93.《ネタバレ》 過去にこの作品の「劇場公開版」(と表現するべきなのでしょうか)に対してレビューを投稿したのですが、今回見直してみたのがこの「特別版」でした。従って特別版に今回投稿するこのレビューに関しては、過去に投稿した「劇場公開版」の修正レビューという位置づけにしたいと思います。 まずはこまごまとした不平めいたものを先に書いておきたいと思います。訳のわからないもの(エイリアンたち)にまともに対峙してようやくその「怖ろしさ」を思い知る海兵隊員たち、というその姿がたいへんリアルに感じられたのに対し、その「リアルさ」を、果たして「リアルであるから」というその理由のみによって無条件に評価して良いものかどうか、個人的には迷ってしまうところです。と言うのもこういう心理と言うのは、例えばイラクに駐留する米軍兵士たちにとっては、いまだに決して絵空事ではないであろうという連想も働くと同時に、「そもそもそういう状況に立ち至った『経緯』自体、検証が必要なのではないか」という点を見過ごしたままで、その「リアルさ」を受け入れて良いのかとも思ってしまうからです。 また(自分自身短絡的な考えだとは思うのですが)簡単に「核爆弾でやつらを一掃してしまおう」と作中人物が口に出してしまう点も、反射的に警戒心を抱いてしまいます。 とは言えそういう点を仮に考慮に入れたとしても、この作品が依然として大変な傑作であることには変わりないと思います。観客を物語に引きずり込むサスペンス性、エイリアンの造形の生々しさ、そして何より観客たちにも基地の中を歩き回らせているように感じさせる生々しい臨場感・・・全く非の打ち所のない面白さだと思います。 そして(既にこの作品のレビューページで取り上げている方もいらっしゃいますが)作中に存在する「女性(と言うか「母性」)の強さ」を感じさせる点が、今回見直してみて印象的だと感じました。それは何も主人公のリプリーだけではなく、個人的にあの「女王エイリアン」からも感じられたということも、告白しておきたいと思います。重ねて書いておくと、ラストのあのリプリーとエイリアンの一騎打ちシーンから、「母と母の闘い」とでも表現するしかない妙な迫力も感じました。 【マーチェンカ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-09-05 02:42:12) |
92. 終盤、追い詰められたリプリーがロボットに乗って出てくるシーン、「うおおおお」ってテンション上がるシーンのはずなのに、なぜか笑ってしまいました。カニっぽかったからかな?アンドロイド役と隊長役の人の両方がトミー・リー・ジョーンズに見えたので、彼らが出るたびにあのCMが頭に浮かんでしまって、そこでも笑ってしまいました。 ストーリーの方は笑うところなどなく、終始ドキドキしながら観れました。特に序盤の緊張感がよかった。海兵隊が廃墟となったコロニーを探索するところはホラー、チェストバスター登場と成体集団の襲撃からはアクション、パニック映画と、エイリアンが姿を現す前と後で映画の性格がガラっと変わるので、「1」が好きで「2」はそうでもない、って人はその辺に原因があるのかも。私は両方気に入りました。2時間半もあったっけ?と思うほどダレるところが全くありませんでした。1986年公開と、私と同い年なのもポイント高い。 |
91.前作ではエイリアンが一瞬しか映らなかったり、なかなか死ななかったり、人を見境なしに殺したりして、一匹だけなのにすごい強くて怖い。それがよかった。 だけど本作では、前作であんなに強くて怖いエイリアンがどんどこやられちゃってます。笑えるくらいやられちゃってます。一匹相手にあんなに苦労していたのは何かの間違いだったのでしょうか。こんなの納得できない。面白いけど。 【eureka】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-08 12:26:35) |
90.結構面白かったですが、前作を期待してしまうとダメかも。後半は遊園地のアトラクションみたいでしたし。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-07-25 19:08:30) |
89.《ネタバレ》 こんなに古い映画なのに面白い。 エイリアンの酸の血が派手に出て あちこち溶かしまくる時とそうでない時が都合良すぎて気になった。 1では幼虫からほんのちょっと出ただけの酸で床が2~3階層ぐらい溶けてたのに 2であんだけ派手にぶっ殺して血が飛び散りまくってんだから 本来ならあちこちがズタズタのはず。 1観た時は、血が酸だからうかつに撃てないってのがやっかいで恐怖だと思ってたけど 2観るとなんかエイリアンが弱くなっててもっともっと撃ちまくっちゃえと思う。 【虎王】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-22 15:02:37) |
88.《ネタバレ》 アクションシーンを満載し、エイリアンの巣やエイリアンクイーンといった要素も増やして、世界観をさらに広げた作品に脱帽。セントリーガン(自動感知式タレット)のシーンなど、生き残った人間がさらに追い込まれていくシーンも短いながらも追加されている。またパルスガン、装甲車、ドロップシップ、スラコ号などのデザインも、エイリアンワールドに与えた影響は計りしれない。 【シバラク・オバマ】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-07-18 19:01:39) |
