カイロの紫のバラのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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カイロの紫のバラ

[カイロノムラサキノバラ]
The Purple Rose Of Cairo
1985年上映時間:82分
平均点:7.60 / 10(Review 83人) (点数分布表示)
公開開始日(1986-04-26)
ドラマラブストーリーファンタジー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-11-17)【イニシャルK】さん
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監督ウディ・アレン
演出伊達康将(日本語吹き替え版)
キャストミア・ファロー(女優)セシリア
ジェフ・ダニエルズ(男優)トム・バクスター / ギル・シェパード
ダニー・アイエロ(男優)マンク
ダイアン・ウィースト(女優)エマ
ヴァン・ジョンソン(男優)ラリー
グレン・ヘドリー(女優)
ジョン・ウッド[男優・1930年生](男優)ジェイソン
エドワード・ハーマン(男優)ヘンリー
ミロ・オーシャ(男優)
高島雅羅セシリア(日本語吹き替え版)
富山敬トム・バクスター / ギル・シェパード(日本語吹き替え版)
島香裕マンク(日本語吹き替え版)
塚田正昭ラリー(日本語吹き替え版)
さとうあい(日本語吹き替え版)
竹口安芸子(日本語吹き替え版)
小島敏彦ヘンリー(日本語吹き替え版)
石井敏郎ジェイソン(日本語吹き替え版)
小宮和枝(日本語吹き替え版)
加藤正之(日本語吹き替え版)
藤本譲(日本語吹き替え版)
田原アルノ(日本語吹き替え版)
峰恵研(日本語吹き替え版)
片岡富枝(日本語吹き替え版)
巴菁子(日本語吹き替え版)
鳳芳野(日本語吹き替え版)
広瀬正志(日本語吹き替え版)
深見梨加(日本語吹き替え版)
沢りつお(日本語吹き替え版)
稲葉実(日本語吹き替え版)
秋元羊介(日本語吹き替え版)
大山高男(日本語吹き替え版)
出演フレッド・アステアジェリー・トラヴァース(劇中映画「トップ・ハット」より)
ジンジャー・ロジャースデール・トレモント(劇中映画「トップ・ハット」より)
脚本ウディ・アレン
音楽ディック・ハイマン
挿入曲フレッド・アステア"Cheek to Cheek"
撮影ゴードン・ウィリス
製作ロバート・グリーンハット
製作総指揮チャールズ・H・ジョフィ
美術スチュアート・ワーツェル(プロダクション・デザイン)
キャロル・ジョフィ(セット装飾)
衣装ジェフリー・カーランド
編集スーザン・E・モース
その他ジュリエット・テイラー(キャスティング)
あらすじ
大恐慌時代の米国ニュージャージー、失業中なのに遊んでばかりか暴力まで振るう夫との生活にうんざりしていたセシリアは、ウェイトレスの仕事中も頭の中は映画のことばかり、今見ている映画「カイロの紫のバラ」ももう5回目で台詞まで覚えてしまっている。だが、その日はいつもと違っていた。映画の中の主人公が突然・・・
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43.スクリーンから映画の登場人物が出てきての珍騒動というアイディアも、アレンの映画特有の自分の世界を持った人物描写も良かったが、やっぱり最後の「映画」に癒されるミア・ファローの表情につきます。映画の見方って人それぞれだし、どの部分をもって面白いと思うかも人それぞれ。でも最終的には、映画を見ている時間だけ笑ったり泣いたり怒ったりして現実を忘れて映画の世界にどっぷりと浸かれたらそれでいい。けして勇気を与えてくれなくたって、問題を解決してくれなくたって。私も彼女のように「映画」とのいい関係を築いていきたい。
R&Aさん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-17 16:25:54)
42.発想はいいのだが、どうもスッキリしない作品。
ボバンさん [DVD(字幕)] 6点(2005-06-10 03:31:59)
