49.《ネタバレ》 この手のカルトムービーの中で本作が勝っている点は、独特の映像美と90分という短時間で語りきるスピード感ではないかと。 まずオープニングのタイトルバックからワクワク感全開で、ここから最後まで映像と音楽で突っ切ってくれます。 スワンの館の怪しさは、例えばランプを動かして隠し扉が開くシーンなんかは、我々が想像する怪しい洋館のイメージ通りでニヤニヤもの! レコード型の円形テーブルとか、Death Recordのロゴもクールすぎる。 レコーディングルームみたいな所でファントムの声を補正していくシーンなんか、カッコよすぎて鳥肌たちまくりです。(生涯ベストシーンのひとつ) ライブシーンでは、UndeadからBeefへのつなぎ、感電までの流れが素晴らしい! 観客の手を切るパフォーマンスなんか、キャリーを彷彿とさせるスローモーションのホラー演出で、ファン(オレ)垂涎もの! エンディングでも、タイトな黒革の上下に黒いマントのファントムが、キーボードで作曲している超絶クールな映像で締めます。 まあ、とにかく最初から最後まで嫌いなシーンは一つもないような映画。 (あんま褒めすぎると中2病と思われるかもしれないが、どう思われたっていい!) ところでPual Williamsって、さわやか青春シンガーソングライターですよね?? 【kosuke】さん [地上波(字幕)] 10点(2012-04-26 00:23:39) |
48.《ネタバレ》 『ロッキー・ホラー・ショー』と並び、今なおファンを魅了し続けるロック・ミュージカルの傑作。初期デ・パルマ作品の中でも、本作におけるウィリアム・フィンレイの「負け犬」っぷりは尋常じゃなく、『ミッドナイトクロス』のトラボルタをも凌ぐほど。狂乱のラストへ向けて一気に駆け抜けるデ・パルマのスピーディーな語り口と、全編を彩るロック・ナンバーの数々に踊り出すこと間違いなし!!「負け犬は死んじまえ!音楽くらいは残るさ!」 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2011-10-16 14:06:52) |
47.《ネタバレ》 前半の展開の速さが尋常じゃない。そしてウィンスローの不幸っぷりと純粋っぷりに泣ける。 終盤になって悪魔の契約?が物語に登場してきてかなり冷めてしまったけど、EDの曲が最高に良かった。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-01-15 21:36:09) |
46.そんなに「傑作」とか思ってるわけではないけれど、不思議と「また観てみようかな」という気になってしまいます。もし映画館で見てたら「サイコ」をパロったビーフのシャワーシーンは声出して笑ったかも。「どこかで見たことある」と気になっていた美人女優は「サスペリア」のジェシカ・ハーパーで、カーペンターズを思わせる懐かしい感じの歌声を披露します。それ以外の主要人物はクセのある(クセになる)人ばかり。エレキギターを煩く思ったり「ただのカッコつけ」と思ったり、あまり好きでなかった僕が、この映画のなかのコンサートでビーフが演じるパフォーマンスや音楽にえも言われぬ奇妙な印象を残し「音楽は聴くだけのモノじゃない」と初めて感じたものです。ロック・ミュージックとか全く興味なかったのに、この映画のサントラは欲しくなりました。ポール・ウィリアムスという人も、この映画で知っただけですが、彼の音楽の緩急のアレンジが僕にはスゴく心地よいものでした。ビジュアルもじんわりクセになる何かがあって、見てない人にどう言えばいいか難しいですが「これをティム・バートン監督が料理したらどんな美術になる?」という興味を持つような、センスの良さと悪趣味が同居する独特の雰囲気です。 【だみお】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-11-10 17:58:00) |
45.《ネタバレ》 常軌を逸したまでのテンポの速さは必見(特に前半)。個人的にデパルマでベストな二分割画面も登場します。ビーフやらハーパーの歌やら色々ツボなんだけど、終盤の悪魔の契りが~のくだりで訳がわからなくなってしまったのは俺だけ? まさかSFまで詰め込んでくるとは… 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-01-16 20:17:03) |
44.クドさが絶妙。クドいけどテンポがいいからもたれない。この映画に影響されてポール・ウィリアムスのCDを買った。もちろんサントラも買った。好きな人はとことんハマれます。 【無駄】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-17 01:30:37) |
43.チビプロデューサーが、何であんなにもてるのかわからない。 【Yoshi】さん [ビデオ(字幕)] 3点(2008-03-22 07:54:03) |
42.ロックオペラの怪人。めまぐるしい展開の速さは、飽きる暇を与えられず素晴らしいのだが、どうしても90分間に抑えなければならなかったかのような急ぎすぎてる感じを受けた。この内容ならもうちょっとじっくりやっても良かったのでは。面白い分、この短さだと物足りなさが残る。 陰惨でぶっとんでてエグいながらも滑稽なストーリーとハイレベルなB級演出とBGMと女優さんは申し分ないほど好みだ。完全版とかがあったら見たいです。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-02-11 14:35:16) |
