92.余計な人間模様で失速する映画が多い中、主人公を取り巻く環境話がこの程度で抑えられたから映画のスピード感が落ちていない。脚本の勝利だろう。 |
91.《ネタバレ》 単純な映画なんだけど、なぜか最後にはそれなりの感動がある。やはり、家族のきずながうまく料理されているからだろう。ちょっと「アポロ13」を思い出してしまった。 ただ、デンゼル・ワシントンが最終的なヒーローじゃなかったところに、ちょっとあっけなさを感じてしまった。でも若い夫婦がよりを戻すには、あのエンディングが必要だったのかな。いずれにしても、楽しめました。 【love】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2012-09-12 16:24:22) |
90.《ネタバレ》 ちょっとした手違いから、39両編成もの貨車列車が暴走を始めてしまった。止めなければならないが、会社が手を尽くしても止めることができない。このままでは大きな被害がでるという危急存亡のときに、機関士と車掌の英雄的行為により止めることに成功する。表面的にはそういう内容だ。だがこの映画は、暴走列車をただ止めるだけの単純な痛快アクションではないと思う。それだけで精神の高揚や感動は得られないからだ。どうして感動するのか?それはどうして主人公二人は、敢えて自らの生命の危険を冒してまで、暴走列車を止めようとしたのか、という問いに集約される。その答えは「人の命を救いたい」という本能に基因するものだろう。特別な人間でない、ただの鉄道職員が、ある日英雄になるのはそのためだ。特に救う命が自分の家族であったり、大勢であれば自らの死も厭わないと考える。これが人間の本質だと思うし、思いたい。この素朴な生命尊重の倫理が、観客の根底に備わっているので感動するのではないか。勿論、ベテラン機関士の会社への意地や若手車掌の家族を守りたいというドラマ部分での感動の底上げもある。加えて、危機感を煽るために、暴走貨物には可燃燃料と有毒化学物質が大量に積載されており、脱線必至な町郊外の急カーブ地点付近には石油コンビナートがあり、もし脱線すれば大変な被害が予想されるという過剰設定もある。しかしそれらを省いたとしても、感動の本質は変わらないと思う。観客は無意識に、暴走列車の圧倒的な重量感、疾走感に、命の危うさ、大切さを感じ取っているのではないだろうか。轟音が心臓の音、疾走する姿が生命の躍動に見えてくる。そしてもし事故が起ったら死ぬであろう大勢の人のことを想像してしまう。だから、つい手に汗を握って観入ってしまうのだ。こう考えると、この映画は、やはり単なる暴走列車映画ではなく、人間の本能、本質に訴えかける人間賛歌の映画だと思えてくる。◆余談だが、列車の脱線は簡単にできる。アラビアのロレンスよろしく、ダイナマイトで線路を爆破すればよいし、そんな大げさでなくても、松川事件のように犬釘を抜いて、ボルトを緩めるだけで脱線転覆する。脱線装置という効果あいまいなものに頼る必要なないと思った。監督の冥福を祈ります。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-09-09 20:01:08) (良:3票) |
89.先日のトニー・スコット監督の自殺にはビックリしました。で、観そびれてたこちらを鑑賞。いやいや、良い意味で裏切られました。脚本はまるで80年代+speedで単純明快だけど、ハラハラドキドキで見る側をを飽きさせない展開!見終わった時にスカッと爽快感です。ますます監督の早い死が残念です。 【movie海馬】さん [地上波(吹替)] 8点(2012-09-03 22:00:17) |
88.直球ド真ん中の分りやすい作品。白人がクソで黒人めっちゃ頑張ってます。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-30 20:18:54) |
87.アクション映画としては久々のヒットでした。始まりはちょっとしたヒヤリハットなのに、あれよあれよと大惨事まで発展。迫りくるタイムリミットの間でうまいこと主演たちのジレンマ、葛藤などが描けてるなぁと思いました。ちょっと演出を加えたノンフィクション映画って感じでリアリティあったね。 【ライトニングボルト】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-07-06 14:15:24) |
【Yu】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-06-23 02:48:57) |
