153.《ネタバレ》 現時点では同じような筋でしかも予想通りのCUBE2は、
普通に娯楽サスペンスとしてはこの普通な採点です。
CUBEとの大きな違いをあげておきます。
立体感がないことですね。
CUBEのときの立方体の高さが表現できていないので、
全く平面的でした。
ここは大きなマイナスですからこのCUBE2はもう観ないでしょう。
意外にも面白かったけどそれだけ。
もしかしたら全くの平面になっちゃうほうが怖いかも。
1次元とか2次元とか怖くはないですか?
この4次元はある意味では全く怖くはなくコメディです。
バック・トゥ・ザ・フューチャー2でドクが黒板に説明してた図を思い出しますよ。
時間のねじれはCGで作っちゃつまらないでしょう。
わかりやすいんだけれども難解にさせてるだけの確信犯みえみえ。
セイコーの時計をいくつも集めては自分の存在を確認する男が面白い。
あの数字の解き方はただの偶然だからみんな1のように計算なんか不得手。
1でもややこしい計算をやろうとしてそれがただのあがきでしかなかったこと、
そこがまた難解な面白さと単純なオチだったんですが、
2ではそのややこしいことすらわかっていても兵器のような危険性。
こっちのほうが惨殺度は高いのに全然怖くはないのはなぜだろうか。
ジャンルでいえばサスペンスでもあるしホラーの要素も入れなければつまらないのに、
怖くはないダンジョンというのも致命的であります。
でもコメディとしてみたからまあまあでした。
無差別に墓場に放り込まれた1はもしかしたら失敗作です。
映画では大成功ですがダンジョンの製作者はこれを教訓に2を作った。
まあこれのほうがラストはひどいよね。
(閣下)という言葉がでてきたところでやはり、
政府が作った公共墓場なのでしょうが、
2のラストが1のあの白い景色の向こうかどうかはわからない。
もしそうだとすればあの1の生還者はまず生きてはいない。
もし未開発の旧式のままのダンジョンならば外も未開発だから逃げられたかも。
私は予想通りのラストなんかよりもあの1の結末の男がどうなったかのほうが気になる(苦笑)
あいつにとんでもない冒険をやらせるのも外伝みたいな感じで面白いと・・