41.《ネタバレ》 サイケデリックな狂気に満ちた、非常にあくの強い作風。残念ながら自分はいまいちはまれなかった。それなりに面白かったけれども、音楽も好みじゃなかったし。 ただ、主人公が悲劇の結末を迎えても周囲がほとんど気づかずにお祭り騒ぎを続ける哀切なラストシーンは素晴らしかった(パフォーマンスと勘違いしてふざけてついてくるやつがいるんだよね)。作中作のロックオペラ版『ファウスト』もかなりの出来で、あれが単発作品としてあったなら9、10点ぐらいつけたかもしれない(?)。 実に変てこな作品ではあるけれども、不思議と嫌いにはなれなかった。 【no one】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-21 17:55:53) |
40.見た当時は気味が悪い作品だと思うだけだったが、見終わった後、なぜか今もう一度見たいの思う映画。 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-18 23:59:17) |
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39.《ネタバレ》 どうしてこんなに評価が高いのか分かりかねます。phantom of the operaのパロディにしては中途半端。音楽もストーリーも。Death Recordという名前、ファウストが題材、そのうえ敏腕?プロデューサーがSwanというのも安直すぎるという印象が否めません。唯一よかったのはBeefで彼の最後が丸焼けというのはちょっと可笑しかったくらいでしょうか。 |
38. 74年の作品ですか・・・。てっきり70年代後半~80年代前半の作品かと思ってました。画面もMTVに流れてそうな感じだったし。まあ、この頃には既に「ROCK IS DEAD」だった訳ですね。産業ロック全開の暗黒時代ということですか・・・・・。(そりゃ、パンクムーブメントも生まれてきますよね。あんな、大木凡人みたいなプロデューサーに踊らされてられませんって。) ストーリーは、まあB級としかいいようがありませんが、MTV世代の私は非常に懐かしい感覚で見ることができました。ただあそこに出ているのがロックだとは思って欲しくありませんが。まあ、ハチャメチャで面白い作品ではありました。(LED ZEPPELINのレーベルであるSWAN SONGってこの映画のプロデューサーの名前から取られたって本当なんですかね?) 【TM】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-05-03 11:53:59) |
37.ある日ビデオ屋のホラーの欄を見ているとこの映画がありました。「怖いのかなぁ?」という好奇心で見ましたが観た後、こりゃホラーじゃなくて感動ドラマだよ!って思いました。 主人公の恋がせつなすぎて・・・。観た後は結構へこみましたけど・・・。 【BEAT】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-31 23:05:01) |
36.観れば観る程どんどん味が出る大傑作であり、最早『オペラ座の怪人』と比べてどうとかって言う気さえ萎えさせる、まさに映画の極北。ここまで可笑しくて醜くてカッコ良くてそして哀しい物語はそうそうお目にかかれません。 【とかげ12号】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-30 21:00:20) |
35.《ネタバレ》 『オペラ座の怪人』をベースに様々な古典オペラをロックしたブライアン・デパルマの傑作中の怪作。人生をかけた曲を敏腕悪徳プロデューサー(実につ○く的な)に奪われた主人公。無実の罪で囚われのみとなった主人公は、復讐鬼となる。全編に渡るロックに加え、デパルマのお得意演出が冴える冴える。そのコラボといったら、裕也さんも納得の超ロケンロールな出来。劇中に登場するビーフ(フレディ・マーキュリーとキッスを足したようなヤツ)というタマランキャラも要注目。 【カイル・枕クラン】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-09-19 13:39:44) |
34.ビーフにやられた。参った。パロディのくせにあんまり笑えないなぁ、と思っていた矢先のことだったので衝撃だった。 【ぷりんぐるしゅ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-10 03:35:46) |
33.《ネタバレ》 オペラ座の怪人としては、最高のパロディ映画でしょう。ブライアン・デ・パルマ監督は、『スネークアイズ』で初めて知りました。この映画も『スネーク・アイズ』と同じ、長いカメラワーク、視聴者主観の映像で、1970年代の映画としては、画期的な映像技術だったと思います。ヒロインの歌声が、もう30年も前の人なのに、カーペンターズの人みたいに、綺麗な美声です。歌だけでも必聴の価値ありです。しかもその歌を、ビーフが○○死した後に唄うもんだから、この映画のテーマ『狂気』がより強調されています。スワンのカリスマぶりも魅力のひとつです。 |
32.ウィンスロー、めっちゃかわいそうだけど、めっちゃ怖かった・・。スワンはルパンの映画に出てきたマモーに似てますね。でも美しくは無いと思った。なんだあのバスルームでのやり取りは。 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-05-15 21:22:00) |
31.そこまで強烈なインパクトはなかったような…私の口には合わない映画でした。 【K】さん 5点(2005-01-09 08:45:29) |
30.ギャグとしか思えない、ディテールもへったくれもないシーンの連続である前半30分に敬意を表して。映画のバックボーンを示す点において、これは見事だよなあ。とにかく前半30分にデ・パルマのセンスが凝縮している。 |