2001年宇宙の旅のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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2001年宇宙の旅

[ニセンイチネンウチュウノタビ]
2001: A Space Odyssey
1968年上映時間:139分
平均点:7.33 / 10(Review 498人) (点数分布表示)
SFアドベンチャーシリーズもの小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-12-04)【イニシャルK】さん
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監督スタンリー・キューブリック
助監督デレク・クラックネル
リチャード・ジェンキンス〔助監督〕
キャストケア・デュリア(男優)ボウマン船長
ゲイリー・ロックウッド(男優)フランク・プール操縦士
ウィリアム・シルヴェスター(男優)ヘイウッド・フロイド博士
ダニエル・リクター(男優)月を見る者
レナード・ロシター(男優)スミスロフ
マーガレット・タイザック(女優)エレナ
ロバート・ビーティ(男優)ハルボーゼン
ショーン・サリヴァン(男優)マイケルズ
エド・ビショップ(男優)月面シャトル船長
ヴィヴィアン・キューブリック(女優)フロイド博士の娘
ダグラス・レインHAL9000
フランク・ミラー〔男優〕ミッション・コントローラー
堀勝之祐ボウマン船長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小川真司〔声優・男優〕フランク・プール操縦士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
小林昭二ヘイウッド・フロイド博士(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大場真人ヘイウッド・フロイド博士(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
坂口芳貞スミスロフ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
阪脩ミラー(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金内吉男HAL9000(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
木下浩之HAL9000(日本語吹き替え版【WOWOW追加録音】)
大木民夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山内雅人(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
松下達夫(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
横尾まり(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大滝進矢(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
木下秀雄(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
原作アーサー・C・クラーク「前哨」
脚本スタンリー・キューブリック
アーサー・C・クラーク
作曲リヒャルト・シュトラウス「ツァラトゥストラはかく語りき」序奏部
ジョルジ・リゲティ「レクィエム」「ルクス・エテルナ」「アトモスフェール」「アヴァンチュール」
ヨハン・シュトラウス2世「美しく青きドナウ」
アラム・ハチャトゥリアン「ガイーヌ」アダージォ
撮影ジェフリー・アンスワース
ケルヴィン・パイク〈カメラ・オペレーター〉
ジョン・オルコット〈追加撮影〉
製作スタンリー・キューブリック
ヴィクター・リンドン〈共同製作〉
特殊メイクスチュアート・フリーボーン〈メイクアップ〉
コーリン・アーサー(ノンクレジット)
特撮ダグラス・トランブル
ウォーリー・ヴィーヴァーズ
コン・ペダーソン
トム・ハワード[特撮]
ゾーラン・ペリシック(視覚効果:ノンクレジット)
ブルース・ローガン[撮影](アニメーション・アーティスト ノン・クレジット)
美術トニー・マスターズ〈プロダクション・デザイナー〉
ジョン・ホーズリー〈アート・ディレクター〉
ハリー・ラング〈プロダクション・デザイナー〉
ロバート・カートライト〈セット・デコレイター〉(ノンクレジット)
アーネスト・アーチャー〈プロダクション・デザイナー〉
アンソニー・プラット(スケッチ・アーチスト)
ジョン・グレイスマーク(ノン・クレジット)
ブライアン・アックランド‐スノウ(ノン・クレジット)
衣装ハーディ・エイミース〈デザイナー〉
編集レイ・ラヴジョイ
録音A・W・ワトキンス
字幕翻訳木原たけし
あらすじ
人類の祖先ヒトザルは謎の黒石板(モノリス)の啓示を受けて道具を使うことを知る。やがて宇宙に進出した人類は月面上でモノリスに再遭遇するが、その事実は極秘とされた。18ヶ月後、コンピューター・ハル9000に制御された宇宙船ディスカバリー号が木星探索に旅立つ。ハルは乗組員と会話を交わし、感情さえ持つかに見える。しかし乗組員はハルの性能に疑問を抱き、その機能を制限しようとしたが…。木星探索の真の理由が知らされた後、ボウマン船長はモノリスに導かれて異空間を旅し、モノリスの監視下で新しい人類へと進化する。
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458.最初観た時は理解出来ないし、つまらない映画だと(多分)思った。
そして、大人になって凄い作品だと、多くの知識からも感じている。映像と音楽(クラシック)と深みのある世界が圧倒的で、大画面・大音量で観るものだろう。
同じものが作られることは、無いだろうな。
simpleさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2018-11-05 21:33:07)(良:1票)
457.《ネタバレ》 109-OSAKA-EXPO-IMAXにて
日本最大級のスクリーンは圧倒的。特に惑星が縦に並ぶ構図は“ツァラトゥストラはかく語りき”の響きと相まって圧巻でした。

