76.《ネタバレ》 俺はこの映画の全てに惹かれます。自身まだ独身ですが、突然「あなたの子がいるの」と言われて元カノの家に行ったら家族が変人ばかりで、責任を取る形で結婚したら子供が畸形。しかも彼女はノイローゼで家出という立場を自分に置き換えたらやはり、逃げ出したい気持ちから妄想に走るのではないか?と同情します。彼女も犬みたいな鳴き声の発作起こしたり。お父さんの満面の笑みとかなんなんでしょうか?そこらのコントより面白いですが、そこを笑わせにかかっているとも思えない作りが不気味なのです。現実世界の苦しみより、ラジエーターの中の女に(例えコブのある巨大精子を笑顔で踏み潰しているとしても!)安らぎを求めるのは決して変ではないと思いますね。奇人変人大集合みたいなカルト映画ではありますが、忘れた頃にまた観たくなるのは、やはりリンチの執念が映画に注ぎ込まれているからでしょうか。確かに「天国では何もかもがいい気持ち」でしょう。でも、サラダをかきまぜた褒美にタバコがもらえるならそんなにこの「イレイザー・ヘッド」絶望的な世界でもないのか?とあのお婆ちゃんに安らぎを感じた私もかなりの変人かもしれません・・・。でも私がいつか死んでも頭の骨を削って鉛筆にはして欲しくはないです。 |
75.いや~、これは参った。グロイし、基本的に意味はわからない。(大まかなストーリーはあるが。)しかし衝撃はすさまじかった。感覚で観る映画だと思う。血キン、打ち首、脳漿ぶちまけて、頭が消しゴムに~~(笑 【スペクター】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-22 23:20:00) |
74.まさに悪夢そのもの。鬼才デビッド・リンチの衝撃のデビュー作。とにかく理屈じゃない、この映画をワンシーンごとに解説するなんて到底不可能ですね。「エレファント・マン」や「ストレイト・ストーリー」などといった類の映画もちゃんと撮れるのに、あえてデビュー作にこれを持ってきたリンチの頭の中身は一体全体どうなってるの?あの奇怪な赤ん坊は?あの歌っていた少女の意味は?なぜ頭が消しゴムに?ラストの意味は?・・・ああ、もうだめだ、完全にリンチワールドの術中にはまってしまった。 【8823】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-10-25 22:05:17) |
73.理解不能。だけど引き込まれる。不気味なムードでグロくて怖くてへんな映画。それを白黒がさらに効果を上げている。 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 4点(2005-10-05 15:28:11) |
72.つまらない、面白いを語る以前にこれは「映画」じゃない。 ただエグイ。吐き気を催す 【BAMBI】さん [ビデオ(字幕)] 0点(2005-06-21 17:50:41) |
71.《ネタバレ》 こわい!!!私もチキン恐怖症に。あのばあさんも怖かった。。。 【ガム】さん 8点(2005-02-05 23:20:40) |
70.気持ち悪い。とにかく気持ち悪い。終始鳴りっぱなしのノイズ音や挙動不信気味な登場人物。意味ありげで意味の無い小道具等全てが見ていて「気持ち悪い」のである。しかし見終った後、無償にチキンが食べたくなったのは紛れも無い事実である。 【終末婚】さん 0点(2005-01-14 11:32:32) |
