141.《ネタバレ》 10年ぶりに見ました。「先立たれて清く相手を想い続ける」わけじゃなく、脇道に逸れたり、他人に迷惑をかけたりする様に現実感を感じます。ダレてきたとこで鈴木蘭々が入ってきてコミカルになり救われます。最後も甘酸っぱくていいナァ。 【reitengo】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-12-19 15:54:25) |
140.樹(酒井美紀)がペダルを回して点灯させた自転車のライトで樹(柏原崇)がテストの答え合わせをしてるシーン、美しいな~。映像で魅せることができるのが映画の良さだと思うし、この映画はその点を強く意識して作ってる感じが好き。中山美穂と酒井美紀はそれほど似てないけど、まあ、どっちも良かったからOKとするか・・・。個人的には豊川悦司も良かったと思うが、関西弁がよく分からないからだろうか?。最後にひとつだけ、、雪の中を老人が病人を背負って病院まで走るのは勇気ある行動とは言えないなぁ・・・ 救急車が来るまで待ちましょう。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-11-29 19:20:36) |
139.豊川は辛い役どころですね。現在と過去のバランスはいいですが、亡くなった父の話はなくてもいいかな。酒井美紀が雪の上を滑るシーンが美しい。 【noji】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-09-07 12:52:10) |
138.《ネタバレ》 「今はない住所=天国」へ送った手紙の返事が届く。 この発想と謎からして惹きつけられ、その謎ときが実に面白い。 手持ちカメラのブレた映像やバックで流れるREMEDIOS(って麗美だったの?)の音楽がほのぼのとしてて心地いい。なにしろこの雰囲気が個人的にとてもフィットしていて、中山美穂と酒井美紀が似てないとか小樽の入学式でなぜ桜が舞うとかツッコミどころはどうでもよくなってくる。 【きーとん】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2010-07-18 10:10:52) |
137.最初はまんまと騙されました..(人の記憶とは曖昧なものだ..) この映画の批評は微妙です..感動したような、しないような..心の中のもやもやをかき回されるような、複雑な感じです.. 映画としては、物語が二人の間をふらふらとどっちつかずで、内容も少し詰め込みすぎって感じです.. (トヨエツの関西弁は気持ち悪かった..) 【コナンが一番】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2010-06-15 13:01:05) |
136.《ネタバレ》 奇跡の大傑作。オープニングからすごい。BGMもとてつもなく良い。 雪原の叫びにはもうウルウル。そして例のラストシーン。負けました。 昔々のあの子との恋を思い出しせつないです・・。 たぶん、監督の岩井俊二も主演の中山美穂もこれを超えることは永久にできないだろう・・と 思えるくらいの傑作。くまさんの演技がすばらしくびっくり! 【うさぎ】さん [DVD(邦画)] 10点(2010-02-08 12:54:15) |
135.《ネタバレ》 思い出をどうしても忘れられず、過去まで追いかける博子。忘れていたつもりでも次々と思い出が蘇ってくる樹♀。思い出というものはやっかいなもの。そんな心のゆれ動きを描いた作品。冒頭樹♀が雪に寝て息を止めていますが、その意味が分かった時じんと来ました。そういう伏線が多数。樹♂の部屋の絵と答案用紙の裏の落書きは、最後の図書カードの裏の絵への伏線。松田聖子の挿話は、本当は好きなのに嫌いと言ってしまう樹♂のシャイな性格を表し、秋葉たちが樹♂を思い出すときに歌います。樹♀は樹♂を好きでした。答案用紙交換の場面でわざと答え合わせをしたのは、二人でいられる時間を稼ぐため。樹♀も樹♂のことを気にしてます。陸上の場面でしっかりと樹♂を見てシャッターまで切ったのに、友達には見てないふり。花瓶を割った挿話からも明らか。樹♂が博子に一目ぼれしたのは初恋の人に似ていたから。樹♂の初恋のラブレター(図書カードの絵)は、その死後婚約者が天国に手紙を出したことが縁で届けられます。青春と恋はほろ苦く時に残酷です。風邪薬を送るのは非常識と思いましたが、天国に送っていたのですね。博子が山に叫ぶ「お元気ですか?私は元気です」これは最初の手紙の文面と同じ。思いが大きすぎて、それ以外の言葉が出ません。悲しさ、苦しさ、感謝、謝罪、怒り、別れなど様々な感情が渾然一体となってほとばしり出ました。繰り返すことでその思いがずしりと伝わります。秀逸な演出。樹♀の家の挿話も見事。朽ちる寸前の古い家は、古い思い出と重なります。じいは息子を亡くしたトラウマを抱え引越したくありません。