21.前半は面白く見られるのだが、後半が物足りない。最後、客に悪態ついて店を飛び出すのはどうなのかなあ。結局、主人公は最後まで「街で2番目のシェフ」と言われる事に気づいていないと思われるのだが。 |
20.タイトルのイメージと少し違っていた。女の人の料理人を主人公にっていうのは良い。私も飲食店で色々バイト経験があったので似たような場面とかあってちょっと懐かしい感じ。 |
19.料理法はまあまあ。味付けはちょっと薄味かな?でも、ダシが利いている(って京料理じゃないんだから・笑)ただ薄味ではなく、女性監督らしい上品なテイストなのです。 ワーカホリックで偏屈な女性シェフ・マーサの元へやって来たものは、彼女自身を映し出す『鏡』。固く閉じた貝の様に心を開かない“小さな自分(リナ)”を困惑しながらも、守ってあげようとするが、マーサには心を解く術が判らない。互いにギクシャクしてゆく過程は何とも苦味が滲んでいます。そんな、マーサの前に現れた彼女とは正反対のシェフ・マリオ。始めは目障りだった彼の存在も、リナに起こるある出来事によって次第に変わって行く。 精神不安定で、頻繁にパントリー(食料庫の事。冷蔵庫ではない)へ逃げ込み必死に感情をコントロールする不器用な彼女に「あ~、わかる」と共感出来た自分は終始マーサの視点で物語を観ていた。 リナが拒んでいた“物”をマリオの演出で受け入れた瞬間は本当に「ありがとう」でしたね(^^) 料理を食べて貰い「おいしい」と云って貰う事が“無上の喜び”となっている私にとって、本作はそれを具現化させた作品。 【プチみかん♪】様にちょっと賛同→マリオとの生活は彼女にとってかなりショッキングな出来事の目白押しでしょうね。嵐(マリオ)が去った後のキッチン見て、ショックのあまり過呼吸発作を起こすくらいの几帳面なマーサですから(笑) ラストは些か、甘すぎるかも知れませんが、女性的ロマンティシズムが溶け込んだスウィーツと云う事で。 料理は調理~後片付けまでが一括りです。旦那さん(彼氏さん)、サービスデイに奥様(彼女さん)に愛情こもった手料理を作ったら、最後、片付けまでしっかりやりましょうね(^^) さて、今夜はバジルの薫りが利いた“ニョッキ”でも作ろうか...。 【MAZE】さん 9点(2004-03-22 01:02:55) (良:1票) |
18.好きな映画です。不器用な人がでてくる映画が好きなのかも。。。 【みき】さん 7点(2004-03-15 03:05:49) |
17.《ネタバレ》 さいごのシーンでなっとくできた。 マーサがいきつけのカウンセラーが、作った料理をマーサに食べてもらう場面。レシピ通りに作ったというがどこかちがう。「すごい、マーサは何があるかすぐわかるんだね」という医師に、マーサは「何があるかはわからないけど、何が欠けているかはわかるのよ」という。・・・それは、自分だけではわからない、誰かと一緒に食べて初めてわかるのだ。 【トンビの目】さん 8点(2004-02-27 06:45:48) (良:1票) |
16.料理を作ったり食べたりする場面大好きです(教育TV好き)。マーサのつっぱり方も好き。ただ、浅くさくっとすくった感じが残念かなぁ、あまり残らなかったです(でもこってり描くのもなんですね・・・)。貯蔵庫って良い匂いするんですよね~、うんうんって思いました。 【ジマイマ】さん 6点(2004-02-14 16:04:32) |
15.生真面目なドイツ人、陽気なイタリア人。ステレオタイプな人物描写は分かりやすかったけども、肝心の中身がどうにもつまらなくて、なぜこの話を映画にしなければならなかったのか?という必然性が感じられなかった。映し出される食べ物は食欲をそそったが、映画自体に対するスパイスがちょっと足りなかったように思う。 【ていくし】さん 3点(2004-01-23 15:17:20) |
14.仕事としてのプロのこだわりの料理、だけど、愛情を持って誰かのために作る事、美味しいって言ってもらう事の大切さにはかなわないですね。マーサは料理人としては一流でも、人としては欠点だらけ。彼女の心が仕事にも反映されちゃってて、だけど大切な人達によって殻を破ってゆく姿には温かい気持ちになると共に、色々と考えさせられました。こだわりのラーメン屋の口うるさいオヤジなんかは、この映画を100回見るべきでしょー。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-01-03 23:26:25) |
