87.間違いなく「お気に入り」の一つに加えたい作品です。確かにこの映画にはいろいろとウソをついている部分があるかもしれません。例えば実際に武術の経験が無くても、日本人であればその多くが違和感を感じるであろうメインのカラテの描き方(その訓練の様子も含めて)はもちろんのこと、ナヨナヨの転校生がお金持ちのマドンナとあっさり親密になってしまったり、あるいはミヤギさんのあきらかにヘンな日本風家屋&庭園など、それこそ探し出したらキリがありません(実戦経験ゼロのダニエルが優勝してしまう事とかもね)。でもどうでしょうか、自分はこの映画で描かれたそれらのウソは決して人を不愉快にしたり、不幸にする類のものではなかったように思うんです。むしろそれらは私たちを楽しませ、あるいは勇気づけてくれたものであったはずです(「人はこうありたい」といった希望にも似た「夢」であり、映画ではファンタジーとでも位置付けられるかもしれません)。そういった願いがこめられた製作側の想いを無視し、「あんなカラテは変だよ!」とか、「ワックスがけで強くなんの?」などといった悲しい見方は、それこそ「相手を許す事を忘れ、容赦なく叩きのめす」ことを信条とした「コブラ会」が教えようとした誤った道と同じなのではないのでしょうか??(いや、その弟子たちでさえ、最後にはダニエルを認め許す事を覚えていました)。この映画が伝えたかった事とは、すなわち少年が人生の「師」を得て成長する過程を見届ける喜びであり(トトとアルフレッド、マーティーとドク・エメット・ブラウンの間柄にも通じるものを感じます)、あるいはその喜びを自身に照らし合わせ、人としてのあり方(=道)を見つめなおす「きっかけ」そのものであったようにも思います。※最近になってパット・モリタ氏死去のニュースを知り、WOWOWで放映されていたのを久しぶりに鑑賞しての書き込みです。慎んで氏の冥福をお祈りしたいと思います。こちらのサイトではパット・モリタとノリユキ・パット・モリタで二重登録されてるようですが、おすすめはB級モンスターパニック映画の「キングコブラ」ですね。まぁしょぼい映画ですけど、主役級の活躍をされてるのが嬉しいところです。あとレスリー・ニールセン(←裸のガンの人)の「スパイハード」って作品でカメオ出演してますので、ベストキッド好きの方はぜひご覧になってくださいませ。 【ぶらき】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-17 13:49:24) (良:4票) |
【承太郎】さん [地上波(吹替)] 10点(2006-04-16 03:52:30) |
85.「ワックス掛け」と「鶴の型」だけでも、この映画には存在価値があると思います。ミヤギさんなんか胡散臭さの権化みたいな存在じゃないですか。これはあくまでマンガなんですよね。 現実にはぜったいに有り得ない「かめはめ波」や「元気玉」と、「ワックス掛け」や「鶴の型」は同じ類です。「小学校のときかめはめ波の練習をしてた」っていうギャグと同じように、「小学校のとき鶴の型の練習をしてた」と言える。それだけでいいんです。実際のところ、俺も鶴の型のマネをして強くなった気になってましたから。漠然とした「強くなりたい」という男の子の夢を叶えてくれる、夢のある映画だと思います。なので、ドラマというよりはコメディ、コメディというよりはマンガとして観るのが正解だと思います。 というわけで、7点。個人的に思い入れの強い映画です。いま観る気にならないのが玉に瑕ですが・・・。 【追記】パットモリタさんのご冥福をお祈りします。 【708】さん [地上波(吹替)] 7点(2005-12-12 15:08:22) |
84.《ネタバレ》 子供の頃観た時と大人になってから観た時の受けた印象が全然違うな。昔は夢中になって観てたけど今見たら冷めて観ている自分がいる。今と昔で変わらないのはミヤギさんがカッコいいところかな(笑) 【湘爆特攻隊長】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-12-11 20:56:36) |
83.この作品の成功の一つはパット・モリタ氏を起用したことだ。ちびで小太り、一見全然強そうに見えない日系人の役で、空手の名人。作品中第二次大戦中の日系人の悲劇も語られるが、彼は実際に強制収用所で生活した経験もあるらしい。空手などの武道は強さにも増して精神的な鍛錬が必要だとアピールした功績は大きい。最後の満面の笑みが印象に残る。ご冥福を。 【パセリセージ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-11-26 11:44:36) |
82.誰もが一度は真似をする。ワックス掛けと鶴の型。 ミヤギさんの真似して、駐車場の柵の上で鶴の型やって大怪我しました… 何気に主題歌がいい。今でもたまに聴く。 【ひで太郎】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-11-10 00:30:09) |
81.ストーリーが空手より心掛けというか精神面や訓練を重視しているので、最後まで空手のシーンが今一なのが残念。せめて多少嗜んだ事がある役者を起用して欲しかったなぁ…。アクションシーンは駄目だけど、所々に武道の精神的な部分の説明が入ってる所と最後の戦いの後のミヤギのアップからエンドロールの展開は良かった。 【oO KIM Oo】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-08 09:32:39) |
80.20年前に見たときは夢中になったもんだ。ワックスのシーン、真似したなぁ。最後の決闘のシーン、ドキドキしたなぁ。ミヤギさん格好良かったなぁ。でもあくまで20年前の記憶で留めておきたい。今は見ないほうがいいだろう。昔好きだった人に逢うようで怖いから…。 【tonao】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-06 21:53:33) (良:1票) |