これまで何度かDVD、BDで見てはいたが真剣に、しかも劇場で観たのは初めてだった。

ほぼ中央、G-19席エグゼクティブシートにて鑑賞。
PANAMのシャトルが軌道?ステーションとランデブーするシーンは本当に素晴らしい。ただシネラマと言うより巨大なワイドTVを見ている感覚。
平面スクリーンの両端が視野に入っている為で、左手からフレームインしてくるステーションが仮に視界を完全にカバーする湾曲スクリーンでの上映であれば、左から視界を圧して現れる筈で、やはりシネラマが この作品のベストな上映環境だと思った。
この際、オムニマックス(全天周映像)化して再公開してはどうだろうか!

難点も少々。
・ディスカバリー内でのジョギングシーン(移動撮影時)の画面のブレ
・宇宙船の窓(の合成)が時々細かくズレる
それらが、スクリーンが巨大であるが故に目立ってしまった。
移動撮影のブレは、後の『シャイニング』でキューブリック自身がステディカムを使用して克服している。
窓のズレは、レストア修正時に補正しても誰も文句言わないだろうが・・

また、字幕スーパーが美しいレイアウトを邪魔しているシーンもあった。
先行して行われたノンレストア版70mm上映で、字幕を別スクリーンに投影した理由がわかる。(私は観てませんが)

《映画全体の構成とテーマ》

3幕構成の1幕目と3幕目は、典型的なドキュメンタリー(今で言うナショナルジオグラフィック的な)映像による宇宙体験。2幕目はキューブリック流のサスペンス。リアルとエンターテイメント性を両立させている。
テーマは、岡本太郎の“太陽の塔”にも通じる “人類の創生〜生存競争〜帰結” それを福音的円環構造で描いた映像絵巻だと思う。

《トリビア》

『エイリアン2』の冒頭。脱出艇ナルキッソスでコールドスリープしたリプリーが漂流してくる。その時の曲と2001年のコールドスリープカプセルが映る時の曲が同じ・・キャメロンのオマージュでしょうね。

キューブリックが『2001年』に込めた映像の流儀みたいなもの・・
それは後に続くリドリー・スコット、スピルバーグ、ルーカス、キャメロン、ノーラン等々に・・更に その後輩達へと確実に伝播している。

いや、実に貴重な164分間(映画尺+α)でした。
墨石亜乱さん [映画館(字幕)] 9点(2018-10-22 16:44:27)(良:1票)
456.《ネタバレ》 10/12、国立映画アーカイブにて、製作50周年記念 『2001年宇宙の旅』 70mm版特別上映を鑑賞しました。
んーやっぱり難しい!
実は何度かDVDを借りてみたものの、ウトウトして、気がついたら再生が終わっているという出来事があってから
自分の中で「映画通がおすすめするつまらない映画」の代名詞になっていました。ろくに見てもいないのに。

今回、もう2度と見れないかもしれないフィルム版ということで劇場に行ってみましたが、やはり宇宙ものはスクリーンで見るに限りますね。
そしてもう散々語り尽くされているとは思われますが、50年前の作品とは思えない画面でした。
それが色彩なのか、構図なのか、単純にリマスターされた画質だったからなのかは分かりませんが、今見てもドキドキできました。

キューブリックの映画って解釈が難しいけど、印象に残るシーンが無数に多いんですよね。
『2001年』に関して言えば、猿が骨を武器にするところ、真っ白な宇宙船内、HALの目、デイブがHALを〆るシーン、そして最後は強烈でした。
なんか、最後で鳥肌が立った映画って久しぶりです。
今まで寝落ち映画とか期待はずれとか言っていた自分を恥ずかしく思います。

