256.《ネタバレ》 無理矢理いいところを上げるとすれば、ずっと僕の仕事は医者じゃないって言ってきたホーマーがローズ父娘の一件で「僕は医者だ」って言い放った時は、おおーと思いましたね。あと心臓は悪いとラーチ先生が嘘をついたのはホーマーに孤児院を出ていって欲しくなかったからってのも、泣けるやないかと唸りました。「生きるなら人の役に立て」みたいなニュアンスの台詞も好きです。でもこの映画の一番嫌いなところは、あのキャンディですか?派手な女がいたじゃないですか。あいつがめっちゃ腹立つんですよ。まずウォリーとの望まない妊娠という事実があるわけだし、ウォリーが戦争に行ったら行ったで「私が寂しがりなの知ってるくせに」って言いつつホーマーと浮気。でウォリーが帰ってきたらホーマーとはバイバイ。これじゃただの軽い女じゃないですか。それでいて「女心は複雑なのよ」って…。わがままほざくな!とムカついてしまいました。こんだけ批判したけど、もう一回見てもいいかなぁ笑。そう思わせるような作品ではあります。(2007-05-07追記)ということでもう一回見てみました。そしたらなかなか心にしみるストーリーでした。さすがに二回も見ると映画に対して思い入れがわいてくるというか、ファジーやラーチ先生が死んだ時は泣きそうになりました。3点アップします。規則はここで働いてる俺たちが決めるんだ。 |
255.《ネタバレ》 公開当時映画館で見ました。以降もDVDで再見したことがありますが、やはりいい作品ですね。趣のある片田舎を舞台にした、情緒溢れる物語にはラッセ・ハルストレムがぴったりです。全編を通し叙情的というか、感情を簡単には台詞にせずに表情や背景の描写、音楽などスクリーン全体で観る者に伝えようとしたような作りがとても好きです。最初にホーマーが孤児院を出て行く動機が微妙に弱いような気がしたり、途中少しだれる感がありますが、孤児院で育ったホーマーの生まれて初めて(のはずの)恋であったり、束の間の青春を過ごすホーマーの瑞々しさがとても印象的でした。個人的にはもう少し親の温もりを知ることなく人知れず死んでいく孤児にもスポットを当てて欲しかったところです。 【Thankyou】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-04-21 01:43:36) |
254.やっぱこの監督好きになれんわ。何だかよさげな話を淡々と流して「ほら、いい話でしょー」みたいな雰囲気が嫌い。話に入り込めるほど丁寧に作りこまれているわけでもなし。 【えいざっく】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-03-16 18:07:07) |
253.《ネタバレ》 主人公(ケインとマグワイア)二人の間でも堕胎派、堕胎反対派と別れるんだからこの問題は議論が多いし、反対派のマグワイアが最後にローズに堕胎手術を施すあたりに根の深さを感じます。この様な深刻な問題を、美しい自然の風景と優しい音楽で心暖かく表現している素晴らしい出来の作品だと思います。マイケル・ケインはもちろんのこと、ミスター・ローズ父娘の助演も素晴らしいと思います。ただ、主演のトビー・マグワイアが時々瞬間的にみせるにやりとした表情が、どういう意味の演出なのかわたしにはわからないし、どうしても受け入れがたかったです。なので9点つけられませんでした。 【ひよりん】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2007-03-04 19:05:20) |
252.《ネタバレ》 ホーマーとラーチ先生のとぼけた雰囲気が、また苦難に直面した時それをさらりと受け流す彼らの態度が陰鬱なテーマを和らげて作品を品のよいものにしている。 もう少し各エピソードをねちっこく掘り下げてホーマーを虐げると帰郷のカタルシスが大きくなるとおもうのですが、そうしないのが監督の味なんでしょうね。 こちらで解釈しなければならない部分が多いので、もう1時間長くても良かったかな。 トビーの演技の善し悪しはわかりませんが、私は彼の笑みが気に入りました。 【manbou】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-02 23:19:01) |
251.《ネタバレ》 前から見たかった作品が深夜放送であったので鑑賞しました。ラーチ先生のおかげで、確かに孤児院の子供達やたくさんの女性たちが救われて来たのだろうと思いました。その集大成がホーマーという主人公だったようです。先生本人も芸術的作品と言っていたくらいですからね☆副題を付けるなら「ホーマーの成長記」と言ったところでしょうか。孤児院を飛び出したことで、世の中を知り、大人になっていくところが見ていて気持ちよかった。良い作品だったと思います。 【ラブコメ大好き!】さん [地上波(字幕)] 6点(2006-08-21 09:55:28) |
250.爽やかで心温まる映画。人と接することで得られる喜び、悲しみについて深く考えさせられました。 【トナカイ】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-07-19 23:49:30) |
249.いくつものテーマを複合的に孕んでいるため、ホーマーの成長過程や内面変化のプロセスがいまいち伝わりにくかったように感じた。もう少しシンプルに作れたのではないか。それでもこの作品を良質たらしめるのは題材のうまさである。何も知らない一人の青年が、サイダーハウスの「ルール」により「社会」というものを知り、自分のルールは自分で決断することを学ぶのである。子供の笑い顔で終えるラストシーンは特に素晴らしいと感じた。 【CPA】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-06-25 13:29:51) |
