214.初めてこの映画を見た時は、エンディングの余韻が消えていくのが嫌で、立ち上がれない程でした。 【iio3】さん [DVD(字幕)] 10点(2011-02-06 13:11:35) (良:1票) |
213.《ネタバレ》 見る回数を重ねるごとに評価が下がっていく映画というのも珍しいんですが、今回その原因を探りながらじっくりと鑑賞。 一言で言えば、緊迫感の無さ、緩さ。銀行強盗にしろ列車強盗にしろ、あまりに淡々と、あまりに気負いなく、そしてあまりに簡単に行われるので見ていて気持ちが入りません。 逆にピンチにしても、延々と続く追跡シーンもちょっと、緊迫感、恐ろしさがわかりづらい点があるし、有名な崖からのシーンも一度見れば、二回目以降は「はい、ここで……」とわかってるわけで。 ラストだけは、それなりの緊迫感、余韻があったことは確かですが。 【rhforever】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-11 10:13:37) (良:1票) |
212.《ネタバレ》 2人が、カッコいいアンチ・ヒーローに仕立て上げられておらず、どこかダサい雰囲気を醸し出していたことで、彼らのおかれた時代遅れの状況がうまく表現されていたと思います。 悲惨な話のはずですが、終始ほんわりと明るい雰囲気だったのも好印象でした。その象徴でもある「雨にぬれても」がこの作品の挿入歌であることを、映画ビギナーの私は恥ずかしながら初めて知り、ちょっと得した気分になりました(「スティング」のBGMでも同じ思いをしました)。 こういった雰囲気でしたので、ラストを惨殺シーンではなくセピアの静止画面にしたことは無難だったと思います。タイトルどおり「明日に向って~」と言う感じで・・・ 【午の若丸】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-10-10 18:32:07) |
211.西部劇をベースに、映画史に残るアンチヒーローを描き出した名作。それはもう理屈抜き、格好いいとしか言いようがないのである。 【j-hitch】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-17 13:53:59) |
210.従来の西部劇とは一味違う異色作で、個人的には最も好きな西部劇。 後に「スティング」でも組むゴールデントリオなので、主演二人のやり取りが楽しく、情けないところも含めてカッコいい。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2010-07-16 22:09:49) |
209.悪漢物には魅力を感じない自分でもこれだけは、というところがある。 彼らが卑しく見えないのはジョージ・ロイ・ヒルや役者や「雨にぬれても」のせいなのだろうけれど。 自由気儘に生きる男たちと彼らが死ぬのを見たくないばかりに離れていく女。 罪をかさね次第に追いつめられながら呑気にジョークをかます彼らが無事に逃げおおせていたら、おそらく彼らを好きではないのだろう。 楽しき2人の逸れ者は共に散り残るは風の伝説のみ。 【レイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-07-07 14:32:16) |
208.《ネタバレ》 名作として評価が高いですが..私的には、冷静に見ると6点.. ただ、列車の爆発シーンは凄かった... 【コナンが一番】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2010-06-11 12:39:00) |
207.筋立て自体はほかにも類作がいろいろあると思うが、この作品を際立たせているのは、名手コンラッド・L・ホールのカメラワーク。遠景とミドルとアップを存分に使い分け、大平原の雄大さと登場人物の細かい心理状態を同時に印象づけることに成功している。光と影と闇の使い方も印象的で、単なる脳天気逃亡作品に陥ることを防止し、哀感と寂寥感をあふれ出させることに貢献している。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-16 00:32:38) |
206.《ネタバレ》 ○午前10時の映画祭にて鑑賞。○コメディとドラマを上手く介在させた傑作。主演の二人は見た目こそすっかり大人だが、改めて見ると青春映画だと感じた。○この映画のハイライトはポール・ニューマンがB・J・トーマスの「雨に濡れても」をバックに自転車芸を披露するシーンとラストシーン。自分の殻を破ろうと突撃するラストは静止画に音声だけ付けると言うかなりのインパクト。ニューシネマの中ではラストの衝撃は一番。 【TOSHI】さん [映画館(字幕)] 8点(2010-02-16 10:51:48) |
