8.最初のほのぼの感が,テーマの重さを浮き立たせる。誰かが,見終わった後で,涙と共に底知れぬ怒りが込み上げてくると言っていたが,全く同感ラストの政治がかったナレーションさえなければと思ったのは私だけでしょうか 【M】さん 10点(2003-04-06 20:47:56) |
7. 異様に制作費をかけた大スケールの国策共産主義万歳映画ばっかりだった当時のソ連映画界にあっては正に異色だったグレゴリー・チュフライ監督の傑作反戦映画。時代性も加味すれば評価はもっと高くてもイイと個人的には思う。実際、チュフライ監督は当局から睨まれ、この後”干された”のだから。何より主人公アリョーシャが誇張された英雄扱いされておらず、等身大のヒトの善意を優しく表現している点で好感度大。ギリギリ残された僅かな時間でひしと抱き合う母と息子。洋の東西を超えてグッと心に迫る名場面だ。エイゼンシュテイン亡き後、ソ連にもキチンと”人間”を描ける監督が存在することを世界に知らしめた功績は計り知れない。タルコフスキーやニキータ・ミハルコフらの先駆となったチュフライ監督に敬意を表し…9点! 【へちょちょ】さん 9点(2003-01-23 16:44:40) (良:2票) |
6.確かに映画史に残る名作です。ほのぼのとした感じで描かれるのですが、それゆえに戦争の悲惨さがにじみ出ます。 【ぴよっち】さん 7点(2003-01-02 13:45:19) |
5.切ないほどに悲しい反戦映画だけど、どこかほのぼのとした、牧歌的な感じもする。小川未明の「野ばら」を思い出した。ロードムービーの一種? 【mic550】さん 10点(2002-10-20 21:28:52) |
4.知り合いにすすめられてNHKでやってたのをビデオに録り、何度も何度も繰り返し観ては涙を流しました。戦争の悲惨さ、空しさをこんなに間接的に強烈に訴えた映画が他にあるでしょうか。思い出に残る場面は数々ありますが、特に少女が水道の蛇口に顔を近ずけ水を飲んでいる横で、それを見ながら微笑んでいる主人公、その鮮烈なまでに爽やかな表情が胸に突き刺さっています。 【シン】さん 10点(2002-08-13 03:21:30) |
3.ヒロインかもしれないシューラ(ジャンナ・プロポレンコ)が素直にかわいい。60年代のロシア人の反応が今の日本人とほとんどかわらないのにちょっとおどろき。むしろ、人情に厚い感じすらした。(ロシア映画はこれまでまともにみたことがない) |
2.うちの母親イチオシの、『岸壁の母』な作品。ストーリーを誰かに語るだけで泣けてくる… 【美琴】さん 8点(2001-12-07 20:57:06) |
【りま】さん 9点(2001-12-01 22:13:36) |