87.当たり前だけど今見ると映像が粗いしエイリアンが安い。でもそんなこと気にならないくらいの後半の緊迫感。エイリアンとの戦闘だけじゃなく、内紛やドラマもストーリーにうまく組み込まれている。ジェームズキャメロン恐るべし。 【Yu】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-06-09 18:07:05) |
86.エイリアン、リプリー共にしぶとい、しぶとすぎる。1本の映画でこれだけ何度も見せ場を作るとは、頭が下がります。前作では合成人間で痛い目に遭ったが、本作では逆に感動要素になっている点も好感が持てます。 【リーム555】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-05-13 08:11:52) (良:1票) |
85.《ネタバレ》 これは前作の良さ、怖さを非常に発展させた、エンターテインメントだね。すばらしい。 耳に残るテーマ曲とかテーマソングがあればよかった。 |
84.《ネタバレ》 これは劇場版よりも絶対に完全版の方がいいです。SFアクション映画なのに、深みが加わって。リプリーの娘が死んでいるという下りや、エイリアンに襲撃される前の植民星の様子があってこそ、よりキャラクターへの思い入れが強くなると思います。それらのシークエンスを付け加えても意外にテンポは落ちてないしね。まああくまで劇場版を観た人が家庭で鑑賞する分にはですけど。あーまた観たくなってきた。。 【HAMEO】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-02-10 14:38:14) |
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83.出来が良く楽しめたが、やはりこういうジャンルは苦手かな。 でも、苦手でも楽しめるレベルの映画 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-01-27 21:40:31) |
82.《ネタバレ》 「息をもつかせぬ」「手に汗にぎる」という形容詞がこれほどぴったりする映画はない。前半の長い”ため”、後半の危機に継ぐ危機の連続。心臓が持ちません。SFアクション映画の最高峰。少女が重要な役割を果たす。前作の事件から生還したリプリーだが、人工睡眠で57年も経過。娘は66歳で既に死亡。「11歳の誕生日までに帰ると約束したのに」と涙する。悪夢にうなされる毎日。”悪夢”と対決するために、再びLV426惑星へ。唯一の生存者の少女を発見。娘を思い出したリプリーは母親の顔に。偵察機が墜落して、みな絶望していたとき、「基地に戻ったほうがよい、彼らは夜にやってくるから」と大人顔負けのアドバイスをする少女。だが夜は悪夢を見るので眠れないと怯える。リプリーは自分と同様悪夢に悩む少女に共感を抱く。「怖くないわ」「大人はどうして嘘をつくの?誰も守ってくれなかった」「どこへも行かないわ、約束する」「神に誓って?」「神に誓って」安心して眠る少女。自分の娘との約束のこともあり、リプリーはこの約束を命をかけて守ります。少女は守られるだけではなく、空気孔を道案内するなど活躍。派手なアクションシーンにばかり目が向きがちですが、こうした人間ドラマもよく描かれています。もう一つ。男勝りのバスケスは最初から隊長を臆病者呼ばわり。でも隊長は最後に勇気を見せ、彼女を助けに戻ります。が、果たせず、自爆する二人。重なった手が友情の印。そして、この自爆が少女がエイリアンに攫われる起因になるという無駄のない”つなぎ”。本当にうまい!又二作越しのリプリーと合成人間との仲直りというドラマも見逃せません。残念なのはバークのキャラ。彼はお金のために仲間の生命を奪うのも厭いませんが、そういう冷徹な人間として描かれていなかったので、違和感があります。冷酷で傲慢であるという性格の伏線が欲しかったです。あと母船が無人だったり、ビショップが最初の攻撃の間ずっと姿を見せないのが気になりました。女性がこれほど活躍するのはこれ以前に例がなく、女性賛美の映画ともいえます。 【よしのぶ】さん [DVD(吹替)] 10点(2009-10-04 06:14:19) (良:1票) |
81.《ネタバレ》 王道のように思ってしまうくらい、スムーズなストーリー展開が見てて気持ちいです。エイリアンを甘く見ている海兵隊、戦闘経験の少ない腰ヌケな隊長、しぶとすぎるエイリアンの女王、土壇場にパワーを発揮する主人公、などなど・・・。ニュートがリプリーのことを思わず「ママ」と言ってしまう所にジーンとし、vs女王戦でリプリーが操縦する、フォークリフトのモビルスーツ版みたいなのがカッコ良すぎてワクワクします。リプリーが履いているスニーカー(REEBOKのエイリアンスタンパー)が無性に欲しくなっちゃいました^^もちろん同じカラーで。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-05-01 18:31:25) |
80.《ネタバレ》 ホラー映画に革命を起こした第1作「エイリアン」。 そしてホラーを見事にエンターテイメント化に大成功させたのが「エイリアン2」というのが感想です。 個人的には甲乙つけがたい2作です。続編とはいえ、1と2は楽しむ要素と観点が違うと思うからです。 それでも2が最高傑作だ!と推す方のが多いナァ、という感じですが、それも仕方ないなくらい良く出来てる。 3以降シガニー・ウィーバーがシナリオに口を出し始めた頃から急激におかしくなっていきますが、やはりエイリアン1、2のスリリングな展開は21世紀になった今でも衰えを感じさせません。バイオハザードの映画版みるくらいなら絶対80年代作られたエイリアン観るべき。 【バニーボーイ】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-20 13:44:11) |