13.《ネタバレ》 いい映画でした。馴染みのない俳優さんばかりでしたけど、マーサはヘレン・ハントに似ていて、マリオはジャン・レノを丸くしたみたい。ドイツの女性ってあんなにかっこいい人ばかりなのかしら。すっきりシャープでみんな素敵。なにも食べようとしないリナに「全部食べるなよ」と言ってさりげなくパスタのお皿を渡すマリオ。いいシーンでした。大人たちが子どもに対してベタベタと接しないのがリアリティがあっていいわ。いつも曇って暗く寒いドイツと太陽サンサンの暖かそうなイタリアの対比もいいです。あの風景の違いを見て、イタリア人のマリオがいることの意味がよーくわかりました。 【envy】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2003-12-16 01:01:20) |
12.《ネタバレ》 レシピ、ってお料理だけではないのですね…。女性監督さんらしく、見たくないとこは端折ってくれてて、美味しいとこばっかりいただけました。独・伊両国善人ばかりでは?…とも言えるけど、かえってマーサの心を追う事に集中できて良かった気がする。こういう きっちり型の悩める職人女性いるよねぇ。私個人的には、ダイアン・レインやジョディ・フォスター系の地味顔が好きなので、このマーサ役マルティナ様には、さらに超超メロメロ、ドレスよりシェフの格好が似合う美しさと腰! 堂々とした歩き方も素敵です。冷蔵室に逃げ込みたい心理をいいサジ加減で演じていたではありませんか。堺マチャアキやってしまった時、同席の女性が一瞬喜んでた気がします。【STING大好き】様ご指摘どおり確かに子役さんはルーシーのようで、いとおしかった、泣かされたよん。 また、独伊で、料理だけでなく、普段着の色合いの違いも楽しめました。♪音楽がまたさらに良いの。//このタイトルのせいで、どこに売ってるかわからん小難しい素材出てくるんやろ、とかドイツ語しんどい、とか勝手に思ってパスしてました。しかし【おばちゃん】様の美味なラスト3行に私が飛びつかない訳がありません。本当にご馳走様でした。私から感謝を込めてデリシャスなキッ、、要りませんね、申し訳ありません。。で、夫にはなんぼなんでも…で、小3息子にトライしたら、途中でダッシュ逃げされました、「アメリ」の時は成功したのに…寝たあと再度試みます。 【かーすけ】さん 9点(2003-12-10 17:03:28) |
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11.《ネタバレ》 説明はサラリと無音で見せて、シビアな心情を深く深く描いて行く手法と、人物設定の優しさが嬉しい映画でした(あんな一瞬しか出て来ないジュゼッペが、リナを一生懸命愛そうとしていたり、妊婦のコックが、マーサを気づかう様子など)。ヨーロッパ映画って好きだな、と思わせてくれる一作。これがハリウッド映画だったら、まず事故のシーンを車ぶっつぶしてバコーンと見せて、セックスシーンも濃くて、ジュゼッペは悪い奴に描かれるでしょう。まるで美味しい料理を食べた後のように、幸せになれる(あの「いかにも」な邦題はどうかと思いますが)。 【ともとも】さん 9点(2003-12-06 09:37:28) |
10.《ネタバレ》 姉?の娘を通して心情が動いていくことを繊細に描いたいい作品だと思います。性格の反対なイタリア人シェフや打ち解けてくれない子との心の融解がいい。ところで、彼女は伊勢えびをゆでる料理人がいることに心を痛めていましたが、そうした感覚はびっくりもし見習うことだと感じます。 【ピヤクト】さん 8点(2003-11-28 00:41:35) |
9.《ネタバレ》 姉妹二人ともイタリア男の餌食になってしまったな。というのは冗談ですが、マーサがマリオに惹かれる気持ちはわかります。自分ではどうしようもなかったリナを和ませてくれて、リナの父親探しにも親身になってくれて、しかもマーサの料理人としてのプライドを大切にしてくれる。ただ、この二人が上手くいくかどうかは別問題。マリオとリナが料理をした後のキッチンを見て呆然とするマーサは、マリオと生活すると発狂してしまうかもしれない。マーサの几帳面さがうまいこと崩れてくれればいいんですが、サービス精神が旺盛すぎる男性と付き合うのは、マジメな女性にとってしんどいものです。結局、姉さんと同じようにイタリア男と別れてしまうかも。想像の世界はここまでにしておきます。このストーリーはけっこう好きなんですが、もう少しリナがマリオになついた理由を示すエピソードが欲しかったのと、下の階に住む男性が中途半端だったこと、それからマリオと接するようになってマーサがどんな料理人になったのかをエッセンス程度でいいので示してもらいたかったな。ちょいと消化不良。 【元みかん】さん 6点(2003-10-29 06:56:33) (良:1票) |
