9.異常性格者につきまとわれる恐怖を描いた映画としては「ケープ・フィアー」「ゆりかごを揺らす手」などの先駆けとも言える作品だが、いかんせんイーストウッドの監督第一作であり、「下手だなぁ」と思わせるところも多い。ラブシーンやコンサートシーンの無駄な長さはその最たるものだし、住居不法侵入と器物損壊と銃刀法違反と殺人未遂で捕まって精神病院に送られたはずのイヴリンがあっさり自由の身になってしまうのも不自然である(普通なら医療刑務所に送られて何年も出てこられない筈だ)。アナベルの正体がイヴリンだったと判明する過程にもあまり意外性がない。クライマックスの乱闘シーンでは、イヴリンが一発殴られただけで窓を突き破ってベランダを越えて崖から海に転落してしまったのを観て「おいおい、あのDJはプロボクサーかよ。それともイヴリンがよほど軽かったのか」と突っ込みを入れたくなってしまった。人間って普通はあんなに軽々と飛んでいくモンじゃないだろう、凧じゃないんだから。 |
8.へぇー、これがイーストウッドの初監督作品なのかぁ、、、、。やかましい限りの女ストーカーには笑ってしまったが、ほんとにあんなのがうちの家に侵入してきたら嫌だな、、、、。 【あろえりーな】さん 5点(2003-06-11 22:06:57) |
7.記憶の中では、たぶん一度も拳銃が出てこなかったのでは? あのイーストウッド作品なのに?? で、包丁振り回す女ストーカーにさんざんいたぶられる主人公という、ある意味実に情けない主人公を、初監督で自身に演じさせるこの男っていったい…。そういったアブナサ加減といい、唐突にモントレー(イーストウッドの家があるカーメルの御当地)のジャズ・フェスティバルの風景を盛り込むあたりといい、監督デビュー作にして100%完全無欠のイーストウッド映画! 【やましんの巻】さん 8点(2003-05-21 18:55:19) |
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5.え?これってクリントの初監督の作品なんですか?なんか、若すぎて単なる女にだらしないDJ像が、強調されすぎってかんじで、90年代以降からの渋い、心にしみるような作品からファンになったものとしては、がっかりでした。あの、元恋人との森の中のエッチなシーンとか、余分だなあって(ひがみあり)思うんですけど。運動靴?の彼も珍しい? 【レモン】さん 5点(2003-02-03 18:04:31) |
4.ストーカーの女が怖い、話がよくできていて見飽きない。山田康雄さんの吹き替えはやっぱりいい、DVDに吹き替えを入れてほしかった。 【まさるす12】さん 7点(2003-01-05 18:27:59) |
3.内容はストーカーもの。とにかくヒロインのジェシカ・ウォルターの迫真の演技は実にリアルで恐怖感を盛り上げてくれます。登場シーンでは「あれっ、結構いいじゃん。」と思わせるほどストーリーにすんなりと絡んでくる。隣人に対し突然豹変したかのように罵声を浴びせるあたりから「あれっ、アブナイかも...」と思わせ、主人公と同じく彼女への拒絶を共感していくことになる。初監督とは思えにない程物語の見せ方を知っているクリント・イーストウッドに拍手です。白々しい派手な演出が無い分リアルに感じますが、逆にいえば少し淡白な感じもしました。ま、物語の教訓としては自業自得なんですがね。あと主人公の元彼女役のジェーン・フォンダ似女優さん、べっぴんさんッス!! 【さかQ】さん 6点(2002-06-11 00:52:06) |
2.イーストウッド初監督作品はかなりヒッチコックを意識した造りにはなっているが、例えば、主人公が女にだらしなく、ジャズが好き(原題は「プレイ・ミスティ・フォー・ミー」=エロール・ガーナーの名曲が重要な役割を果たす)という作風が既にこのころからある程度確立されていたんですね。けど、確かにラストはあまりに淡白かな。 【ダイ】さん 8点(2001-07-07 02:10:33) |
1.あの女、凄い。 ラストの死に方はあっけなかったけど、あの怪演は光ってました。 【プレデター】さん 7点(2001-06-14 20:55:45) |