85.《ネタバレ》 さすがはトニー・スコット!地味な題材を、迫力ある映像とテンポの良い編集で、飽きさせることなく一気に見せてくれます。ただ実話が元になっているためか、人間ドラマにさほど深身はなかったです。まぁでも、あまり重要性は感じなかったですけど。 気になった点が一つ。最終的に飛び乗ってブレーキをかけるんなら、最初からその計画でいけばよかったんじゃないかな~と。ヘリがダメだったからって諦めるの早くない?自動車の荷台に最初から人を乗せて、それを何台も走らせれば良かったんじゃない?それに車を走らせた溶接工のおっちゃんがヒーロー扱いって・・・。 まぁでもとにかく映画としての完成度は非常に高いので、見て損はないでしょう。 |
84.あ~みんなが忘れた頃にまた『Speed』の二匹目のドジョウ狙いなB級映画か。今さらそんな手にひっかかるかボケ!と敬遠してたが意外とみなさんの評価が高かったので見てみたら予想してたのとは違う違う実話ベースのしっかりとした映画でいい意味で裏切られた。ベタなハリウッドのヒーローモノパニックアクションと言ってしまえば駄作に見えるが、素晴らしい臨場感、迫真性と、他のパニックアクションではしばしば主張しすぎなドラマ部分がクサすぎないバランスでスマートに仕上がっており、これだけ面白いとダイハードと同じく高評価にせざるをえない。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-04-25 16:34:25) |
83.たまたまTVでやってたので全く期待しないで観ましたがメチャクチャ面白かったです。暴走した列車を止めるというシンプルな題材をここまで上手く料理出来るもんなのかと監督の力量に感心させられました。最初は何でもない場面でのカメラの無駄なズームがうざいと思ってましたが、段々それが迫力と作品に勢いを生み出し観る側をぐいぐいと引き込む要因に変わってくるのが上手いなと思いました。デンゼル・ワシントンは今回もいつもどおりいい仕事してます。 【映画大好きっ子】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2012-04-23 22:46:35) |
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82.思ってたより全然面白かった!それにしても最初のおデブちゃん・・。もうちょっと頑張って飛び乗っていればこんな事には・・と鑑賞中に何度も思った。エンドロールの後日談、全員についてまぁそうだよねぇ~と思えて笑った。作品とは関係ないけど、レンタルした時ブルーレイにDVDが強制的についてきて、「見比べてください」となっていたので鑑賞直後に見比べた。もう画質差半端ない。0.2秒で違いが分かる。やっぱりブルーレイの時代だなぁと思った。 【ネフェルタリ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2012-04-05 09:51:04) |
81.鉄道職員の怠慢によって発生した暴走列車を同じく鉄道職員の機関士二人が決死の覚悟で止めるというお話。 実話を元にしているとはいえ、娯楽大作としてはいささか地味過ぎるのではないかと思ったが、それが存分に堪能出来るエンターテイメントへと昇華されている。 さすが米娯楽映画界の職人トニー・スコット、ちょっと見くびれない。 実際、イントロダクションのままのお話であり、想定外の驚きは何もないと言っていい。 しかし、やはり一つ一つのシーンの見せ方が巧く、展開のテンポも非常に良いので、観ていて決してダレないしどんどんと映画が醸し出す緊張感の中にのめり込ませてくれる。 主演のデンゼル・ワシントンは、何と同監督作品の主演が今作で5作目ということで、ある意味余裕の存在感を見せてくれており、気難しくも人徳のあるベテラン機関士を好演している。 誰しもが充分分かりきっていることだろうとは思うが、この映画は観賞後にとくとくと考え込むような映画ではない。そんな余地は無い。 作品の尺の長さの時間分だけ、主人公の機関士らを見守る脇役同様に、彼らの活躍をドキドキハラハラしながら見守り、最後に「イエーイ!」となればそれだけで充分な映画である。 【鉄腕麗人】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-02-26 02:29:43) |
80.《ネタバレ》 目新しさは何一つ無いがナイスなキャスティング、派手なアクション、軽妙な掛け合いと手堅い作りで合格ライン。頭を空っぽにして見るには良い。誰かがさっさと飛び乗ってブレーキ掛ければ良かったのでは?という疑問は残るが。 【Robbie】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2012-01-15 16:32:30) |
