未知への飛行のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。3ページ目

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未知への飛行

[ミチヘノヒコウ]
Fail-Safe
ビデオタイトル : 未知への飛行/フェイル・セイフ
1964年上映時間:112分
平均点:8.05 / 10(Review 56人) (点数分布表示)
ドラマサスペンス戦争ものモノクロ映画政治もの小説の映画化
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タイトル情報更新(2024-04-07)【イニシャルK】さん
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監督シドニー・ルメット
助監督ハリー・フォーク
キャストヘンリー・フォンダ(男優)米国大統領
ダン・オハーリヒー(男優)ブラック准将
ウォルター・マッソー(男優)グローチェル教授
ラリー・ハグマン(男優)通訳バック
フランク・オーヴァートン(男優)ヴォーガン大将
ドム・デルイーズ(男優)コリンズ軍曹
ダナ・エルカー(男優)フォスター
エド・ビンス(男優)グラディ大佐
フリッツ・ウィーヴァー(男優)カシオ大佐
チャールズ・タイナー(ノンクレジット)
有本欽隆米国大統領(日本語吹き替え版【ソフト】)
楠見尚己ブラック准将(日本語吹き替え版【ソフト】)
佐々木梅治グローチェル教授(日本語吹き替え版【ソフト】)
原作ユージン・バーディック
ハーヴェイ・ホイラー
脚本ウォルター・バーンスタイン
撮影ジェラルド・ハーシュフェルド
製作コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮シドニー・ルメット(共同製作総指揮)
美術アルバート・ブレナー(美術監督)
衣装アンナ・ヒル・ジョンストン
編集ラルフ・ローゼンブラム
字幕翻訳高瀬鎮夫
あらすじ
時は冷戦。核の自動報復装置が配備されている中、機会が故障を起こし、モスクワ爆撃指令が核を搭載した戦闘機に出される。故障に気づいたときにはすでに遅く、戦闘機を呼び戻すすべはなかった・・・核の恐怖をシリアスに描いた、傑作ポリティカルサスペンス
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123
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16.《ネタバレ》 2時間近く上映時間があるのに、全く音楽を使わずに創られた映画というのは珍しいでしょう。それは徹底していて、ほとんど全編が会話と会議の場面ということもあって、効果音としてすら音楽がないのです。そして水爆の爆発を表現した「キーン」という電話回線が熔ける音は、映画史上に残る効果音です。とにかく緊張感が半端じゃない。ヘンリー・フォンダのアメリカ大統領演技は、鳥肌がたつほど素晴らしかったです。私が今まで観た中で一番怖い映画でした。
S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2009-03-07 20:18:21)(良:2票)
15.あまりに真面目すぎて、決して好みの作品とは言えないが、ラストに至るまでの緊迫感が尋常でなく、“隠れた傑作”と言われる所以を理解できた。
ヘンリー・フォンダの熱演も素晴らしい。
にじばぶさん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-26 23:19:24)
14.《ネタバレ》 大都会に住むのもリスク高いな。
こんな名作が日本未公開とは。驚きました。
枕流さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-17 23:24:18)
13.《ネタバレ》 場所はほとんど3ヶ所(会議室・司令室・通信室)なのに、この緊迫感は何!軍の協力が得られなかったらしく、それが原因だろうが、見えないことによる恐怖がすごい。電話のあのキーンという音で背筋が凍りました。
ヘンリーフォンダの苦渋の決断。重い、重すぎる。今の大統領にはとてもじゃないが無理ですね。
θさん [DVD(吹替)] 10点(2006-12-19 08:36:46)
12.《ネタバレ》 私がシドニー・ルメットのファンだということを差し引いても、こんな映画を悪くは書けない。

でもまあ悪いところも書きます。

最初のシーンからパーティのシーンそこまでを除く、

軍事会議までがいやにだるいのです。映画的ではない。

つまり面白くない。ただし、悪いところはその中半だけであとは満点に近い。

キューブリックの博士と私情抜きで比べるためどちらも2回見ました。

いやなんでそこまでといっても・・ほとんど良く似た映画だからです。

似てる・・もちろん捉え方はまるで違うのだけれども・・

さらにまたよく似せてしまったのが訴訟問題後、コロムビア映画が両方の上映権を持った。

同じ会社から配給されてたなんて・・(なんか怪しいコロムビア)

