25.《ネタバレ》 これが西部劇観賞3作目となります(ただいま克服中)
「ワイルドバンチ」は娯楽があり面白かったけど濃すぎた。
「砂塵」は楽しかったけどあまりに娯楽すぎた。
さて・・超有名なるこの作品。
濃すぎることもなく娯楽もあまりないどちらかというとサスペンスドラマ。
大人の西部劇だと思いました。
本当の西部劇ファンに受けるべき渋い心理的な娯楽があるのでは・・
だからついてゆけませんでした(爆)
上映時間と劇時間を同時にしたという点では「ロープ」と同じなのですが、
全然「ロープ」のほうが面白いです~
時計があちこちに出てきてさて汽車が到着する時刻はと気をもませるのですが、
あまり復讐の殺し屋が来ることに恐怖はなかったなぁ・・
主人公が仲間もできずたったひとりで戦うために遺書を書くシーンはちょっときたけど・・
テンポも悪くはないのですが時間をテーマにもしているので、
劇中のドラマの背景に時計を使うと現在時刻が気になり、
あ、まだこんな時間だとか気になって集中できなかったり(笑)
昔は劇場で実際の時刻に合わせて上映されていたそうです。
G・ケリーの出番は少ないですがやはり「裏窓」のほうがきれいだったなぁ・・
どちらかというと現代的なかわいい美人なので時代衣装は合わない気がします。
G・クーパーも年齢を重ねた「昼下がりの情事」のほうが好きです。
というとなんだ趣味に合わなかった映画か~としか見えないのですが・・
有名な「バック・トゥ・ザ・フューチャー3」のあるシーンが出てきますよ。
時計ももちろんですが棺おけを2つ用意するくだり(話だけなんですが)
出た~!と笑ってしまいました。
でも後半やラストはかなり大人な渋い演出ですよ。
私も西部劇を数観るようになればその心がわかると思いますが・・
アクションの娯楽はほんの少しだけであとは想像力です。
観るというより読むに近い作品かもしれない。
日本の侍ものみたいな感じでしょうか。
男は孤独であるの世界・・ハリウッド的には女性が活躍しますね。
主題かもよくわからなかったのですが、
劇中にみんなで歌っていた「リパブリック賛歌」はよく聴きますね。
♪ひとりひとりが腕組めばたちまち誰でも仲良しさ~だっけ・・
日本の歌詞でゆうとあああれかという(苦笑)