樹♀の母はそのわだかまりがあるため引越したい。樹♀を病院に無事に届けたことで両者が和解し、トラウマが解消されます。博子のトラウマも天国へ声が届いたことにより(時間がかかるが)解消されることを暗示しています。樹♂が最後の手紙を出さないのは優しさからですね。樹♀と博子がすれ違う、樹♂がカーテンに隠れる、樹♀が焚火の煙と戯れる、自転車の明かりに映る二人など印象的な場面多数。露光オーバーのカメラワークがグッド。二人が似ていないと成立しない物語なので一人二役は納得。突っ込み:卒業していないのに卒業名簿?名簿に二人の名前があるのに気付かない?ワープロなのに手書きで届く?風邪長引きすぎ?あと、蘭々をふる場面で持ってた本がエクソシストには大笑い。 【よしのぶ】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-05-11 11:35:24) (良:1票) |
134.《ネタバレ》 僕はこの監督とはセンスが合わないのかなあ。終止イライラしっぱなしでした。テンポは悪いし、人間は薄っぺらいし、ストーリーも、面白くなりそうで、ならない感じ。物語のプロットのアイデアはいいのですが、全く活かせていない。映像的に言うと「光の使い方がきれいだ」というのはありましたが、ずっとそればっかりで、くどく感じます。音楽も、曲自体はきれいなのですが、シーンに全然合ってない。そういうふうにしか、感じられませんでした。期待していたのに残念です。 【コウモリ】さん [DVD(邦画)] 2点(2008-10-10 01:56:29) |
133. この映画は、私が中2の2004年2月にテレビでの放送で初めて観ました。この映画の雰囲気が大好きなのと中山美穂さんの美しさでこの映画はかなり好きです。邦画はあなどれないんです。 【ファンオブ吹石】さん [地上波(字幕)] 10点(2008-07-20 02:28:19) |
132.《ネタバレ》 意外に(って言っちゃ失礼だけど)よかったわ。 中学時代のいろんなエピソードは、ほんとに懐かしいっていうか微笑ましいっていうか、なんだかこの監督さんって「そうそう、こんなことあったわよねー」みたいなネタがたくさんある人なのね。 大人になるとそういうのってたいてい忘れちゃうもんだけど…この監督さんって人一倍感受性が強い方なのかしら? でもアタシは見終わったあと、なんだかちょっと複雑だったわ。 だってあの図書カードの裏の似顔絵で、藤井樹(男)が渡辺博子に初対面で付き合ってくれって言ったのは藤井樹(女)に似てたから、って可能性が強くなったわけでしょ? 博子は樹(男)が死んでからもずっとふっきれないでいるってのに、彼は博子が初恋の人に似てたから付き合ってたなんて…もちろんそれだけの理由とは限らないんだけど、穿った見方をすればそうとれなくもないから…なんだかやるせないわね。 今を生きつつ過去を振り返って懐かしんでるだけの樹(女)にしてみれば、そりゃ甘酸っぱい初恋の思い出でいいかもしれないけど、いまだに過去から抜け出せない博子にとっては…。 ってことで「懐かしくって温かい映画だったわー」では終われなかったわ、アタシは。 …博子が早く樹(男)のことをふっきれるよう祈りましょ。 ホホ。 【梅桃】さん [地上波(邦画)] 7点(2008-01-24 16:35:32) (良:2票) |
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131.面白エピソード満載。 しかし、結局どのキャラクターにとっても変化と呼べるような反応もないように思うので、随分と淡泊な文芸といった印象。 恋人を失った女もふっ切れたようには見えないし(ああいうことは、ふっ切れるなんてことはないと思うので扱いとしては理想的ですが)。 ただ、さすが岩井俊二。そういった内容で物語る以上のものを映しているよう。 理屈では語れない凄さを持っているから、岩井俊二って天才だな、とよく思う。 【カラバ侯爵】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-10-09 08:50:35) |
130.《ネタバレ》 失った恋人の過去を追いかける博子、その彼女を心配する秋葉、 一つの手紙をきっかけに同姓同名のクラスメートのことを思い出す樹。 最後の重なる「元気ですか?」に何か熱いものがこみ上げてきた。 【ヘルメス】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-08-14 19:20:37) |
129.10年ぶりに観ましたが、まったく色あせない良い作品だと思いました。 この作品に出てくる人々はよい意味で”気持ちを伝えることが不器用な人”ばかりです。二人の樹、博子、秋葉、お母さんそしておじいちゃんまで。さまざまなシーンのなかで彼らがその持っている優しい気持ちを精一杯伝える姿に感動しました。メールやブログが普及した現在、人の気持ちを想って、自分の気持ちを伝えてる?って自戒するとともに、気持ちを伝える素晴らしさを再認識しました。 【MIUMAX】さん [地上波(字幕)] 9点(2007-07-31 07:27:45) |