79.有名な映画ですね。僕達の子供の頃はよく真似したものです(笑) この文化是非アメリカにも広めてもらいたいです。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-06 14:55:02) |
78.下手をすると日本武道のエキゾチックな部分のみを誇張する失笑映画になるところだった。しかし主人公の心の成長を描くことで,我々日本人にも受け入れやすい内容に仕上がったと思う。監督がアビルドセンなので,ロッキー調が拭えないのは仕方がない。それにしても,日本武道の原点は殺人術ではなく活人術であるという点をよく汲み取ったというところに,妙に感心した。ただし,あの鶴の構えは…まぁ愛嬌ということで。よい子は真似しちゃダメよ。 【Roxy】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-03 22:13:36) |
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77.スッキリ見せてくれるのがいいですね^^ ミヤギさんの一人勝ち^^ 決勝戦に向けて、もっと盛り上げて欲しいんですけどね。 ダニエルさんがいつまでたってもヒヨワに見えるのがちょっとアレですけど、気持ちいい映画なんで、難しいこと抜きに楽しみましょう^^ 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-03 02:42:46) |
76.「 どうしても 強そに見えない ハゲオヤジ 弟子の小僧も あまりに虚弱(でもいい作品♪) 」 詠み人 素来夢無人・朝 |
75.こう成り上がり系の映画ってどうやって頂点に立つかっていうのが面白いんだよね。これも「ロッキー」の空手版っていったとこやけども下手に出来てないからいいと思う。何事においても「タラ・レバ」はタブーだけどミヤギさんの役を三船敏郎が断らなかったらどうなってたんだろうなぁ。エリザベス・シューが妙に可愛く見えないところはおいと言いたくなりましたが。 |
74.試合の展開の良さがドラゴンボールを思い出します。 友人から聞いたんですけど「黒帯付きの空手着をもってアメリカを歩いていると、やはり警戒されるよ」と言われました。 へー。って思いましたが。。 空手着見せびらかせて歩いている奴いたら、日本でも警戒されるやろが 【(・∀・)イイ!!】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-06-19 13:02:15) (笑:1票) |
73.J・チェンのモンキーシリーズをアメリカで作ったらこうなりますって感じの内容ですね。昔見た時は面白く見れたんだけど,最近見たらラルフ・マッチオがいい所見せたがりの嫌な奴に思えてしまった。なんで金持ちのお嬢ちゃんが惚れたのかよくわからん。2を見る限りでは金持ち嬢ちゃんの気まぐれか? 【北狐】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-01 23:46:14) |
72.アメリカ人に「空手を教えてくれ」って未だに言われるのはこの作品の名残りなのか?とはいえ、これはとても良い作品だった。日本人が持つ精神的な「気」の部分をここまで見事に描いたアメリカ映画は他にないのではなかろうか。実はこれって凄いことかも。やっぱり日本人とアメリカ人って根本的に違う。日本人ってわかってることは口に出さないでしょ。それって武士道に繋がると思うんだよね。日本を舞台にしていないにも関わらず、日本を舞台にした作品以上に日本という国を描いていたように思えた。しかし、何と言ってもノリユキ・パット・モリタは良かった。ミヤギさんは俺の中の映画史に残る好キャラ。アンダスタン? 【こばやん】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-04-01 14:50:42) (良:1票) |
71.実はこの映画当時結構好きだったなー。一見意味のない修行をさせられて「こんなんで強くなるのかよー」と疑問を抱くも、実際強くなってるって黄金パターンと言ってもいいパターンですね。この映画がその原点かどうか知りませんが。あ、でも酔拳とかのJ・チェン映画であったっぽいな。アメリカでも大ヒットって聞いてたけど、当時ふと知り合いになったアメリカ人に聞いてみたら全然知らなかった。まあそんなもんだ。 【ばたあし】さん 7点(2004-12-13 00:35:55) |
70.見ていて普通に楽しめる、小さい頃に見た映画だから余計に記憶に残ってる部分はあると思うけど、めちゃくちゃ弱い青年がだんだん強くなっていく、よく出来てる映画だった。 【ディーゼル】さん 7点(2004-12-12 22:15:32) |
69.深夜放送で随分と久しぶりに出会ったよ~。モリタさんにラルフ・マッチオ。懐かしい~。中学生当時、格闘技好きの友人は、頼みもしないのに型を教えてくれて困りました。今となってはいい思い出とも言えるので、「残してくれたもの」という意味では感謝したい映画です。 【やすたろ】さん 6点(2004-11-15 21:23:13) |
68.格闘技経験がある人間は、この映画を現実的な視点から批評したがる。私も長年かじっている人間だが、この映画はこの映画として良いと思う。確かに主人公が強くなる過程や練習の様子などは現実離れしており、ロッキー同様クライマックスのシーン戦いなどは、あまりに素人臭いアクションにインチキ臭いとしか見えない人も居るかもしれない。しかし、本家の日本でさえ過去の遺物となりかけている「道」という考え方を、外国人が作った映画にしては良く表現できているような気がする。空手道、書道、剣道、華道、茶道、確かな技術を極めるために精進すると共に、それを基軸に自分の人生を築いて行くという日本人独特のこの「道」という人生観。この部分に関しての理解が的を得ており、そこを視点にした主人公のサクセスストーリーという部分で、この映画はまともな出来の作品だと思う。試合が始まり、主人公が勝ち進んでゆくシーンでのBGMはぴったりで心が躍る。 【six-coin】さん 4点(2004-10-18 01:50:13) (良:2票) |