205.これも『世界名画劇場』以来です。脚本は緩急をつけていて悪くないと思うのですが、ちょっと退屈。音楽垂れ流しの場面、特にボリビアへ行く前あたりはかなり退屈。総じて演出がいまいちという印象です。主役2人に負うところ大でしょう。しかし全盛は過ぎたという設定ですから、少々苦しいかも。キャサリン・ロスも、こうやって見るとそれほど魅力的とも思えない。「当時はよかった」という意味で、典型的なニューシネマだと思います。 【アングロファイル】さん [映画館(字幕)] 6点(2010-02-14 09:29:30) |
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204.《ネタバレ》 時代に遅れてきたアウトローたちの哀しさを感じる映画です(日本でいうとすでに明治も終わり頃のはずです)。ならず者の最後を描いて、このエピソードの後日談的な「ワイルドバンチ」と表現方法が全然違うのも興味深いものがあります(ワイルドバンチはブッチとサンダンスが抜けた残党との説があります)。実際のブッチとサンダンスがこのような最後を迎えたのかはよくわかりませんが、少なくともあのような劇的な銃撃戦ではなかったことだけははっきりしています。1991年に科学者チームがブッチとサンダンスが埋葬されているといわれるボリビアのサン・ビセントの墓を掘り返してDNA鑑定をしましたが、結果は遺体は二人のものではなかったといいます。こんなことから、一説にはブッチ(あるいはサンダンスも)は生きていたという話があります。「ブッチたちは西部に戻り、別名で新しい暮らしを始めた(そのようなブッチの親族の証言があったらしい)」というものや、他には「後(映画のラストは1908年)の1921年に、ピンカートンは探偵の一人に『サンダンスは、銀行強盗でペルーの監獄にいるという噂を聞いたのが最後。ブッチはずっとサンダンスと一緒だったが、アルゼンチンに戻った(映画ではアメリカから直接ボリビアへ行っているが実際にはその前にアルゼンチンで暮らしている)らしい』と話している」というまことしやかな話まであるようです。真相は歴史の闇の中ですが、いずれにしても、ピンカートン探偵社が二人の捜索の中止を公表しなかったのは事実です。 【kainy】さん [DVD(字幕)] 9点(2010-02-12 20:21:41) |
203.《ネタバレ》 基本的に、悪党が活躍する話が嫌いな私には、かなり退屈でイライラする映画でした。ろくに仕事をしない・楽してお金を稼ごうとばかり考える・周りの迷惑を一切考えることができない・こういった、人間として欠陥のある人種を見てると、いくら二枚目とはいえ胸クソが悪くなってきます。ストーリーは、大して面白味も無く、急に挿入歌が入ったりとセンスもダサいです。邦題もさっぱり理解不能。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 3点(2010-01-15 20:40:00) (良:1票) |
202.主人公たちがどうしてもかっこよく思えない。むしろハンサムなせいで,よけいにヘタレで情けなく見えてしまった。同じ悪党ものでも「俺たちに明日はない」は割と好きなのに,何故だろう。先見の明なく,いきあたりばったりなところは似てるのに。違うのは,「俺たち」があっさり風味,「撃て」はしっとり叙情的で,ワルたちの人間味(情けと弱さ)を描いているところか。名作のはずなのに初見では琴線に触れなかったので,タイプではなかったのでしょう。残念・・・。 【さそりタイガー】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-30 00:35:42) |
