69.もっとアメリカ寄りの一方的な映画なのかと思ったら、観てみると日本のシーンの方が寧ろアメリカよりもしっかりしていて、日本の事情説明なども丁寧に描かれてはいる。この辺は脚本に日本人が入っていることが大きいか。出演俳優も豪華なもんで、しっかり日本人が日本人を演じているため、見ていて文化的な違和感を感じるところはない。ゼロ戦が編隊を組んで飛んでいく様は、やはりCGでは出せない味があるし、迫力がある。しかしよくこれだけアメリカ軍の馬鹿っぽさが目立つ映画を撮ったものだ。日本人としてのあまり屈辱感を感じることのない稀有な太平洋戦争映画。 【MARK25】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-21 17:57:22) |
68.《ネタバレ》 前半は、政治もの独特のテンポの遅さが無くて良かった。若干登場人物が多いのは仕方ないが。一方で後半はCGなしの爆発の連続。スタントマンはかなり良い仕事をしたんだと思う。そして、この映画は、戦争の無惨さを伝えるなどのメッセージ性は無く、ただただ真珠湾攻撃を史実に忠実に基づいて作られた作品なので、無駄な感情無く観れる。ラストの山本五十六の「眠れる巨人を奮い立たせてしまった。」と言って終わっていくのも、日本の最後を予感させていて良かった。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-10-03 16:15:47) |
67.《ネタバレ》 記録映画と言ってもいいほど史実にこだわって作られてます。前半は、開戦までの経過が淡々と描かれています。前半のハイライトは攻撃開始時刻に宣戦布告が間に合わなかったことですかね。日本が決してだまし討ちをしたわけじゃないこともちゃんと描いているのが心憎いです。 後半の戦闘シーンも迫力あります。CGなしの本物の迫力って感じですよ。軍隊が気前よく何でもレンタルしてくれたそうです。全て有料でかなり高かったらしいですがw。監督の解説バージョンを聞きながら二回見ました。 この名画を知ったのも世紀の駄作「パールハーバー」を見たからです。40年近く前にこのような映画が作ったアメリカ映画の底力を感じました。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-08-26 02:25:59) |
66.パールハーバーを見て何も思わなかった方に、是非見てもらいたい作品。 【あるまーぬ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-07-31 17:09:45) |
65.「史上最大の作戦」で味を占めて、創ったらしいですが..淡々と進む、って感じです..ドラマ性がまったく感じられません..真珠湾攻撃の詳しい経緯を知っていても..全然見応えがない.. ただ、これほどお金がかかっているとは思いませんでした~ それに飛行場での飛行機激突シーンなんか、今では考えられないような危険なシーンが..スゴイです.. 映画としての評価は、今となっては “凡作” ..かな... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 3点(2007-05-29 16:53:57) |
64.子供の頃に観たせいか、小難しくてよくわからんという印象しかない。それでも「パール・ハーバー」なんかとは比べ物にならん程(比べること自体失礼)よく出来た作品であると思う。もうそれなりの年になったことだし、ウチの部長がエキストラで出演してるらしいし、もう1回観てみようかなと思う。 【えいざっく】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-03-14 17:25:40) |
63.クレジットにはでませんが、脚本には黒澤明も参加しています。 長門の登舷礼から始まり攻撃のおわりまで描くのもそのままです。降板はしましたが、長門と赤城(半分再現)の実物大セットや京都太秦の重厚な屋内シーンのセットは黒澤監督の要望で作られたものを使用しています。 山本五十六以下将校には俳優ではない社会人を起用し、近衛首相とのシーンなど撮り終えたカットも多くありました。フィルムは発見されていませんが、撮影に立ち会ったプロデューサーを唸らせるほど出来だったようです。 赤城からの発艦シーンはベトナム戦争の合間にハワイに帰港した米空母を使って二日間で撮りました。ただあの発艦シーンでも黒澤は撮り直しを考えたようです。人間主役の黒澤とハリウッドでは合作が無理だったのでしょう。源田実氏本人も撮影に立ち会うこともあったようです。 今では作れない実写の迫力に満ちた作品です。 黒澤監督がいたのでこれだけの規模が可能になったと思います。 【ビモータ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-03-08 01:09:40) |