41.高層ビルの最上階から地面に突き落とされたかのように衝撃を受けた作品。ラストではまさに「夢」から「現実」へと強引に引き戻されたような感を受ける。「現実」は汚い世界というセリフがあったかと思うが、まさに「現実」の厳しさを感じさせる。シンデレラはおとぎ話の中の世界であって厳しい現実からミアファローを救ってくれる王子様は存在しないということか。しかし、正確に言えばこれは間違いで、彼女にも王子様は確かに存在した。映画の中のトムである。
ミアには「虚構の中の夢(トム)」と「現実の中の夢(ギル)」と「現実の中の現実(夫)」という三つの道があったように思える。彼女が選んだ道は「現実の中の夢」だ。しかし自分にはなぜ「虚構の中の夢」をミアが選ばなかったのかも興味がある。ミアにとって、トムはあまりにも純粋すぎたのではないかという気がする。結婚してある程度、色々なことを知ってしまったミアにとって、彼の純粋さを受け入れることができなかった、または受け入れることに対する怖さがあったのではないだろうか。トムの純粋さを受け入れることができたのが、売春宿というのが何よりも皮肉的だ。
また、印象的だったのがラストのギルとミアの顔だ。ギルは飛行機の中で何を想うのか。ミアが薦めた役を演じることを決めたことからも、ミアに対する想いの全てが嘘なのではない。まだ端役であり、スターではないギルが選んだ選択もまた一つの「現実」だと思う。ミアを利用してトムをスクリーンに戻せなければ、ギルの俳優生命は終わるかもしれない…。彼にも厳しい「現実」を抱えていることは忘れてはいけない。
そして一人映画館に戻ってくるミア。なんとも哀しくも切ない表情である。しかし、あの映画を見つめる眼の輝き、何かを悟ったような笑顔は忘れられそうもない。「結局、私にはこれしかない」とでも言いたげであった。彼女には結局、夫の元へと戻るという「現実」しかないのだろうか。この映画を見ると、我々も何を求めて、映画館に足を運ぶのかを考えざるを得ない。
ミアと我々との違いもそれほどないのでないかとも思えてくる。ミアと自分自身を重ねて、色々なことを考させられる映画だ。アレン自身、自信のある作品と語っているだけに、この映画は本当に素晴らしい作品と思う。ファンタジックな内容でありながら「現実」を見つめている作品であり、また音楽も作品の内容とマッチしており素晴らしい。
六本木ソルジャーさん [DVD(字幕)] 9点(2005-05-10 00:11:20)
40.で、あと何回観れば画面からミア・ファローが出てくるの?
かんたーたさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-04-20 21:36:06)
39.この映画ファンタジックでなかなか好きなんですが、私的に好きな理由の一番はアレン自身が出ていないことだと思う。アレンが出てくるとクドくて・・・アレンの顔を見ていると鼻につくセンスの良さも、彼が出ていないと上手いなあと飲み込めてしまうのだ。日ごろ夢見ているようなことが現実に起こると、人間は冷静になろうとして現実に戻ろうとするんでしょうかね。ラストも実に良い後味を残してくれる映画です。
亜流派 十五郎さん 8点(2004-12-08 18:43:56)
38.映画に恋してしまうけど、映画と現実の間には深い溝があるんだなぁ。
parabenさん 6点(2004-07-12 03:09:49)
37.現実は変える事は出来ないけど、わずかでも甘く夢みたいなひとときが味わえたら幸せ。ミア・ファローは空想ぎみな役が似合う。
rexrexさん 7点(2004-07-11 14:09:35)
36.《ネタバレ》 ハッピーエンドだと私は思います・・って言うかこれ以外ありえないでしょう。映画と観客が相思相愛であればこんなに素晴らしいってことでしょうか。本作の発想やラストのオトし方は流石だと思います、、のですが、またまた私の苦手なファンタジー部分と劇中劇がおもろなかったんです、すんません。 たぶん私が将軍吉宗と松ケン(別にファンじゃないけど、想像しやすい。)に同時にモテたら?とか勝手に想像しながら観ていたからということもありましょう。これでもおわかりのように、かくも女は可哀想なほど愚かなもんです、そういう可愛いという意味を含めたアホさを演じるミア・ファローはとっても上手いです!最後の2分で7点入れる気になりました。どんなに本作が飛びぬけて優れているのか、という難しいことはわからなかったのでまたまた私には恐れ多かったってことでしょう、もう帰ります。