69.観ている間、まるで鈍器でアタマを殴られ続けるような感じにさせてくれる映画。 ヘンリーだけでなく観客にとっても正に悪夢と言ってもよいかもしれない。 あまりに耐えられない悪夢なので、自分の妄想のなかで自分のアタマを消しゴムにして粉々に吹き飛ばしてみたくなる衝動もなんとか分からんでもな。 悲惨なオトコの現実逃避を描いた作品なのかもしれない。 そして途中でラジエーターの女性が歌った歌がこの映画を言い表したようなものでしょうか。 頭が変になることもなく、全て上手くいき、悩みなんてない世界、それが天国。 子どもを殺して、最後は自分を天国に行かせてしまったような感じがする。 リンチ以外に作ることは出来ない正にある意味では傑作と言って良い世界観をもった映画。モノクロもいい効果が出ている 個人的には「工場で何してるんだ?」「ただの工員です。」の後に全く動かなくなったオヤジとベッド脇に盛られた土に刺さった草のようなモノが特に気に入りました。 それにしてもあの赤ん坊は作り物としてもリアル過ぎる、特にあの眼の動きは説明することは難しい。 そしてあの口や舌の動き方はなんなんだろう、切ろうとしたチキンが足をばたつかせることの比ではなく説明困難だ。 |
68.《ネタバレ》 「マジでイレイザーヘッドやん」と奇才の思惑にまんまとのせられている自分。気味悪いはずの赤ちゃんにときどき愛おしさを感じたりと普段は表れない自分自身が出ているのを感じます (彼女のおばぁは悪魔のいけにえのおじぃを思い出させるキャラですな) まぁ次に観るのはウン十年後だろうけど・・・(香港帰りの初投稿がコレって・・・) 【ヴァッハ】さん 7点(2004-09-05 20:43:45) |
67.あああえぐい…。もう言葉にできない。この映画は、白黒だからこそ、そのえぐさがうまく伝わっていたと思う。もう何度DVDを止めようと思ったことか…。ああ早く終わって欲しい、と祈りながらも、この映画に引き込まれ最後までしっかり見てしまった。もー一体何が言いたいのか。でもなんとなくわかる気もする。。。そんな映画。 【あしたかこ】さん 8点(2004-09-02 05:05:30) |
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66.途中、奇怪な赤ん坊が現われたシーンから、見るのを止めようと思いましたが何とか最後まで見ましたね。深夜に見ると雰囲気倍増の悪夢的なイメージ映像、何とも不気味な効果音、画面から放つ異質な臭いなど、どれを取っても強烈で生理的不快の極みを感じさせエグいエグい。(もちろんこれこそが作り手のねらいなんだろうが) にもかかわらず、恐る恐る再度見てみたいという気にもさせる、得も言われぬ魅力があるのも確か! 作品から感じとれるのは畸形、闇、絶望。デヴィッド・リンチの代表作にして、シュールレアリズムの傑作には間違いない。 【光りやまねこ】さん 8点(2004-06-15 11:13:14) |
65.《ネタバレ》 初めて見た日の日記にこう書いた。「イレイザーヘッド借りる。もう2度と見たくない大傑作!!」それから十数年、時々思い出したように借りては見ている。ヘンリーが部屋を出ようとする→赤ちゃん泣く、の繰り返しは何故かチャップリンを連想させた。あんな赤ちゃん(!)なのに優しく世話をしていた(と俺は思う)ヘンリーも、とうとうミエナイチカラに操られるように・・・。今日もニュースでは幼児虐待事件が報じられている・・・。 【幻覚@蛇プニョ】さん 9点(2004-06-14 12:22:37) |
64.デヴィッド・リンチの世界が炸裂。血がピュ~ッて出るのが好きなようだ。デューンとかでもやってたし。他人には薦められない映画だね。ちょっと前に流行った「自己責任」で観るべし。 【マックロウ】さん 7点(2004-06-08 15:03:49) |
63.普段は「面白かった」「面白くなかった」で点数を付けてる俺ですが、この作品に限って「衝撃的だった」という意味合いで8点献上させて頂きます。いやもうね、マジで勘弁して下さい。お願いします。映画を見て吐きそうになったのは人生初。これは決して気持ち悪かったことの比喩なんかじゃございません。本当に嘔吐しそうになったって意味です。この映画のおかげでしばらく大好物のチキンが食えなくなった。それほどにエグい描写の連発です。胎児は反則だろーーー!あー、書いてたらまた思い出してきた。うぇぇぇ… もう一生見ません、が、いつか怖いものみたさで再見したくなる日が来るかもしれなかったり来ないかもしれなかったり正直どうでもよかったりします。 【コバ香具師】さん 8点(2004-04-19 19:23:06) (笑:1票) |