248.《ネタバレ》 この作品、初見の印象はかなり悪いものでした。狭い世界を経験しただけで、主人公が何かを悟ったような気になっていること。自分の責任で招いたドロドロの人間関係から逃げたこと。自分を必要としている所へ戻るという安直な選択等に共感できなかったためです。タブーに触れたエピソードにも嫌悪感を抱きました。初見から2年。再見して、違う見方をするようになりました。この作品はとても現実的なのだと気付いたのです。個人差こそあれ、すべての人が限られた世界しか経験しません。経験する世界の狭さを否定するのは違うと感じました。また、自分の生きていく役割(作中では“仕事”という表現)を見つけることは必ずしも経験する世界の広さに比例しないとも思うようになりました。また、自分を必要としている所へ戻ることは安直なのか?人は生きている意味を見つけたい生き物です。それが分からぬ一生も、それを見つけた一生も共に尊いです。単に主人公は後者だっただけです。それでも結果的に彼女との人間関係から逃れたことには、不満が残ります。それが彼女の為であったとしても、ドロドロの中で生きていかざるを得ないのが人生だと思うからです。再見でこれだけ印象が変わった作品は初めてです。解釈の仕方は様々だと改めて思いました。それでもやっぱり、好きではない作品です。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-17 18:00:54) |
247.《ネタバレ》 重い作品ではあります。冒頭の赤ちゃんホーマーとラーチ先生のシーンが好きです。数分の短いシーンですがラーチのホーマーへの愛情が感じられました。何度観ても何故かあの部分はジーンときますね~。黒人親子のエピソードは重いけどあの体験でホーマーはラーチ先生の言っていた意味、してきた事の意味が少し理解出来たのではないでしょうか?トビー・マグワイア、マイケル・ケインをはじめ、渋めの役者さん達や子供たちの演技は秀逸だと思います。静かな感動をいただきました。 【chocola】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-04-16 16:42:51) |
|
246.重いテーマであるにもかかわらず、さまざまなエピソードに対して過剰な演出をせずに、かつ繊細にバランスを保ちながら淡々と描いているため、一見地味ですが印象深い映画に仕上がっています。孤児院が主な舞台ということで子役が多数出てきますが、皆すばらしい演技をしており、映画全体の質が底上げされている感じです。 【長毛】さん [地上波(字幕)] 8点(2006-03-27 00:46:16) |
245.《ネタバレ》 遠い昔,生きる「ルール」とは,きっと単純に「子孫を残すこと」だったろう。だがいつのころからか「愛」や「生」や「義務」や「仕事」や「宗教」といった事柄がまとわりつき,我々の「ルール」はずっと複雑になってしまった...。生活のために堕胎するという皮肉。子供を産めない恋人のもとに戻るという皮肉。そして近親相姦のタブーのために,新たな命を殺すという皮肉...。愛とは何か,生とは何かを確かめつつ生きなければならなくなった時代では,誰もが皆,もがき苦しみ,涙し,どうしようもない業を背負って生きなければならない。だがその一方で,それでも我々は希望をもって笑って生き,次の世代へと命を紡ぎ,新たな生活を築きあげていくこともまた真実なのだ。「宿命を受け入れつつも,あきらめずに精一杯生きる」...それが今を生きる我々の「ルール」=神の「福音」なのではあるまいか。そして,ホーマーはサイダーハウスでそれを知ったからこそ,自分の生まれた場所へと「もらわれて」いく道を選んだのではあるまいか。この映画のホーマーは,私達と同じ一人の人間であると同時に,そんなルール=福音を孤児やサイダー作りの職人達にもたらす神の暗喩としても描かれる。メイン州の美しい四季折々の風景の変化と共に,彼らの生活が穏やかに,だが確実に変化していく様を描く演出が素晴らしい。観ている途中はさほどでもないが,見終わったあとからどんどん新たなイメージが湧いてくる...これはそんな映画である。 【veryautumn】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-11 00:01:48) (良:1票) |
【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-01-31 22:40:46) |
243.厳しく辛い現実も、ラッセ・ハルストレム監督ならではの暖かい愛情で包み込んで描かれていて、観賞後の後味はとてもよかったです。トビー・マクガイヤーも、この作品が一番いいような・・・。彼独特の不思議な表情やしゃべり方が役柄にぴったりだったと思います。なんとも切ない子供たちの表情には胸を締め付けられる思いでした。 |
242.トビーもいいけどマイケル・ケインいいね!雰囲気がいい! 【ビリー・ジョー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-03 12:40:49) |
241.雰囲気はいいんだけど、集中してないとだめですねぇ。だるい、トビーマグワイヤのにやけた演技がしゃくにさわる 【かまるひ】さん [地上波(吹替)] 4点(2005-11-03 12:23:56) |
240.内容は重いと思う。しかし、その重さを感じさせない雰囲気があった。重いというかむしろ和むのかもしれない。矛盾しているかもしれないが、そういった不思議なものがこの映画にはある。 【ばっじお】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-10-30 17:26:41) |
239.トミー・マグワイアはこの役が一番ハマってるような気がする。この手の映画は集中してみるものだ。 【湘爆特攻隊長】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-10-27 20:07:41) |
238.全体的に落ち着いた雰囲気が良い。静かに流れるバックミュージック、主人公ホーマーの終始落ち着いた言動なども印象深かった。個人的にはもっと軽めの話が好きなので、6点にしようかどうか迷った。ラストの終わり方を見て7点にした。 【mhiro】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-10-17 10:09:51) |
237.いい映画なんだけど、なんか色々納得できない所がある。 【アオイ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-04 20:25:56) |