かーすけさん 7点(2004-07-09 17:31:30)
35.「ラスト・アクション・ヒーロー」はこの映画の本歌取りだったのですか。
Kさん 6点(2004-07-06 18:53:10)
34.《ネタバレ》 見方によっては突き放されたような印象を受ける残酷な結末。それでもラストシーンの主人公の何とも言えない笑顔。穏やかな諦念と、映画に対する愛情の充溢。いい笑顔でした。もう2度と両者があんなに分かりやすく邂逅することはないでしょう。でもこれからも各々は決して一方通行ではない。彼女は映画を愛することで救われ、映画は彼女に愛されることで存在を許される。通じ合っている。それは最高の共依存ではないでしょうか。
ひのとさん 8点(2004-06-26 22:25:43)
33.ミアがスクリーンから出てきた映画の出演者と本物の俳優のどちらかを選べ、と言われて現実の俳優を選ぶ。
これで幸せでない現実から抜け出せるかとときめいたのもつかの間、やはり現実は変わらず夢に終わる。
面白くもない辛い日常から抜け出せるのはスクリーンに没頭するひと時だけ、この時だけは夢の世界で幸せを感じていられる。
こうしてひと時の夢を見た後がっかりした彼女はまた新たな映画に夢を見る、、、


他の方もいわれてますが、虚構である映画で夢を見る楽しさや喜びを実に分かり易く描いて見せて素晴らしいです。
キリコさん 9点(2004-06-06 18:35:25)(良:2票)
32.通常好き嫌いがハッキリと分かれるアレン映画だが、これはアレン好きからもアレン嫌いからも愛されている希有な作品。けど私は何故だか好きになれない。退屈なんです残念だけど。多分ファンタジーの要素に拒否反応があるんだと思う。それと「ニューシネマパラダイス」などもそうだけど「映画ファンなら誰でも・・」という類の映画にも息苦しさを感じてしまう。これは勉強不足を棚に上げての逆ギレ反応か?だた、この映画は公開当時見たきりだし、その頃まだミア・ファローに慣れてなくて違和感があったので今見たら違うのかもしれない。
黒猫クロマティさん 5点(2004-06-02 11:24:39)
31.リアルタイムで見たら斬新だったんだろうなあ。どうもシュワちゃんのラスト・アクション・ヒーロー とだぶってしまう。でもこの映画が好きな人の気持ちもわかるし、もっと純粋な気持ちで見るべきだったと後悔しております。
ゆたKINGさん 6点(2004-02-24 09:33:27)
30. やはり、みなさんラストの解釈がそれぞれ違うようですね。それほど多くの意味が、あのヒロインの微笑みからあふれかえってくるとゆうことでしょう。悲哀、癒し、皮肉、なんか言葉にすると陳腐になってしまう。自分の頭の悪さに嫌気がさしつつも、天才のウッディ・アレンに乾杯。
みやひろさん 8点(2004-02-05 23:42:30)
29.私、解り難いといわれるギリアム大好きでカラックスも見ますが・・・ダメなんです、アメリカ映画界の至宝ウディ・アレンが・・・。雑誌の批評などで「さすがはアレン!」という文字をよく見ますし、有名スターがこぞって出たがるらしいので、何本もトライしているんですよ。本当に。しかし途中で寝てしまう。見ながら「相性が悪いのは仕様がない」とあきらめてしまうのです。面白いセリフに感心することもありますが、みんなしてペラペラとまくしたて、展開が速くついていけなくなり・・・というパターン。手を出した本数なら7、8本はあるのでレビューを書きたいのですが、「途中で寝ちゃう、私にゃダメ」といちいち書いてても愚の骨頂だ。でもこの映画は楽しく見ることができた。映画館に通いつめるミア・ファーロー
は健気で、スクリーンから映画の登場人物が出てくる設定は夢たっぷりだった。楽しいシーンもたくさんあり、最後、苦い思いをするが、スクリーンを見つめるミアの眼差しに光を見つけ、ハッピーエンドではないのに何か不思議な感覚に襲われた。しかしこのミアとアレン、むちゃむちゃぶっ飛んだ理由でもう一緒に映画製作をすることはないだろう・・・。でもまた見てやる。よいと思うのもあったのだ、挑戦は必要だ。
のはらさん 8点(2004-01-15 22:26:47)