62.デヴィッド・リンチの映画はどうも受け付けないのだけど、これは最高だった。大傑作。何をどう言って良いのやらさっぱり分からないけど、とにかく面白い。映像、音、空気、感情、全てが感覚を通してこちらに入り込んでくる。 【ラーション】さん 10点(2004-03-29 01:54:51) |
61.心のダークサイドに落ち入ってしまうような映画でした。モノクロの陰鬱なトーンが終始、これは映画であること否認するみたいに頭の中に侵入してきます。誰かの悪夢の真只中にいる、そんな真っ暗な浮遊感もあって、観終わった後はぐったり。「エレファント・マン」のヒットで注目され、上映の運びとなった今作品ですが、説明のしようがない摩訶不思議な内容で、ただ、疲れました。五感全部に「負荷」のかかる珍しい映画です。 【映画小僧】さん 6点(2004-03-23 17:27:24) |
60.ストーリーやら内容を求めて観る映画ではないのかも。しかし、音楽にしても、映像の美しさ(個人的には美しく見えた)にしても、いろんなジャンルの人達にも影響を与えられる作品だと思います。ダーク全開だけど細かい演出、意味深と思わせるカット等、観てる側も思考を揺すぶられる。 カルト映画に慣れてない人には??になってしまうのだろうけど、慣れてる人には安心感さえ与えるメルヘンが存在してると思う。 【座間】さん 8点(2004-03-04 19:11:13) |
59.《ネタバレ》 何故、当時の評論家たちは「あれ」を胎児と勘違いしたのだろう。ヘンリーの頭の中の人が物憂げにレバーを倒すと、ヘンリーの口から吐き出される「あれ」。男が吐き出すといったら、「精子」でしょう。そう解釈するとこのお話は、突然現れた自分のダークサイドを具現化した存在と、折り合いをつけようとしつつ結局自滅していく男の物語、と観ることが出来ます。人間の持つダークサイドの存在を否定せず、そうゆう部分を作品にたたきつけるようにして作っているデビッド・リンチ監督、らしい一作だと思います。ま、普通の人なら自分にダークサイドがあるなんて思ってないので、この映画を気持ち悪いで済ますことが出来るが、この作品にシンパシーを感じている私には気持ち悪いで済まされないのです。劇場で観ながらデジャヴっちゃうし・・・。 【みやひろ】さん 10点(2004-02-25 23:30:00) |
【zero828】さん 8点(2004-02-24 00:14:47) |
57.底知れぬ異様な怖さ・雰囲気という点で「2001年宇宙の旅」に通ずるものがあり、この類のグロテスクさとしては「帝都大戦」の胴体が虫になった女の子の姿、あるいは中尾ミエがカニになっているCMが思いつきます。こういう怖さを出すとすれば、どういう映像を撮ればいいのか自分で考えて見たんですが、それを発表します。出産シーンで女性の陰部からまず巨大な蜘蛛の毛だらけの足が出てきてその足が陰部の周りに足を着いて出ようと踏ん張っています。そのときの音響・音楽として蛇が怒ったとき出す声を20声部の多重録音した音にガラスを金属でこすった時のキーンという音を変則に混ぜ、クラスター音を低く鳴らしておいたり、とこんな感じ。次に蜘蛛の胴体が出てくるのですが、その胴体の周囲は裂けていて鋭い歯がぎざぎざに生えていて大きな口になっていて、生まれたばかりなのでその口を馬のように横に微妙に動かしています。蜘蛛の模様は赤と黒と緑と黄色などからなっていて緑が主体。もちろん蜘蛛からは気持ち悪いどろどろな黄色・緑の透明な液がぐちゃぐちゃ音を出しながら出ています。次にはこの蜘蛛を取り上げた医師の手を蜘蛛はその大きな口でパクリと食べてしまいます。そこで医師の手から血が噴出し、出産女性と蜘蛛は血だらけになる。そこで蜘蛛は大きな口を開けて舌を動かしながらゲラゲラ笑っている。終。 |