また、『インターステラー』などがいかにこの作品から影響を受けているかも分かりました。
アーウーマンデさん [映画館(字幕)] 6点(2018-10-13 06:46:05)(良:1票)
455.素敵な点はたくさんあるのですが、冒頭の猿とワープのシーンを圧縮して2時間に収めて欲しかった…。
Donatelloさん [DVD(字幕)] 9点(2017-07-17 00:49:13)(良:1票)
454.《ネタバレ》 これぞ総合芸術としての映画ではないだろうか。映画でしかできないことをやっている。何年か前にリバイバルで映画館で観た際、最も印象に残ったのが最後のロココ調の部屋で年老いたボウマンがベッドに横たわりながらモノリスを観るシーン。そこに配置された緑色のソファに圧倒された。なぜか凄い迫力を感じてしまったのだ。このソファー、完全に計算されて配置されている事が分かる。勿論、他のシーンのセットも全てキューブリックの中で計算されている。(計算というか、キューブリックの中では直感でやっている部分が多いのだろうが。)

デビット・リンチとスタンリー・キューブリック。私の好きな2大監督だが、リンチは元々画家であり、キューブリックは元々フォトグラファーである。共に静止画の世界出身だ。それ故か、両監督とも一つ一つの画に対する姿勢に共通する物があるように感じる。動画である筈の映画だが、両監督とも、一時停止するとそのまま一つの静止画として機能してしまうほど、一つ一つのシーンの「画」が完成されているのである。

もう一度映画館で観たい。あと、凄く長い映画というイメージがあるが、上映時間思ったほど長くない。
rain on meさん [映画館(字幕)] 10点(2016-07-28 19:42:44)(良:1票)
453.《ネタバレ》 何度も見た。至上のSF。あの美しい宇宙。カッコいい宇宙ステーション。HALの可愛さ。モノリスの不気味さ。そしてラスト、土砂流のように目に雪崩れ込む映像。
カッコ良くて、美しくて、よくわからなくて、それでも面白いと思える最高の作品です。
だけど本作の良い所はそこだけではありません、この作品は寝ていても『良い』映画だと思ってます。だって凄い心地良いんだもん。
映画館の暗く冷房の効いた空間、リラックス出来る柔らかい席で、本作はとても気持ちよく眠らせてくれる。(でもいびきをかいちゃダメよ)
素晴らしい音楽、美しい映像、静かな宇宙、見ているとだんだん心地よくなってくる。
目を閉じてうつらうつら意識が遠くにいくあのなんとも言えない気分…二周目以降の楽しみ方の一つだと思っています。
えすえふさん [映画館(字幕)] 10点(2015-09-18 14:46:56)(良:1票)
452.《ネタバレ》 『午前10時の映画祭』にて鑑賞しました。他のSF映画とは一線を画した孤高な魅力を持つ作品ですね。SF大衆娯楽映画によく見られる、科学的考証を無視し、宇宙船や異星人が多数登場するような、荒唐無稽な子供向け活劇というSF映画に貼られたレッテルを破り捨てて、厳密な科学的考証に基づき徹底的なリアリズムを追求し、さらに哲学的なテーマをも盛り込み、SF映画を芸術的水準まで押し上げた功績はかなりのもの。もしこの作品が未見であれば、是非とも観ていただきたい映画です。きっと途中で寝てしまうでしょう・・(笑)。いや、本当に訳が分からずに寝てしまう事必至だと思います。僕も初見時は寝てしまいました(苦笑)。しかし、ヒトザルがふと骨を掴んだ時の『ツァラトゥストラはかく語りき』が 流れるシーン、その骨を放り投げてそのまま宇宙船へと変化していくシーン、宇宙船の移動時に『美しく青きドナウ』が流れるシーン、極めて難解なスターゲイトのシーンや終盤の主人公が年老いた自分自身を見ていくシーン等々、非常に気になるシーンが脳裏に焼き付いたため、当時LDを購入してピックアップレンズが故障するくらい鑑賞し(実際に故障してしまいました(笑)。)、観るたびに新しい発見がある事に驚愕しました。但しスターゲイト以降のシーンは今でも理解不能ですが・・。(そこが芸術的水準まで押し上げたところでもあるのですが。)あと、この映画の製作年は1968年と遥か昔の作品ですが、将来を予想した機器や概念が多数登場します。最近新たに発見したところでは、iPadのようなタブレット端末があったのが興味深いところ・・。長くなりましたが、僕の生涯ナンバーワンの映画です。また恐らく今後も変わらないでしょう・・。
けんおうさん [映画館(字幕)] 10点(2013-12-15 12:37:30)(良:1票)
451.《ネタバレ》 もう10回以上劇場で見たが未だに発見があります。10年以上前までは最初の猿人時代の描写に興味が持てず散漫に見ていたのですが、今回は引きこまれました。彼らの行動が今の私達と大きな違いはないーのだなと。ただ未来である『2001年』は猿人時代とは違いは黒い物体が何かを分析でき、追求できたーのだと。HALとのやり取りには今回もハラハラ。カットでの星々とモノリスとのプリミティブな組合せからのダグラス・トランブルのCGは毎回感動します。最後のボウマン船長の生活は見る度に解釈が変わるのですが「木星」に着陸し木星にいる「知的生物」に「地球のヒトという種の生物」として飼われているのを表しているのかなぁ....とか思ったりしました。文句なしの10点。これからも見続けたいし劇場でやっていれば足を伸ばすつもりです。
reitengoさん [映画館(字幕)] 10点(2013-05-20 15:53:26)(良:1票)
450.マイベストムービー。あらゆる映画の金字塔だと思っています。
劇場で見て更にこの映画の偉大さが分かりました。ここまでの映像を作り上げるのに裏にどれだけの苦労があったのだろうかと、ただただ圧倒されました。
誤解を恐れずに言えばこの映画にストーリーは必要ないです。ストーリーを超越した強烈な映像体験でした。
一つだけ例に挙げると、ディスカバリー号からスペースポッドが発進して、ゆっくりとターンしてディスカバリー号の操縦席の窓にポッドのライトが当たる。ただそれだけのシーンでも「本当に実物大の物を作ったんじゃないか?」と思わせるだけのリアリズムにあふれていました。
これは劇場で見ないと分かりません。ブルーレイを大型液晶テレビで見たけど、劇場で受けた衝撃は再現できませんでした。また劇場で見たいです。
ぴのづかさん [映画館(字幕)] 10点(2013-01-19 23:40:14)(良:1票)
449.観ているこちらも無重力でキューブリックの脳内を漂っているような。猿と石碑。生と死。何かの暗喩なのかもしれない記号が飛び交うけど、それらの解釈は私の手には負えない。ただもう圧倒的な映像と荘厳な音楽に口が開きっぱなしで口腔内が乾くし、それに眠い。宇宙船の内部、それはそれはもう天井から床、椅子、スイッチ一つに至るまで目が潰れそうなまでにスタイリッシュで、点数すべてはこの美術に捧げるものであります。
tottokoさん [DVD(字幕)] 6点(2012-11-08 01:02:46)(良:1票)
448.《ネタバレ》 私みたいな凡人には難しくて解りません。