201.《ネタバレ》 切ない映画である。ブッチとキッドは男の子なら誰でも漠然とあこがれる夢を具現したような存在。「幸福な子供時代」の象徴といえる。アウトローの集まる古き良き西部に住み、銃を華々しく撃ち放し、列車強盗や銀行強盗で大金を掴み、気の合う友達を持ち、女性にはモテまくり、長旅をし、ときに国外にも逃亡する。自由気ままに生きるとはこういうことだろう。だがいつまでも子供ではいられない。いつかは夢から覚めて、大人にならなければならない。決して顔を見せない追っ手が大人の象徴。逃げても逃げても追ってくる。追っ手は自分の内面の影でもあり、いつかは向き合って対決しなければならない相手。ラストで追っ手に向かって銃を撃ちつつ飛び出すのは、子供から脱却して大人になることの象徴、通過儀礼だ。誰もいつかは子供時代とは永遠にさよならしなければならない。映画は、その瞬間を鮮明に切り取った。ブッチは初めて人を殺したとき、夢の終りが近いのを悟った。それでもブッチは「次はオーストラリア」などと夢を語る。何度見ても心がひりひりする。過去を表す手法としてセピア色が随所で効果的に用いられている。一方未来は自転車として登場する。馬や馬車は最早時代遅れ。旅立つシーンで、ブッチが自転車を捨てる。自転車はよろよろと倒れ、車輪が空転するのをカメラが追う。二人の未来を暗示した見事な手法だ。二人は死んで、子供の夢も滅びた。だが、滅んだのはそれだけではないだろう。子供が自由に夢を見ることのできる社会そのものが滅んだのだ。映画の製作された時代の社会の現実は、ベトナム戦争、黒人差別、学生運動、麻薬の氾濫、ヒッピー運動、価値観の多様化、親子の断絶など、混乱を極めていた。もう子供が、子供らしい夢を見ていられる社会ではない。なんと嘆かわしいことか!映画の意図はそこにあると思う。キッズの登場シーンはずっとキッズのアップが続く。朝日を浴びて自転車に乗る二人の美しいシーン。写真だけで描かれるボリビアへの逃亡の旅。音楽と映像だけの銀行強盗シーン。印象に残る場面はいくつもあり、映画の技法の宝庫でもある。この映画を単にあまり賢くない悪党の逃亡劇として見ると面白みにかけるだろう。憎めない二人に乾杯。女性の心理が描けてないのが残念。 【よしのぶ】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-09-19 02:45:58) (良:3票) |
200.邦題の「明日に向かって撃て!」。そこにシビレる憧れるぅぅ!! |
199.《ネタバレ》 名作と呼ばれるこの映画ですが、私は主役二人にちっとも共感できなかったために、暴走した上で最後を迎えるおバカさんの映画、という認識しかありません。そりゃ、時にユーモラスで、時に切なく、そして今も鮮烈なイメージを残す映画ではあるのですが、悪い事をした代償という納得の形でしか、この映画を捉えられないのです。製作された時代背景を考えれば、無軌道な行動の背景にある無常観を見られない事もないのですが、その時代の思想そのものに私自身が何の共感も抱けないので、どうにもこうにも。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-07-29 01:08:57) |
198.激しくつまらないですな。 確か「名画」扱いされていたような気がするが……間違いだったか? こういう、社会的に見て「悪人」が主人公の時は、観客が感情移入しにくいから、引っ張り込む何かがなきゃいけない。話が圧倒的に面白いとか、キャラがめちゃめちゃかっこいいとか、もっとあくどい巨悪に一泡吹かせる、とか。 この映画の主人公の二人、ただの悪党やん。そりゃ追われもするし、大勢の警官に囲まれてめちゃめちゃ撃たれもするわな。 強盗してる奴らを好意的に描くこと自体気持ち悪い。軽妙なんてものじゃなく、ただのモラル欠如だろ。 【佐吉】さん [DVD(吹替)] 3点(2009-07-06 01:03:03) (良:1票) |
197.「俺たちに明日はない」同様ラストだけだなー。内容が共感できないよね。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 4点(2009-06-28 17:56:25) |
196.《ネタバレ》 ニューシネマは苦手ですがこれは何度でも観たくなる映画です。「スティング」でもそうですが、ジョージ・ロイ・ヒル監督にポール・ニューマンとロバート・レッドフォードの映画史に残る最強コンビ。面白くない訳がないですよね。2人がそこにいるだけで絵になる。会話も、佇まいも2人の何もかもがカッコいい。そこに絡むバート・バカラックの音楽も効いています。“雨にぬれても”のメロディにのせての自転車に乗るシーンは名シーンですね。2人のほのぼのとした雰囲気に“雨にぬれても”のB.Jトーマスの歌声、メロディがとてもよく似合っていました。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-06-07 15:26:11) |
195.以前、ラストシーンの会話で感動した思い出がありましたが、今見たら、そうでもなかったり。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-03-05 23:49:55) |