8.「ショコラ」のような作品かと思っていたのですがタイトルから受けるイメージとは,全く異なる内容でした。マーサの葛藤・気持ちの移り変わりを描いた作品ですが,唯一納得できないのが,店のオーナーが「(客の気持ちをわかろうとしない)マーサはこの街の2番目の料理人」見たいな事をマーサに言います。その象徴として,マーサが同じ客に悪態をつくシーンが何度か出るのですが,最後まで客の好みには合わせず自分のスタイルを貫いていました。料理人として,どちらが正しいかは別として映画のコンセプトからは外れるのではないでしょうか?それ以外は良かったです。 【北狐】さん 7点(2003-10-27 14:43:46) |
7.今のところ今年見た作品の中で私にとっての自己投影映画最高傑作です。自分の中の決まり事に囚われて、しんどいんだけど譲れない、他人の意見は受け入れられないから人付き合いも苦手。だけどここから脱け出したい願望は持ってて、カウンセリングには通う。でも素直になれない。自分が大事。そんなマーサの心が少しずつほどけていくのを見てると自分も救われた気分になれた。マーサがうらやましい。きっといつか私も…って気にさせてくれた珠玉の作品。幸せは目を開けば身近なところにいくらでもある!マーサの…って言うより『マリオの幸せレシピ』だと思うけど、どっちにしろ誰かを幸せに出来るって素敵! 【桃子】さん 10点(2003-09-09 18:01:24) |
6.中身は、タイトルやパッケージから想像した甘ったるさとはむしろ正反対。ビター味の最後にちょい甘でした。でもこれじゃ、ブラックチョコなのに「まろやかチョコ」という商品名がついてる感じ。もっと中身に合った名前にしてくれよー。まろやかチョコが好きな人は「グエッ」となるだろうし、ビター味が好きな人は、食べ損なっちゃうところだったでしょ! もうまったく、いい加減、バカみたいな邦題はやめてほしいです!!(みかんさんの「プリティ・ブライド」のレビューを読んで、まったく同感! と同時に、私の苦手なギアとジュリアの共演でも、初めて「プリティ・ブライド」・・じゃなかった「Runaway Bride」、見てみようか、という気になりました)あいかん、話を戻します。さて本作はドイツ映画らしくないという評もあるらしいが、そうだろうか? 主人公が自分の幸せを見つけていくプロセスは、日本とかアメリカ映画だったらありえないほどのもどかしさ。ドイツ人気質はさして知らないが、何となくドイツらしいのかなと思う。難点は登場人物の多さを生かしきれてなかったことかしら。昔の家族関係、料理の修行時代をうかがわせるエピソードなどを加えて本人の話にしぼりこみ、主要な登場人物はもっと少なくしてしまったほうが、マーサへの共感を増し、すっきりと見やすかったのでは?と思う。音楽、映像がよかっただけに、ちょっとザンネン。あでも、こんなにデリシャスなキスシーン、ほかではちょっと見たことなかったのを思い出しました。キスがうまくなりたい人、必見です!!・・なので、1点増やしちゃおう。(^^)・・クスクス。かーすけさん、キスはうまくなりましたか? できたらやっぱりほかの人とためしてみてくださいね(^^)。 【おばちゃん】さん 8点(2003-08-28 11:11:25) |
5.ドイツ人とイタリア人って、ほんとにこんな感じなのかしら? ヨーロッパは陸続きでいいなぁ。 【Bridget】さん 5点(2003-08-22 02:26:27) |
4.重すぎず軽すぎず、とても見やすく面白かった。スムーズに話が進んでいくし、ラストも「こーなったらいいなぁ」と思うラストだったので。。ストレス感じずに見る事ができました。。確かにお腹が空きます。。。 【jons】さん 7点(2003-06-23 12:45:05) |
3.不器用な人が素直になっていく微妙な心理が音楽と映像から読み取れて良かったです。マーサが変わらなければ、きっと階下の男性と付き合っていたと思いませんか?? 【知的創造空間】さん 8点(2003-06-23 02:45:41) |
2.人生の中の「食」を働く30代女性の立場にいろんな角度で絡ませながら映画のテーマとしてうまくまとまっていた。ドイツ映画ってもっと間のあいたシーンが多いのかと思ってたけど、テンポ良く飽きずに見れた。料理するシーンが多いのでとにかく見た後にお腹が空く! 【ぱぴんぐ】さん 8点(2003-02-11 16:14:19) |