難解な映画でも気になって解らない部分を自分で調べてみたり、理解し得た人の解説を見て成る程納得・・・みたいな映画もありますが、この作品に関しては解らなくても別に構わないって感じの映画です。

賢い人達にとっちゃ映画談議に花咲かせる作品なのかも知れませんが・・・
私にとっては何度でも観れる映画ではなく、何度でも眠れる(小学生の頃の初見から、四度目にして、やっと最後まで鑑賞)睡眠薬のような映画です。

制作年度を考えれば、確かに映像は凄いと思います・・・が、はっきり言ってつまらないです。
ぐうたらパパさん [DVD(字幕)] 3点(2012-04-19 14:58:01)(良:1票)
447.凄いです。よくこんな映画撮りましたね。文句のつけようがありません、わけわからなくて!と言うのは冗談で、わけわからなくても、これは満点以外考えられません!レビューもネタバレしようがないほどわかりません(笑)
ろにまささん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-08-23 03:40:32)(笑:1票)
446.《ネタバレ》 有名なオープニングの、宇宙空間に太陽が昇る映像、創世記の「光りあれ」である。神を乗り越える話だから、やはりそこから始まるんだな。

 突然現れたモノリスに、おっかなびっくり触るサルたち。まっ平らなものを初めて触ったんだろうな。この「感触」だけでも、岩や生き物と違う、道具を意識させたのではないか、とも思えてくる。そして、対立するサルたちの、道具を知った側の方が、少しだけ直立度が高い(腕が地面に近いと振り回しにくいから?)。こんな細かいとこの進化をもちゃんと表現しているのは流石。で、道具が宇宙船にまで発展する、おそらく映画史に残るワンカット。これぞ「表現」。「表現」とはこういうモノだと、私はこの映画で教えられた。