79.結構面白かったです。平凡で真面目な男が、持ち前の勇気と行動力で英雄になるというありがちな話だけど、ちょっとしたスリルもあって2時間弱楽しめるます。突っ込みどころも結構ありそうだけど、そこにこだわらずに楽しんだほうがいいんだと思います。デンゼン・ワシントンはお気に入りの俳優です。 【ぽじっこ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-01-15 16:08:07) |
78.《ネタバレ》 「CGを極力使っていない」という先入観のおかげで余計に緊張感と迫力を増して観ることができた。ストーリーがシンプルなのも良いし、トニー・スコットの相当凝った見せ方のおかげで迫力満点。小汚い感じの初老がまさかの大活躍をするハリウッドお約束の展開も、それまでの作戦が全力の上での失敗だったので、お誂え向きに感じず素直に入り込めて興奮しました。キャリアのあるデンゼル・ワシントンがこういう娯楽作に出てくれることもまた嬉しかったりします。 |
77.《ネタバレ》 ジャドさん含めてプロフェッショナル、職人と言ってもいい男たちの命を懸けた仕事っぷりが実にカッコいい。会社の決定にも現場を知り尽くすフランクは脱線計画が失敗すると見抜き、独自の行動に出る。実際の事故では死者は出ていないし、モデルになった二人も上からの命令通りに動いていただけらしいが、映画としての面白さを考えればこういう事も必要だと思う。でも最後は忠実に作ったようで、止まった後は「あれ、それだけ?」とも思ってしまった。フランクが考えた作戦で止まった方が盛り上がりそうなものだけど、実話ものの価値を最低限は保とうとしたのかもしれない。面白かったのは間違いないが、最後が微妙でちょっと残念。でも8点くらいは余裕で。映像も良し、俳優陣も良し。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-01-10 17:36:03) (良:1票) |
76.《ネタバレ》 まさか過ぎるほどシンプルな展開にビックリ。 【Keicy】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2012-01-09 13:38:16) |
75.トニー・スコット印の正統派アクション。現代のアクションのお手本のようなカット割とカメラワークでこの上ない緊迫感を演出している。どれほど繰り返し撮影を行っていたのだろう、わずか2、3秒(長くても5秒以内!)を丹念に積み重ねている。同じシーンを何度も何度もカメラ位置を変えて撮影し、あたかもひとつのシーンのようにつないでいる。わずか1分の描写も相当な時間と労力がかかっている。走る列車は並走する車かヘリからの撮影だが、そのカットの多さもすごい。ヘリを何機も接近&低空で飛行させているのだ。その努力があってこその映像、スピード感演出は惚れ惚れする。無駄な人物描写を極力省きすぐに事件を起こさせるストーリー展開も見事。いかに列車を止めるのかという本題に十分時間を費やせるからだ。この映画、あまりにも演出が際立っているため「この俳優じゃないと成立しなかった」がない、ある意味「俳優殺し」の映画とも言える。でもそんな映画があってもいい。 【やしき】さん [CS・衛星(吹替)] 9点(2012-01-09 11:11:32) (良:1票) |
74.いやあ 面白かった。うまいね脚本。もちろん撮り方もうまいんでしょう。単純なストーリーだけど飽きさせない。単純だからこそ作り手の力量が問われる・・って感じかな。良かった。文句なし。 【フラミンゴ】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-01-05 18:21:08) |
73.《ネタバレ》 割と皆さん好評なんですが…。なぜか列車が遅く感じられてしまいました。 フィルムを早回しするとかCG使うとか、どうにか加工して欲しかった。 ちゃんと速く見える場面もあるんですが、時々「そのスピードなら飛び乗れんじゃね?」 というツッコミが頭から消えず、集中出来ませんでした。スピード2の客船ぐらい遅い…。 それと、嫉妬のあまり銃まで見せて奥さん怖がらせちゃった男が公益の為に頑張ったからと言って、 ハイ仲直り…って?。暴走解決の前に「必死で謝る場面」を入れた方が良いのでは?。 デンゼルWは、さすがの存在感でした。 【じょるる】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-01-02 20:06:01) |