128.《ネタバレ》 公開当時、旅行中の機内上映でみて、きれいな映画だったとの印象があり、今回BSでの放映を改めてみてみました。やはり映像、音響の美しい映画でした。中山美穂が実に美しく撮影されており、しかも二役ででずっぱりなのですから、彼女のプロモーションビデオともいえる作品です。神戸、小樽の美しい街、雪や山、ガラス工芸家という職業、卒業写真、学校の図書館という舞台などなどストーリーは胸キュン青春ラブストーリーのツボをしっかり押さえており、多くの人に受けるよう(しかも海外市場まで)考えられている感がありありなのですが、それでも心地よく感じてしまいます。篠原勝之はじいさん役には若すぎ、酒井美紀(きらいな女優ではないのですが)は垢抜けず中山美穂とイメージが違いすぎて納得がいかないなど不満な点はありますし、手紙のやりとりに至る設定もあり得ない(同姓同名を同じクラスにはしない、卒業アルバムの名簿は男女別だった)のですが、こうした小さな違和感も含めて、見る側を引き込む計算がされた作品であるように思いますし、繰り返してみる気になる作品でした。 【stak55】さん [地上波(邦画)] 8点(2007-07-31 03:16:30) |
127.《ネタバレ》 岩井監督ならではの綺麗な光が映画全体を終止照らし、やさしい気持ちになる。回想シーンでは見ているこちらも郷愁へ誘われ、懐かしいやら恥ずかしい気持ちになる。 藤井安代と渡辺博子が少年樹を懐かしみ泣くシーンはとても素敵であって、死後も愛される樹が羨ましくなりました。 【マサ】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 13:51:55) |
126.《ネタバレ》 まずは、この作品を映画館で体験することができた幸福に感謝したいですね。岩井俊二という人は、良い素材をさらに素晴らしく見せる技術に長けていますね。中山美穂の女優としての代表作と言っても過言ではないでしょう。それだけでなく、ストーリー(本当に巧みでしたね)やロケーションの素晴らしさ等々本当に魅力的な要素満載の映画でした。 ただ、最初の方で中山美穂が一人二役ということに気づかなくって、ちょっと混乱してしまったのがちょっと悔しかったです。 【TM】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-07 18:28:46) |
125.《ネタバレ》 わずか10年前の映画なのに古さを感じたが、神戸と小樽を舞台とするストーリー性ある作品。学生時代の思い出が語られながら物語が少しずつつながっていく様子は名作「いま、会いにゆきます」を思い出されるものでした。 【獅子-平常心】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-07-06 14:05:01) |
124.んー、樹の回想シーンがホントに切ないですねぇ。「ごしゅうしょうさまです」とか可愛いですね。しかし岩井俊二は青春系のシーンを撮る時に凄く切ない撮り方しますよね。なんでだろ。 【Fukky】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2007-05-17 14:19:16) |
123.拝啓、藤井樹様、お元気ですか? ここまで完成度の高い作品は少ないと僕は思う。 まず話が面白い。 導入部分の天国への手紙だけでも話に引き込まれていくのに それに纏わる様々な物語が次々に展開されていく。 あの手紙がなんだったのかラストにわかるという物語だったとしても 充分に面白かっただろうが、手紙の謎が解けた後の展開が更に興味深い。 ラストは切ないような、心温まるような、 なんとも言えない不思議な感覚に包まれる。 人を好きになるってどういうことなのか、考えさせられた。 個々の役者の演技も素晴らしくて、魅力的な登場人物だらけ。 誰か1人を挙げろと言われると悩んでしまう。 それぞれに良かった。 映像美という観点からも素晴らしいものがあり、音楽も心地好い。 カメラを持ち出して通ってた中学校に行ってみたくなった。 失われた時を求めて・・・ 【もとや】さん [DVD(邦画)] 10点(2007-03-08 13:37:57) (良:1票) |
122.すごく好きな映画です。特に藤井樹の回想シーンが気に入っています。 登山をやっていたようには見えない豊川悦司はミスキャストだと思います。藤井樹のおじいさん(篠原勝之)は、昭和の頑固おやじそのものでいい感じです。 どうでも良いけど、実際は同姓同名を同じクラスにするわけないですよね・・・ 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-10-09 23:03:53) |