 人類が、自ら作ったのでない、「科学的根拠を持つ神」らしきものを発見した時、それを見極めたいと思うのは、ごく自然な事だろう。でも、そのために、旧い神の力を頼らなければいけなかったのは、悲劇だった。
HALは、人間の作った最高の叡智・知能の結晶=神(宗教的な)のメタファだから、人間がそれを超えたり止めたり、ましてや新しい"いい人"に乗り換えられるのを許さない。でも、それを止めて、次の段階へ進む人類。すごい話だと思う。まさしく宇宙の神話、叙事詩。うむ、「Space Odyssey」は、やはり「宇宙の旅」なだけではないんだな。
Tolbieさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2011-03-08 02:03:11)(良:1票)
445.《ネタバレ》  SFにはやはり他のジャンルにおけるような「クラシカルな名作」はありえないんですね。どんな名作でも「制作年度を考えれば」という留保条件をつけなければなくなるということが、よくわかる映画でした。
 原始時代、あるいは宇宙船、宇宙ステーションの描写まではよかったんですが、コンピュータの描写とかどうしてもね。
 原始時代のモノリスをきっかけにしての進化は、随分考えるものがありあましたし、現代編のスペースシャトル、宇宙ステーション等は頑張って作ってるなと。
 ただ、自分などは原作読んでるから「あ、スターゲイト」「ほらスターチャイルド」と理解できたわけですが、原作未読の人にとってあのラストは?
いかに凝った画面であろうと映画単体だけで理解されないのは、いかがなものかと
あと、今回強く感じたのは、原作者、製作者の神に対する信仰。
 人類の理解を全く超えた存在があり、それが人間の進化に手を差し伸べる。
キリスト教社会に生まれ育った人間にとっては、何の無理もない発想なんでしょうが、
私のように全く無信仰の人間には、今三ピンときませんでいた。
rhforeverさん [DVD(吹替)] 7点(2010-09-20 11:21:44)(良:1票)
444.《ネタバレ》 映画というのは客からお金を取って成り立つ商売であって、例えば、ピカソのような芸術作品を美術館に行ってお金を払い鑑賞すると、その絵を理解して納得する人は少ないと思いますが、ほとんどの人は満足し、鑑賞に費やしたお金と時間を後悔する人はほとんどいないと思う。さて、この映画はどうでしょうか。
この映画の余りの異質さに、なんでこんな映画が世に出たんだろうと思った。
この原作を読んだりして、この世界を表現したいと考えたクリエイターは他にもいたかもしれませんが、実際にその方法と資金の両方を持ち得たのは世界でキューブリックただ1人だったということ。この世界を表現してしまったのが、趣味で映像を撮る個人作家やイラストレーターや漫画家ではなくキューブリックだったということでしょう。
映画を見た後に皆さんのレビューを拝見してみると、映画の中に出てきたあの石板の役割や意味が少し理解できたような気がしたので再度鑑賞してみましたが、特に印象は変わることはなかったです。
つまり、面白くないものはどう逆立ちしても面白くないわけであって、原作を読もうが色んな解釈を聞こうが「だから何だ」で終わってしまうことがほとんど。
この映画に限らず、「原作を読んで評価が上がりました」とか「理解できない人は原作を読んだ方がいい」というレビューがあちこちで見受けられますが、映画の評価はあくまでも映画そのもので評するべきだと思います。
この映画の決定的にダメなところが、機械が人間に危害を加えようとするところなんですが、機械に対する考察や知識に欠けていると言わざるを得ません。多くは語りませんが、キューブリックは「ロボット3原則」についてもう少し勉強してからこの映画を作るべきで、それを知っていればHALが人間を陥れようとするくだりはこの映画の中に組み込まれなかったと思いますし、この映画の中でも肝となる部分ですので、ここでのリアリティのない安易な未来観のせいか、どうしてもこの映画に対して安っぽさを感じてしまいます。
それと、細かいところですが、船員二人が球体の中で作戦会議をする時に、スイッチを順々に切るシーンがありましたが、あのスイッチがいかにもアナログ的で笑ってしまった。キューブリックも未来に対しての先見があるようでいて、こんな映画を作って格好つけてはいるけども、やっぱりアナログの時代の人なんだなぁと思ってしまいました。
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-01 20:05:19)(笑:1票)
443.《ネタバレ》 30年前に映画館の大スクリーンで見て衝撃を受けた(当時入れ替え制ではなかったので2回見てしまった。)。それ以来何度も見ており、初回の衝撃はないが、何度見てもやはり凄さは褪せない。原始時代、月面、宇宙空間から幻想的な世界とそれぞれの完璧な映像、映像にぴったりシンクロした音楽、静寂、効果音、ストーリのみ提示しその意味、解釈の殆どを見るものに委ねる脚本、どれをとっても「映画」の枠を超えた感性への強烈な訴えかけを感じる。娯楽のために見る映画でも、感動するために見る映画でもなく、一応SFに分類されるんだろうが、他のどの映画とも異なる映画である。映像と音を利用する「映画」という手法で、見るものの内面、感性に訴えかけてくるという「芸術」的な表現を具現化しており、好き嫌いという価値判断からは超越し、他の映画のどれとも比較できるものではないということで10点。この映画は少なくとも初めて見る人は絶対映画館で見るべきだが、家で見る場合も出来る限り大画面で、部屋を暗くして視界に画面以外は入らないようにして、没頭して「感じ」てください。
