2.《ネタバレ》 この映画を見るつもりの人は、この先は読まないで下さい.....犯人も全部明らかにするからです。この映画のアイデアは、先入観を逆手に取ることだと思います。主人公が犯人に追いかけられるという普通の展開が予想されますが、実は主人公が犯人で見知らぬ犯罪者みたいな雰囲気の恋人たちを殺そうと追いかけます。作者は視点が変わると違ったものが見えてくることを描きたかったのだろうと思います。私は、このアイデアには賛成です。なかなか面白かったです。ちょっと無理もありますが、一気に見せるところはなかなかです。惜しむらくは、もっとセクシーさを出した方がよかったと思います。(最初の場面でヌードになりますが、胸や下が全然かくされています。これは良くないと思っていました。また、 ミラ・ジョヴォヴィッチは相手の女性にもっとセクシーに迫る場面があってもよかったと思います。)そして、最後の場面はミラ・ジョヴォヴィッチが、実は一番の悪であったという内容にする方がだんぜん面白かったと思います。映画を見ていて考えたのは、今の小沢さんと検察との戦いに参考になるという事です。検察と新聞は正義であると爆笑問題が言っていましたが、これが逆になったらどんな世界が見えてくるかということです。民主党がやろうとしている官僚改革を邪魔したいという視点が見えてくるからです。逆も常に考えておく必要があると痛切に思います。そこから真実が見えてくるからです。また、温故知新で歴史をさかのぼると、戦争中は検察と新聞がグルになり、次々と政治犯を逮捕していきました。だから、法の下に平等でなければいけません。本当はそれを監視する役割が報道者であるはずなのに、今はとても働いているとは思えません。田中角栄さんを尊敬している小沢さんは悪役にぴったりですからね。