題材が題材なだけにこちらを8点にしました。満点にはできません。

好きな題材ではないから。

この映画はすごいです。ラストの衝撃がすごいということは調べていたのですが、

どういう衝撃か知ってしまうと面白くないのでそこまでは調べなかった。

けど2回目見てもまだ衝撃でした・・

よく私ネタバレしますが、コレはふせておきますね。

ちょっとマニアックな映画なので見てない人も多いと思うので・・

ヒントは、昔の映画は最初と最後がつながっている・・

最初に出てくるのはニューヨークシティの闘牛場です。

う~んまた見たくなってきた・・でも売ってない。



十二人の怒れる男でも有名な、ヘンリー・フォンダが大統領をやっています。

うまいです。でもその隣に座っていた通訳の俳優が気になりました。

あの役は難しい。座ったまま感情を示して同時通訳しないといけない。

俳優の鬼気迫る演技もすごかったけれど、緊迫感が怖くて

1回目に鑑賞した途中でもういやになったほど・・

うわ、じわじわと絞められてるようなキツイ映画だと。

割り切ってホラーやサスペンスと思って見たらなんてことないのだけれど、

実は本物の戦闘機に乗って演技している俳優や、

事務仕事のように冷静に分析する政治家役。

リアルすぎて演技かどうかわからないくらいでした。

で、終わった結果「戦争はよくない!」と思うしかなかった。

こういう真面目な作りの映画を観るとしばらく戦争娯楽映画が観れない。

ので・・キューブリックの映画でまた平和ボケに戻ろう・・!?
アルメイダさん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-07 08:03:56)(良:1票)
11.実際の爆撃シーンはなく、スクリーンに映った一昔前のコンピュータゲームのような爆発で(このたとえが適切かどうかはよくわからないけど)攻撃されたことを知る。それでも緊迫感は伝わってきて、ぞっとする話である。
HKさん 7点(2004-12-26 00:12:09)
10.《ネタバレ》 この映画と「博士の...」の類似性が言われていますが、実際に原作の「フェイル・セイフ」はその前に出版されていた「Red Alert」との構成の類似性(時間単位で進行する形式の構成から相互の都市破壊の提案まで)のために、映画化の際に訴訟問題が発生して意図的な真似との裁定からコロンビア社が映画化権を獲得することになったのです。その結果この映画のほうは日本での商業上映はなかったはずです。最初に見たのは米国のホテルでのケーブルテレビでした。内容では、この原作のほうは「博士の...」と違って(グローバルな指揮システムやヴィンディケータと称する超音速爆撃機など当時の未来戦の場面を想定した)ハイテクスリラーなのですが映画ではシリアス過ぎたので恐らく軍関係の協力とか得られずに爆撃機の姿も僅かな機影だけで戦闘シーンも皆無です。(多分チープなテレビドラマのセットでの作成でしょう)しかしそれで緊迫感を盛り上げているのは立派です。この映画にちらりと登場する巨大な表示装置にリアルタイムで文字が表示されるシステム(アイコノラマ)は現在の液晶での投影システムとか見慣れたひとには当たり前に思えますが1950年代の終わりに米軍が物凄く金をかけて実用化したものです。(それまでは背後から人手で(もちろん逆に文字を書く特技のひとが)書いていたのです。この原作と映画に登場したホットラインはキューバ危機を契機に実用化(テレタイプ方式でしたが)されました。改めて観直しましたが、原作(米国ではベストセラー、当時朝日ジャーナルに抄録が出て河出書房から出版)に馬鹿みたいに忠実で、そのために人物がパターン化され過ぎて実在感が乏しいのは仕方ないでしょう。原作に無い最終段階で編隊指令の妻を連れてきて説得を試みさせるシーンですが、冒頭の基地での会話にあるように昔の爆撃機と異なりクルーに家族意識を持たせないシステムなので機長が心をぐらつかせても副操縦士が「謀略です」とラジオのスイッチを切ってしまう訓練された非情さが示されます。また防御用僚機への後方を追い払えの命令で意図的に高度を上げて姿をさらしての囮戦術(多分マニュアル化されていた)にも非情さが現われています。
たいほうさん [映画館(字幕なし「原語」)] 8点(2004-09-18 14:51:35)(良:1票)
9.「博士の異常な愛情」を真面目な監督が「冗談抜き」で撮ってしまうとこうなります。シリアスすぎて、観てられない。冷戦当時に観た人は、きっと2~3日寝られなかったかも。不謹慎と思えてもジョークにしたキューブリックの方が「正解」か。
STYX21さん 8点(2004-09-18 10:54:19)
8.《ネタバレ》 特にこの映画が見たかったという訳ではないのですが、自分がこないだ買った5枚組DVDボックスの中にこの作品があったので見てみました。
私もこの映画は前評判通り必見の映画だと思います。人に薦めることのできる一作ですね。S.ルメットの隠れた名作ではないでしょうか。
私はモノクロ映画が好きでよく見るのですが、モノクロで撮って大正解ですね。映像面での技巧さは本当に素晴らしい。カメラの角度や光の当て方、カットやズームのしかたなど、非常にメリハリのあるセンスの良い映し方で画面に引き込まれてしまいそうになります。
キャスト陣もみんな迫真の演技でどの人もいいのですが、一人挙げるとしたらやはりH.フォンダでしょう。さすが4回も大統領役をこなしてきただけあってとても味のある貫禄たっぷりの振る舞いを見せてくれます。ファンからH.フォンダを大統領にとの声が上がるのもよくわかります。
また、個人的にはグロテシェル教授役のW.マッソーが好きですね。彼はこの映画を面白くさせるのに大変重要な役割を果たしています。こういうキャラがいなければこの映画はここまで面白くならなかったはず。このグロテシェル教授と周りの人とのやり取りが見ていて本当に面白いです。映画の序盤で限定戦について語っているところなどは、何気なく聞いているとたいした内容ではないように聞こえるかもしれませんが、結構ドキッとするところがあります。
ストーリーの前半はやや退屈気味で余計なシーンも混じっているような気がしますが、後半あたりからの緊迫感は見事としか言いようがありません。爆撃機が目標に刻一刻と迫っている中、水爆を落とすまいとする両国の懸命の努力とその努力のために自国の軍事機密を提供してしまうことに自問自答する切迫感とが重なり合い、巧妙な駆け引きを繰り広げています。また、大統領の最後の命令を学友ブラッキーに指示するところなどは、皮肉というか何と言うか・・・。
副音声の監督の解説では、低予算だったことを繰り返し喋ってそれを自分で笑ったりしていますが、そんなことは全く気にならない優れた作品であると言えます。
あえて欠点を挙げるとすれば、あまりのリアルな緊迫感のため気軽に見れないといったところでしょうか。
私は「博士の異常な愛情」をまだ見てないのですが、見たらこのレビューを更新をします。
もっつぁれらさん 9点(2004-06-18 19:45:03)
nizamさん 9点(2003-12-11 18:50:45)
6.長丁場な作品であるのと、モノクロである上に導入部が長いのでやや冗長な感じは否めない。
ただ、そこさえ絶え忍べば、後はひたすら手に汗握る展開を約束されている。
シナリオがかなり秀逸であるため、劇としてしっかりと見せて、観客をグイグイ引っ張って行く。
シドニー・ルメット監督のこのあたりの作り込みのテクニックは素晴らしく、
「12人の怒れる男」同様の真価をここでも発揮している。