nobo7さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-23 04:22:08)(良:1票)
442.初めて見たのは30年くらい前のリバイバル館。当時、すでに伝説的な作品としてまつりあげられていた映画で、SFや映画の雑誌でかなりな情報を持っていたので、多少の気合を入れて見た訳だが、正直眠くなった。ディスカバリー号は1枚の絵として見ればそれぞれのシーンは見事。HALのくだりはスリリング(バカでかい図体でファミコン程度の能力しかないコンピューターしかなかった時代だからね)。BGMは印象的。歴史的には価値の高い作品なのだろうけれど、あまり高得点はつけたくない。でも、高校生になる息子に「この作品だけは見ておかなければ・・・」とすすめ、あとで感想を聞くと「猿のところと、船長が光の中にいるところは早送りした」と聞いて、ひどくガッカリした。映画館で見るのとは違うからね。時代かな?
フラミンゴさん [映画館(字幕)] 4点(2009-07-02 05:47:16)(良:1票)
441.別に無理して理解する必要はないと思う。少なくとも、この時代にほぼ映像と音楽だけで人の力の及ばないもの:宇宙への畏怖を強烈に描き出し、それが今なお多くの人々を震撼させる力を持っていることは実感できた。理解できないからつまらないのではなく、理解できないからこそ無性に惹かれる、そういう映画だと思う。自分でもこれを面白いと思える自分の感受性がむしろ意外だった。ちなみに本作鑑賞後、この映画を観る前から大好きだったD.Bowieの名曲"Space Oddity"と、安野光雅氏の名作絵本「あけるな」の2作が、今まで以上に味わい深く楽しめるようになり、自分にとっては一粒で三度おいしい有り難い映画である。
lady wolfさん [DVD(字幕)] 10点(2009-05-29 13:00:34)(良:1票)
440.《ネタバレ》 文句無く10点!誰がなんと言おうと10点です!この映画にレビューできて光栄す。始めて見た時、雷に打たれたくらいに感動してそれから20年以上がたった今もこの映画を超える映画に出会っていません。多くの映画は、主人公が何らかの目的にむかって進むうちに障害にぶつかり、それを乗り越えていくところに感情移入し、最後に目的が果たされた時に主人公と一緒に感動するものですが、この映画もよく難解と言われているのですが構造はほぼ同じで、観客が、ボーマン船長が宇宙にたった一人取り残されたその絶望感、恐怖感に感情移入できればラストは感動と言うより、心の底から救われたという、ある種宗教的な感動まで高めてくれます。映画の持っている力の限界を超えている映画と言っていいでしょう。
ROHIESUさん [映画館(字幕)] 10点(2008-12-10 16:44:28)(良:1票)
439.特撮技術は本当に凄い!と思ったけど、他に何をどう観れば5点以上を点けられるのかが分からない。そんな私を小一時間ほど説教してくれ。
Kの紅茶さん [地上波(字幕)] 2点(2008-11-08 21:13:51)(笑:1票)
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【点数情報】

Review人数 498人
平均点数 7.33点
071.41%
1122.41%
2173.41%
3173.41%
4244.82%
5408.03%
65410.84%
7357.03%
86813.65%
99519.08%
1012925.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.14点 Review47人
2 ストーリー評価 7.09点 Review53人
3 鑑賞後の後味 7.06点 Review61人
4 音楽評価 9.21点 Review64人
5 感泣評価 5.90点 Review32人
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【アカデミー賞 情報】

1968年 41回
監督賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 
脚本賞スタンリー・キューブリック候補(ノミネート) 
脚本賞アーサー・C・クラーク候補(ノミネート) 
視覚効果賞スタンリー・キューブリック受賞 
美術賞ハリー・ラング候補(ノミネート) 
美術賞トニー・マスターズ候補(ノミネート) 
美術賞アーネスト・アーチャー候補(ノミネート) 

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