5.《ネタバレ》 すいません、この映画の良さがわかりませんでした。
原作もオリジナル映画も観ていません。
この映画だけで女の子(というか吸血鬼)の視点だと次のような話だと思います。
・最近、召使(一応恋人)の仕事(人を殺して血をとってくる)ぶりが悪いし、ジジイになってきたんで気力も薄れている。
・新しく越してきた狩場で、召使に使えそうな少年を発見。モーションをかけてみる(いじめられていたり、両親の離婚などで使えそうだと判断する)。
・召使は仕事に失敗し、自殺(みたいなもの)。
・いくつかアクシデントはあったものの、うまく召使ゲット。新天地へ。めでたしめでたし。
ルービックキューブを簡単に解いたり、パズルが好きだという設定は、予想外の展開をうまく自分の望む方向へコントロールする能力の高さを表していると思います。
その能力を使い、恋人を希望する少年に肉体的なことはしないと約束させたり(おそらく前の召使にも少年時代に同様の約束をさせたのだろう)、町から去ったとみせかけて絶好のいじめのタイミングで少年を救出したりして、少年を魅了させたのでしょう。
まるでオレオレ詐欺の犯人と被害者のように、彼女と少年では経験も知能も情報もフェアではありません。でもオレオレ詐欺と同様に決断しているのはいつも被害者の少年の方です。
このサイトでの高評価をみると、自分の話の解釈に思い違いがあるのかもしれません。原作やオリジナル映画を見れば感想が変わるのかもしれませんが、この映画だけだとどうしても良さがわかりません。