は好きだよ。 ジーン・セバーグは天才的な魅力がある! 【突っ込み】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-30 16:54:47) |
76.ベルモンドは猿みたいだが、個性溢れる筋肉マン。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-09-03 16:25:31) |
75.今みても(衝撃はないものの)、何か特別なものを感じるのは、素直にすごいと思う。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-08 01:42:03) |
74.洒落っ気だとかアンチ・ヒーローだとかかっこいいだとか、そんな陳腐な言葉でしか観客に評価されなかったゴダール。映画という概念の捉え方、映画の本質へと向かう姿勢を示すために、教示的姿勢を気付かせるために、大衆性を排除せざるを得なくなってしまう、これ以後のゴダール作品の方向性を決定付けてしまった呪われた一本である。映画は物語の善し悪しでは決まらない。たしかに物語が良質と思える傑作は多くあるのだが、それは物語を映画的に解体し語っているから面白いのであって、決して物語が面白いのではない。 「8数えるまでに笑わなかったら絞め殺す」 パトリシアの部屋で行われる長回し、アフレコによって自由に一瞬のジャンプカットを挟み、不必要にパンして凱旋門を映したり、奇跡的に美しい車のライトを映したりする。それは要するに阿呆でも気付くところの洒落っ気ではあるのだが、その洒落っ気だけで映画が映画として成立することが重要なのであり、そのことを意識的に観客へ教示しようとする姿勢こそゴダールの特別たるゆえんなのである。映画を構成する要素に「物語」なんてものは存在しない。人、モノ、映像、音、言語、これらを使って物を語ること、それが映画なのである。 【stroheim】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-12-29 02:24:16) |
73.映像がぶつ切りだったり、ゲリラ的な撮影だったりと何かとインパクトが大きかった。しかし何と言っても単語と映像を並べ連ねただけの予告篇がもっとも衝撃的だった。 【こまごま】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-12-26 11:02:11) |
72.こんな男大嫌いだけど、映画としては楽しめた。フランス映画特有のダルさも、テンポが良かったのでほとんど気にならなかった。そして、ミシェルから次々飛び出してくる感覚的な言葉の数々…「車は走らせるためにある。止まるためじゃない」サイコーです。 【アレヒ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-11-16 14:47:00) |
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71.このタイトル・邦題を聞くとき頭に浮かぶのは、最初はジュリー、次にセックス・ピストルズ、そしてゴダールのこの映画へと変換していった(実際の順番逆ですけど)そのそれぞれが自分にとって素晴らしいものとなった。この空気と台詞、たわいも無い1シーンが脳裏に焼きつく。ジャン=ポール・ベルモンドとジーン・セバーグがいて、ベッドがあればそれでいい。そしてクシャクシャの新聞紙。こんなカッコよさは他に探し様が無い。 【よし坊】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-08-19 16:50:35) |
70.なるほど映像的にはかなり凝ってます。ストーリーはそんなに面白くないけど、こういう感じは好き。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-06-14 19:30:47) |
69.海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら、勝手にしやがれ!というセリフが印象的!原題は『息切れ』という意味みたいですね。でもこの『勝手にしやがれ』という邦題、とってもステキ。この映画の本質をグッとつかんでいるような気がします。 【ふぉんだ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-30 12:48:37) |
68.《ネタバレ》 ジャン・ポール・ベルモンドがとにかく格好いいですね。死に方すら非常に印象に残ります。 (タバコの吸い方は真似したくなりますね。) しかしながら、もう50年近く前の作品なのに全く古びてないのが凄いです。ジーン・セバーグが最後に「最低って何のこと?」とつぶやいて終わる感性は凄いですね。 【TM】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-05-27 23:32:55) |
67.ジャン=リュック・ゴダールの最高傑作にして、ヌーヴェル・ヴァーグの最高傑作として、公開時には世界中の映画人に衝撃を与えた・・・・というパワーは最後まで伝わってこなかったが、普通に楽しい。さすがに娯楽作とまでは言えないが、気狂いピエロなどのよううな、これから先の難解なゴダールではなく、肩肘張らずに気楽に楽しめるゴダール。煙草を吸いながらの、ちょっとした台詞に、思わずニヤケさせられる。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-05-12 21:12:21) |
66.わかんないけど知ったかぶったり、わかんない自分が馬鹿にされてる気がしてわかってる人を知ったかぶりと批判してみたり、人と映画の話するといろんな人がいますけど、ただ観る側の人間なら自分の感性でいいか悪いか胸張って素直に言えばいいと思うんですよね。自分にとってゴダールは理解できてない監督の一人ですけど、それでもゴダールの映画をおもしろいと素直に思います。技法云々とかは詳しくないし、なんでおもしろいかと聞かれたら答えられないですけど、ただ単に自分の感性でおもしろいと思ったわけです。映画の内容とは関係ないですが。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-05-04 00:59:16) |
65.カッコよけりゃいいじゃんって感じの映画なのかな。男と女の乳繰り合いがこんなオシャレな映画になるのね。 【ゆうろう】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-17 16:35:32) |
64.ゴダールの監督作品ということで、かなり時代性を考慮してみないといけないな~と、あらかじめ覚悟して観たのだけど、意外にもかなり見やすい作品だった。アルファヴィルなどでちょっと理解ができなかった映像を省略するセンスも今作では見事に効果を発揮していたし、白黒ならではの映像の上品さもあいまって、とことんおしゃれな作品に。単に「映画史上、重要な意味を成す作品」という範疇にとどまらない良作だと思います。あと、フランス語は分からないから、直訳なのかもしれませんが邦題がベストマッチ。 【bizen】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-04-15 09:36:40) |
63.《ネタバレ》 ああ、これを10代の後半にみていれば、もっと口説き上手になれたでしょう。しかし実際に私がそのころに見たフランス映画といえば「リラの門」とかで、その中のジュジュに大人の男なんかを見てしまったのです。、、、、、、それはそうとして、ゴダールが意図したように私たちには見えないのは当然のことです。たとえば、さかんにパリの街の風景が描かれていますが、ゴダールにとってそうした風景は日常であり、ある意味では単調な退屈さ、平板さを表現していたかもしれませんが、私たち異国の人間にはそのようには感じられるはずもありません。、、、、またベルモンドが牛乳を飲むシーンも、私たちはショーケンの牛乳のイメージを通して見てしまうとしたら、それは明らかにゴダールの目線ではないでしょう。、、、、、再び強調すれば、私たちは決してゴダールの視点からこの映画を見ることはできないはずです。私たちは、私たちの視点からこの映画を見て、評価を下すしかありません。、、、、、、、というとき、私は、次の点で感動しました。1. この時代のフランスの時代の記録として。2. ヨーロッパの若者たちの伝統や因襲に対しての抵抗の記録として、3. 伝統を打破しようという生き生きとした映像として。4. もしかしてフランス人は、いつもセックスのことしか考えていないのではないか、という驚きとして。、、、、、、、残った疑問は、唇を指でぬぐうのは何のサインなのだろう、ということ。そして、前編言葉で満ちていましたが、実は、この映画について言葉で語ることは非常に難しいと感じました。映像は映像を通じてしか語れないのだということを実感させてくれた作品としても私はこの作品を高く評価したいと思います。 【王の七つの森】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-02-15 21:53:16) |
62.冒頭でダメだと思った。なんかカッコよくねーなと。で終り。あとはジーン・セバーグ鑑賞で時間潰しました。 【馬飼庄蔵】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-12-29 19:58:48) |