79.《ネタバレ》 追加されたシーンで子供を亡くしていたことがわかり、どうしてあそこまで少女を守ろうとしたのか、エイリアンの巣に戻ったのか、巨大なクイーンに立ち向かったのかがわかります。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-12-11 12:45:10) |
78.《ネタバレ》 通常版、完全版合わせて何回見ているか分かりませんが、いつもハラハラドキドキさせてもらっています。小さい頃は怖くて怖くて仕方がなく、何回か見て人が襲われるシーンに近づくのが分かると、テレビのボリュームを下げて見ていました。(それなら見るなよ!)まずキャラ設定が完璧で、他の映画はかわいいorキレイを売りにしているヒロインが多いですが、このヒロインは違います。今まで見た映画でこれほど頼りがいがあり、母性溢れるヒロインを見たことがありません。他にもリプリーに気があり頼れる伍長、男勝りの女兵、金のために仲間を売るダメ男、エイリアンを引き立てる犠牲者さん達。どの俳優も演技が上手い、上手い。見せ場も多々あり、エイリアンの襲撃&銃撃戦闘シーンはどの場面も緊張感と絶望感が入り混じっており、エイリアンの獰猛さ、狡猾さがよく分かります。一番の見せ場はやはりラストへのくだりで、海兵でもないリプリーが、ニュートを助けるため、完全武装し、エイリアンの巣窟へ突撃!クィーンとの対峙&施設脱出!!最後の最後では我が子を助けるため、パワーローダーでクィーンと取っ組み合い!!!本当に手に汗を握ります!文句なしで10点満点!! 【とむ】さん [DVD(字幕)] 10点(2008-12-04 02:59:59) |
77.すっごく面白かった。リプリーがマシンガンを乱射するところなんて、ランボーのようだ。自分が映画監督ならエイリアンVSプレデターなどではなく、リプリーVSサラ・コナーを続編で作る。 【ましゅまろシナモン】さん [DVD(吹替)] 9点(2008-10-29 18:01:41) (笑:3票) |
76.オリジナル版は遙か昔に見たので、内容もほとんど忘れていてた。観る前は評価高いけど大したことないだろうと思っていたが、思いっきり裏切られた。2時間30分という長さを感じさせず最後まで緊張感味わえた。ただALIENSといってもやはりちょっとおおすぎじゃないかと感じた。 【茶畑】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-10-01 23:03:09) |
75.「コナンPART2」にシュワルツェネッガーを持っていかれ「ターミネーター」の撮影が1年近く中断した際、お母さんから仕送りしてもらわないと食うにも困っていたキャメロンがバイトで執筆を引き受けたのがエイリアンの続編とランボーの続編だったということですが、当時から傑作の誉れ高かった「エイリアン」をここまで自分流にアレンジしてしまう若手は怖いもの知らずというかタダモノではないというか、やはりキャメロンは普通ではありません。リドリー・スコットは続編の依頼があればぜひ引き受けようと思っていたそうですが、この脚本があまりに目を引いたためか監督はそのままキャメロンに決定し、リドリー・スコットには声すらかからなかったとのことです。密室スリラーから戦争アクションという大転換は今から見ても斬新ですが、大味に見えて第一作との連続性が十分に保たれているのは巧いところ。リプリーが収容されてからLV426へ戻るまでの過程が丁寧で、ここが第1作との橋渡しの役割を果たしているので、人間がエイリアンを殺しまくるという前作とまるで逆のことがはじまっても違和感はありません。また、機械や重火器の描写を得意とするキャメロンのおかげで宇宙海兵隊がきちんと強そうに見えるので、殺されまくるエイリアンが必要以上に弱く感じられることも避けられています。SFオンチ、機械オンチの監督ではこうはいかなかったでしょう。クライマックスにおいては【舞台の爆破→ギリギリの脱出→しつこく船に紛れ込んでいたエイリアン→宇宙への放出】と第1作と同じ展開のアップグレード版となっており、あれは意図的なオマージュでしょう。監督3作目(「殺人魚フライングキラー」は撮影3日目でクビになったので実質2作目ですが)にしてキャメロンの演出はとにかく冴えまくっています。見せ場の連続と評価される本作ですが、実際の見せ場は◆海兵隊とエイリアンの初コンタクト、◆立て籠った拠点へのエイリアンの襲撃、◆ニュートの救出、◆クィーンvsローダーの4つだけで、海兵隊がはじめて発砲するのは本編開始から75分地点。意外にも見せ場は少ないのですが、まったく弛まない緊張感と「アクションまだ?」と微塵も感じさせないドラマパートの充実により、2時間35分すべてに渡ってえらいものを見せられた気分にさせるのです。わんこそばのように見せ場を流し込むだけの昨今のアクション映画とはまるで作りが違います。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2008-06-22 19:00:34) (良:4票) |
74.《ネタバレ》 正直なところ、オリジナル版を未見で鑑賞したのでこの作品のどの部分がどのように完全なのかは全く分からないがこの面白さは完全版。 【サムサッカー・サム】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-04-24 20:55:23) |