その確かな演劇の上に築かれているクライマックスは、尚ショッキングであるが、
何よりもホワイトハウスとクレムリンのホットラインによるやりとりの緊迫感は他に類を見ない。
通訳を介してのやりとりであるが故に、状況の進退が微妙なニュアンスで変転するという緊張感に張り詰めている。
私的にはこの作品は「12人の怒れる男」より上だ。

「博士の異常な愛情・・・」と同時期に製作公開され、テーマが似通ったせいか、
日本劇場未公開であるが、私はキューブリックのそれよりも、こちらの方が好きだ。
あむさん [DVD(字幕)] 10点(2003-12-06 14:19:12)(良:2票)
5.BGMさえ一曲もない、否、必要ない映画。20年前、テレビ放映を録画しといてホント良かったと思った映画です。
荘次郎さん 10点(2003-02-01 11:43:45)(良:1票)
4.ERのファンなのでジョージクルーニーとノアワイリーだけを楽しもうと思っていましたが、素直に面白かったです。近年の戦争映画はCGを使うことで迫力・緊迫感を出していますがこの作品は俳優の演技と効果音そしてモノクロという設定だけで雰囲気をだし非常に良い作品だと思いました。
yamatoさん 9点(2002-11-13 15:00:05)
3.原作の「フェイル・セーフ」を先に読んでいて、そちらも傑作だったのですが、映画版も凄い!全編にピーンと張りつめたような緊張感が走り、画面から目が離せませんでした。そして戦慄のラスト。飛び立つハト(平和のシンボル)の群れ、鳴り響く金属音・・・。視覚と聴覚、両方から恐怖感を醸し出し、小説ではありえないスリルを味わいました。
mic550さん 10点(2002-10-20 22:06:16)(良:1票)
2.先日リメイク版の未知への飛行を観て、ちょっとがっかり・・・そこで過去のビデオテープを探し出して「シネマ大好き」と言う映画特集で放映された物を探し出しました。やっぱりオリジナルが良いですね! とにかく緊張感が凄いんです。今ではありえない話でしょうが、核兵器を積んだ米軍の爆撃機がソ連のモスクワを間違いで爆撃してしまいます。それを阻止しようと米ソ両軍が爆撃機を撃墜しようとするのだが・・・原題のFailSafeとは地図上の軍事的な境界線でそこを越えると大統領命令でも無視し任務を遂行するのです。今はビデオも廃盤でDVDも無いため視聴は困難です。
もぐもぐさん 9点(2002-09-10 15:37:23)(良:1票)
1.米ソ間のホットラインの回線が熱で溶けて切断された瞬間が核攻撃を受けた証という、血も凍るようなしかし実にリアリティのある核戦争勃発の恐怖を否応なしに感じさせてくれる作品である。ひたすらブラックでシニカルな笑いで人間の愚かさを茶化したS・キューブリクの初期の傑作「博士の異常な愛情」に対して、これは緊密度と切迫感を徹底的なリアリズムで描ききったポリティカル・サスペンスのもう一つの傑作である。
ドラえもんさん 8点(2001-09-17 10:36:14)
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【点数情報】

Review人数 56人
平均点数 8.05点
000.00%
100.00%
200.00%
311.79%
411.79%
523.57%
635.36%
7916.07%
81628.57%
91526.79%
10916.07%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.60点 Review5人
2 ストーリー評価 7.20点 Review5人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review3人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
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