28.見終わった後にほのぼのするような、同時にしんみりするとても味わい深い映画です。映画から飛び出したスターが飛行機の中で浮かべる表情、ヒロインが最後、映画を見ながら浮かべる表情が忘れられない
アトミックさん 7点(2004-01-05 00:39:22)
27.映画の中の世界というのは、フィクションであろうが、ノンフィクションであろうが、観る者にとってはあくまで想像の世界です。想像は美しく、そして現実には手が届かないもの。その現実がまさに手の届くところにあったとしたら。。。スクリーンの中の憧れの俳優がまさに私の目の前に現れたとしたら。。。そんなストーリーなんて現実に起こるわけない!単なるファンタジーでしょ、っていう声が聞こえてきそうですね。「ニューシネマパラダイス」のアルフレードがスクリーンの女優たちに想いを抱き続けたように、「カイロの紫のバラ」のセシリアも「憧れ」の対象として映画を観続けます。そんなナイーブさを現実逃避だといって笑うでしょうか?そうかもしれません。でも、彼女たちのナイーブな想像世界は、そのナイーブさ故に、彼女を彼女自身たらしめるとても大切なものだと僕は思います。「憧れ」とは、起こり得ないことに可能性を抱くこと。それはある意味でポジティブで、ある意味で哀しい。しかし、その哀しさは、慈愛となり、あるとき恋の熱情にもなる。そして、それは、僕らを常に優しい気持ちにしてくれるのです。映画への「憧れ」は人を優しくします。そう思いませんか?
onomichiさん 9点(2003-12-29 16:29:42)
BECKさん 8点(2003-12-24 16:18:34)
25.恋に恋する少女だった時代(爆)、母が見ていた隣で、なんとなくこの映画を見ました。当時リバー・フェニックスが王子様だったワタシ。こういう事考えている女って、私だけじゃないのね、と思って、さらに男なのにこんな映画を作れるウッディ・アレンって凄いなと重いました。思い出の映画の1本です。邦題の響きも好きです。
ともともさん 8点(2003-12-14 19:53:14)
24.《ネタバレ》 個人的には、このラストが好きなのか嫌いなのかいつもわからなくなるんだなぁ。安易なハッピーエンドよりもすぐれていることは間違いなく、切なく感じるものの、一方で疑問が残る。アレンは、映画を観に来ている観客に現実を突きつけようとしているのかと。う~ん・・・素直に切ない余韻に浸れないのがつらい。
恭人さん 7点(2003-11-23 01:20:28)
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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 7.60点
000.00%
100.00%
211.20%
311.20%
422.41%
544.82%
656.02%
72125.30%
82530.12%
91922.89%
1056.02%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review5人
2 ストーリー評価 8.33点 Review6人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review5人
4 音楽評価 6.40点 Review5人
5 感泣評価 6.80点 Review5人
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【アカデミー賞 情報】

1985年 58回
脚本賞ウディ・アレン候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1985年 43回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ミア・ファロー候補(ノミネート) 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジェフ・ダニエルズ候補(ノミネート) 
脚本賞ウディ・アレン受賞 

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