1.一口に感想を述べるのは非常に難しい。仕事、お金、幸せ、観る者によって感じるところは正に千差万別だと思う。
久々に岩井監督の色彩を堪能出来たし、ファンならそれだけでも劇場に足を運ぶ価値のある作品なのは確か。
主演二人が素晴らしい。特に黒木華の「女優」の名に相応しい存在感は凄まじく、180分間出ずっぱりでも決して飽きることがなかった。彼女は今に日本を飛び出す大物になるんじゃないかな。
ハリウッド大作を見慣れて来た所為か、エンドロールの短さにも驚かされた。こう言う作品を観ると、まだまだ邦画も捨てたもんじゃないと思わされる。