62.《ネタバレ》 日本軍の真珠湾攻撃を描いた壮大な記録映画という感じで、特に強いメッセージや政治性は感じないために莫大な費用と手間をかけて製作した割には印象がやや薄い気がします。米国映画にしては日本を悪、米国を善という描き方はせずに、真珠湾攻撃に至る過程を日米相方から淡々と描くという手法で、日本側は山本五十六指揮の下かなり組織立って着々と準備を進める一方で米国側は日本の暗号を全て解読していながら政府・軍中枢が一丸となっていなかったために大損害を受けたという対比が描かれています。日米開戦の真相(特にどちらが開戦したかったか)については米国の機密文書公開によっていまだに新しい事実が出てきています。この映画が作られた1970年においても開戦30年の節目になぜ米国はルーズベルトの選挙公約を破って戦争に参戦したのかについての事実を示して置きたかったのでしょうか。それにしては暗号解読で明日開戦になるという情報を大統領に直ぐに伝えるかどうかで逡巡する高官の姿などは米側の何かすっきりしない開戦についての陰謀めいた姿勢を当時の監督も感じていたのではないかと思わせます。攻撃当日港に空母がいなかった事については南方に向かう日本の輸送船団警戒のために一度空母のみを派遣して直ぐに戻ってこさせる予定だったという説明があり、真珠湾空襲自体を知っていたのではないという内容になっています。日本人としてはこのようなスケールの映画を作ることは不可能なので良く作ってくれましたとうことでこの点数です。 【rakitarou】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-01-31 22:45:38) |
61.映画としての面白さは殆ど皆無だが非常に良く出来ている。パールハーバーというとんでもない映画があるから余計に評価が上がってしまう。パールハーバーと一緒に観ると良いでしょう。 【ケ66軍曹】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-01-28 16:00:37) |
60.ストーリーが良く出来ています。真珠湾攻撃に関して不勉強だと、この年代にして本作が完成したことに感動できないでしょう。山本五十六についても非常によく調べて書かれている。すばらしいと思います。 【ロウル】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-12-15 08:16:34) |
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59.《ネタバレ》 深作でなく黒沢だったり、山村聰でなく三船寿郎だったり、企画段階で色々あったようだが、公開当時、この映画はアメリカで、どのような受け入れられ方をしたのだろうか。アメリカ人の気質を考えると、3300万ドルも使って造っても、この映画が大衆レベルで受け入れられるとは思わないのだが。アメリカ万歳映画を観せられ続けている自分としては、勇猛果敢かつ冷静沈着な日本に対して、縦割りが邪魔して身動きの取れない硬直した組織のアメリカという図式で描かれると、逆に不安になってしまうほど。全裸でヘビースモーカーの黒島亀人が、ちょこっとだけ出てきたりと、一部の日本人しか喜ばない部分までしっかりしていて、内容はともかく、この映画の存在自体に驚かされた。 【永遠】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-21 20:53:21) |
58.黒澤明監督が演出していればと残念。所所よい戦闘場面ありも、生かされず。 ただ日米俳優人が順次出てくるだけの感じ。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-09-11 17:47:21) |
57.歴史・戦争ものに無知で全く興味のない自分にはとてもつらい内容。しかも、長い!史実に基づき日米公平に客観的に作っているのは良いが、そのせいで感情移入できる主人公がいない。最後の方の戦闘シーンはなかなかの迫力だったけど。 【目白沈寝】さん [映画館(字幕)] 3点(2006-07-12 03:30:59) |
56.ある程度の予備知識がないと、ストーリーを追うのは少々難しいかも(特に前半)。でも、零戦が朝焼けの空へ次々と飛び立っていくシーンは、「トップガン」よりもはるかに美しく、神々しく、感動的でした。ところでこの映画、米国では絶対に受けないでしょうね。彼らの信じる“正義の軍隊”がコテンパンに叩かれて終わるんですから。よく企画が通ったものです。 【眉山】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-03-27 14:25:04) |
55.真珠湾攻撃を日米双方の立場から書いた合作映画。どこまで史実であるかは別として真珠湾にまつわる諸説に興味がある人間には面白い映画である。真珠湾爆撃の迫力は期待ほどではなかった。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-28 04:21:54) |
54.当時としては史実をよく研究してるなぁと。 映像自体は凄く迫力ありますが、エンターテインメントとして面白いわけではない。 日米合作でこういう映画を撮ったことには拍手ですし、日本側パートががっぷり四つで作り込まれてたのが嬉しかった。 濃厚な作品であることは間違いなし。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-04 21:55:28) |
53.アメリカのシーンはリチャード・フライシャー、日本のシーンは黒澤明に代わって、日活の舛田利雄と当時まだブレイク前だった深作欣二が監督した日米合作の戦争映画。それだけに日米双方の視点で物語が描かれていて偏りがない。ところで、「パールハーバー」で山本五十六役だったマコ岩松がこれにも役は違うが出ていて驚いた。渥美清のカメオ出演が笑える。もし、黒澤が最後まで日本側監督をやっていたらどういう描き方をしたかも少し気になる。 【イニシャルK】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-02 19:49:52) (良:1票) |
52.《ネタバレ》 内容と感想を書きたいのですが、最初にこの映画が公開されたときとテレビ放映された時の世間の反応を書いておきたいと思います。 公開時親父が密かに見に行っています、子供に見せてよいかどうか考えていたのでしょうね。 当時私は小学生でして、当時の男の子の感覚として「ゼロ戦かっこえーな~トラ3見たいな~」とか考えていました。公開前に親から「第二次世界大戦のきろく」とかの子供向けの本を事前に読まされたことを覚えています。 当時の親の半数以上が戦争(疎開&実践)経験者でしたから、子供が戦争賛美者にならないようにとの配慮でしょうか? あの頃はこのような親が多かったと思います。 映画を見てからの感想は、子供心に後味の苦いような感覚を覚えています。親父の顔があまりうれしそうではないのでそう感じたのでしょうか? 数年経ってテレビのロードショーが2週連続で、12月8日に合わせて放映しました。 新聞までが、「あなたはどう見るか?!」などとはやしたてていました。 学校では(今から考えると左系の先生多かったですね)「いかに日本は失敗したか」などと1時間授業もしないで講義する先生も居たりして、ちょっとしたイベントでした。 大人になってDVDで見直すと、現在の米国の戦争とその描き方の違いが判りますね。 捕らえ方の違いが本人(米国)にも判ってきたので照れ隠しのような開き直りで例の「パールハーバー」は作られたのでしょうね。現在行いつづけている自分の国の戦争の裏書のために。 まだこの頃の米国(と映画人)は今よりは多少はまともだったと感じさせる映画と言えます。 日本側の俳優も渋く、配役の妙を感じさせます。田村演ずる隊長の関西弁がええ味出してます! 【亜輪蔵old】さん [DVD(吹替)] 9点(2005-11-02 17:26:19) |
51.あまり面白く無かったな。いっそ真珠湾にレキシントン・ホーネット・ヨークタウンetc.がいて艦爆や艦攻に撃沈されるストーリーにしたら良かったのに。(ワラ 田村高廣の淵田美津雄は、なかなか良かった。(親父の坂妻ならもっとよかったが) 【Waffe】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-05 15:17:57) |
50.ほんのちょっとだけ日本寄りではありますが、比較的バランスよく両国の視点を取り入れているので高評価です。淵田少佐の配役も絶妙です。黒島亀人はちょっと違う気がしますが、いい味出してます。 【malvinas】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-06-12 07:40:10) (良:1票) |